よくあるご質問(FAQ)

現在、築12年の一戸建住宅(木造2階建・屋根コロニアル・外壁サイディング)に住んでおり、そろそろ屋根・外壁の塗装を検討中です。
インターネットなどでいろいろと調べ、できるだけ地元の優良と思われる塗装屋さん3社に見積もりをお願いしました。(地元密着・自社施工・代表も職人さん、等々)
各社とも、親切に現場を調査し、こちらの希望も聞いていただき、塗料等の提案と金額の見積をしていただきました。
おどろいたのですが、各社でおすすめする塗料等の種類が全く違い、どこを選択するか迷ってしまいました。(フッ素やガイナをお勧めするかしないかで全く主張が反対です。)
我が家が希望しているのは次回塗り替えを13年くらい後として、できるだけコストパフォーマンス良くしたいということです。適正な価格で、丁寧に塗っていただくこと前提で。屋根と外壁の塗り替えタイミングが合うようにそれぞれの塗料のグレードを選択したいと考えています。

各社の提案の概要を下に示しますので、アドバイス(意見)を頂けたら幸いです。
複数の提案をもらったところは、予算も含めて我が家が検討の対象としているもののみ記載しています。
C社は高すぎるので、A社とB社が候補なのですが、意見が全く違うのと、一般的には高いグレードとされる塗料のB社のほうが安い価格になっているのも悩ましい点です。B社も決して「安かろう」の塗装屋さんではないと思っています。外壁塗料の水性・弱溶剤の判断も悩んでいます。弱溶剤がどの程度匂うのか・・・

よろしくお願いいたします。(以下、各社の提案等概要)


【A社】<フッ素は勧めない>
・おすすめ塗料
 屋根:ラジカル (溶剤)  ※他にサーモアイの提案
 外壁:ラジカル(水性)or シリコン(水性) ※他にサーモアイの提案 
・フッ素は費用対効果や特性(塗膜が固いなど)を考えてお勧めしない
・重要なのは塗料そのものよりも、丁寧な施工。丁寧な施工に自信ありとのこと
・色分け工法(中塗り・上塗りの色を少し変え塗り残し防止)をお勧め
・費用(税込み):約148~154万円(付帯部塗装・バルコニートップコート含む)
・工期:約3週間

【B社】<フッ素・ガイナお勧め>
・おすすめ塗料
 屋根:ガイナ or フッ素(溶剤) ※他にシリコンの提案
 外壁:シリコン(弱溶剤) ※他にガイナ、フッ素の提案
・フッ素やガイナがお勧め。サーモアイについては実際の経験からあまり効果を感じないとしつつ、断熱塗料のガイナは効果を体感できるとのこと
・シーリングはオートンイクシードがお勧め
・色分け工法の話をしたら、あまり乗り気ではなさそう。信用してほしいと・・・。どうしてもやりたいというならよいが・・・といった感じ
・費用(税込み):約143~147万円(付帯部塗装・バルコニートップコート含む)

【C社】<フッ素・ガイナは勧めない>
・おすすめ塗料
 屋根:サーモアイ
 外壁:ラジカル(水性)
・希望を聞いてもらったうえで、一種類の提案のみ
・フッ素を勧めないスタンスはA社と一緒
・ガイナは次の塗り直しもガイナしかできない等のデメリットがある。メーカーの対応もよくない
・サーモアイは効果がある。お勧め
・色分け工法は希望に応じて。施工管理はきちんとしているとのこと
・費用(税込み):約195万円(付帯部塗装・バルコニートップコート含む) (教えて! gooより引用)

Q 業者の選択のアドバイスをください


今回、こちらですが、まず、アドバイスとしては、塗料よりも下地処理にかかる日数や施工に気をかけてくださいとおすすめします。 サーモンは屋根に使用をするのは避けた方が良いですね。

