外壁塗装について質問です。うちは、3社から見積りをとった時、どの業者もチョーキングが酷いので、もうクリア塗装はもう出来ないと言われました。あれから1年後、同じ時期に建てた建て売りの近所の家が、同じように チョーキングが激しいのに関わらず、クリア塗装でやり続けている業者がいます。これは、どちらが正しいのでしょうか?色が落ちているけど、強引にクリア塗装しているということでしょうか?よろしくお願いします。 Yahoo!知恵袋より引用
Q チョーキングがひどいとクリア塗装できないでしょうか?
□アドバイス
できないことはないですが、かなり見苦しくなってきます。
□根拠
そもそもクリア塗料で塗装しづらいサイディングがあります。まずはそういったところをまず考えてきます。
- 光触媒
- 無機
- フッ素
などでコーティングされているサイディング。塗装しづらいサイディング もあります。 塗装しづらいサイディングに遭遇したら、ほとんどの業者さん、日本ペイントさんのパーフェクトシーラー を使うと思います。パーフェクトシーラーは比較的どの塗料にもどのサイディングにも密着しますのでヨコイ塗装でもかなり重宝しています。
このパーフェクトシーラーは塗装すると、若干黄色がかった色が出てしまいます。 従って上にクリア塗料をかぶせても、黄色味がかったクリア仕上げになってしまいます。 見苦しくなってしまいますので、クリア塗料が塗れないと言う結果になってしまいます。従ってクリア塗料が塗装できるサイディングかどうか、そういったものをまず確認してみる必要があります。
その次に、 チョーキングしている壁面は高圧洗浄をしているだけでかなり色落ちをしてきます。ガンで吹いたところで、圧力強かったところ、よわかった所のそれぞれの差がムラとしてできます。 高圧洗浄後に、よっぽど丁寧に雑巾などで拭き取らないときれいになりません。 そして拭き取り作業には非常に人手がかかってきます。かなりコストがかかってくるので、あまりお勧めできません。
またチョーキングは直射日光のよく当たるベランダ周りや南側そして西川によく起こります。方位によって色の違いがあります。そのままクリアを上に塗装すると、色の統一感は全くなくなってくるってことは承知しておかないと駄目にです。そういった理由から普通職人さんは、 チョーキングがひどい外壁にはクリア塗装を嫌がります。
ただこれはですねお客様がどこまでこの見苦しさを許せるかによって違ってくると思います。今回のケースですと「まあ、 それぐらいだったらいいよ」ということがやられたのではないでしょうか・・・?
クリア塗装デメリットもあります。対応年数が過ぎるとですねクリアーというより白くボケたような感じになってきます。日本ペイントさんのピュアライド UV プロテクトクリヤーのウレタン、 でそういった事例を聞いたこともあります。 白身が買った後では、次回クリア塗装ができないのでちょっと気持ち早めの塗装が必要になってきます。
また 他のデメリットとして、3回塗りのチェックがしづらいです。 クリア塗装は乾燥時間によってはツヤが本当にわかりづらいです。職人でも中塗り上塗り の艶の違いが分かりにくくなります。 したがってどこからどこまでだったのか分からなくなる可能性もあります。 そのためよくある中塗りと上塗りの色を若干変えて、3回塗りをしっかりと確認すると言う手法が使えません。 その点は先に把握しておいた方が良いかと思います。
□まとめ
クリア塗装できるにはできます。ただ見苦しくなりますのでお客様次第になります。
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