目次
【実際のコーキング打ち替え動画】
【コーキングの打ち替えに関して】
【窯業系サイディング目地へのコーキング種類について】
コーキング材にはいろいろな種類があって、使う場所や用途に応じて使い分けをしますので、
まずは埋める場所の材質にあったコーキング材選びから始めます。
- アクリルシーリング・・・ALC
- ポリウレタンシーリング・・・サッシ周り
- 変性シリコン・・・サインでディング、タイル目地等
- シリコンシーリング・・・ガラス留め
1成分系 塗装あり
- 変成シリコーン系
- ポリウレタン系
塗装なし
- 変成シリコーン系
- ポリウレタン系
2成分系 塗装あり
- 変成シリコーン系
- アクリルウレタン系
- ポリウレタン系
塗装なし
- 変成シリコーン系
サイディングへのコーキング材にも、上記のようにいろいろな種類のものがあります。
(シリコンは塗料をはじていしまいますので、決して使わないでくださいね!)
【ヨコイ塗装おすすめコーキング】
外壁塗装工事に適しているのは、
「低モジュラス1成分変性シリコーン ノンブリードタイプ」
だと思います。
- 変性シリコーンは塗料が乗りやすい
- ノンブリードタイプは塗膜を土佐酢、しわになりにくい
- 耐候性が、ウレタンよりも変成シリコンの方が良い。
サイディングの継ぎ目,ALCの継ぎ目など,動くことが予想されます。
そこで、「低モジュラス(反発力の低い)」のコーキング材を使用するのが普通です。
シーリング材に表示されている、NB(ノンブリード)とはどういう意味か?
ブリードとは、可塑剤などの配合成分が表面ににじみ出ることをいいます。ブリード物は、上に塗装した場合に、塗膜を溶かしたり、シワを発生させたり、べたつきで汚れを生じさせます。ノンブリード(NB)はブリード物を析出させないタイプで、塗装を前提にした施工に適しています。
モジュラスとは?
シーリング剤には、高モジュラスや低モジュラスなどいろいろあります。
では、このモジュラス、どっちのモジュラスを選択したらいいのでしょうか?モジュラスとは反発力のことです。低モジュラスはチューインガム・高モジュラスはグミと思えばいいです。
外壁のように動きのあるところは、グミのような固いものだと、すぐに切れてしまう恐れがありますよね。
従って、外壁の目地など動きがあるところは、低モジュラスの伸びるタイプを使用する必要があります。
コーキング材にもこだわって塗装をしていただいてくださいね。
ヨコイ塗装が使っているサイディング目地コーキング材
■コーキング使用プライマー :『シャープ科学 p-50』
壁材などの素材と充填したコーキング材の密着度を高めるために、
最初にプライマーを塗っておくことが重要なのです。
このプライマーを塗ることで、雨漏りを防ぎ、
さらに撥水効果も高められるという、二重の効果が得られます。
まずは、サイディングの断面に専用下塗材「プライマー」を使用します。
ここは手を抜くとコーキングが剥がれる原因になり、非常に重要な作業です。
※使用するコーキングに適した専用品を使用しましょう。
■使用コーキング:『シャーピー ヘンセイシリコーンNB-LM』シャープ科学
シャーピー ヘンセイシリコーンNB-LMは、低モジュラス、
NBタイプ(ノンブリードタイプ)という
新築・改修・サイディング及びその取り合い塗装目地に最適な特徴を持ち、
長きにわたりご愛顧いただいておりました。
各種サイディング目地の動きや目地の動きの大きい箇所に適合可能な低モジュラスタイプでありながら、独自のノンブリード配合により
仕上げ塗材との相性がよく、黒ずみや汚染がほとんど発生いたしません。
このヘンセイシリコーンNB-LMの基本性能を受け継ぎ、耐候性と接着性を向上させたシャーピー高耐候NB-LMが新たに誕生しました。
【コーキングの適切な処理について】
−① 既存コーキングの撤去
まずはカッターで、サイディングとコーキングのつなぎ目にカッターで切れ目を入れます。
そしてコーキングをペンチなどで引っ張り出して取っていきます。
2面接着になっている適切処理がしてあるサイディングですと、
カッターでそぎ落としとをしてすんなりと取れます。
コツとしましてはしっかりとそぎ落としていくことが大切です。
古いコーキングが残っていますと、そちらがまた剥がれの原因になってきます。
したがってしっかりとそぎ落としていくことが職人の腕の見せどころになってきます。
この部分をしっかりやってるくれるかどうか、これで業者の資質が判断できると思います。
コーキングを撤去したあとはしっかりと作業を確認して、
おろそかでしたら今後の作業態度にもつながりますので、厳しく指摘してあげてくださいね。
−② 3面接着がみられた時は(大手ハウスメーカーさんでも・・・)
通常コーキングは両サイドの2面接着です。3面接着をしてはいけません。
理由としましては、コーキングを取った後に出てくる目地底、
(動画のシルバーの金属部分)こちらにコーキングを接着させてしまうと、
コーキングの伸縮が背後の密着部分で邪魔されることにより、
結果としてコーキングの表面にヒビ割れが起こってくることになります。
その結果表面には見苦しいひび割れにつながってしまい、
またコーキングの早期の断裂につながってしまいます。
そういったひび割れが起こらないように、目地底にボンドブレイカーやバックアップ材を入れて、
コーキングを2面接着にするのが基本です。
たまにこういった知識を知らないで3面接着がしてあるお住まいも、
実際に現場ででくわすこともよくあります。
こんな不備の現場でも、しっかりとコーキングを剥がして、
再度ボンドブレーカーをきちんと測ってからコーキングを打ち直していかないといけません。
(左のものが「コーキング取り」 これを持っているかどうかでも良い業者かどうかわかりますよ!)