■根拠

塗料の判断はですね、すごく難しいです。いくらメーカーが良い数字を出しても、実際に年数が経過しないとわからないです。(もちろん会社が歴史古いものであれば、塗料の年数も見てますので知識も深いです。)
そして塗料に関して、メーカーさんはやっぱり売りたいために、多少数字を上乗せしているのではと現場の職人は少し思っています。なので実際、年数10年経ったら10年経ったでないと、ちょっと判断は難しいのではないかと思います。

ただヨコイ塗装の経験から日本ペイントさんの遮熱の塗料は艶びけが非常に早く5年程度で色が変色してきます。したがってサーモアイは避けた方が良いかと思います。


あとですね下地処理が、塗装の全てを決めるといっても過言ではないと思います。


その品質は

職人の知識や腕×作業時間×材料の質、

こう見ていってもらって、皮大丈夫です。
なぜかと言いますといくら良い塗料で塗っても、そもそも作業時間足りなくて下地処理おろそかですと、 高い塗料を塗っても古い塗膜とともに剥がれてしまいますので、下地処理にかける日数が非常に大切です。


ではですね下地処理にかける時間がどうして取れないかと言いますと、現場の職人さんは しっかりと作業時間が取れるほどお金を貰っていません。業界の構造上ですね。元請さんもやっぱり利益をしっかりと確保しないといけないため、 集客のほうにコストが莫大にかかっており、職人さんにまで お金を回すことができません。
実際ショールームの運営やホームページの管理、営業マンさんの経費など、 と実際の作業と関係のないところにお金が流れています。

あとはですね、足場を自社保有していないことも、経費が余計にかかります。
なので その逆に集客コストがかかっていない会社や足場を自社保有している会社 が比較的に会社のコスト体型がスリムで、しっかりと現場に向き合える可能性が高いです。

重要:見積もりの時は作業時間、特に下地処理にどのくらいかけてくれるか をしっかりと比較しましょう。

 


あと今回それぞれ屋根がコロニアルで、外壁がサインディングでということで、それぞれに対する下地処理お答えしていきます。

まず屋根ですが、塗装進めてくる前にまずは

  1. 塗装してはいけない屋根材であるかどうか確認しましょう。塗ってはいけない屋根材がありますのでそういったものをじゃないかどうか、ちゃんと伝えてくれるかどうかですね、
  2. あとは縁切りをしっかりしてくれるかどうか、他スペーサーを入れてくれるかどうか確認してみましょう。
    あとですねからカラーベストとかですと割れたりしますので、どんな対応してくれるかっていうのも聞いてみるといいと思います。 (ヨコイ塗ではタスマジックをおすすめしています。)


あとですね、やはり紫外線で塗膜の劣化が早いので、比較的グレードの高いものを選ぶと良いです。うちではですね、比較的無機塗料が多いです。


この提案にあるガイアですが作業性能が一般的に悪いので職人さんあんまり喜ばないです。 塗るのに手間がかかると言うことです。職人さんはですね、請負で時間を売っている働き方です。 しかしながら手間がかかる割にはお金をもらっていない可能性があります。するとガイアで時間がとられた分、他の作業が雑になってくる、穴埋めするっていうような可能性も出てきます。


あとですね、屋根ですと見えない分ちょっと注意が必要なんですが、今ですと施工管理アプリありますので、そういったもので写真や動画で報告してもらうと良いと思います。


外壁、今回サイディングです。

とにかくコーキングをしっかり、どこまで削ぎ落としてくれるかっていうのを確認しましょう。
コーキングの打ち替えっても、古いコーキングを削ぎ落としないで簡単に取って、また新たにコーキングを打って、打ち返したっていう業者さん本当に多いです。

コーキングの打ち替えはそぎ落としが命

しっかりと削ぎ落としを大切なのでやってもらいましょう。



外壁塗装を考えている方へアドバイス

・業者選択は、塗料よりも下地処理にかける日数や施工方法に気をかけてください

ご質問お待ちしております。

 

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