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外壁塗装工事時のトラブル防止のためのQ&A|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

Q1 10年点検 でプレッシャーを掛けられた

 家を立てた、工務店に他の見積もりを見せると、 

「うちで塗装しなければ、保障はしない。」

と言われました。

どうしたらいいでしょうか? 

 

職人横井の回答

この話を伺って、 まず感じた事は、 

「うちで塗装しなければ、保障をしない」 

といった、 お客様を脅かすようなことを言うような事に対しては、

「??」

と感じました。

 

塗装業であっても、 他の様々な職業であっても共通して言えることですが、
最後の決め手となるのは、 やはり人という部分になってくると思います。
ハウスメーカーさんに頼もうが、工務店さんに頼もうが、
結局最後に作業を行うのは、 現場に立つ担当の職人さんです。

 

従業員の教育が行き届いている しっかりしたハウスメーカーさんもあります。

 しかし、実際には行き届いた教育はどこの業界でも 難しい事だと思います。

業務の完成度というのは、実際に作業を行う人の質、

つまり仕事に対する本質的な姿勢や技術、人柄などが重要と言えます。

 したがって、建築を請負った工務店やハウスメーカーさんに頼めば、

しっかりした仕事をしてもらえるに違いない。 

10年、20年の保障がある安心、と安易に信頼してしまうのは危険な事だと感じています。

 

事実、ヨコイ塗装が最近携わった現場で、壁がひび割れて、

劣化している住宅があったのですが、 お客様の話しでは、 

「ハウスメーカーさんが10年点検でこられた際には、それを教えてもらえなかった…」

 とおっしゃていました。 

ハウスメーカーの担当者が、壁のひび割れに気付かないということは考えにくいので、

気付いていてあえて言わなかった可能性もあると思います。

 

劣化部分を見つけても黙っておくという担当者の方もいます。

そのような点検では、点検を受ける意味がありませんし、 

劣化部分を放置することで、大きな被害に繋がる恐れもあります。

もちろん、誠実な担当者の方もいらっしゃいますが、

担当者さんの仕事に対する姿勢によって、10年点検をしっかりしてもらえるかどうか、

対応が異なってくることもあります。

 

したがって、アフターサービスにおいて しっかりした対応が受けられるかどうか、 

また点検や作業の担当者がどのような人であるか、 

まずはしっかり確認することが大切です。

 

不安を解消し、安心して暮らしていけるよう、

点検の対応に少しでも疑問を感じた場合には、 ハウスメーカーさんに限らず、

ご自分で調査し、 信頼できる人に点検や修復を依頼することも選択肢のひとつです。

 

やっぱり最後は、 仕事に携わる人が決め手だと思います。

 

Q2 業者さんに下塗りなしで塗装工事されたけど、どうしたら?

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現在屋根塗装工事のリフォーム中で、

契約書では工程について

「洗浄、下塗り、中塗り、上塗り」

とあるのですが、業者さんが屋根を洗浄後、

いきなり下塗りなしで、上塗りしています。

少し不安なのですが、どの様な不具合が考えられるしょうか?

職人横井の回答

屋根の塗装の工程で、下塗りをしないで、

上塗りの作業に入ってしまっているということですが、

このような場合、不具合がでてくる可能性が非常に高いと思います。

本来、塗装する部分と塗料との間の、密着性を高めるものが下塗り剤になります。

通常シーラーと呼ばれ、接着剤を液体状に塗りやすくしたものなのです。

こちらを使用しないと、塗料が相当剥がれやすい状態になってしまいます。

特に屋根の環境を考えると、直射日光があたったり、

冬の寒いときには霜がおりたり、温度の変化が激しい場所です。

塗膜も伸び縮みし、他の場所と比較しても、塗膜の劣化が激しい場所となっています。

そういったところに、下塗り剤なしで塗料を塗っているということですので、

起こりうる不具合としては、塗装の剥離やひび割れなどが考えられます。

この事例のほかでは、考えられる下地処理のトラブルとして、

しっかりと掃除をせずにゴミが付着したまま塗料を

塗っている現場がたまに見受けられます。

ゴミをとらずに塗料を塗ると、塗料が下地の部分につかずにゴミについてしまい、

ゴミがはがれるとき、同時に塗料も一緒にはがれてしまい、

とても見苦しい状況になってしまいます。

耐久性を求めて高い塗料を塗っても、

基本中の基本である下地処理がしっかりなされていないと、

すぐにはがれてしまい、元も子もない、ということになってしまいます。

このようなトラブルを避けるためにも、塗装前にはしっかりと下地処理をし、 下地部分を綺麗な状態にして塗装することが大切です。

 

作業時間の短縮や、コストの削減を重視しすぎた作業を進めると、

後々から様々な不具合がでてきてしまい、せっかく高いお金をかけてリフォームしても、

台無しの結果となってしまいます。

耐久性の高い、しっかりとしたリフォームを行う為には、

必要な時間をしっかりとかけて、正しい工程で、

丁寧な施工をしてくれる職人さん・業者さんかどうか、

質問や相談に対し誠実に対応してくれるかどうか、

事前にしっかり確認することが安心につながると思います。

 

Q3 屋根の遮熱塗装で室内温度が下がると聞いたのですが、本当ですか?

