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家屋に藻やカビがある時の外壁塗装工事|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装の考える目安として、外壁に付着するカビやコケがあります。カビやコケが生えるということは、外壁に余計な水分が付着しているということで、塗膜による防水性能が低下してきているサインといえますが、かなり見た目が悪くなりますので、できれば外壁にカビやコケが付着するのは防止したいですよね。

外壁に付着するカビとコケの違い

 今回のテーマは「外壁につくカビの種類とその対策」としています。テーマの中に「コケ」は含まれていません。テーマの中に「コケ」を含まなかったのには理由があるのです。外壁塗装の劣化を見分ける方法として、「カビやコケの付着」というように、ほとんどセットで出てくる「カビ」と「コケ」ですが、この2つは似ているようで全くの別物です。「カビ」は菌類に属しています。つまり微生物です。一方、コケは藻類になりますので植物なのです。

植物である「コケ」が外壁に付着すると、見た目は非常に悪くなり、付着した部分が常にジメジメしているため、外壁に悪影響を及ぼしますが、人体に影響を及ぼすことはありません。しかし、菌類である「カビ」は、「コケ」と同様に外壁の美観を損なうほか、水分を蓄積して外壁に悪影響を及ぼすほか、人体にも影響を及ぼします。具体的には、カビが繁殖するための「胞子」を大量に吸い込むことによって、アレルギー症状が出てしまうことがあります。そのため、「カビ」は「コケ」以上に警戒しなければならないのです。

外壁に付着するカビの種類と繁殖する条件

 屋内・屋外問わず、住宅に付着しやすいカビとしては、クロカビ、ススカビ、アオカビ、ケカビ、黒色酵母菌、コウジカビなどがあります。カビそのものは数万種類存在するといわれていますが、住宅に付着するカビは、その中の57種類と言われています。住宅に付着するカビが繁殖する条件としては、以下の点が挙げられます。

 

  1. 立地的な条件ー住宅に付着するカビが繁殖するには、日当たりが悪いこと、風通しが悪いこと、湿気がたまったり結露を起こしやすいなどの原因によって、適度に水分があることが条件として挙げられます。つまり、暗くてジメジメした場所こそが、カビの繁殖に最適な空間となるのです。
  2. 構造上の条件ーカビは水分がなければ繁殖しづらい生物です。しかし、外壁は屋外にあることから、雨や結露によって外壁に水分を含んでしまい、そこからカビが繁殖してしまいます。そのため、外壁に凹凸があればあるほど、その部分に水分がたまりやすく、カビが繁殖しやすいと言えるのです。具体的には、吹き付け材によって細かい隆起を有するモルタルの壁や、ストライプなどの模様があしらわれたサイディングボードなどが、カビが繁殖しやすい外壁となっています。

カビの予防方法

 通常、原因が分かればそれを取り除くことが予防となるのですが、外壁に付着するカビを原因から取り除くと考えると、立地を変えるか外壁を変えるかといった、非常に大掛かりな作業になってしまいます。そのため、ここでは、それ以外の予防方法についてご紹介します。 

①カビの徹底除去

 カビは、少しでも残してしまうと、そこから再度繁殖を始めてしまいます。そのため、予防するためには、カビを徹底的に除去する必要があります。外壁の塗装工事を行う際に高圧洗浄を実施しますが、実は高圧洗浄で流れ落ちている部分は、カビのうわべだけなのです。カビは、外壁に付着すると、菌糸と呼ばれる植物の根のようなものを外壁の内部まで伸ばしていきます。高圧洗浄だけでは、その菌糸まで除去することはできません。

 そこで、カビが繁殖した外壁には、高圧洗浄前に中性洗剤なので滅菌した後に洗浄を実施します。そのため、奥深くまで根付いた菌糸にもダメージを与えることができ、再繁殖を防止することができます。

ヤネコケトール

②防カビ塗料の使用

 塗料には、少なからず防カビ機能が備わっていますが、それよりも防カビ効果の高い塗料も販売されています。また、添加剤タイプの防カビ材も販売されていますので、それらを使用してカビを予防するという方法もあります。防カビ塗料や防カビ材を使用することで、57種類のカビの他に、700種類以上の菌を予防する効果も期待することができます。

カビが発生した場合の注意点

 カビが発生した場合、安易にご自身で取り除こうとすると、カビの胞子が皮膚に付着したり目に入ったりすることもあります。ご自身で行う場合は、ゴーグルやマスク、手袋などを準備し、カビの胞子が触れないよう十分ご注意ください。また、ご自身でカビの除去を行ったとしても、菌糸が残っている以上はすぐに繁殖を開始してしまいます。なるべく専門の薬品を使用してくださいね。

藻やかびがある時の外壁塗装工事について

現場でも通りがかったお住いでも、少し藻やカビで汚れた感じのお住まいを見かけることがあります。藻やカビによる外壁の汚れは、ていどによりますが、あまり見て目に良くなく、汚い印象与えます。過湿な日本の環境の建物とくれば、藻やカビにとってこれほど快適な環境は無いのです。通常、塗膜がしっかりとしている場合は、ブラシやたわしで擦れば、藻やカビも落ちることがほとんどです。

しかしながらサイディングの素材部分まで根付いている場合があります。そんな場合は塗装時にはしっかりと殺菌して置かなければいけません。藻やかびは生命力が強く、処理が甘いと、少ない年数経過で再度また発生する可能性が高くなってしまいます。塗装する時点で、薬品を使ってしっかりとした処理をしておくのが好ましいです。

今回の現場でも、薬品を噴霧した後に高圧洗浄で汚れを落としていきました。(藻やカビは一般的なお住いでは、浴室や北側の湿気が多いところや風通しの悪いとこでよく見ます。)

外壁塗装工事の際には、洗浄剤で汚れをしっかり完全に洗い落としてから、その後、防カビ剤入りの塗料を塗ることでカビを防ぎます。今回使用する下塗り材は、ファイン浸透シーラー(もちろん防カビ剤入)

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特長

  • 弱溶剤系
    ターペン可溶(弱溶剤)タイプなので、強溶剤タイプに比べ臭気がマイルドです。
    塗り替え塗装時には幅広い旧塗膜適正があり、上塗りの選択幅も広いので、使いやすく便利です。
    (ただし、上塗り塗料に強溶剤形塗料は塗装できません。)
  • エポキシ樹脂
    浸透性が高く、素材に対して「くさび効果」を発揮します。ぜい弱素材の表面を補強し、強度を高め、素材と強固に密着します。
  • 使いやすさ
    ニーズに合わせて、透明タイプとホワイトタイプを用意。各種外壁からスレート屋根まで、幅広い下地に適用できます。

日本ペイントより

外壁のコケやカビ

コケが生える仕組みとは

 コケの対策を行うためには、まず初めに、コケが生える仕組みを知っておく必要があります。コケや藻は、何もないところからいきなり生えてくるように見えますが、その正体は、風に乗って飛んできた胞子が外壁に付着することで、そこから根をはることでコケが生えてきます。

基本的には、どんな材質であっても生えてくる可能性があります。外壁以外ですと、石やお風呂のタイル、土の上など、硬さに関係なく生えてくる繁殖力の高い植物となっています。

しかし、どんな場所であっても胞子が付着すると必ずコケが生えるのかというと、そうではありません。胞子が付着した場所に、十分な湿度と栄養があることが必須の条件となっています。

コケの予防策

 コケが繁殖するためには、十分な湿度が必要です。逆に、十分な湿度がなければ、コケが繁殖する条件が整いません。そのため、可能な限り湿度を下げることが、コケの繁殖を予防する対策となります。梅雨の時期や、雨が多い時期などは、どうしても湿度が高くなりがちですので、

コケの予防をするのは非常に難しいですが、風通しを良くすることで、乾燥させやすい環境を作り出すことができます。

例えば、外壁の近くにたくさんのものを置いている場合や、植物を植えている場合は、風通しが悪く、濡れた外壁が乾きにくくなっています。つまり、長時間、外壁に湿度が含まれてしまいますので、コケが発生しやすくなっています。そのため、外壁付近に物を置かない、植物を植えないということを意識すれば、コケの発生を予防することができます。

また、外壁そのものの防水性を高めるのもコケの繁殖を防ぐ予防策となります。新築の外壁は、非常にコケが生えにくくなっていますが、それは、外壁そのものの防水性が高く、すぐに乾燥しているのが原因です。そのため、新築の外壁と同様に、防水性能を高めることでコケの発生を予防することができるのです。外壁の防水性能は、外壁塗装を行うことで高めることができますが、一度外壁塗装を行うと、恒久的に防水性能を高めることができるというものではありません。外壁塗装による防水性能は、塗料によって作られる膜(塗膜)によって高められますので、塗料の劣化により徐々に低下してきてしまいます。そのため、定期的な外壁塗装を行う必要があります。

コケが生えるとどうなる?

