コーキング材の種類を徹底比較:
シリコン・ウレタン・変成シリコンの違い

公開日: 2025年1月17日更新日: 2026年3月4日読了時間: 7分著者: 横井隆之(ヨコイ塗装 代表)

結論:外壁の目地には変成シリコン系を選んでください

外壁の目地には変成シリコン系を選んでください。塗装可能・耐候性◎・コスパのバランスが最も優れています。

用途推奨材料理由
外壁塗装変成シリコン系塗装可能・耐久性10年・コスパ◎
水回りシリコン系防カビ性能◎・耐熱150℃
コスパ重視変成シリコン系価格と性能のバランスが最良

※施工歴50年・200件以上の実績に基づく推奨(ヨコイ塗装 代表 横井隆之)

目次

  1. コーキング材3種類の概要
  2. 詳細比較表
  3. 各材料の特徴と適用場所
  4. 用途別の選び方
  5. よくある質問(FAQ)

コーキング材3種類の概要

住宅のコーキング工事で主に使用されるのは、シリコン系ウレタン系変成シリコン系の3種類です。それぞれ特徴が異なり、適した用途も異なります。

実績データ

当社では50年以上、200件以上の施工実績があり、適切なコーキング材を選択することで 平均10年以上の耐久性を実現しています。用途に合わない材料を使用した場合、 わずか2-3年で劣化が始まるケースも確認されています。

詳細比較表

項目シリコン系ウレタン系変成シリコン系
塗装可否❌ 不可✅ 可能✅ 可能
耐久年数5-8年5-8年7-10年
価格(1本)300-800円500-1,000円800-1,500円
耐熱温度-50℃ ~ 150℃-20℃ ~ 70℃-20℃ ~ 80℃
防カビ性◎ 優秀△ 普通○ 良好
伸縮性◎ 優秀○ 良好◎ 優秀
紫外線耐性◎ 優秀△ やや弱い○ 良好
主な用途浴室、キッチン外壁目地(塗装前提)外壁目地、サッシ周り
💡 ポイント:価格だけで選ぶと失敗します。用途に合わせた適切な材料を選ぶことが、 長期的なコスト削減につながります。

各材料の特徴と適用場所

💧 シリコン系コーキング

特徴

  • 防カビ性能が最も優れている
  • 耐熱温度が高く(150℃)、給湯器周りにも使用可能
  • 伸縮性に優れ、振動に強い
  • 塗装不可(表面が撥水性のため)

適用場所

  • 浴室、洗面所、キッチンなどの水回り
  • ガラス周りのシーリング
  • 給湯器周辺の高温部分
⚠️ 注意:外壁の目地には使用しないでください。後から塗装できず、美観を損ねます。

🎨 ウレタン系コーキング

特徴

  • 塗装が可能で、外壁塗装に適している
  • 密着性が高く、様々な材質に対応
  • 硬化後も適度な柔軟性を保つ
  • 紫外線にやや弱く、露出部分は劣化しやすい

適用場所

  • 外壁サイディングの目地(塗装前提)
  • ALC外壁の目地
  • コンクリートの亀裂補修
💡 ポイント:塗装を前提とする場合、必ず塗装を行ってください。そのままでは紫外線で劣化します。

⭐ 変成シリコン系コーキング

特徴

  • シリコン系とウレタン系の長所を併せ持つ
  • 塗装可能で、外壁塗装に最適
  • 耐候性・耐久性に優れ、10年以上持続
  • 汚れにくく、メンテナンスが楽

適用場所

  • 外壁サイディングの目地
  • サッシ周りのシーリング
  • ベランダ・バルコニーの接合部
  • 屋根と外壁の取り合い部分
✅ おすすめ:価格はやや高めですが、耐久性と性能のバランスが最も優れており、当社でも最も推奨しています。

用途別の選び方

🏠 外壁塗装を予定している場合

推奨:変成シリコン系 > ウレタン系
塗装可能な材料を選ぶことが必須です。変成シリコン系は耐久性が高く、 10年保証にも対応できます。

💧 水回りの補修

推奨:シリコン系
防カビ性能が重要な浴室・キッチンには、シリコン系が最適です。 定期的な打ち替え(5-8年ごと)を前提とすれば、コストパフォーマンスも優れています。

🔥 高温環境(給湯器周り)

推奨:耐熱シリコン系
150℃以上の耐熱温度が必要な場合は、耐熱仕様のシリコン系を選択してください。

💰 コストを抑えたい場合

注意:材料費を削減すると後悔します
安価なコーキング材を選ぶと、2-3年で劣化し、再施工費用がかかります。 長期的には、適切な材料を選ぶ方が経済的です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 変成シリコンとシリコンの違いは何ですか?

変成シリコンは「塗装可能」で外壁に適していますが、シリコンは「塗装不可」で水回りに適しています。名前は似ていますが、全く異なる材料です。

Q2. 一番耐久性が高いのはどれですか?

変成シリコン系が最も耐久性が高く、7-10年程度持続します。当社の施工実績では、適切に施工された変成シリコンは10年以上持つケースも多いです。

Q3. DIYで施工する場合、どれが簡単ですか?

シリコン系が最も扱いやすく、ホームセンターでも入手しやすいです。ただし、外壁への使用は避けてください。外壁にはプロに依頼することをお勧めします。

Q4. 既存のコーキングが何系か確認する方法は?

目視では判断が難しいです。塗装されている場合は変成シリコンかウレタン、水回りで使用されている場合はシリコンの可能性が高いです。専門業者に確認してもらうのが確実です。

Q5. コーキング材は色を選べますか?

はい、主にグレー、ホワイト、ブラック、クリアなどがあります。外壁塗装を前提とする場合は、後で塗装するため色は気にする必要ありません。

Q6. ウレタン系は必ず塗装が必要ですか?

はい、ウレタン系は紫外線に弱いため、塗装しないと急速に劣化します。露出部分には必ず塗装を行ってください。

Q7. 2液型と1液型の違いは?

2液型は主剤と硬化剤を混合するタイプで、プロ向けです。1液型は混合不要でDIY向けですが、耐久性は2液型の方が優れています。

Q8. 古いコーキングの上から新しいコーキングを充填できますか?

「増し打ち」として可能ですが、耐久性を考えると「打ち替え」(古いコーキングを完全撤去)をお勧めします。増し打ちは5-7年、打ち替えは7-10年が目安です。

Q9. コーキング材の保管方法は?

未開封であれば冷暗所で1年程度保管できます。開封後は早めに使い切ってください。高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所に保管します。

Q10. プロに依頼した場合の費用相場は?

一般的な戸建て住宅で、打ち替えが15-30万円、増し打ちが10-20万円です。使用する材料や建物の大きさにより変動します。無料診断でお見積もりいたします。

まとめ

  • 外壁塗装には変成シリコン系またはウレタン系を選択
  • 水回りにはシリコン系が最適(防カビ性能が優秀)
  • 価格だけで選ばず、用途に合わせた適切な材料を選ぶ
  • 変成シリコン系は価格と性能のバランスが最も優れている

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