回答

夏の暑さ対策に、屋根を遮熱塗料で塗り替えることで、

室内温度を下げることができるかどうか、というご質問ですね。

夏場の暑さ対策については、みなさん悩まれると思います。

特に夜は、エアコンをつけっぱなしというわけにもいきませんし、

日中溜まった太陽の熱が冷めずに、室内の温度を高め、

寝苦しさの原因となることもあります。

このような暑さ対策として、最近では、断熱塗料、

遮熱塗料など、熱を和らげる塗料が色々と出ています。

 

今回ご相談が合ったように、塗装でも暑さ対策が出来ます。

特にカラーベーストやトタンは、断熱効果・遮熱効果が高いと思います。

基本的には、屋根と天井の間の空間が、狭ければ狭いほど、

熱が伝わりやすくなっています。

なので屋根と天井が近い住宅で、屋根断熱、遮熱塗料を塗ることは、

太陽光による暑さを防ぐのに非常に有効です。

 

実際、夏場に屋根の上を地下足袋(作業用の、足の裏にゴム底がついた足袋)で歩くと、

熱が伝わってきて暑いのですが、断熱塗料、遮熱塗料を塗った屋根ですと、

地下足袋に伝わる熱が軽減され、温度が下がっている感覚があります。

 

ただ、室内の温度があがる原因は、屋根から伝わる太陽光の熱だけではありません。

壁や窓などからも、太陽熱が伝わってきます。

そして室内温度上昇の対策として、遮熱塗料以外にも遮熱フィルムなどがございます。

コスト面から考えましても、まずは範囲の広い屋根よりも、

窓から伝わってくる熱を防ぐ対策をとってみて、様子を見てみると良いかもしれません。

 

どれほどの効果が得られるかは、住宅や環境によって変わってきますが、

特に日当たりの良い方角の窓だけでも、断熱・遮熱フィルムや専用塗料を塗ってみると、

室内温度がかなり変わってくると思います。

 

一般的に、塗装するよりもフィルムを貼るほうが安価です。

まずはコストがかからなく、効果も高い方からお試ししたほうが良いかと思います。

 

住宅の形状や状態、環境によって、どのような対策が適しているか、

変わってくると思いますので、よくお調べになって、

適した対策を選ばれることが大切です。

 

また業者さんに頼まれる場合には、実際に下見してもらったり、

写真や動画などで家の形状や状態、環境を見てもらい、

住宅の現状や、ベストな対策について、

丁寧に説明してくれる職人さんがいる業者さんを選ばれると良いと思います。

 

Q4 雨が降った時の責任はどうなるの?

 

Q5 太陽光パネルと屋根塗装は?

Q6 スレート屋根に適した材料は?

Q7 見積もりの判断基準はどうしたら良いですか?

倉庫の屋根の塗装の見積もりを、2社に依頼しましたが、

作業内容の明細を見てもわからないことが多く、塗料や作業内容等

どのようなことを基準にして選んでいけばいいでしょうか?

回答

倉庫屋根の塗装の見積もりにおいて、なにを基準にするべきか、

というご相談ですね。

 

塗装で実際に大切なことは、事前に状態をリサーチすることです。

状態は、風や雨や直射日光があたりやすいかどうかなど、

立地条件や環境によって随分変わってきます。

そういった環境の中で、壁や屋根のトタンが、どのような状態になっているか。

それによって塗装の内容や工程が変わってきます。

錆びている部分がなければ、錆び止め抜きで塗装を行っても良いかと思いますが、

(ほとんどないですが・・・)ほとんどの現場で、だいたい錆び止めを塗ります。

 

錆び止めを塗る前には、ペーパーがけや、電動工具(サンダー)を使って、

錆び落としをし、下地処理を行っていきます。

しかしながらトタンなどが錆びで劣化している状態で、

サンダーを使って無理に作業しますと、穴が開いてしまう場合があります。

このような、各部分の状態も把握し、柔軟に対応していく必要があります。

 