 外壁にコケが生えてくると、外壁の見た目が非常に悪くなります。まるで、掃除をしていないような汚い外壁となってしまいますので、ご近所さんの視線が気になってしまいます。実は、外壁にコケが生えてしまうと、他にも影響が出てしまいます。

1つは外壁そのものの劣化です。コケが生えてしまうことによって、その部分だけが湿気を帯びてしまいますので、コケが生えた部分だけ湿気による腐食が進行してしまいます。雨や台風といった一時的な湿気ではなく、常時、湿気を帯びた状態で付着していますので、その間、ずっと腐食が進捗している状況になってしまうのです。

また、コケを放置することによって、カビが発生する原因にもつながります。カビが発生することで、人体にもアレルギーという形で悪影響を及ぼします。

コケを掃除するには?

 どれだけ注意していても、コケの発生を100%防ぐことはできません。コケの繁殖力は非常に高く、ちょっとしたことで条件がそろってしまうと、すぐに繁殖してしまいます。

そんな百害あって一利なしのコケを除去するためには、私たちプロは、塩素系漂白剤をつかうことがあります。しかしカビが残りにくい反面、サイディング自体を痛めてしまう可能性があります。よく、コケを取るために水で濡らした雑巾やたわしで、力いっぱい外壁を磨いている姿を見かけますが、強くこすってしまうと、外壁そのものに傷がつき、そこから腐食が進捗してしまいますので、おすすめはできません。

では、もしコケが発生してしまったら、どうすればよいのでしょうか。まずは、手作業でコケを落とす方法です。台所洗剤のような中性洗剤を使用し、外壁をこすることでコケを落とすことができます。ただし、力任せに外壁をこすると、塗膜や外壁に傷がついてしまうこととなり、コケを落としてもすぐに生えてきてしまいますので、力加減には注意が必要です。

次に、高圧洗浄でコケを除去する方法です。市販の高圧洗浄機を使ってコケを落とすという方法ですが、洗剤を使用しなくても、高圧の水で深く根のはったコケを簡単に落とすことができます。しかし、外壁に傷や痛みがある場合に高圧洗浄することで、外壁の内部にまで水が浸透してしまい、外壁材の内部が劣化してしまうという可能性もあるため、注意が必要です。

また、あまりに圧力が高い場合や、塗装が劣化している場合などは、高圧洗浄機を使用することで塗料が剥がれ落ちてしまうこともあります。塗料がはがれてしまうと、外壁材がむき出しとなってしまい、雨や湿気に非常に弱い状態となってしまいますので、それらの心配がある場合は、高圧洗浄機の利用は中止されたほうがいいでしょう。スチーム洗浄も同様に、サイディングの塗膜やシーリング目地を痛める時があります。

そこで、一般の方には、塩素系漂白剤よりかは、馴染みのある台所用洗剤をお勧めします。(※中性洗剤)

湿度が高く、コケが生えやすい。どうすればいいの?

 お住いの地域によっては、湿度が高く、どうしてもコケが生えやすいという環境のところもあります。ヨコイ塗装のある愛知県も、非常に湿度が高くジメっとした地域です。そんな地域にお住いの場合、コケの発生を抑止する方法はあるのでしょうか。

コケを抑止するには、コケが生えづらい環境にすることが重要です。例えば、風通しを良くすることによって、少しでも湿気を逃がす工夫をする。つまり、外壁のそばに極力、物を置かずに風通しを良くするという方法も抑止方法の1つです。

また、コケが生えやすい凹凸を極力なくすことも抑止できる方法の1つとなります。外壁そのものを平らなものにする、外壁に生じたヒビを補修するといった方法で、コケを抑止することができます。それでもコケが生えやすいというのであれば、外壁塗装を行う前に、しっかりバイオ洗浄等の専門対策を行うという方法があります。コケは外壁の奥深くまで根を張っていますので、しっかり除去して、抑止策を講じてもすぐに生えてくるという状況であれば、根が残っている状況ということが考えられます。

外壁塗装の業者に依頼すると?

 コケが生えた場合ということは、外壁の塗膜が薄くなったサインでもありますので、その機会に外壁塗装を検討するというのも1つの方法です。外壁塗装を専門に行う業者であれば、外壁の状態をしっかりと調査し、手作業でコケを落とすべきか、高圧洗浄でコケを落とすかという点で最適な方法を使ってコケを落とします。

また、表面だけきれいにしたとしても、根が残っているとすぐに生えてきてしまいます。そのため、ほうっておくと劣化速度が早くなります。

このように、コケはとても発生しやすく、さらに除去しにくいという特徴があります。まずは、定期的に外壁塗装を行い、外壁の防水性能を高めることで、建物のメンテナンスとコケの予防を同時に行い、さらに湿度が高くならないような対策をとることが必要となります。

 コケが生えている外壁であっても、きれいに除去しないまま塗装してしまうと、仕上がりの品質も悪くなりますし、コケによる外壁材の劣化も止めることができません。さらに、塗装の耐久年数も大きく下がってしまいます。

シリコンに塗装するときは|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

※シリコンにペンキを塗るとき

シリコンにペンキを塗ってもすぐ剥がれますよ!シリコンには、基本的に塗料は乗らないです。密着性を高めてからから、ペンキを塗らないと簡単に剥がれてきます。

ではどうすかというと?

ヨコイ塗装では、専用の接着剤を打って、シリコンの上に塗装をしています。今回のお住まいでは、プロパンから都市ガスに変えて、そしてその穴埋めに、シリコンが使ってありました。そういった補修後に、ただペンキを上に塗って、見栄えだけ良くする業者さんもいらっしゃいます。そんな細部までこだわってくれるかどうか?専用接着剤で密着を良くしてくれているか?そんな配慮があるとうれしいですね。

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、

ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。

☎0587−93−1546

 

外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

劣化した塗膜の剥離

 塗膜がチョーキング(粉が手に着く現象)やクラックしている場合には、放置していると塗膜が剥がれてしまうため、事前に手作業ですべて剥がします。塗膜がしっかりしている場合は、そのまま利用します。 塗膜がしっかりしていない場合は、現在の外壁塗装がどこまで生かせるか?外壁塗装をやり直す場合どうしてるのか?などを考えて進める必要があります。

外壁のほかに、雨樋等の付帯部分に関しても塗膜の剥がれが起こる事はあります。雨どいなどは気温差によって部材が伸び縮みします。塗料がその動きに対応しきれない時に剥がれが起きるケースがあります。 したがって付帯部の塗装と言って 甘く見て、外壁と同じような塗料で塗り替えする業者さんはお勧めできません。

 

(防カビ対策も下地処理で大切なことです。)

ケレン作業

 ケレンとは、ヤスリ等で鉄部や木部の汚れ、錆を落とす作業のことを言います。 これを行うことで、汚れを落とすと同時に、塗料の密着性を上げる「目粗し」という工程も同時に行います。

(サンダーによるケレン作業)

クラックの埋め込み

 モルタルの外壁でクラック(ひび割れ)を起こしている部分があると、ここから雨水が侵入し、内部を腐敗させて今いますので、埋め込み作業を行い、雨水が侵入しないようにします。

シーリングの補修

サイディングやALCといった外壁を使っている場合、地に使われているシーリング(ゴムのような弾力性のある素材)にも、ひび割れや剥離といった劣化現象が生じます。そのため、シーリングを打ち増すか、モノによっては打ち直しを行います。

肌合わせ

クラックの埋め込み等で表面がガタガタになってしまうと、そのまま塗装した場合、凹凸の激しい仕上がりとなるため、外壁の凹凸をなくす肌合わせの作業が必要となります。

下塗り

下塗りは、中塗りや上塗りの密着性を上げるため、塗装面を整えるための塗料で最初に塗る工程になります。これを行うことで、中塗りや上塗りの仕上がりが良くなります。

下地処理がなぜ重要なのか

下地処理がどういう工程で行われているのかを見て気付かれた方もいらっしゃると思いますが、下地処理では、塗装する面を事前にキレイにすることを目的としています。例えば、スマートフォンやタブレットに画面保護シールを貼るシーンを想像してみてください。ほこりが大量に付着している状態で、画面保護シールを貼るとどうなるでしょうか。

最近は、多少のほこりなら空気が入らない画面保護シートも売られていますが、それでも、ほとんどの場合は、気泡だらけで汚い仕上がりになってしまうと思います。

そうなると、貼った直後はよくても、数日で気になりだして、結局、貼りかえる羽目になっていまいます。そうならないためにも、画面保護シールを貼る場合は、きちんと画面をきれいにしてから貼りますよね。

 外壁塗装も同じです。下地処理をいい加減にしてしまうと、ほこりまみれの画面に画面保護シールを貼るのと同じように、汚れの上に塗装することになっていまいます。

そうすると、どうなるでしょうか?

