最近は、ご自宅にウッドデッキやガーデンテーブルを設置して、
お庭でバーベキューを行うというご家庭も徐々に増えてきました。
また、2階に広めのウッドテラスを作って、
ホームパーティに使用されるという方もいらっしゃるようです。
こういった部分で使用されている木材は、
どうしても自然劣化してしまいますので、
定期的なメンテナンスを欠かすことができません。
これらの部分は、日当たりの状況や雨の多さ等にもよって大きく変動するため、
一概には言えませんが、一般的には3年~5年に1回、
塗装工事を行ったほうが良いといわれています。
そこで、今回は、木材を多く使用したウッドデッキやウッドテラス、
ガーデンテーブルなどの塗装についてご紹介します。
1.ウッドデッキなどを塗装する目的
初めに、ウッドデッキやウッドテラスといった
木部を塗装する目的を再確認しておきます。
ウッドデッキやウッドテラスは、その名の通り、
木材が使用されていますので、そのまま放置しておくと、
木材が雨などの水分を吸収してしまい、腐敗が始まってしまいます。
木材が腐敗してしまうと、見た目も悪くなりますが、
なにより壊れやすくなってしまいますので、
安全性が大きく損なわれることになります。
特に、2階以上に設置しているウッドテラス等で腐敗が発生してしまうと、
洗濯物を干す際に穴が開いて転落といった事故につながる恐れがあります。
そこで、定期的に木部を塗装することによって、防腐性能を高め、
さらに木部に新鮮な色合いを出し、クリアー仕上げをすることで、
塗膜を作り上げ表面を丈夫にし、
雨などの水分が木材の内部に吸収されないようにします。
さらに、塗膜によって木材につきやすいコケやカビの発生も抑えることができますので、
見た目もよくすることができます。
こういった目的のために、ウッドデッキやウッドテラスにも塗装が必要なのです。
2.木材を保護する塗料
こういった木部を保護するための塗料としては、
木材保護塗料という塗料が使用されます。
木部は、他の素材よりも様々な要因で劣化してしまいますので、
こういった専用の塗料を使用することで、
木部をしっかり保護することができるのです。
木材保護塗料にも、浸透タイプと造膜タイプという2種類が用意されています。
この2種類の違いは、名前の示す通り、
浸透タイプが木材の内部まで浸透する塗料で、
造膜タイプが木材の外側に膜を貼るタイプの塗料となっています。
また、特に安全性に考慮した水性タイプも存在しています。
①浸透タイプ
木材の内部に塗料が浸透することで、
表面を保護するという考え方の塗料です。
例えるなら、ハンドクリームに近いかもしれません。
塗料が中に浸透することで、見た目はこれまでの木目をしっかりと残すことができます。
浸透タイプは、特に防腐の効果につながりますので、
劣化が気になるところには、早めに対処しておいたほうが良いです。
②造膜タイプ
造膜タイプは、木材の外側に密着して膜を貼る塗料となっていますので、
見た目はその塗料の色となってしまいます。
こちらは例えるなら、日焼け止めクリームに近いかもしれません。
しかし、木材の外側から膜を張り材質そのものを保護しますので、
その保護能力は高く、木材そのものにダメージを受けることが少なくなります。
したがって破風や鼻隠しなどの雨や風が当たりやすい、
外部環境の厳しい所に使うことが多いです。
3.塗料の使い分けは必要か?
このように、木材保護塗料といっても大きく分けて2種類の塗料があります。
もちろん、用途に応じて、これらの塗料の使い分けは必要となってきます。
例えば、海沿いや雨が多い場所など、木材にダメージを受ける要素が強い場合は、
造膜タイプを使用して、外側からしっかりと保護する必要があります。
こういった場所で浸透タイプを選択してしまうと、
せっかくメンテナンスしているにも関わらず、
想像以上に木材がダメージを受けてしまうこととなります。
4.ヨコイ塗装の木部塗装
ヨコイ塗装では、塗装する木部の傷み具合をしっかりと確認したうえで、
使用する塗料のご相談を行わせていただいております。
もし、浸透タイプをご希望(元の木目を残したい等)であった際に、
その部分の状況から判断して造膜タイプでなければならないと判断した場合、
その点について、しっかりとご説明させていただいたうえで、
どのようにされるかご相談させていただきます。
木部の劣化は想像以上に早く進んでしまいます。
扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、
ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。