現場でも、ハウスメーカーさんが間違っていて、手間が余計にかかったことがかなりあります。
良い品質に繋がるのは、実際に作業する人を見極めることが大切です。
見積もり時にはしっかりと確認してみてくださいね。
【サイディング目地が浅い時のコーキング(コーキングは厚みが大切です)】
コーキングは厚みが大切です。
コーキングの厚みがないとどうしてもひび割れが起こりやすくなります。
しかしながら実際の現場ではサインリング目地の厚みが充分になく
建築されたお住まいもあります。
ヨコイ塗装では、そういった現場の場合、
先端が丸いヘラを使うのではなくフラットなヘラを使っています。
そうすることで目地にコーキングを押し込むことがないように、
可能な限りコーキングの厚みが取れるようにしております。
丸いヘラを使うとどうしても先端で申し込んだ分コーキングの厚みが減ってしまいます。
その結果どうしてもコーキングのひび割れが出てきます。
そうならないためにも、ヘラにもこだわり、
なるべく先端が平たいヘラを使って、極力厚みをつけるようにしています。
【コーキングのひび割れを目立たなくする方法】
コーキングは通常塗膜に塗膜がかぶさって隠れてしまいます。
しかしながらコーキングと塗膜の柔らかさの違いから、
数年後どうしてもヒビが入ってくることがあります。
「ひび割れが目立ってみぐるしいなぁー・・・」
そう思われる方もいらっしゃると思います。
外壁塗装工事時には、そんなコーキングのひび割れを目立たなくする方が方があります。
それがコーキング剤を外壁の色と同じ同じ色にするという方法です。
ヨコイ塗装が使っている
ではさまざまな色が出ています。
こんな特徴があります。
窯業系サイディング用変成シリコーン。50色もの色ぞろえ!
窯業系サイディング目地の動き並びに目地の動きの大きい箇所に適合可能な低モジュラスです。
塗料や吹き付け材の上塗りが可能です。
独自のノンブリード配合により仕上げ塗材への黒ずみや汚染がほとんどありません。
耐候性、耐久性が良好で且つ低温施工性が優れています。
防カビ剤配合。美観の長期維持が期待できます。
50色の色揃えにより塗膜の割れが目立ちにくい『共色施工』が可能です。(※共色施工:塗膜とシーリング材の色を近似させることで、万一上塗り塗料が目地の動きに適応できずひび割れを起こしても目立ちにくい。)
今回のお住いも、シャーピーを使って、
なるべく数年後にひび割れが起こっても目立たないような配慮がしてあります。
塗装の見積もり時には、どんなコーキングのプライマーが使用するのか、
どんなコーキング剤を使っているか、またどんな色のコーキング剤を使ってもらえるか?
そんなことまでこだわって質問すると良いと思います。
【コーキング打ち替えに使う道具】
ヨコイ塗装ではサインディング目地のコーキングのお使いに使う道具もこだわっています。
まずはカッターです。
カッターも左利き用と右利き用のカッターを使い分けて、
断面に着いた古いコーキングをしっかりそぎ落とせるようにしております。
次にトイの裏側のコーキングを取る専用カッターです。
こちらを使うことで通常のカッターでは入り切らない狭い箇所のコーキングも、
しっかりと取ることが出来ます。
またサイディング目地にプライマーをやるときの専用の刷毛になります。
こちらを使うことでしっかりたっぷりとプライマー(接着剤)を
サイディング断面に塗ることが出来ます。
【業者が嫌がるトイ裏のコーキング】
今日は、業者さんがとっても嫌がる作業のひとつである、
トイ裏のサイディング目地についてお話をしたいと思います。
トイのサインリングの目地が、塗装屋さん泣かせのコーキングの交換が一番難しく、
手間がかかるところです。理由としましては、
トイと外壁の間が狭く、カッターが、なかなか入らないたからです。
この理由から、コーキングを取る作業自体がかなり難しいです。
いろいろなカッターを買って工夫をしているのですが、1回作業にかなり時間がかかります。
業者さんによっては、雨樋を切ってずらすことによって、
サイディングの目地をコーキング打ち替え作業をしています。
ヨコイ塗装もトイ金具を外し、トイをずらしたりして、
極力コーキングの作業しやすいように打ち替えをしています。
通常のカッターでは入りづらいコーナー部のシーリング撤去や
シートはがしに大活躍。独特の角度刃で、奥までシッカリ掻き出せます。
逆向き刃タイプも登場でさらに使い易くなりました!●コーナーのシール撤去にも大活躍
●はがし残しの掻き出しや窓枠、サッシなどの入隅にも最適
●落下防止の安全コードもしっかり通せる、6φ穴付!大塚刷毛より引用
打ち替え作業には、かなり時間がかかっています。
業者さんによっては、雨樋を切ってずらすことによって、
目地のコーキングを打ち替えしています。
ヨコイ塗装もトイ金具をずらすことで極力コーキング打ち替えをしています。
こういったところは素人さんでは分かりにくく、塗装をしたら目立たないところです。
塗装の品質は、細部までどこまでこだわりを持ってやってくれるかによってかなり変わってきます。
外壁塗装工事み見積もり時には、ただ単に価格で比べるのではなく、
どういった作業をしてもらえるかどうかネット等でいろいろ学習をして、
たくさん質問をして良い職人さんに出会えるかどうかが肝です。
そのため、外壁塗装工事を行うのであれば、ぜひ、
洗浄等の下地処理を徹底して行うヨコイ塗装にご依頼ください。
扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、
ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。