壁面が汚れた状態ですので、汚れの上に塗料を塗り、外壁に直接塗りこめない部分が出てきますので、塗料の吸着度にも差が出てきます。そのため、運が悪ければ、1年程度で塗料が剥がれてくるという状況になる可能性が出てきます。

 下地処理をきちんと行っていれば、凹凸なくきれいな仕上がりになりますし、すべての面が直接外壁に塗り込めることになりますので、吸着度にもほとんど差が出ません。そのため、耐用年数が上がるというわけなのです。

屋根塗装に関しても、特に北側面の壁に気を使わなければいけません。南側と比べ紫外線が当たりにくいのでカビが発生しやすく、新しくなった塗料を塗ってカビが塗膜を侵食すると言うことが起こりえますので、しっかりとカビは除去することが大切です。

塗料の乾燥状態について

 塗料は、塗った後に雨が降ったりしなければ、4つの段階を経て完全に乾燥することとなります。

①塗りたて

 塗装を行ってすぐの状態です。全く乾燥していない状態ですので、指で触ると指に塗料が付着してしまう段階です。「ペンキ塗りたて」と同じ状態ですので、塗装個所に何らかのモノが当たらないように注意が必要な状態となっています。

②指触乾燥

 塗料を塗ってしばらく時間が経過すると、指触乾燥という段階に入ります。指触乾燥の段階では、軽く指で触った程度では塗料が指に付着しない程度まで乾燥している状態です。しかし、力強く触ると指に付着する程度にしか乾燥していませんので、次の塗装の段階に移行するにはまだ乾燥が足りないという状態です。

③半硬化乾燥

 指触乾燥の次の乾燥段階は、半硬化乾燥という段階になります。半硬化乾燥の段階では、指でこすった程度では、塗料にこすり跡が残らない程度に表面がしっかり乾燥してきている状態になります。まだ、強く押し込むと凹みが発生する程度に、塗料内部は乾燥していない状態になりますが、表面はある程度、乾燥していますので、次の塗装の段階に移行しても大丈夫と言われる状態になります。

④硬化乾燥

 半硬化乾燥の次は硬化乾燥という段階になります。硬化乾燥の段階では、指で強く押し込んでも凹みが出ない程度に、塗料内部も乾燥している状態になります。硬化乾燥まで進んでいると、見た目や感覚としては、完全に乾燥している状態に見えますが、実際には内部では少し乾燥していない部分が残っているという状態になります。

⑤完全乾燥

 塗料が表面も内部もすべてしっかりと乾燥して硬化している状態のことを完全乾燥と言います。この段階まで進むと、塗料はしっかりと乾ききっていると言えますが、この段階に到達するのは、塗料を塗ってから1~2か月かかると言われています。

 屋根や外壁の塗装を行う上で、重ね塗りを行うための乾燥としてここまで待つのは現実的ではありませんし、長くても硬化乾燥の状態では、雨等による影響はないと言われています。ただし、完全乾燥の段階までは薬品に弱いという特性がありますので、掃除をする際に薬品を使ってしまう事で塗料が劣化してしまう事も考えられます。その点だけには注意が必要です。

一般的な乾燥までの時間

 雨や雪が降ったというような状況でなければ、ほとんどの塗料で重ね塗りを行うまでの時間はおおむね4時間と言われています。例えば、日本ペイント製の水性シリコンエポサーフという下塗材では、温度が23度、湿度が50%のときは4時間と記載されています。しかし、使用する塗料によって適正乾燥時間が異なります。特に、防水性の高い塗料については乾燥しにくいという特徴があります。実際には適正乾燥時間をメーカーが定めてカタログや塗料に記載がされていますので、その時間を守る必要があります。また、温度や湿度によって乾燥にかかる時間が変化します。それらを考慮して、乾燥までの時間を考慮して、重ね塗りの時間を定めなければなりません。

3.乾燥の重要性について

 乾燥していない状態で塗料の重ね塗りを行うと、どのような影響が出るのかについてですが、まず1つ目に、乾ききっていない塗料自体がしわになってしまうという問題があります。このような状態になってしまった場合は、一度剥離してやり直す必要があります。そうしなければ、しわになった部分の縮みによる塗装の割れ等につながってしまいます。

 次に、下に塗った塗料と重ねて塗った塗料の色が混ざってしまい、狙い通りの色を出すことができなくなるという点です。ほとんど乾燥時間を取らなかった場合に起こり得る問題ですので、ほとんどありませんが、梅雨の時期等、乾燥しにくい時期においては発生する可能性があります。

まとめ

 屋根や外壁の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと、3回に分けて重ね塗りを行っています。塗料の乾燥状態については、重ね塗りを行う上で非常に重要なポイントとなります。そのため、少なくとも半硬化乾燥の段階まで塗料が乾燥するまでは、重ね塗りを行うべきではありません。どうしても短い期間で重ね塗りを行いたいという状況であれば、温度が低い、天気が悪いといった条件の場合、乾燥までの時間が長くなりますので、夏季や比較的温度が高い晴れた日に塗装を行う必要があります。日当たりの良い南側から塗装工事をしてもらう等の工夫もできます。そうすることで、少しでも乾燥までの時間を短くすることができます。

 

外壁塗装工事時の高圧洗浄|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

高圧洗浄は、塗装工事において外壁についた汚れや古い塗膜を洗い落とす非常に重要なプロセスとなっています。高圧洗浄を行わなかった場合、汚れや古い塗膜の上から塗装を行うこととなってしまいますので、その汚れや古い塗膜が剥がれるのと同時に、新しく塗装した塗膜も剥がれ落ちてしまいますので塗装の耐久性が著しく低下してしまいます。

高圧洗浄を行う目的

 外壁塗装を車でイメージすると分かりやすいかもしれません。コーティングを施した車は、水でさっと洗い流すときれいになりますが、コーティングを張り替える場合は、古いコーティングを取り除いた後に、新しいコーティングを行わなければなりません。

外壁も同様で、塗装したてのきれいな外壁であれば、水で洗い流すことで汚れを落とすことはできますが、外壁塗装を行う際には、古い塗装をきれいに落としてから、新しい塗料の塗っていく必要があるのです。

その理由は、外壁塗装を行う際には、外壁に下塗り・中塗り・上塗りという順で外壁に塗料を塗っていきますが、その外壁にはもともと塗られていた古い塗料の膜(塗膜)が残っています。古い塗膜はチョーキングといって、粉状(古い塗料を手で触った時に、手が白くなる状態)になって剥がれていきますが、一気にすべて剥がれるわけではありません。

実際にチョーキングしている外壁と触るとよくわかりますが、どれだけ触っても、次から次へと白い粉が手や服についてしまいます。この上から塗料を塗ると、外壁に塗料を塗っているというよりは、劣化した粉状の古い塗料に、新しい塗料を塗っている状態になり、すぐに剥がれ落ちてしまいます。そのため、まずはしっかりと古い塗料を洗い落とす必要があるのです。

 また、外壁は外気にさらされていますので、どうしても汚れやコケ・カビが付着しています。これらも、塗装を行う際にはきれいに洗い流しておかなければ、古い塗料と同様に、新しい塗料がすぐに剥がれ落ちる原因となってしまいます。

これらをキッチリと洗い落とすために、高圧洗浄は必ず実施しなければならない工程になるのです。

「チョーキング現象」。

ウィキペディアより

チョーキング(Chalking)とは日本語では白亜化(はくあか)とも言い、主に塗装表面が暴露状態の際に紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料チョーク(白墨)のような粉状になって顕われる現象や状態をいう。

原因[編集]

大きくは次に記す原因でチョーキングが起きる。チョーキングが生じた以降も手入れを怠ると塗装の機能を失ない、保護していた材料が露出して酸化が始まる。

  • 長期間の暴露により、太陽光の紫外線で表層樹脂が分解する。

  • 塗料中に分散された顔料、特に二酸化チタニウム等の表面で起こる光触媒反応でラジカルを発生し、塗膜中の樹脂が加水分解されて起こる場合がある。

  • 塗装前に塗料が十分に撹拌されず原材料の分離や沈殿により生じる。

  • 立地条件や使用条件に応じた耐候性のある塗料を用いていない。

高圧洗浄機を持っていると、自分で行える?