ヨコイ塗装にご依頼くださるお客様の中にも、

穴が開いたまま倉庫を放置している方が多くいらっしゃいます。

そのような場合、応急処置として、専用のアルミテープなどを貼り、

対応させていただいております。

 

したがって、一概に絶対的な基準、と言える施工工程を求めることは難しく、

材質と壁の状態によって、必要な工程は変わる、ということになります。

また、塗料にも、例えば、1液と2液を混ぜるもの、

混ぜないものなどや、水性や溶剤系等、多数種類があります。

 

業者さんに使用予定の塗料の詳細を聞き、

塗料の性質についてもお調べになってみると良いかと思います。

 

ヨコイ塗装では、全般的に、日本ペイントさんの、

「ハイフォンファインプライマー」

を使用しておりますが、これまでトタン屋根がすぐに剥がれた、

などのクレームは受けておりません。

しっかりした下処理が前提であれば、安心して使える、

優れた高品質な塗料ではないかと思います。

また、上塗りには、日本ペイントさんの

「ファインルーフ」

もしくはコストをかけられるようでしたら、

フッ素系の

「サーモアイ」

などを、お使いいただいても良いかもしれません。

 

夏、トタンにおいてはかなりの遮熱効果があります。

いずれにしても、塗装の内容は建物の環境、

状態によって大きく変わってきます。

 

後から後悔しない為にも、見積もりに不明点があった場合にはわからないままにせず、

納得するまで一つひとつしっかり確認し、説明してもらうことをおすすめします。

 

ヨコイ塗装では、一人ひとりのお客様に誠意を持って対応させていただいております。

塗装でお困りの際は、ぜひご相談ください。

 

Q8 光触媒塗料について、戸建て塗装には向かないと指摘されたのですが、実際のところどうですか?

回答

塗装業界では、より良い塗料を目指し、

日々、塗料の改良や、新しい塗料の研究が進んでいます。

ご相談にありました光触媒塗料も、比較的新しい商品のひとつです。

新しい塗料には、従来の塗料と比較し、魅力的な面もありますが、

安心面・安全面ではリスクもあります。

塗装メーカーさんでは、塗料の実験を行い、その結果によって、

これくらいもちます、と耐久年数の目安を提示しています。

 

しかし、その実験の多くは、劣化しにくい条件の中で出された数字であり、

実際の耐久年数にはかなり幅があるのも事実です。

光触媒塗料も、かなり長く持つ、と言われていますが、

発売されてからまだ10年も経過していないので、

実際にどれくらいの耐久性があるのかは、

現状では未知数とヨコイ塗装では考えています。

 

ヨコイ塗装の見解としましては、安心面・安全面を重視するのであれば、
実績のある塗料を使うほうが良いと思います。

また光触媒塗装には、雨にあたって汚れを落とす、

という性能がありますが、その性能は、

使い方によってはデメリットとなってしまうことがあります。

例えば住宅の形状上、幹(屋根の端の、建物の外部に張り出た部分)の長さなどにより、

同じ外壁の中でも、雨のあたる部分と、あたらない部分があります。

雨のあたる部分だけの汚れが落ちてしまうと、

雨のあたらない部分は汚れたままなので、逆に汚れが目立ち、

見苦しい状態になってしまうことがあります。

 

結果、見た目の良さを求める塗装工事が、

逆に見苦しくなるという逆効果になってしまいかねません。

 

さらに、光触媒塗料は、上に塗料を重ね塗りしにくい、

という性質があります。次回に外壁塗装をするとき、不都合が生じる可能性があります。

 

結論としまして、光触媒塗料は、良い塗料ではありますが、

塗装状態の継続性や安全面での不安や、使い方が難しい部分があります。

 

やはり見積もり時には、ご自身で様々な可能性を考慮し、

ご自身のタイミングで十分にご検討されて判断されることがベストだと思います。

 

最終的な仕上がりの状態は、塗料を塗る人に大きく関わってきますので、

光触媒塗料を使う人に対して、その人が光触媒塗料に対し、

どれくらいの知識をもっているか、しっかり確認することが大切です。

光触媒塗料の安心面・安全面だけではなく、実際に塗装を行ってくれる

「人」、

についても、十分に意識してみてください。

それが良い塗装工事につながると思います。

Q9 リフォーム業者に屋根の塗装工事の見積もりで、屋根の高圧洗浄の際にカーポートのポリカーボネート製の屋根も同時に洗浄してもらえるとのことで、それを決め手にそのリフォーム業者での塗装を決めました。しかしシンナー厳禁のポリカーボネート製の屋根をシンナーで拭かれてしまい、全体的に曇ってしまった。あくまでもサービス部分でやってもらった箇所ではあるが、泣き寝入りはしたくない

