シーリング材別使用用途

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シーリング材には、シリコーン系シーリングや変性シリコーン系シーリングなど、主剤によって様々な特徴があります。使用する用途によってシーリング材を使い分けなければ、耐久性が低下するばかりでなく、せっかく充填したシーリングがすべて無駄になってしまうこともありますので、シーリング材の選択は非常に重要です。そこで今回は、シーリング材毎の特徴と使用用途についてご紹介します。

1.シリコーン系

シリコーン系シーリングは、ホームセンターでも安価で入手することができるため、コストパフォーマンスに優れたシーリング材です。しかし、充填したシーリングからシリコンオイルが出続けてしまうため、その上に塗装ができないという特徴があります。そのため、外壁部分に使用することはほとんどありません。誤って外壁に使用した場合、すべて除去する必要がありますので、余計な手間とコストがかかってしまうため、ご自身でシーリングを充填する場合には注意が必要です。

シリコンに塗装するための専用下塗り材

シリコーン系シーリングは、上から塗装する必要がない屋内のガラス周りや水回りによく使用します。

2.変性シリコーン系

変性シリコーン系シーリングは、シリコーン系シーリングと違い、充填後に多少のべた付きはあるもののシリコンオイルが出続けるということはありません。そのため、シーリングの上から塗装を行うことができます。しかし、耐候性はシリコーン系シーリングより少し劣りますので、シリコーン系シーリングが使用できる部位には、シリコーン系シーリングを使用したほうが耐久性は高くなります。

変性シリコーン系シーリングは、シリコーン系シーリングより耐候性は劣るものの、使用用途は幅広く、サイディングボードなどの外壁材のシーリングとしてよく使用しています。

コーキング材
比較的色の種類も多いシャピー

3.ポリサルファイド系シーリング

 ポリサルファイド系シーリングは、表面にゴミなどが付着しにくく、耐久性が高いシーリング材です。しかし、ポリサルファイド系シーリングの上から塗装を行った場合は、塗料の変色や軟化が生じるため、汚染防止処理を行わなければなりません。また、柔軟性はあまり高くありませんので、大きく動くものに対しては使用することができません。そのため、使用用途は、サッシ周りやカーテンウォール、石目地などになります。

4.アクリル系シーリング

 アクリル系シーリングは、1液型シーリングの「乾燥硬化形」に分類されるシーリング材で、シーリングの中の溶剤が蒸発することで硬化します。そのため、湿った場所であっても使用することができます。しかし、耐久性が低く、使用する機会はそれほど多くありません。アクリル系シーリングの使用用途は、モルタル外壁のクラック補修やタイルの目地、ALCの目地などに使用できますが、ほかに適したシーリングがある場合は、そちらを使用するほうが耐久性は高くなります。

5.ポリウレタン系シーリング

 ポリウレタン系シーリングは、ゴムの弾力性を有しており、追従性が高いため、クラックの補修や目地の補修に使用されることが多いシーリング材です。耐久性も高いのですが、紫外線には弱いため、充填したままにしておくと、劣化が早まってしまいます。また、アルコールによって硬化不良を起こすため、アルコールを使用したものと同時に使用することはできません。

 ポリウレタン系シーリングは、モルタル等のクラックの補修のほか、外壁の目地やサッシ周りなどに使用しますが、使用後は必ず上から塗装を行う必要があります。

圧倒的耐久性を誇るオートンイクシード

6.ポリイソプチレン系シーリング

 ポリイソプチレン系シーリングは、シリコーン系シーリングに代わる次世代のシーリング材として期待されているシーリング材です。シリコーン系シーリングで問題となるのは、出続けるシリコンオイルです。シリコンオイルが空気中の埃などを吸着すると、その周りが黒く汚れてしまい、美観を損なうことになってしまいますが、ポリイソプチレン系シーリングでは、シリコンオイルが出ませんので美観を損なうことがありません。そのうえで、シリコーン系シーリングと同等の耐久性を有するシーリング材であると言われています。

 ポリイソプチレン系シーリングは、シリコーン系シーリングと同様に、ガラス周りや屋内の水回りに使用できるのはもちろんのこと、カーテンウォールの目地や押出成形セメント板の目地、コンクリートの目地にも使用することができます。また、施工単価もシリコーン系シーリングと同等ですので、まさに次世代のシーリングと言えるでしょう。

 今回、紹介することができなかったシーリングも多数存在します。それらのシーリング材の中から、メンテナンスを行う部位にとって、最も適したシーリング材を選択するには、それなりの知識が必要となり、さらにそれを施工するためには、経験が必要となってきます。ヨコイ塗装では、その両方を有した職人が、実際にメンテナンスする部位を確かめて、使用するシーリング材を選択しますので、シーリング材のパフォーマンスを最大限に発揮してメンテナンスを実施することができます。シーリングのメンテナンスをお考えの方は、ヨコイ塗装にご相談ください。

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