 某テレビショッピングで購入された方を含め、高圧洗浄機をお持ちの方は徐々に増えてきているように感じます。では、高圧洗浄機をお持ちのお客様は、ご自身の高圧洗浄機を使用して、高圧洗浄にかかる費用を削減することはできるのでしょうか。

 私ども塗装業者の視点から言えば、それは「微妙・・・」という答えになります。その理由は、市販の高圧洗浄機を使用した場合、外壁をきれいにするための水圧が不足しているため、しっかりと汚れを落としきることができないためです。

 一般家庭で購入できる市販の高圧洗浄機は、8MPa(メガパスカル)~12MPaという水圧ですが、外壁塗装で使用する高圧洗浄機は、14.7MPa以上必要とされています。14.7MPa以上の高圧洗浄機をお持ちの方であれば、その水圧は外壁塗装で使用されるものと同等となりますが、それらの高圧洗浄機は主に業務用で1台60万円前後しますので、なかなかご家庭でお持ちの方はいらっしゃらないのではないでしょうか。

 また、水圧が満たしていたとしても、その水圧を外壁に当てても大丈夫なのか、という問題があります。外壁の傷みが激しい部分に、同じ水圧で水を当ててしまうと、損傷している部分から中に浸水してしまうことがあります。そのため、外壁の状態をしっかりと確認したうえで、最適な水圧で高圧洗浄を行う必要があり、ご自身で行うと外壁の劣化を速めてしまうことにつながる可能性が生じてしまいます。

そのため、高圧洗浄は専門の業者に依頼することをお勧めしています。

高圧洗浄にかかる費用

 高圧洗浄の費用は、1㎡あたり100円~300円が相場となっています。そのため、外壁や屋根の広さによって値段は上下しますが、100㎡であれば、10,000円~30,000円が相場となりますので、それより明らかに高い金額を要求してくる業者があるとすれば、悪徳業者である可能性があります。

また、逆にこれよりも低い料金(例えば、高圧洗浄は無料で実施など)という業者も、高圧洗浄を丁寧に行わない可能性がありますので、注意が必要です。

高圧洗浄にかかる時間

 高圧洗浄は、水で汚れを洗い流すというイメージよりも、水圧で汚れを剥がすというイメージのほうが近いかと思います。そのため、表面を水でざっと洗い流しても、古い塗料を落とすことはできません。古い塗料を落とすには、高圧の水でしっかりと削り落とす必要があります。そのためには、一般的な大きさの家の場合、4時間~8時間かけて作業を行う必要があります。

これを1時間や2時間といった短時間で終わらせてしまう業者の場合、古い塗料や汚れがしっかりと落としきれていない可能性が高いでしょう。また、高圧洗浄を行った翌日は、しっかりと外壁を乾燥させなければなりません。つまり、高圧洗浄は2日がかりの作業となります。1日で高圧洗浄を行って、さらに塗装も行うという業者があれば、その業者の品質は非常に低い可能性が高いでしょう。

高圧洗浄のポイントと実施タイミング

高圧洗浄は、高圧の水の力で外壁を洗浄しますので、洗浄できるだけの圧力を作り出す必要があります。

塗装工事の高圧洗浄の圧力は、家庭用の高圧洗浄機よりも高い圧力を作り出す必要があります。一般的な塗装工事で使用される圧力は120Mpa程度といわれており、様々な耐久テスト等は、この120Mpaを基準に実施されています。

外壁の高圧洗浄で最も注意しなければならない点は、水の飛散です。もちろん、高圧洗浄によって、外壁の汚れをしっかり落とす、古い塗膜を削り落とすといったことも重要なのですが、高圧洗浄を行っている最中に最も注意しなければならない点は、この飛散という問題になります。高圧洗浄では、屋根や外壁の汚れを高圧の水でこそぎ落とすことを目的としていますので、飛散する水は、その汚れを含んだ水となります。その水が自宅や隣家に飛散しないように細心の注意を払う必要があります。

 腕のいい職人さんが高圧洗浄を行うと、水が飛散する方向をある程度コントロールすることができますので、他の部分に及ぼす影響は少ないのですが、新人さんや不慣れな職人さんが高圧洗浄を行うと、いろいろな方向に水が飛散してしまい、ご近所トラブルのもとになることもありますので、事前にご近所の方々にご説明しておくべきかもしれません。(なるべくなら、飛散の少ない雨天時にするのが、洗濯物や布団も周囲に少ないので良いです)

高圧洗浄後の確認ポイント

高圧洗浄は、外壁を高圧の水を使用して洗浄していきます。そのため、水が撥ねて洗浄していない部分も濡れてしまいますので、1回の高圧洗浄だけでは実際にすべての部分の洗浄が完了しているかどうか、確認するのは難しくなっています。高圧洗浄を行った後は、一度乾燥させて洗い残しがないかしっかり確認する必要があります。

 特に、外壁がチョーキングしている場合などは、高圧洗浄を行っている間、白く濁った水が流れ続けます。ある程度、濁りが無くなったからと、そこで洗浄を終了してしまった場合、乾燥させたときに洗浄できている部分とできていない部分で非常に大きな差が生じていることがあります。そのため、手間はかかりますが、高圧洗浄を行った後、いったん乾燥させてもう一度、洗い残しがないかどうかチェックする必要があります。必要時には、水拭きする必要もあります。

高圧洗浄を実施するタイミング

 高圧洗浄は、塗装工事の下地処理の一部として考えることができます。そのため、金属部分や木部のケレン、シーリングのメンテナンス、その他の外壁のメンテナンスと同じタイミングということになりますが、実際には数ある下地処理の中で、どのタイミングで実施するべきなのでしょうか。これには様々な見解が、職人さんの中であります。

 目立った見解としては、シーリングのメンテナンス後になります。高圧洗浄で使用する水は、圧力によって非常に強く外壁に当たることになります。シーリングが劣化している状態で高圧洗浄の水を受けると、シーリングがその力に耐えきれず、劣化している部分から外壁内部に水を侵入させてしまうことになります。そうなると、水がサイデイングの断面から侵入してしまいます。

その結果、コーキングのシーラーを塗るのにも、断面を乾かすのにかなりの時間を要してしまいます。結果コーキングしっかりと付着しない不良事故につながる場合もあります。そうならないためにも、しっかりとシーリングをメンテナンスした後に、高圧洗浄を行う場合もあります。

ヨコイ塗装では、お住いの状況に合わせて、高圧洗浄のタイミングを見計らっています。特にケレン作業後にやると、ケレンで出た汚れを高圧洗浄でついでに洗い流せるので、ケレン後に高圧洗浄を普段行っています。

 高圧洗浄は、手を抜こうと思うと、簡単に手を抜ける工程になります。この部分の手を抜くだけで数日間の工程を削減することができますので、品質より価格を重視している塗装業者の方や、悪徳業者においては、高圧洗浄を省略したり、簡略化したりしてコスト削減を図っているようです。(足場がしっかりとしていないと出来ない作業なので、まずはしっかりとどんな足場を組むだけでも、良い業者選びにつながると思います。)

しかし、高圧洗浄は、塗装工事の仕上がりだけでなく、塗装工事そのものの耐久性にも関わってくる大変重要な工程となっています。コスト削減という目的だけで簡略化や短縮すべき工程ではありません。もし、高圧洗浄を蔑ろにしている業者に依頼してしまった場合は、早めに業者を変更すべきかもしれません。

高圧洗浄と言うのは水圧を利用して外壁に付着している汚れ、藻などを綺麗に洗い流すことです。北側の湿気が多い外壁などの場合、緑色の藻が外壁にこびりついてしまい、ブラシなどを使って掃除をしても落とせないと言うケースも多く在りますが、水圧を使う事で外壁は新築時とまではいかないまでも、かなり綺麗なものになり、塗膜を塗り重ねても剥がれない状態を作り上げることが出来るようになります。

写真や動画の形にして残しておくことが品質につながる

そもそも高圧洗浄は、旧塗膜をしっかりと洗い流す目的があります。屋根や外壁についている泥や砂、鳥のフンなどの汚れ、コケや剥がれかけている以前の塗料などを塗装前にきれいに洗い流します。また、塗装面をきれいに洗い流すことによって、素材の痛み具合や、補修が必要な箇所の有無などが確認出来るのです。

でも実際は、一度屋根塗装や外壁塗装を塗ったあとになると、高圧洗浄がきちんとおこなわれているかどうかは、一般的に判断するのは難しいところでしょう。特に屋根になると、下からでしか見ることが出来なく、距離も遠く、下から覗く角度からになるとどうしても見づらいものになってしまいます。したがって写真や映像等で、工程ごとに作業を確認しておくことは、良い工事品質にもつながります。