回答

ご質問内容にあるように、ポリカーボネート製の屋根は

シンナーでの洗浄はご法度です。

ヨコイ塗装でもサービスの一環で、カーポートなどのポリカ製の

屋根を洗浄することはありますが、スポンジでの水洗いと雑巾などでの

水拭きをするようにしてます。

 

リフォーム業者の言い分としては

「高圧洗浄をしても綺麗にならなかったので、シンナーで洗浄をした」

と言うことのことです。

依頼したリフォーム業者の素材に対する知識不足が、

こうしたトラブルを招いてしまった要因だと考えられますので、

施工前に

「カーポートの屋根はポリカーボネート製です」

と念を押しておけば、無用なトラブルには発展しなかったかも知れません。

 

【依頼をする前に、その業者のクレーム事例やアフターフォローの方法などを聞いておく】

塗装工事をする際にご施主様のクレームに発展してしまう事例は、

残念ですがままあります。トラブルに発展してしまうと、

やはりお互い気持ちが良くないものですよね。

 

残念ながらトラブルに発展してしまった場合に、

スマートに解決していくためには

「その業者がクレーム対応に真摯か?」

を知る必要があります。

例えば、実際にクレームに発展した事例やその対応をどのようにしたかを聞いてみて、

答えを濁すような業者であれば誠実なクレーム対応を期待することは出来ません。

 

また、その業者がアフターフォローを、どのような形で行っているかを

聞いて見るのもひとつの判断基準になります。

 

ヨコイ塗装では私の父が畑で作った野菜などを持って、

クレームの有る無しに関わらず施工させて頂いたお宅に訪問させて頂いています。

クレームを誠実に対応していない業者では、

やはりお客様のところにも顔を出しにくくなりますので、

しっかりしたアフターフォローをしている業者は信用出来ると言う

判断ポイントになるでしょう。

塗装工事の際に気持ちよくリフォームを終える為には、

 

やはり人間的に信頼出来る業者を選ぶべきであるとも言えるのではないでしょか。

 

Q10 外壁塗装工事はやるものなの?

回答

【外壁塗装は人間の皮膚と同じようなもの】

当然ではございますが、外壁塗装は定期的にした方が

良いものであることは言うまでもありません。

家の外壁塗装と言うのは、人間で言えば「皮膚」にあたるもの。

外壁塗装があるから紫外線や雨などの外的要因から

外壁そのもの・そして家を守ってくれるのです。

外壁塗装がなければ、壁はすぐにひび割れてしまったり、

変色してしまったりしてしまいます。

 

人間の皮膚であれば、新陳代謝によって皮膚は常時新しく生まれ変わります。

しかし、外壁塗装は自分の力で新しくなることが出来ないので、

定期的な外壁塗装の塗替えが必要になってくるのですね。

 

外壁塗装は10年を目処にした方が良い

外壁塗装をする時期の目安として、近年では高耐久・長寿命の塗装もありますが、

10年を目安に考えておくと良いでしょう。

新築から10年経っているようであれば、

そろそろ塗り替えを考えても良いかも知れませんね。

 

見た目をリフレッシュして、気持ちも爽やかに

10年経って外壁塗装を塗り替えると、

塗り替えた部分は新品同様の綺麗な外壁に蘇ります。

 

大切なマイホームのメンテナンスをしてあげると、見た目にもリフレッシュされ、

ますます我が家が大切になるのはもちろんのこと、

家族の気分も新たになるのではないでしょうか。

 

マイホームと言うのは、やはり家族が幸せに過ごす場所。 くすんだり、塗装がひび割れてしまっていては、

なんとなく気分も晴れませんよね。

 

近年では機能性の高い塗料も多くなっている

また、せっかく外壁塗装を塗り替えるのであれば、

近年では機能性に優れた「高付加価値」の塗料の種類も増えていますので、

業者に見積もりを出してもらう際に相談して見てはいかがでしょう。

 

特に、遮熱効果の高い塗料などは、

夏のエアコンの設定温度を低くし過ぎ無くても涼しく快適に過ごすことが出来る、

高付加価値な塗料です。

他にも、汚れから外壁塗装そのものをコーティングしてくれる光触媒など、

説明を聞いているだけでも楽しくなるような塗料の種類も増えています。

 

一度建てた家に、さらに予算をかけてメンテナンスする、

と言うと厄介に思ってしまうかも知れません。

しかし、せっかくのマイホームを大切に長く使う為に、

やはり外壁塗装工事は必須と言っても過言では無いでしょう。

 

Q11 屋根は、塗装した方が良いのか、ガルバニウムの屋根にした方が良いのか?

