屋根やベランダに取り付けられている排水ドレンは、
雨水を地上に落とすために重要な機能を有しています。
万一、この排水ドレンが壊れてしまうと、
雨水を地上に落とすことができずに屋根やベランダにたまり続け、
雨漏りなどの原因となってしまいます。
雨漏りなどによって、家にダメージを負ってしまうと、
家そのものの耐久性が低下してしまうほか、
修理費用として数十万円~百数十万円といった高額なコストもかかってしまうため、
壊れないよう定期的にメンテナンスを行わなければなりません。
そこで今回は、排水ドレンのメンテナンス方法についてご説明いたします。
1.排水ドレンが壊れる原因
排水ドレンは、金属や強化プラスチックなどで作られているため、
多少の衝撃で壊れることはありません。
しかし、台風などの強風、突風などによって、
運悪く排水ドレンに瓦などのものが当たってしまうと、
破損してしまうことがあります。その場合は、残念ながら修理を行う必要があります。
排水ドレンが破損してしまった場合は、できるだけ早めに修理することで、
雨水の侵入を防止することができ、雨漏りを未然に防止することができます。
そのため、台風などが通過したのちには、排水ドレンが破損していないか、
確認することをお勧めします。
2.排水ドレンに起因する雨漏りの原因
排水ドレンそのものが破損していなくても、
以下の場合に、雨漏りにつながってしまうケースがあります。
①排水ドレンの取り付けが不完全な場合
排水ドレンは、その名の通り水を排するためのドレンですので、水の通り道になります。
そのため、排水ドレンの周りは、水が漏れないようしっかりと施工する必要があります。
しかし、排水ドレンの取り付けが不完全で、
排水ドレンの周りに隙間があったり、凹凸があったりするものも見かけます。
そういった排水ドレンの場合、その隙間から水が侵入してしまい、
雨漏りにつながってしまうケースがあります。
②塗装の劣化
排水ドレンの周りは水が通過する場所となりますが、
その素材はそれぞれで金属製もおおくあります。
経年劣化により、排水ドレンが錆びて劣化してしまった場合、
十分な防水性能が得られずに水が内部に侵入してしまい、
雨漏りにつながってしまうケースがあります。
③排水ドレンの詰まり
風で飛ばされてきた落ち葉やごみが
排水ドレンに詰まってしまうことによって、
水をうまく流すことができずに、
排水ドレン周辺にたまり続けてしまうことがあります。
その場合、塗膜によって防水処置を施していたとしても、
長時間にわたる水の停滞によって塗装の劣化が進み、
水が内部に侵入してしまうことによって雨漏りにつながってしまうことがあります。
3.排水ドレンのメンテナンス
排水ドレンに起因する雨漏りの原因別のメンテナンス方法は、以下の通りとなります。
①排水ドレンの取り付けが不完全な場合
排水ドレンの取り付けが不完全な場合、
排水ドレンを取り付けなおす以外に手段はありません。
一時的に隙間をコーキング等で埋める、
塗装を厚くするといった応急処置は可能ですが、
ほかの部分に比べて劣化の速度が非常に早く、
トータルコストで考えた場合、
排水ドレンを取り付けなおすほうが安く済む場合も多々あります。
②塗装の劣化
外壁や屋根の塗装と同様に、排水ドレンもひと目で
サビの状況を判別することができます。
特に、水が通過する場所になりますので、外壁や屋根と同様に、
定期的に確認して劣化の症状が出ていないことをチェックすることをお勧めします。
サビの症状が現れた場合は、
金属耐久性が低下してきているサインになりますので、
できるだけ早めの塗装工事を行うことをお勧めします。
③排水ドレンの詰まり
排水ドレンは、ドレン内部にゴミや落ち葉が詰まらないよう、
金属や強化プラスチックのふたが取り付けられており、
これらがフィルターの役目をしています。
しかし、このフィルター部分にゴミや落ち葉や引っかかってしまい、
水が排水ドレンの中に進んでいかないようになっているところを、
頻繁に見かけます。これらのごみや落ち葉は、
ご自身で掃除することができますので、定期的に清掃することをお勧めします。
排水ドレン内部に細かい落ち葉などが侵入し、
詰まってしまった場合は、簡単に清掃することができません。
その場合、専用の器具を有する業者に清掃を依頼していただくことで、
詰まりを解消することができますので、排水ドレンが詰まっていることを見つけた場合は、
早めに排水ドレン内部の清掃を依頼するようにしてください。
ヨコイ塗装では、ベランダ防水塗装についても、
高い品質で塗装を実施しています。
雨漏り防止のため、排水ドレン周辺を含めた塗装をご検討のかたは、
ヨコイ塗装までお気軽にご相談ください。