高圧洗浄後の乾燥時間は大切

高圧洗浄をいかに丁寧におこなっている業者かどうかによって、塗膜の持ちや仕上がりの美しさが変わってくるのだといえるのです。屋根塗装の腕前もさることながら、そういった細部に渡る心意気が、良い塗装工事につながります。なお、屋根や外壁などをきれいに洗い終わった後、しっかりと時間を掛けて乾かす業者であることも、実はよい塗装業者の重要な要件です。よく乾かさずに塗装を施してしまうと、塗膜と住宅素材の間に入ってしまった水分の逃げ場がなくなって、結果として塗膜の剥がれにつながるからです。(特に気温の低い冬季には気をつけてくださいね)

外壁塗装時の高圧洗浄の重要性

高圧洗浄作業時における注意

適切な圧力で外壁を傷めない程度、汚れがしっかりと落ちる圧力で・・・いわゆるケース・バイ・ケースで柔軟に対応することが求められます。強すぎず・・・高圧洗浄機は、普通の方がホームセンターなどで購入するものより、はるかに圧力が出る業務用のプロが使う機械です。したがってかなりの水圧が出ます。建物本体を傷ませない圧力が必要になってきます。(塗装工事で使用されている高圧洗浄機は最大圧力が、コイン洗車機の1.5倍前後のものが一般的です。)至近距離から過度の圧力での洗浄は躯体痛めてしまうことがあります。弱すぎず・・・また弱すぎると充分に汚れが落ちていなく、せっかく塗った塗料の剥がれにつながります。表面をなるべくキレイにしてから塗ることは塗装の基本です。特にカラーベスト屋根ですと、苔やカビがしっかりとこべりついている場合があります。そのためには、しっかりとノズルを近距離にもっていって、汚れを落として行く必要があります。

ヨコイ塗装では、フルテックさんの高圧洗浄機を使用しています。

高圧洗浄機

(高圧洗浄機もちゃんとしたものを持っているか確認してみてくださいね)

※高圧洗浄では、やはり汚れが結構飛び散ります。

したがって汚れが飛ばないように配慮してもらうよう必要があります。ネットでも充分な時がありますがネットを超えて汚れが飛んでいく時もあります。水に塗らえたらまずいものは慈善に濡れない場所にどけてもらいましょう。また、車や花壇、洗濯物そういったものに、特に注意を向けると良いかもしれません。

※高圧洗浄をするときに良いタイミングがあります。それは雨降り時に高圧洗浄するということです。雨天時ですと近所でも洗濯物を干している方も少なく、また雨が降るっているために汚れが遠くまで飛ぶことが少ないです。

※最低でも丸1日は間をあけてもらいましょう。濡れたままの状態に塗装をしますと、剥がれの原因になってしまいます。 したがって、下地の状況や季節によっては,丸2日以上の乾燥時間をとってもらいましょう。

※高圧洗浄のときは、ついでに外構も洗浄してもらうと良いです。

 

高圧洗浄なんですが、普段やらない外構の壁も高圧洗浄してもらうと良いです。ついでの作業になるんですが、そこまでの面積の負担がなければ、職人さんも快く引き受けてくれると思います。せっかくお住まい自体もきれいになったのに、外構の壁が少し汚れていると気になってしまうと思います。せっかくなのでお住まい全体をきれいにさせて、すっきりさせると良いと思います。塗装のついでに、いらないものなども捨てて、断捨離なども行うと良いかもしれませんね。

トイの塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

トイとは

 トイとは、屋根に流れる雨水を集めて、地上に降ろしたり、下水に導くための設備です。トイが無ければ、雨水が屋根から外壁に伝わり、外壁内部に侵入することとなります。外壁内部が浸水してしまうと、そのまま内部の腐食につながり、家の老朽化が早まってしまいます。そのため、トイはきっちりとメンテナンスを行う必要があります。

普及しているトイの素材と特徴

トイの素材は、塩化ビニール樹脂やガルバリウム鋼板、アルミニウム、ステンレス、銅、竹など様々な材質のものが使用されています。最も普及しているのは塩化ビニール樹脂で、安価で手に入れることが容易であるというメリットがありますが、経年劣化により割れやすいという特徴があります。

これに対して、強度を高めた合成樹脂もありますが、こちらは価格がやや高くなってしまいます。また、ガルバリウム鋼板でできたトイは、錆びに強いというメリットがあります。屋根や外壁の素材として普及していますので、屋根や外壁をガルバリウム鋼板にしている場合に、合わせてトイもガルバリウム鋼板にするという選択をする方が多いようです。

金属製のトイとしては最も普及していますが、塩化ビニール樹脂に比べると高額であるというデメリットもあります。

トイの劣化

トイは、屋根と同様に紫外線や風、雨に当たり続ける部分になりますので、塩化ビニール樹脂やガルバリウム鋼板といった強度の高い素材で作られています。しかし、そのような環境であるため、強度の高い素材であっても寿命は20年~25年と言われています。トイの劣化現象には、変形、穴、割れ、外れ、漏れなどがあります。これらの症状が出た場合は、トイの修理や交換を行わなければなりません。トイを少しでも長持ちさせるためにも、劣化を早める要因を取り除くことが重要です。

①ごみの詰まり

 トイは、雨水と同時に落ち葉やゴミも集めてしまいます。もっともよくゴミが集まっている部分は、雨水が集まって下に落とす部分である集水器と呼ばれる部分です。この部分を定期的に掃除することにより、トイの劣化を防止することができます。逆に掃除をしていないと、雨水で濡れた落ち葉等が固まり、大きなゴミとしてトイに詰まってしまい、雨水が十分に流せないことから、トイの変形や穴あきにつながってしまいます。

②トイの傾斜不良

 本来、トイは集水器側が低くなるよう傾斜が付けられています。この傾斜によって、たまった雨水が集水器に集められるのですが、この傾斜が無く、水平であったり、逆に傾斜がかかっている場合、雨水が集水器に集められず、トイの中にたまったままになってしまいます。これによっても、トイの劣化が早まってしまいます。

トイの傾斜は、支持金具によってつけられていますが、何らかの原因で支持金具が歪んでいると、うまく傾斜が付かないという結果につながります。支持金具自体は金属ですので力を入れれば曲げることはできますが、傾斜の角度や力加減等、注意しなければならない点もあるため、専門業者に依頼するほうが無難です。

雨樋の故障の種類と修理方法

 雨樋の故障と言っても、様々な症状があります。そこで、それぞれ雨樋の症状ごとに、修理方法をご紹介します。

唐草 錆止め後

①雨樋の破損

 雨樋そのものにヒビが入っている場合や、穴が空いてしまっている場合、そのヒビや穴が小さければ、雨樋補修用のテープで応急処置を行うことができます。このテープは、主にアルミ製のものが多く、耐久性には優れているものの、雨樋そのものが経年劣化により破損しやすくなっている可能性がありますので、物があたったなどの外的要因がない状態でヒビや穴が空いている場合は、雨樋の交換を行うほうが安全です。

 また、ヒビや穴が大きい場合は、雨樋の部分交換という方法で、破損部分のみを交換することで、修理を行うこともできます。この場合も、破損の原因が、外的な要因でなければ、他の部分もしっかりと確認した上で、必要に応じて交換することをお勧めします。

②雨樋の傾き

雨樋に雪が積もった場合や、重要のあるものが乗ってしまったことによって雨樋が外側に傾いてしまった場合、その部分については新しい雨樋に交換する必要があります。傾いた雨樋を元の向きに戻すことは簡単にできますが、強度が非常に弱くなっており、すぐに再発するため、手やペンチなどで元に戻すことはおすすめできません。

③継手の破損

 雨樋は、1本の素材ですべてまかなっているわけではなく、どこかに雨樋と雨樋をつなぐ継手と言われる部分があります。その継手が破損し、隙間ができている場合や継手から雨樋が外れてしまっている場合、そこから水が下に落ちることとなりますので、早めの修理が必要です。

 継手の修理は、雨樋用の接着剤を使用して再接続するだけで修復する場合が多いのですが、修理後にもすぐに再発するようであれば、雨樋の経年劣化が考えられますので交換を考えなければなりません。

④金具の破損

 雨樋は、金具によって支えられていますが、その金具が破損してしまった場合、雨樋の角度が変わってしまい、水が流れないという症状が発生します。この場合、新しい金具に取り替える必要があります。