トタン屋根の塗替え塗装の時期になり、色々と相談しました。

「塗装はいずれ剥がれてしまうので、ガルバニウムの屋根に重ねて被せた方が良い」

との話を聞きました

たしかに、かなりの年数が経過し、自宅屋根は所々剥がれています。

再度、塗装した方が良いのか、ガルバニウムの屋根にした方が良いのか、

どうなのでしょうか?

回答

まず一つ、気になる点としまして、

「塗装はいずれ剥がれてしまう」

というお話ですが、実は塗装が剥がれるということは、めったにありません。

 

塗装が剥がれてしまう、ということは、ガルバリウムの屋根に、

密着しない塗料を塗ってしまったり、下塗り剤に適正な塗料を使わなかったり、

という場合で、事故として起こる現象です。

しっかりと下地処理をし、適切な塗料で塗装した場合には、

一般的に塗装が剥がれるというようなことはありません。

 

ただし年数の経過とともに、塗装の色が褪せてくることはあります。

したがって、お話の

「いずれ剥がれてしまう」

という表現は間違っておりまして

「いずれ色褪せてくる」

という表現が正しいと言えます。

 

そして二つ目の気になる点は、

質問者様が

「数十年が経過して、自宅屋根は所々剥がれています」

とおっしゃられている点です。

 

実際に見てみていないので、何とも申し上げにくいのですが、

やはり昔の塗装が剥がれてきているということは、使われた錆止めと塗料の質が、

あまり良いものではなかった可能性があります。

 

もしくは、汚れの上から塗装してしまったことによって、

後から塗装が剥がれてきてしまうという、下処理の甘さが原因の場合もあります。

このように、塗装が剥がれてしまっている原因は、いくつか考えられ、

また複数の原因が重複していることもあります。

 

よって質問者様の、リフォームをする際、塗装かガリバリウムか、

どちらが良いか、というご相談につきましては、実際の現場を見させていただかないと、

最適なリフォーム方法についてはお答えできかねる状況です。

どのような作業においても言えることではありますが、

実際の現場を見ずに、適切な塗装をお答えすることは難しく、

場合によっては認識の違いが大きなミスに繋がる可能性もあります。

 

不明点や不安点がある場合には、写真や動画などをしっかり業者さんに見てもらった上で、

ご相談されることをオススメいたします。

 

あとは屋根を再度重ねるとなりますと、費用もそれなりにかかります。

また屋根にも再度重量負荷がかかります。

などトータル的なコストパフォーマンスを考える必要があります。

今現在、剥がれている塗膜をしっかり見て、綺麗に剥がせるようでしたら、

最近では昔と比べ、下塗り剤や錆止め剤など、かなり良い材料が沢山でていますし、

低コストで、それなりに長持ちもしますので、塗装のほうをオススメいたします。

 

Q12 ガルバリウム鋼板の塗装

今回のご相談です。ガルバリウム鋼板を使用した住宅です。

「ガルバリウムに塗装するのは難しい。」

と言われました。どういった内容でしたら塗装事故にならないかを教えてください。

 

−回答−

ご相談にあるとおり、ガルバリウム鋼板は、

非常に密着性が悪く、塗装が難しい板材です。

ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛のメッキ鋼板ですが、

ここのメッキが非常に耐久性が高い反面、塗装しづらいという性質があります。

したがって、塗装する際には、しっかりと、

ガルバリウム鋼板の塗装に適した専用の塗料を使う必要があります。

 

また、しっかりペーパー掛けなどをして傷をつけ、

目荒らしをしておこないと、ペロリと剥がれてしまうことがあります。

 

ヨコイ塗装では、下地処理をしっかり丁寧にすることをモットーにしております。

下地処理をしっかり行うことで、塗料の耐久性が全く違ってくる為です。

またガルバリウム鋼板に塗装する場合には、日本ペイントさんの

「ハイポンファインプライマー」

を使って対応させていただいております。

外壁に適した塗料を選ぶことで、塗装の難しい板材であっても、

密着性を高め、長持ちさせることができます。

とにかく、専用塗料が、ガルバリウム鋼板にしっかりと密着するかどうか、

そこが肝心となります。

 

ガルバリウム鋼板の塗装は、塗料の比率や工程順やタイミングなど、

難しい部分もあります。間違った手順で施工してしまうと、

思わぬ失敗をして塗装事故になるなど、余計に手間がかかってしまうこともありますので、

わからないことや不安なことがありましたら、

まずは見積もり時に気軽に相談してみると良いと思います。

 

ただ塗装業界では、職人さんがこういった板材や塗料の性質を詳しく知らずに、

適切ではない塗料を塗ってしまう、という事故もあり、

塗装を依頼する際には、その会社の社員教育・職人教育がどこまで行き届いているか、

見極めることが重要となります。

知識の少ない新人さんに任せたまま施工を進め、塗料が剥がれしまってから気付いた、

となりますと、金額も施工規模も大きいだけに、

やり直すのに大変な時間と金額がかかり、大きな負担となってしまいます。

 

実際に施工してもらう際には、職人さんがそういった専門知識を持っているかどうか、

見積もり時にしっかり確認しておくと良いと思います。

 

Q13 カラーベストの3回目の塗装は厳しいですか?

