外壁塗装工事の相場について

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 外壁塗装工事は、7年~10年の周期で行わなければならない家のお手入れです。

しかし、期間が長いため、どうしても適正な相場を知るチャンスが少なくなってしまいます。そのため、高額な買い物であるために、金額に納得できずに後々、もめてしまうというケースも少なくありません。金額面で揉めないためにも、外壁塗装の相場をきちんと把握するようにしましょう。

今回は、外壁塗装工事の相場についてご説明いたします。

1.外壁塗装工事の相場

 まず、結論から説明すると、外壁塗装工事に相場はありません。と、いうのも、家は1軒1軒異なっており、同じ面積を塗るにしても、足場の組み方や職人の配置方法などによって変化しますので、「相場」として示すことができないのです。

例えば、延べ面積が50坪の家といっても、平屋建ての場合と2階建ての場合だと、平屋建ての場合では発生しない足場組みの値段が、2階建てにはかかってきますので、これだけでも金額に大きな差が出てしまいます。

さらに、同じ2階建てで、同じ面積であったとしても、隣の家との間がどの程度あるかによって、組める足場と組めない足場があるため、ここでも値段の差が出てしまいます。そのため、まったく同じ条件での費用の相場を示すことはできません。したがって、よく似た家の事例を参考に、相場を調べるといった方法となります。

また見積もり時に面積を計算するのにもリフォーム会社ごとに異なる場合があります。 現場で実測する会社や見積もり図面から延床面積を根拠に簡単に算出する会社、ITソフトを使って図面から算出する会社 それぞれあります。そのため外壁塗装の費用は、この視点からも施工会社それぞれで異なってきます。 

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2.おおよその塗装相場金額

外壁塗装工事で使用する「塗料代」には、もちろん相場が存在します。外壁塗装工事で使用する塗料には、

  • 「アクリル系塗料」
  • 「ウレタン系塗料」
  • 「シリコン系塗料」
  • 「フッ素系塗料」
  • 「断熱塗料」
  • 「光触媒塗料」

があります。これらの塗料を使用した場合の一般的な相場は、以下の通りとなります。※住宅1階の坪数が30坪の場合 外壁+屋根塗装のおおよその相場価格

  • アクリル系塗料 :\1.050.000
  • ウレタン系塗料 :\1,113,000
  • シリコン系塗料 :\1,113,000
  • フッ素系塗料  :\1,365,000
  • 断熱塗料    :\1,491,000
  • 光触媒塗料   :\1,617,000

この金額は、あくまでおおよその金額ですので、そのまま当てはまるわけではありません。

参考:施工価格について

ここで見ていただきたいのは、使用する塗料によって、相場が大きく変わるという点です。外壁塗装は、7年から10年という長いスパンで行う工事となりますので、どの塗料を使用するのか、その選択も金額面や仕上がりに大きな影響があるのです。

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3.外壁塗装工事の金額を調べるうえで知っておくべきポイント

 一口に金額といっても、外壁塗装工事には様々な費用が発生します。足場や養生、下地処理、下塗り、中塗り、上塗り等々、様々な金額の合計額が工事費用となります。

例えば、工事費用1,500,000円と、合計のみを提示されたとしても、どんな塗料で、どの程度の面積を塗装して…といった、各種条件の組み合わせが分からければ、一概に高い、もしくは安いと判断できないのです。逆に、それぞれの金額がどのように算出されているのかがわかると、どの部分が適正でどの部分が不適正なのかがわかることとなります。※以下の行で「単価」としている部分は、地域によって差が生じます。

そのため、複数社から見積書を取得し、それぞれの単価を比較してください。

①足場、養生の相場

足場や養生の金額は、外壁の外側に組むこととなりますので、外壁面積より大きな範囲で算出することとなります。そのため、「外壁面積×1.2×単価」で大まかな金額を算出することができます。単価は足場が\600~\800、養生が\300~\500が平均と言えるでしょう。

②高圧洗浄

高圧洗浄については、「外壁面積×単価」としている会社が多いようです。単価は\200~¥250程度が平均となっているようです。

③下塗り・中塗り・上塗り

外壁塗装工事の金額は「塗装面積×単価」となります。塗装面積は、外壁面積から塗装しない(できない)範囲を除いた面積となります。※玄関ドアや窓などが、上記に該当します。この単価は、使用する塗料で大きく変わります。

1)下塗りの単価:下塗りは\600~\900の範囲が多いようです。

2)アクリル系塗料:アクリル系塗料を使用した場合の単価は、\1,000~\1,200が多いようです。

3)ウレタン系塗料:ウレタン系塗料を使用した場合の単価は、\1,800~\2,000が多いようです。

4)シリコン系塗料:シリコン系塗料を使用した場合の単価は、\2,500~\3,500が多いようです。

5)フッ素系塗料:フッ素系塗料を使用した場合の単価は、\3,500~\4,500が多いようです。

6)光触媒・無機塗料、遮熱・断熱塗料:光触媒や無機塗料、遮熱・断熱塗料を使用した場合の単価は、\5,000~\5,500が多いようです。

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参考:プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的