雨樋の塗装工事

 雨樋は、水を流すために作られた設備であるため、耐水性に関しては建物の他の部分よりも強度が高いと言えます。そのため、塗装を行わなくても劣化速度に影響はないという方もいらっしゃいますが、雨樋に塗装を施すことで、雨樋の劣化を緩やかにする効果があるとともに、建物の美観も良くなりますので、雨樋についても塗装は必要と言えます。

素材ごとに劣化症状

コーキング 打ち替え トイ裏

①塩化ビニール製

 最もよく使用されている雨樋の素材です。劣化した際には、ひび割れや変形といった症状が発生します。これらの症状は、塗装を行うことで雨樋の厚みや強度が増すため、劣化を遅らせることができます。

②アルミ製

 アルミ製の雨樋は、金属の中でも錆びにくい特徴がありますが、長期間放置していると「白サビ」という症状が発生します。塗装を行うことで、金属に水分が付着することを防止できますので、白サビの発生を抑制することができます。

③ガルバリウム鋼製

 アルミほどではないにせよ、金属の中では錆びにくく、強度の高い素材です。しかし、他の金属部分からのもらいサビによって、サビが広がる可能性があります。塗装を行うことで、他の金属から隔離し、サビをもらいにくくする効果が期待できます。

 このように、雨樋は塗装を行うことで、それぞれの劣化の症状を発生させにくくする効果があり、結果として雨樋の耐久性を向上させることに繋がります。

https://youtu.be/d3hAiA98Rn0
雨樋のケレン作業
https://youtu.be/-Rz_STOSvi8
雨樋の伸び縮みには弾性硬化剤を!
https://yokoi-tosou.net/estimate/question/kikubekisitumon/

トイのメンテナンス

①トイの塗装

 トイも塗装を行うことができますが、塗装によって現在生じているトイの問題点が解消されることはありません。トイを塗装することによって得られるメリットは、美観のみと考えておくべきです。トイの素材そのものは非常に強固な素材が使われており、劣化による症状としては、変形や穴あきなど、トイそのものの破損となります。そのため、定期的に塗装工事を行っていたとしても、耐久年数には大きな差は生じません。

 しかし、年数が経つにつれ、見た目が悪くなりますので、定期的に塗装を行うことによって美観を保つことは必要となります。

トイ金具の塗装

トイ金具は結構錆びている時があります。そんな時はワイヤーブラシを使って細かくサビを落としていきます。その後にサビ止めを塗って上塗りの準備をします。

ここで注意したい点としましては、トイ金具が最近ステンレス製のものが多くなってきています。したがって通常の錆止めを塗ると、密着しない場合もあります。ヨコイ塗装ではトイ金具にも、十分に密着する日本ペイントの「ハイポンファインプライマー」を使用しています。

 

雨樋とトイ金具では材質が異なってきています。したがって下地処理方法も変わってきます。トイ金具だけ先に錆びてしまうって言うことを結構見かけますので、トイ金具もしっかりと錆止めを塗ってもらいましょう。

業者さんによっては、トイ金具に錆止めをしないで、見た目は分からいからといって、そのまま知らん顔でまとめて塗ると言うような、横着な作業をする方もいらっしゃいます。しっかりと確認されると良いかもしれません。

雨樋を塗る前の下地処理

ケレン作業

塗装は基本的に表面をきれいにしてから、塗装するのが基本です。雨樋も同様に、下地処理としてケレン作業などをしてから塗装します。ケレンのやり方としましてはペーパー掛けをかけたり、台所で使うような研磨布を使って下地をならしていきます。特に研磨布は雨樋の細かい部分にもしっかりと隅々まできれいにできるので、とても重宝しております。

雨樋本体の塗装

いろんな材質のものがありますが、一般的には塩化ビニールのものが多いです。塩化ビニールの雨樋を塗る時にも、充分に汚れを落とす必要があります。通常はペーパーがけで汚れを落とし、目荒しをします。ただ実際作業すると、ペーパーだと細かいところに入らない場合があります。

そういった場合、台所で使う研磨布を使用しています。こちらを使用すると細かいところの汚れも取りやすいので、重宝しています。塗装ではとにかく、しっかりとした下地処理が大切です。すぐ色をつけたがる職人さんや業者さんさんには気をつけてくださいね。

また雨どいは夏冬によっての温暖差によって動きが大きいです。なるべく取るように対して弾性系の硬化剤を入れないと 塗膜のひび割れにつながります。見積もり時はその点も確認しておきましょう。

トイは材質上、気温差で伸び縮みしやすいです。その結果、トイに施工してある塗膜自体も伸び縮みし、ひび割れや剥がれの原因になりやすいです。塗料メーカーもそういった場合のために、塗膜に弾性力をつける硬化剤を出しています。通常の塗装とそこまでは大差が出ないですが、微差を積み重ねることで、適切な品質の塗装が保たれていきます。

トイの交換

 トイは、劣化によって破損等がある場合は、修理するか交換するしかありません。その状態で塗装を行ったとしても全く効果はありません。そのため、トイは、塗装よりも交換するほうが安いという業者も多数います。しかし、劣化による症状が出ていない状態で、美観を保つために行う塗装と交換を比較した場合、素材によっては交換よりも塗装のほうが安いというケースもあります。

特に、塗装の範囲が限定的である場合は、トイを交換(交換の場合はすべて交換)するよりも塗装のほうが安いという場合も出てきます。

部分交換

 トイが経年劣化の症状で交換しなければならない場合は、部分交換は使うことはできません。原則、すべて交換となります。しかし、経年劣化ではなく、例えば台風や自然災害で一部分だけ破損したといったケースの場合は、トイそのものの劣化はありませんので、部分的に補修や交換を行うことが可能です。

 この場合、自分でされる方もいらっしゃいますが、きっちり業者に依頼してつなぎ目等をうまく処理しなければ、結果としてトイ全体の劣化を早めることになりますので注意が必要です。

雨樋工事で確認しておくと

塗装工事は足場が必須条件として設置されます。雨樋の修理や点検等は、足場がないとやりにくいものです。足場が設置してある塗装工事のついでに取りの状態も見てもらうと良いです。確認しておく件は、

  • 雨漏りがしてないかどうか、
  • 雨水がしっかり流れているかどうか、
  • 雨水をトイがさばき切れているかどうか、
  • 雨樋が詰まっていないかどうか

こんな事を確認しておくと良いと思います。

軒裏の塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

軒裏(軒天)とは

 軒裏・軒天とは、屋根の真下部分にある壁の事で、屋根の裏の部分を指します。軒裏、軒天は、同じ部分を指しています。最近の住宅では、建築主や家主の意向によって、軒裏を設けていないケースが増加傾向にありますが、もともと軒裏は家を守るために設置していたもので、あることで受けられるメリットや、デメリットがあります。

メリットの1つは、隣家で火災が発生した場合に、その延焼を防止する効果があることです。使用する頻度は高くありませんが、万一に備えた機能となっています。そのため、軒裏には、準防火地域の木造2階建ての場合、30分以上の耐火時間が必要というように、一定基準を満たす防火性能が求められています。

次に、屋根裏の換気ができるというメリットもあります。屋根裏を換気することで、屋根裏内の結露を防止し、家が苦手とする湿気から守ることができます。

しかし、軒裏にもデメリットがあります。それは、軒裏自体が経年劣化するため、きちんとメンテナンスを行わなければならないという点です。ここでは、軒裏の劣化の判断基準と、メンテナンス方法についてご紹介します。

軒裏の役割

軒天には、主な役割には以下の2つがあります

  1. 見た目を整える  軒をきちんと出した家では、軒天の色選びも家のイメージを左右する大切な要素になっています。もし軒天が無いと、地上から見ると屋根裏の野地板や垂木が丸見えになってしまい、そのままだと見栄えはよくありません。それらを隠すためにも軒天が貼ってあります。壁の色に揃えれば壁の延長として、のびやかな印象になります。住まいのイメージにあわせて、外壁材や屋根材の配色を、トータル的にコーディネートしましょう。
  2. 延焼対策  火事の時に窓から炎が上がった場合、すぐに軒までに炎が達しますが、防火の観点から、軒天は現在ケイカル板がメインに使われています。屋根裏までの一気の延焼を食い止めます。