築20年の質問者様のご自宅の屋根部には

カラーベスト(屋根材)が使用されているそうです。

現状のカラーベストだと築30年経過した時の3回目の塗装は難しく、

屋根部のカバー工法が必要と言う見解をハウスメーカーさんにご提案されたそうです。

●現状の自宅のカラーベストでは、やはり3回目の塗装は難しいのでしょうか? 

 

−回答−

【結論から言えば、現状のカラーベストでも充分3回目の塗装は可能です】

実際の屋根の状態を見てみないと断言をするのは難しい部分もあります。

しかしながら現状のカラーベストでも充分3回目の塗装は可能だと考えられます。

ハウスメーカーさんからはカバー工法が必要であると言う提案があり、

その見積もりが高額であったと言うことです。

 

しかし僕の職人としての見解は、

「カバー工法は必要ではないのでは?」

と思えます。

 

メーカーさんが見積もりを作成し提案をしてくれるのは、

あくまでもメーカーの「営業マン」です。

実際の施工は下請け業者が行うことになりますので、

メーカーサイドとしては「高価格」提案をすることが多くなっています。

古くなったベースに塗装をするよりもベースそのものを新しいものに変えたり、

屋根材をルーフィングなどでカバー工法をする方が「新品」なのは確かです。

 

しかしご質問者様のご自宅の現状の塗装の状態によっては、

ハウスメーカーの今回の見積もりは「過剰見積もり」ではないかと考えられます。

 

【3回目の塗装を可能にするのも、2回目の職人次第】

実際に塗装の現場で作業をしている中で、

前回施工した職人さんが「良い仕事」をしていないな、と感じることがあります。

住宅の塗装と言うのは職人が手作業で仕事をしていくもので、

誰がどのようにやっても同じ仕上がり、と言う訳にはいきません。

 

外壁・屋根の塗装の際に、前回の職人さんが、

旧塗膜をしっかりと剥がさない等の「低品質な仕事」と思われる仕事をしていると、

10年の間に塗装の密着面の劣化が著しく、

その上に塗装してもすぐにはがれてしまいます。

 

塗装と言うのは、ある意味では女性の化粧と似た部分があります。

女性が化粧をする際にはしっかりと洗顔をして皮脂を落とし、

下地化粧をしてからファンデーションなどを塗っていきます。

その際に、洗顔が不十分であれば下地のノリが悪くなり、

その上にファンデーションを塗ってもすぐに化粧落ちしてしまう、

と言うことになってしまいます。

前回の塗装状態が悪ければ、化粧の際に余分な皮脂や汚れが残っているようなものです。

ですので、前回の塗装をはがしてきっちりと下地を塗り、

それから塗装をしていくことが必要になるケースもあります。

 

そうした丁寧な塗装を行える職人がご質問者様の今回の塗装を行えば、

次回の3回目の塗装までしっかりと旧塗膜の状態を守ってくれ、

3回目の塗装も充分可能でしょう。

 

あくまでも、塗装と言うのは「人が塗っていく」ものです。

結局のところ作業をする会社の職人の腕や姿勢、

知識に左右されてしまう部分はあります。

 

Q14 家の外壁を張り替えるんですが、現地での外壁塗装は、工場で塗装済みのサイディングと比べて劣化しやすいのでしょうか?

 

−回答−

外壁の耐久性の場合には、まず、どのような塗料が塗装されているか、
が問題となってきます。

良い塗料が使ってあれば長持ちする、ということが前提となりますが、

塗料の耐候性を左右するのは、塗料の質に加え、

さらに塗膜の厚みが重要になってきます。

 

最近工場塗装でも、長持ちする塗料も多く出てきているようですが、

少し前までの、比較的新しい物件であっても(築5年程度)、

サインディングが早く劣化している住宅を見受けることがあります。

工場で塗装された壁材は、実際に表面的に仕上がりがとても良く見えます。

しかしながら、コスト削減からの使用塗料の削減により塗膜が薄かったり、

塗膜に充分な厚みをもった施工がなされていない時もあります。

そういった壁材の場合、環境が悪い条件下では、

早く表面が劣化してぼろぼろになってしまいます。

 

