最近はゲリラ豪雨が降ったりなどと自然災害が多いです。
今日はサイディングの塗装に関してお話をします。
この記事を読むことで、サイディングの外壁塗装工事におけるはずせないポイントが分かります。
窯業系サイディングで1番大切な事は、コーキングの打ち替えです。
きっかけは昨年11月ごろに、サイディングの戸建て住宅を塗装した時です。
コーキングの打ち替えを帰っていた時に、内部の木が腐っていることに気が付きました。したがって大工さんに相談して、いちどサイディングを剥がしてみました。
雨漏れで内部の木がかなり腐っていました。しかしながらコーキングの打ち替えでなく、簡単な増打ちで作業をしていたら気がつかなかった事例になります。
そのまま気づかず放置していたら、躯体の雨漏りは続きどんどん劣化していったと思います。
コーキングの打ち替えによって、内部の状況がわかる時もありますのでしっかりとした作業をしてもらうことが大切です。
サイディング塗装ポイントは3つあります。
1つ目はコーキングの打ち替えをしっかりすることです。
2つ目は、厚膜系の下塗り剤を塗装しないことです。フィーラーを見積もりに出している業者さんは疑ったほうが良いと思います。
3つ目は雨漏りにつながる施工をしないことです。雨水を逃すための部分に、知らず知らずコーキングで埋めてしまう業者さんも多いです。
窯業系サイディングでは、コーキングの打ち替えに関して知っておきましょう。コーキングはサイデイングの塗装にはずせないポイントです。
コーキングの打ち替えに関しては、YouTubeのほうに何本か上がっていますのでどうぞ参考にしてください。
目次
コーキングの記事はこちら
https://yokoi-tosou.net/category/base/calking/
下記はオマケ的なの時間がある人がお読みくださいね
サイディング住宅の悩みについて
サイディングとは、羽目板や下見板など、外壁に張る板材の総称で、
一般的にはセメントやセラミック、金属を使った外壁材を指します。
昔、サイディングはメンテナンスフリーであるといわれていたこともありますが
それは誤りです。
サイディングもきっちりとメンテナンスを行わなければ、
当然のことながら劣化していきます。
1.サイディングの種類
一口にサイディングといっても、その種類は大きく分けて4つあります。
- 一つは窯業系サイディングと言われる、日本で最も使われているサイディングです。窯業系サイディングは、セメントに繊維質と混和材を混ぜて窯で焼き上げることで作成します。これによって、コンクリートよりも強固で軽量となるサイディングが作られます。
- 二つ目は金属系サイディングです。金属にエンボス加工(凹凸の加工等)を行い、その裏面に断熱材をつけることで作成します。金属板ですので、窯業系サイディングよりも重量が軽いというメリットがありますが、錆や塗装のむずかしさがデメリットとなります。
- 三つめは木質系サイディングです。木材でできたサイディングですので、気の暖かさを感じることができますが、他のサイディングに比べて高価になる上、メンテナンスも非常に大変となっています。
- 最後は樹脂系サイディングです。樹脂系サイディングですが、塩化ビニールなどの樹脂を使って作成するサイディングで、海外ではよく使われていますが、日本ではあまり使われていません。樹脂系サイディングは、腐食しづらく、クラックも発生しにくい等、家の外壁材として、非常に良い性質がありますが、日本で普及していないことにより、扱える業者が少ないことがネックとなっています。
2 サイディングの劣化
サイディングが劣化してくると、様々な症状が見られます。
①カビ・藻による汚れ(窯業系サイディング、木質系サイディング)
北側の外壁や日当たりの悪い面に発生しやすい症状です。
カビや藻が発生しているからと言って、サイディング自体に
問題があるということはありませんが、
放置しておくとカビの胞子が拡散されるため、汚れが広がることとなります。
②コーキングのやせ、ひび割れ(窯業系サイディング)
サイディングは、ボードとボードをつなぎ合わせて外壁を構築していますので、
つなぎ目にコーキングを行っています。
このコーキングが劣化すると、痩せたて隙間がでたり、
ひび割れたりすることとなります。
コーキングの劣化は、紫外線が強く当たる方角が、最も劣化しやすいといわれています。
③クラックの発生やサイディングボードの反り
外壁に使用しているサイディングボードにヒビが入ったり、
ボード自体が反ってしまう症状です。
放置しておくと、サイディングが更に劣化して割れてしまうこともある状態ですが、
無理に反りを直すことでも、ボードが割れる可能性があるため、
この症状を発見した場合は、できるだけ早く専門の業者に確認してもらってください。
状態によっては、クラックは埋めて補修したり、
反りを抑え状態を良くすることが可能です。
④サイディングのチョーキング(窯業系サイディング、金属系サイディング)
サイディングの塗装面が劣化することにより、
触ると白っぽい粉が手につく状態のことをチョーキングといいます。
チョーキングは塗装が寿命を迎えたことで発生するといわれ、
チョーキングが発生したら、塗装工事を検討しなければなりません。
3 窯業系サイディングの修復と金額
では、サイディングが劣化した場合はどのような修復を行うことができるのでしょうか?
コーキングが劣化しているだけであれば、
コーキングのみのリフォームのみで大丈夫なケースもあります。
特に雨風に晒されやすいベランダ部分で見かけることが多いです。
この場合は、10万円から20万円と、比較的安価に修復することができます。
次に、サイディングのコーキングを打ち替えて塗装工事を行う場合です。
この場合は使用する塗料によって大きく異なりますが、
おおむね80万円~150万円と言われています。
塗装を行うことによって、撥水性など、外壁としての機能をよみがえらせることができます。
最後の方法は、サイディングの張り替えです。
コストを抑えるのであれば、今のサイディングはそのまま残した状態で、
上から新しいサイディングを張り替えたほうが安く済みますが、
サイディングボードが反っている場合は、
上から新しいサイディングを張っても反りは直りませんので、
新しいサイディングにもダメージが生じます。
そのため、サイディングボードに反りがある場合は、
既存のサイディングボードを撤去して、
新しいサイディングボードを張るという方法をおすすめします。
4.まとめ
サイディング住宅もモルタル住宅同様にメンテナンスが必要です。
サイディングボードが反っている場合を除き、
サイディング住宅においても定期的に外壁塗装を行わなければ、
外壁としての機能は、徐々に低下していきます。
また、一概に外壁塗装工事を行うといっても、
例えばチョーキングしている場合は、徹底して洗浄を行ったうえで塗装しなければ、
チョーキングであせてきている塗料の上から塗ってしまうこととなり、
塗装の耐用年数がとても短くなってしまいます。
参考
サイディングで塗り残しが出やすいところ
サイディングが長持ちをするために
コーキングの打ち替えの適正工事に関してはこちら
カラーベスト屋根のお役立ち情報はこちら
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