軒裏の劣化

 軒裏も建築物の一部ですので、外壁や屋根と同様に劣化します。その軒裏の劣化については、以下の症状があります。

  1. 色褪せ  軒裏は、直接紫外線が当たる場所ではありませんので、その速度は緩やかですが、照り返し等の原因で色褪せが発生します。しかし、色褪せそのものは、軒裏の色の問題であるため、軒裏の機能としては、まだ問題はありません。
  2. はがれ  軒裏に合板や化粧板を使用している際に発生しやすい現象で、表面だけが剥がれている場合から、軒裏の板がはがれている場合まで、様々な状態があります。表面だけが剥がれている場合であれば、きっちり剥がれている部分を剥がし切って、きれいにしてから塗装工事することで補修はできますが、比較的内部まで剥がれが進んでしまうと、塗装だけでは補修することができません。無理に塗装を行っても、板の剥離に伴って、せっかく塗った塗料もボロボロに剥がれてしまい、汚く見えてしまう上に、塗装の効果が得られません。そのため、軽度な剥がれ以外の場合は、軒裏の張り替えを検討する必要があります。
  3. シミ  軒裏は、基本的には屋根がきちんと排水できている限り、シミは発生しません。軒裏にシミが発生するのは、屋根で排水しきれずに、家の内側に雨水が入り込み、そこから軒裏に入り込んでくる場合です。つまり、一旦家の中にまで入り込み、そこからさらに移動しているということは、家の中で雨漏りする可能性が非常に高い状態ということです。軒裏でシミを発見した場合は、すぐに業者に調査を依頼する必要があります。
  4. 藻・カビの付着  藻やカビの発生についても、軒裏に湿気が含まれているという点で、シミと同様に注意が必要です。しかし、シミとは違い、少しの湿気や雨水でも発生するため、シミほど緊急性は高くありません。屋根や軒裏できっちり排水ができているか、しっかり確認しておく必要があります。
  5. 部品の欠落、穴あき  劣化によって、部品が落下したり、軒裏に穴が開いてしまっている状態です。このまま放置してしまうと、部品の穴や劣化による穴に虫や小動物、鳥などが入り込み、内側から家を破壊してしまう可能性があります。そのため、できるだけ早く対応する必要があります。

軒裏のメンテナンス

塗装

 軒裏に目立った大きな劣化がないうちに、定期的に塗装を行っておくことで、軒裏の耐久年数を伸ばすことができます。

劣化状態の「①色褪せ」の場合や、「②剥がれ」の中でも軽傷なものについては、塗装で補修することができます。

塗装工事を行う場合は、しっかりと軒裏の汚れを取り、剥がれなどもきれいに処置してから塗り始めなければ、汚れの上や剥がれかけている板の上から塗ることとなり、塗装による補修の効果は見込めません。塗装工事を行うことにより、軒裏に塗膜ができ、外部からの湿気や雨水から軒裏を守ることができます。

ヨコイ塗装が軒天に使用するメイン塗料

日本ペイント「ノキテンエース」

  • 省工程
    改修塗装時に旧塗膜が活膜の場合には、シーラー塗装工程が不要で、上塗り塗料を直接塗装することが可能です。
  • 厚膜性
    ローラーでの厚膜仕上げが可能なことから、旧塗膜剥離箇所の不陸を緩和します。
  • 透湿性
    塗膜には透湿性がありますので、背面からの水分の影響を緩和し、膨れや剥離を抑制します。
  • 微弾性
    微弾性塗膜なので、下地のヘヤクラックを抑制します。
  • 高耐久性
    水性反応硬化形なので、各種旧塗膜への密着性に優れ、一般水性塗料と比較し、優れた耐久性を発揮します。
  • 防藻・防かび性
    藻やかびの発生を抑制し、建物の美観を維持します。

【塗り重ね時間】

  • 5−10度 5時間以上
  • 23度 2時間以上
  • 30度 1時間以上

日本ペイントさんより

となっています。寒い時期は、下請けの業者さんだと、ハウスメーカーさんから納期を迫られることもあります。忙しくなって職人さんがしっかりと乾燥時間を守ってくれるかどうかも、塗膜の適切な品質さを保つ上で重要です。しっかりと見積もり時に確認してみてくださいね。

配色については、しっかりとした白色は、綺麗ですが、砂埃等の汚れが目立ってしまいます。あまりに汚れが気になるようでしたら、少し色味をぼかして、目立たないようにするのも良いです。

張り替え

 塗装工事だけでは補修がしきれないほど劣化している状態である場合は、軒裏の板を張り替える必要があります。

この場合、劣化している一部分だけを張り替えるのではなく、全面張り替えなければ、張り替え前後の部分で劣化の速度が異なり、すぐに他の部分が劣化してしまいます。その都度、補修をしていると、時間もコストも無駄にかかってしまうため、軒裏に穴があいている場合や、軒裏の板が大部分剥がれている場合などは、軒裏の板を全面張り替えるほうが、結果として安く抑えることが可能です。

木部の洗い

 家を建てるときの素材として、木材は外せない素材となっています。その木材を使用した木部について、使用している面が大きければ大きいほど、紫外線等によるシミや汚れが徐々に目立ってしまいます。木部に染み込んでしまった汚れは、普通に高圧洗浄等を行ったとしても落とすことができません。

そんな木部の汚れをしっかり落とすとともに、木部の保護を行うことで、きれいで丈夫な木部を取り戻す事ができます。特に、木部の保護については、雨や湿気による内部腐敗の防止にも効果がありますので、定期的に実施しなければなりません。

1.あく洗い

 最初に、木部に染み込んだ最も頑固な汚れを落とす作業から開始します。この作業では、過酸化水素水を主成分とした薬品を塗り、汚れが浮き出てくるまで放置します。汚れが浮き出てきたら、水をつけた刷毛で薬品を洗い流し、汚れを除去します。

木部の汚れを落とす作業では、この「あく洗い」が最も重要となります。この作業を雑に行ってしまうと、木部の内部に染み込んだ汚れが落ちきらず、きれいに仕上げたとしても、その汚れが目立ってしまう結果となってしまいます。そのため、「あく洗い」については、薬品を塗って、水で洗い流す作業を、通常は3回程度繰り返し、内部の汚れまでしっかり落としてしまいます。

2.しみ抜き

「あく洗い」によって、木部の内部にまで入ってしまった汚れを落とすことはできますが、紫外線によってついてしまったシミについては、落とすことができません。そのため、次のステップでは、木部の「しみ抜き」を行います。

手順としては、あく洗いと同様に、しみ抜き専用の薬品を、シミやシミの素となる部分に塗り込んで行きます。こうすることによって、薬品とシミが化学反応をおこし、シミが消えていくという仕組みになっています。ここで使用した薬品は、水洗い等は行わずに、このままにしておきます。

3.漂白

 あく洗いとしみ抜きによって、汚れやシミはしっかり落とすことができました。次は、紫外線による日焼けを落とす作業になります。この作業のことを漂白といいます。また、漂白で使用する薬品は、しみ抜きで使用した薬品を中和する働きがありますので、日焼けがない部分についても、しみ抜きを行った場所については、漂白を実施しなければなりません。

 この作業についても、漂白用の薬品を塗り込んでいくという作業になります。この漂白用の薬品を塗り込むことで、しみ抜きで使用した薬品が中和されますが、その際にガスが発生しますので、漂白作業を行う際には、注意する必要があります。

4.修正洗い

 ここまでで、木部についた汚れ等はすべて除去することができています。修正洗いのステップでは、これまでに塗り込んできた薬品をしっかり拭き取り、黒ずみ等があれば研磨剤で取り除くという仕上げの作業を実施します。これによって、汚れやシミ、日焼けといった木部の汚れがすべてなくなり、きれいな木部を再現することができます。

5.木部保護

 修正洗いによって、きれいな木部に仕上げることはできていますが、このまま終了指定舞うと、また、すぐに汚れが付着したりシミや日焼けが生じてしまいます。また、木部に雨等が入り込んでしまい、内部から腐食してしまうことも考えられます。

 そうならないためにも、木部を保護するための塗装作業を行います。木部の塗装を行うことによって、お好みの色に仕上げることもできますし、木目を活かした自然な仕上げを行うこともできますので、第一に美観を保つ事ができます。

 次に、紫外線をカットする顔料が含まれている塗料を使用することで、紫外線によるシミや日焼けから木部を守ることができます。さらに、塗料を塗ることによって塗膜が貼られることになりますので、防水性能も向上します。これによって、木部を雨や湿気から守ることができます。

6.木部洗いのまとめ

 木部の洗いは、木部の定期メンテナンスとも言える作業です。あく洗いから修正洗いまでの各プロセスは、

通常の外壁塗装の下地処理と同じような役割であるといえます。そのため、あく洗いから修正洗いまでの各ステップは非常に重要な工程であるといえます。

 通常の外壁塗装であれば、下地処理で手を抜いても塗料によって隠せてしまいますので、下地処理の手抜きを発見するのは、非常に困難ですが、木部の洗いについては、木部がそのまま仕上がりとして表面に現れますので、雑な作業を行う業者であった場合、すぐにその雑さがわかってしまいます。