耐久性を持たせるという点では、良い塗料を、十分な量で塗料を、

丁寧に塗っていくことが、外壁を長持ちさせる為には重要となります。

工場での塗装は、機械での仕上がりになり、塗り方が均一で、

見た目が良いことが間違いないです。

しかしながら、住宅の環境に対する柔軟な対応という面では、

現場での塗装のほうが優れています。

 

もちろん、職人さんの質や仕事によっても変わってきますが、

環境に応じて塗料をローラーに沢山含め、

塗膜を厚めに塗っていくといった工夫もできます。

 

また、特に紫外線のきついベランダなどには、

塗る回数を増やすことで塗膜に厚みを持たせ、

耐候性(紫外線に対する塗膜の耐久性)を強化するなど、

住宅の部位における状況を適切に判断し、状況に合った対処ができることが、

現場での塗装の大きなメリットです。

 

そのような、現場での柔軟性を考慮すると、現場で職人さんに塗装をお願いするほうが、

外壁をより長持ちさせることができるのではないかと思っています。

またコストに関しても、工場での塗装は、

現地での塗装に比べコストが多くかかりますので、

かなりの金額のコスト削減になります。

 

実際に人が施工するという点で、施工を担当してくれる職人さんの、

仕事に対する姿勢や、仕事に対する思いを、見極める難しさもあります。

信頼できる職人さんを見つけ、現地での塗装をお願いできるのであれば、

現場での塗装がおすすめです。

 

Q15 ハウスメーカーさんでの塗替えは、なんでそんなに高額なの?

今回ご質問に答えていくのは、ハウスメーカーで住宅を購入した方からのご質問です。

塗装の塗り直し時期が来たと営業マンに見積もりをもらったが、

いくつか疑問があるとの事です。

ハウスメーカーでマイホームを建てて15年、

営業マンに塗装塗り替えの時期と言われましたが高額でした。

 

−回答−

【メーカーでの塗装が高額になってしまうのはマージンが原因】

塗装業者さんやペンキ屋さんに直接依頼をする場合と違い、

メーカーに塗装を依頼した場合は「マージン」が発生してしまいます。

ハウスメーカーに塗装を依頼してもメーカーが直接塗装を施工することは無く、

私どものような塗装業者に「外注」の形でメーカーから塗装を依頼されます。

 

その場合住宅の塗装に関わる会社と人間も多くなるので、

例えばハウスメーカーの営業マンの給与やメーカーの利益などが

マージンとして付加されます。

私どもでもハウスメーカーの仕事を受注する時は、

お客様に負担をおかけしている気持ちで心苦しい部分があります。

 

Q16 塗装は30年持つの??

次回の塗り替えでは

「30年持つ塗装にしよう」

と言われました。

本当にそんなに耐久性はあるのでしょうか?

 

−回答−

【耐久年数は、あくまでも計算上の数字でしかない】

塗料そのものの品質も上がり

「30年持つ」

と言う謳いの塗料もあるかも知れません。

 

しかし実際に施工をして、アフターフォローをしている職人の目線からすると、

現実に30年持つ塗料があるかと言うと疑問符です。

塗料メーカーでは理論上のテストしか行うことが出来ず、

環境も太陽の当たり方も家によって違うものです。

実際に30年経って外壁塗装が耐久しているかと言うと、疑わしい部分もありますね。

 

Q17 塗り替えは紫外線で外壁が割れてから塗りなおしたら良いのでは?

−回答−

【外壁よりも、むしろ屋根の劣化に注意が必要】

目に見えやすい壁の劣化、と言うのは外壁や塗装の割れが

目視である程度確認することが出来ます。

しかし屋根の劣化と言うのは目に見えづらく、

また屋根が割れてしまうと雨漏りなどのトラブルの原因ともなってしまいます。

 

雨や紫外線の影響を直接受けてしまう屋根の部分は劣化も早く条件も悪い部分です。

外壁のよりも屋根の状態を塗装の塗り直しの基準にしても良いかも知れませんね。

 

Q18 近所の屋根塗装の業者さんのチラシが自宅のポストに投函されていました。こういったチラシは信頼できるのでしょうか?

