

塗装工事と言っても、外壁に塗料を塗るだけではなく、様々なプロセスがあります。
各プロセスでどのような工事を行うのかについて、ご紹介させていただきます。
1.お問い合わせ・現地調査・見積もり・ご契約
まず初めに、塗装工事をご依頼いただく前段階として、
お客様からお問い合わせをいただきます。
お問い合わせの段階では、お客様が望まれている工事の内容や、
劣化が認められた部分、大まかな環境をご確認させていただきます。
しかし、お問い合わせいただいた際の内容だけでは、
詳細な状況はわかりかねますので、次に、実際に現地調査を行います。
お客様からお問い合わせ時にご確認させていただいた劣化部分を実際に確認して、
どのような塗装工事を行うべきかの判断や、施工環境の確認等を実施します。
この段階で、ようやく塗装方法についてご提案させていただくことができます。
また、見積書の作成等も、現地調査が終わってから作成することとなります。
この段階で、不明な点や確認したい点は、細かくお話しいただくと、
さらにご要望にあった工事ができる可能性が高まります
(屋根や外壁の状況次第では、全てのご要望にお応えすることができない場合があります)。
工事内容、見積もりについて、ご納得いただけましたら、
工事の契約となります。
契約完了後、実際の工事の日程調整や工事の計画に関する打ち合わせを行います。
2.工事の前準備
塗装工事は、どうしても塗料の匂いや足場組み等による音が発生しますので、
工事の前準備として、近隣の方々への挨拶と、工事の概要のご説明を行います。
外壁塗装におけるトラブルとして、近隣住民の方々からのクレームという問題が非常に多く発生していますので、
この事前準備は欠かすことができません。
可能であれば、家主様からのご挨拶もあれば、より心証がよくなりますので、
家主様からのご挨拶も行っていただければと思います。
3.足場工事
塗装工事を行う場合、高所の塗装も行いますので、
職人が安全に工事することができるように足場を組んで作業を行います。
この際、建物の周りに置かれてあるお荷物で移動可能なものについては、
足場を組む際に移動をお願いすることもありますので、ご協力をお願いします。
4.下地処理(高圧洗浄)
塗装工事で最も重要なプロセスとなります。
初めに、屋根や外壁の高圧洗浄を行い、汚れをしっかりと落とします。
この高圧洗浄を疎かすると、汚れの上から塗料を塗ることになってしまい、
屋根や外壁そのものに塗料が塗れていないという状況になってしまいます。
そうなると、汚れが剥がれる際に、塗料も同時に剥がれてしまい、
通常7年~10年は持つと言われている塗装が、1年程度で剥離してしまうというケースもあります。
そのため、塗装前に、しっかりと汚れを落とし切ってしまう事が非常に重要なプロセスとなっています。
5.下地処理(クラック補修)
次に、外壁にクラックがある場合は、その補修を行います。
特にモルタル外壁の場合は、10年程度でも多くのクラックが発生する場合がありますので、
下地処理として、経年劣化によって発生した細かなクラックを補修します。
クラックの補修については、表層部分のみで留まっているような軽微なクラックであれば、
下塗り材による刷り込みという作業を行います。
これを行っておくことで、何も処理を行わずに塗料を塗るよりも耐久年数が向上します。
また、クラックが深部にまで達する重度のクラックであった場合は、
刷り込みを行ったとしても、軽微な地震等でひびが動いてしまい、効果がなくなることがあります。
そのため、弾力性のあるシーリング材でクラックを埋める作業を行います。
6.下地処理(塗膜の剥離)
塗料によってできた塗膜が、経年劣化によりチョーキングしている場合など、
すでに塗膜が劣化している場合は、塗膜を剥がす作業が必要となります。
劣化している塗膜も、外壁についている汚れと同様に、
その上から塗料を塗った場合、劣化した塗膜が剥がれてしまう際に新しい塗料も剥がれてしまうという問題が生じます。
そのため、劣化した塗膜についても、必ず剥がす作業が必要となります。
7.下地処理(パターン補修)
クラックの補修や劣化した塗膜の剥離を行った際に、
その部分だけ他の部分とは外壁の見た目が異なってしまいます。
このまま塗装工事を行ってしまうと、塗料を塗った後も、
そこだけが違う仕上がりとなってしまいますので、
この時点でほかの外壁に合わせた不陸調整やパターンの吹き付けを行います。
この作業は、特にモルタル外壁で重要なポイントとなっています。
8.下地処理(シーリング処理)
サイディングボードを使用した外壁では、塗装工事を行う前にシーリング処理を行う必要があります。
ヒビが入っているシーリングや、痩せてしまったシーリングを補修せずに塗装したとしても、
塗膜だけでは防水しきれず、シーリング部分から浸水し、
建物内部からの腐敗につながります。
そのため、シーリング部分の補修は、必ず実施しなくてはなりません。
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