4.まとめ

 以上のように、外壁塗装工事は様々な料金が複雑に絡み合っており、相場を算出することが難しくなっています。それでも、7年~10年ごとに発生する大きな買い物ですので、ムダな出費を抑えたいという点もよく分かります。 そういった場合「一軒家 外壁塗装 相場」「 外壁塗装 相場 スペース20坪」等で調べる方も多いと思います。 いろいろな業者がいっぺんに見積もりできると言う点で便利ですが、そういった上記のようなポータルサイト間に手数料とられているいる点でオススメはできません。

 しかし、少し手間はかかるものの、地元の複数の業者から見積もりを取得し、内容一つ一つについて、不明点を確認することで、自分の家を塗装する場合の標準的な外装工事の金額が見えてくるはずです。

 また、高い品質で工事を行うためには、どうしても手間暇がかかり、相場より高い金額を請求しなければならないというケースもあり得ます。その場合、見積書の確認時点で、しっかり業者と話をして、信頼できるようであれば、コストより品質をとるという選択も時には必要となりますので、お住いに今後どれぐらい住むのか等の自分の環境と、ご自身の懐具合とよく相談して、自分にベストな選択をしてください。

参考:外壁塗装相場

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業者の「煽るセールストークに」に惑わされることなく、

ご自身が納得出来る塗装業者を、ぜひ選んでくださいね。

 

【適正価格について】

外壁塗装工事の価格は、主に4つのポイントによって決められています。

 

まず最初のポイントは、塗装面積です。

塗装する面積が大きいほど塗料や作業量が増えるので、その結果高額になります。

塗装面積で注意しておきたいのは、必ずしも建坪が大きくなるほど、塗装面積も増えるわけではないと言うことです。

同じ建坪の建物でも、外周の長さは変わってきます。

外周の長さが増えるほど外壁の面積は増えるので、塗装する面積も増加するのです。

塗装面積は建坪ではなく、外周で決まることを覚えておきましょう。

 

2番目に価格を決めるポイントは、塗料の種類です。

外壁塗装工事に使われる塗料は、ウレタンやシリコン、光触媒など様々な種類があります。

塗料の価格は、機能性や耐久性が高いほど高額です。

つまり、良い塗料を選べば選ぶほど、外壁塗装の価格も高くなります。

ですが、価格の安い塗料を使ってしまうと、

耐久性が低く頻繁に外壁塗装工事をしなければいけません。

何度も足場費用がかかるコストを、トータル的に考えると、ヨコイ塗装では

高価格ですが長持ちして、実績のある安心塗料の「フッ素系塗料」をお勧めいたします。

機能性と耐久性、価格のバランスを考えながら、使用する塗料は決めましょう。

 

価格を決める次のポイントは、使用する塗料の量です。

塗料の量は塗装面積で決まりますが、外壁の素材によっても変わってきます。

表面が滑らかな素材だと使用量は少なく、価格にはそれほど影響しません。

しかし、デコボコとした素材の場合は塗料の量が増えるので、価格が倍になることもあります。

ただ、それよりちゃんと意識しておきたいことは、

実際に使用した塗料が適正化かどうか、ここが重要になってきます。

例えば“フッ素系塗料”を使った場合、1缶6万円前後します。

コストを下げるために、シンナーで薄めて使用す業者もいます。

当然、塗膜の性能も下がり、従来の耐用年数を保てない危険性があります。

ちゃんと適正量を使用してもらえるか、ここはかなり重要です。

 

最後に価格を決めるポイントは、足場代や養生費、高圧洗浄費などです。

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これらは総額に占める割合も大きいので、無視することができない費用です。

足場代金は金額が大きいですが、必須の部分です。

たまに「足場なしで施工してほしい」

とのお客様もいらっしゃいますが、適正な品質の仕事をするためにも、

足場は必ず必要になってきます。

もちろん足場にも種類がありますが、丸太など足元がおぼつかない足場では、

作業がおろそかになるので、お勧めいたしません。

 

おすすめは、くさび形足場です。

外壁塗装工事の適正価格を考えるときは、以上のポイントに注意して計算しなければいけません。

しかし、知識のない素人が適正価格を計算するのは、簡単なことではありません。

そこで適正価格を調べるために利用したいのが、相見積もりです。

複数の業者から相見積もりをとって比較することで、適正価格を調べることができます。

ただし、相見積もりをとるときには注意点があります。

 

塗装の品質は、結局は”人”によって変わります。

たとえハウスメーカで塗装しても、作業する人が、知識もない下請けの新人さんだとしたら

どう思いますか?

 

相見積もりでは、どんな人が仕事をするのか?どんな意識で仕事をするのか?

しっかりと把握することが大切です。

 

扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、

ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。

☎0587−93−1546

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