-回答-

塗装業者が店舗の近隣でチラシを配布したり、

営業まわりをしたりすることは、比較的よくあります。

実際、ご自宅のポストにチラシが投函されていたということですが、

こういったチラシが信頼できるかどうかは、まずチラシに書かれていることをよく読み、

ホームページがあれば見てみるなどして、信頼できる業者さんかどうか、

ご自身で判断されるようなかたちになると思います。

とはいえホームページを見ても、専門的なことはなかなかわかりませんよね。

そこでヨコイ塗装から、信頼できる塗装業者かどうか、

判断基準として、3つのポイントを紹介させていただきたいと思います。

 

一つ目として、

今回チラシが配布されていたのが、近所の業者さんだったということで、

ぱっと見で判断する手段として、そこの業者さんが

「ヘルメット」

をかぶっているかどうかを確認する、という方法があります。

これは、その店舗で、職人への教育が行き届いているか、を確認することができる、

1つの判断基準となります。

2つ目に、

「量り」を積んでいるかどうか、の確認も、

判断基準の1つにあげることができます。

ペンキには、計量して混ぜて使う、二液反応硬化型の塗料があります。

料理でも、特にお菓子づくりなどでは、カップや量りで、

決まった分量を正確に計量して作ることが基本となりますが、

二液反応硬化型の塗料を使用する際にも、目分量ではなく、

しっかりと量りで計量した正確な分量を用いることが大切なのです。

また些細なことですが、塗料の缶に蓋があるかどうか、

も併せて確認してみてください。 ペンキは開けっ放しにしておくと、

どうしてもシンナーが揮発して作業がしにくくなります。

また風でホコリやゴミが入ってしまったり、ペンキの表面が乾燥し、

固形化して粕ができてしまったりすることがあります。

 

3つ目の

判断基準の材料としましては、工程ごとの作業を確認するという意味で、 これまで手がけた施工の写真や動画を見せていただくと良いと思います。

今はパソコンやスマホ等のタブレットで、

写真や動画を簡単に見ることができますので、 ぜひ、確認させていただくことをおすすめ致します。

屋根ですと、下からではどうしても見えません。 実際屋根に上って見るのがいちばんできすが、

危険を伴いますので、写真、でしっかりと細部まで見せていただくことが、

信頼ある作業をしてもらう上で大切ではないでしょうか。

動画で確認できれば、より細部の状態がはっきりとわかって良いと思います。

最後に、やはり実際に作業をしてくれる職人さんにお会いし、

その方の話を聞き、信頼できる業者さんかどうか判断する、

ということを一番大切にしてもらえればと思います。

実際に塗装に携わってくださる方が、誠実そうかどうか、

仕事に対する姿勢がしっかりしているかどうか。

こういったことが、やはり一番大切なことではないかと思います。

 

 

Q19 外壁塗装工事の見積もりで、ある塗料を薦められました。塗料は種類によってどれぐらいはもつものなのでしょうか?

−回答−

今回は、外壁塗装の塗料の種類に関するお悩みです。 

外壁は家の顔でもあります。

お住まいを綺麗な状態で長く保っていく為にも、外壁の塗装はとても重要になってきます。

建物に使う塗料には、様々な種類があり、 各塗料には、それぞれに適した用途があます。 

したがって単に良い材料、 高い材料を使えば良いということではなく、

“その部分に適した塗料を使う”

ということが最も重要です。

 その部位に対し、適切ではない塗料を使ってしまうと、剥がれ落ちたり、

変色したりしてしまう場合もあります。

ピカピカのところがあっても、部分的に塗料が剥がれていると、

その部分の見苦しさが目立ち、全体的な美しい景観を損ねてしまいますね。

 

また、建物は、その部位によって、劣化の早さや素材の丈夫さが異なっています。

例えば屋根は、雨や紫外線がよく当たるので色あせしやすく、

劣化が激しい部位になります。 直接雨風にさらされやすいベランダも、

同様に劣化が激しい部位と言えるでしょう。 

よって、外壁塗装を行う場合、全体のバランスを考えて、

 塗料を選んでいくことが大切になってきます。

 

コーキングに関しても同様で、劣化の激しい部分と、丈夫な部分とがあります。

 劣化の激しい部分は、勿論、必要に応じて コーキングを行う必要があります。

 しかしながら不必要な部分にまで、 頻繁にメンテナンスを行うのは

余計な手間となってしまいます。

 

また、無駄なコストもかかってしまいます。 こういったことを考慮し、

全体のバランス、各部位の劣化や素材の耐久性など、

しっかりと実際に専門家に見てもらい、 適切な判断をしてもらうことで、 

無駄を省くことができ、最終的なコスト削減にも 繋がると思います。 

 

また、外壁の劣化に関しては、専門家ではないと見えない部分もありますので、 

そういったところまでしっかり見てくれる、 信頼できる業者を選択することも大切です。

 

あとは点検の結果をしっかり依頼者に開示してくれて、 

誠実な提案をしてくれるかどうかなどの仕事をする人の姿勢

これがヨコイ塗装では大切ではないかと思っています。

 

Q20 ペンキ屋さんのデメリットは?

 

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