こんにちは!
ヨコイ塗装です。今回は、**トタン塗装で発生しやすい「艶ボケ」**について詳しく解説します。
「誠実な業者とそうでない業者の差が出るポイント」とも言える艶ボケ。
実際に私たちもトタン塗装の現場で艶ボケが発生したことがありました。その経験をもとに、艶ボケが起こる原因と、確実に防ぐための対策をお伝えします!
艶ボケとは?
艶ボケとは、塗装後に表面の光沢が失われ、くすんだ仕上がりになってしまう現象です。特に金属製のトタン屋根や外壁では、塗料の乾燥不良や環境の影響により発生しやすい傾向があります。
艶ボケが発生する3つの原因
1. 夜露の影響
トタンは熱伝導率が高いため、昼間に温まった表面温度が夜間に急激に低下します。この冷却によって発生する夜露が塗膜に影響を与え、乾燥途中の塗料が適切に硬化せず、艶ボケの原因になります。
▶ 実際の事例
15時頃に作業を終えた現場で、夜露の影響により艶ボケが発生。翌朝確認すると、仕上がりがムラになり、塗膜の質感が落ちてしまいました。
2. 塗料の乾燥不足
トタン表面の塗膜は気温や湿度の影響を大きく受けるため、乾燥が不十分だと艶ボケが起こります。特に気温の低い季節や湿度が高い環境では、塗料が完全に硬化するまで時間がかかり、ムラができやすくなります。
▶ 特に注意が必要な時期
• 秋・冬の夕方以降は気温が急激に低下しやすい
• 湿度が高い雨の日や梅雨時期も影響を受けやすい
3. 塗装条件のミス
以下のような条件で塗装を行うと、艶ボケが発生しやすくなります:
• 湿度が高い環境での塗装(乾燥が遅れる)
• 風通しの悪い場所での施工(塗料の蒸発が遅くなる)
• 不適切な塗料の選択(トタンに適さない塗料を使用)
▶ 例:塗料選びのミス
誤って屋根用ではなく外壁用の塗料を使用したことで、トタンとの相性が悪く艶が出にくい仕上がりになったケースもあります。
艶ボケを防ぐための4つの対策
1. 塗装時間の見直し
朝から昼過ぎまでに作業を終えることが重要です。
乾燥時間を十分に確保し、夜露の影響を受けないようにしましょう。
✅ おすすめの塗装時間帯
季節 | 最適な塗装時間 |
---|---|
春・秋 | 9:00〜14:00 |
夏 | 7:00〜12:00 |
冬 | 10:00〜13:00 |
2. 適切な塗料の選定
トタン屋根や外壁に適した専用塗料を選ぶことで、艶ボケのリスクを軽減できます。
✅ おすすめの塗料
• 速乾性塗料:乾燥時間が短く、夜露の影響を受けにくい
• トタン専用塗料:金属表面に適した密着力の高い塗料
3. 冬季の塗装を避ける
気温が5℃以下になる日は塗装を避けるのが理想的です。
冬場にどうしても塗装する場合は、晴天で湿度が低い日を選び、午前中に作業を終えるようにしましょう。
✅ 冬季に塗装する際のポイント
• 塗装前に表面温度をチェック(5℃以上を確認)
• 気温が下がる前に塗装を完了させる
• 天気予報を確認し、乾燥に適した日を選ぶ
4. 表面温度の管理
塗装前に赤外線温度計を使用し、トタンの表面温度を測定することで、最適な塗装タイミングを見極めることができます。
✅ 表面温度チェックのポイント
• 15℃〜30℃の間が最適
• 塗装前に結露が発生していないか確認
• 直射日光の影響を考慮し、均一に乾燥させる
実際の施工事例:艶ボケを克服したケース
問題点:
秋の夕方にトタン屋根を塗装したところ、夜露の影響で艶ボケが発生。翌朝確認すると、塗膜の質感がくすんでしまいました。
改善策:
• 作業時間を朝〜正午に変更
• 速乾性塗料を使用
• 赤外線温度計で表面温度を管理
結果:
翌朝の仕上がりは、ムラがなく均一な美しい艶に!
お客様にも「まるで新品の屋根みたい!」と喜んでいただきました。
まとめ:艶ボケを防ぐポイント
トタン塗装で艶ボケを防ぐためには、以下のポイントを徹底することが重要です。
✅ 塗装時間を調整し、夜露の影響を回避
✅ 速乾性塗料やトタン専用塗料を使用
✅ 気温や湿度を考慮し、冬季の作業を慎重に計画
✅ 塗装前に赤外線温度計で表面温度をチェック
トタン塗装の仕上がりは、施工環境や職人の知識・技術によって大きく変わります。
艶ボケでお悩みの方、失敗しないトタン塗装をご希望の方は、ぜひヨコイ塗装にご相談ください!
プロの技術で、美しい仕上がりをお約束します!