 軒裏下地処理例

埃がだいぶついています。塗装で大切なことは、塗る表面のしっかりと汚れを取る事。塗装は、よくお化粧にも例えられます。すぐに化粧をしないですよね。まずはしっかりと洗顔をしますよね。同じく、いきなりお化粧をするわけでもなく、ファンデーションをしますよね。

塗装も一緒でまずは、掃除と下地処理が大切です。

納期等のプレッシャーがあるのでしょうか?よく下地処理もしないで、すぐに塗装作業にかかってしまう業者さんも見受けられます。下地処理や掃除をしないで、すぐに塗ってしまうのは本当にだめなことです。動画では伝わらないかもしれませんが、埃がだいぶ載っています。

そのため、しっかりとした掃除が必要になります。ペーパー掛けをして、なおかつ高圧洗浄をして水拭き等をしてすっきりときれいにしてから、ようやく下塗りが始まります。埃の上になっても、すぐに塗膜が剥がれてきてしまいます大切な事はしっかりと汚れを取ることです。見積もり時に、下地処理の内容を聞いておくと良いかもしれません。

軒裏おかしな事例

この映像見て、何か不思議に感じませんか?空気抜けが飾りになっています!!今回のお住まいで見受けられた不思議な構造です。通常家の構造は、夏暑い空気がこもらないように、天井や軒裏などに軒裏換気があります。(軒裏換気とは、換気口を取り付け天井裏にこもった熱気や湿気を排出する換気システムの一種。)今回こちらにお伺いさせていただいた現場では、空気は長飾りになってきました。これですと上部にこもった熱気、湿気が逃げるところもなくなってしまいます。その結果、天井裏の空気は逃げ道を失いないます。

映像のように空気穴が飾りで、逃げ道がないので内部に空気がこもってしまいます。その結果、軒裏に貼るベニヤ板がボロボロになって劣化しています。沢山現場を見ていると、昔からの構造で結構ずさんに作られていたお住まいもけっこうあります。ふだん気になるところがあったら、めもをしておき、相談してみると良いでしょう。これ以上の被害を食い止めるにも、リフォームついでに処理してもらいましょう。

ハチ退治

塗装していますと、ハチが飛んでいることがあります。特に軒天多いですね。足場がありますので、外壁塗装工事のついでに退治をしてもらうと良いかもしれません。特に小さいお子さんが居る事は、気にかけてもらうと良いかもしれません。

足場を組むと言う事は、費用もかかりめったにやることではありません。目を実際に足場を組んでみないとわからないということも結構あります。普段気になることもすっきりさせて、心も塗り替えられると良いですね。

木板外壁の塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

木版外壁とは、天然の木材に塗装工事を行って仕上げた外壁で、木目がそのままデザインとなるため、全く同じデザインになることはありません。また、木材ならではの温かみがあることも特徴です。

木板外壁のメリット

 木板外壁のメリットは、なんといっても天然の木材(杉や檜などの耐久性のある木材)を使用していることによる木の香りや温かみを感じることができることでしょう。また、木板外壁は、断熱性能にも優れた素材となっています。さらに、天然の素材を利用しているため、メンテナンスをしっかり行わないと、すぐに傷んでしまうイメージがありますが、それは、他の素材を利用していても同じです。木材は、昔から使われていますので、メンテナンス技術が確立されており、容易にメンテナンスができることもメリットとして挙げられます。建築時には、木材保護塗料を塗って仕上げてあります。

木板外壁の問題点

 木板外壁を利用するにあたり、最も注意しなければならないのは、建築基準法や消防法になります。他の外壁素材と違い、木材は非常に燃えやすいため、火災の対策を行わなければなりません。場所によっては(特に都市部)、木が使えない、認定を取っている木製のサイディングでなければならないという地域がありますので注意が必要です。

また、木材ですので、水に対して非常に弱いというデメリットもあります。そのため、メリットでも触れましたが、定期的なメンテナンスが欠かせません。もちろん、他の素材でもメンテナンスは必要ですが、木板外壁はそれ以上にシビアにメンテナンスを行わなければ、劣化が非常に早まってしまいます。

木板外壁のメンテナンス

 木板外壁の耐久年数は、一般的には「50年」と言われています。しかし、これは最も良い環境で、きちんとメンテナンスを行った場合の年数であり、環境やメンテナンスの頻度によって、耐久年数は大きく差がついてしまいます。環境については、自分だけで変えようがありませんので、少なくともメンテナンスをきっちりと行って長く使いたいですよね。

木板外壁のメンテナンスの最初の1つは、木材保護塗料が塗られているかどうかです。天然の木材を使用しているため、普通の塗料を塗っていると、腐りやすいという事例があります。そのため、最初に貼る際に、木材保護塗料を使用していることを確認するということが、最初のメンテナンスとなります。

 次に、目視確認です。特に日陰や湿気の多い部分などを自分の目で確認します。木板外壁は木材を使用していますので、日陰や湿度の多い部分ですと、どうしても水分を吸収してしまい、結果として、外壁の腐食につながります。それを早期発見するためにも、月に1回程度、自分の目で外壁を確認することが重要です。また、素人目にはわからないこともありますので、年に1回程度、業者に確認してもらうことも重要です。

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木板外壁の再塗装

 木板外壁を水分から守っている塗膜は、経年劣化することで、徐々にその性能が低下します。塗膜の性能が低下するということは、これまで完全に水から守っていた性能が劣化していくということになりますので、放置していた場合は、外壁に浸水し、結果として木材が腐ってしまうということになりかねません。

そのため、定期的に外壁塗装を行わなければなりません。木板外壁の外壁塗装のタイミングは、チョーキングやカビ、藻の付着で判断することができます。

①チョーキング

 塗料が劣化することにより、手で触ると白い粉が付着する状態のことをチョーキングといいます。チョーキングは、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、白い粉状になりますので、チョーキングが発生しているということは、塗料の耐用年数を超えていると判断することができるのです。そのため、特に水に弱い木板外壁の場合は、チョーキングを見つけたら、早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

②カビや藻の付着

塗膜がしっかりと効果を発揮している間は、木板外壁に水分が侵入しませんので、カビや藻は付着しづらい環境となっています。しかし、塗膜が劣化し、木板外壁に水分が浸水すると、特に北側の外壁や日当たりの悪い面においては、カビや藻が発生してしまいます。つまり、カビや藻が発生しているということは、木板外壁に水分が侵入していると考えられるのです。カビや藻の発生が確認できた際にも、できるだけ早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

まとめ

 昔の家は木材が主に使われていましたが、昨今においては、サイディング材やALCといった安価で住宅向けの機能が揃った外壁素材が増えており、また、木材の値段も上がっていることから、外壁に木材を使用されることは少なくなりました。

しかし、木材には木材の温かみがあり、断熱性能も高いことから、外壁に利用しようと考えている方も少なくありません。きっちりとメンテナンス方法を理解し、しっかりメンテナンスを行うことで、木材の外壁であっても長い間、利用できる家になります。そのため、手間はかかるが味のある外壁素材となっています。

外壁塗装工事に適した季節|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

春・秋に塗装する場合

塗料が乾きやすいことはもちろんのこと、職人が作業しやすいことまでも考えてあげると、春・秋が比較的適した季節と言えます。気候が良いため作業がしやすく、湿度が低いため塗料も乾きやすいからです。また、工事中は窓を開けられませんが、湿気が少なく室内気温もさほど影響がなく、気候が良いことは、施主さんにとっても好都合です。このことから、最も工事町中で見かけられる時期ではないでしょうか。ただ秋は、春に比べると台風などの天候不良が多いですが、足場のネットを外すなどしっかりと対策を練れば、さほど影響が無いといえます。

夏に塗装する場合に

梅雨が明けて夏本番を迎える頃は、気温が高いので塗料の乾燥が良く、外壁塗装工事には決して不向きな季節ではありません。乾燥が良ければ作業も早く進みます。室内がこもり温度が温度が上がってしまいますが、窓を開けられない不快さはエアコンでカバーすると良いでしょう。炎天下で作業をする職人にとっては少し辛い作業になりますが、この時期に行う人も多くいます。

ただ梅雨にずれ込めば、湿気の多い季節に窓を開けられないことと、工期が延びる可能性があることが心配です。しかし職人がしっかりと乾いた状態で塗装を行えば、塗装工事にはなんの問題もありません。(ただ工期が追われている業者さんは、納期の関係で不十分な乾きで塗装する場合がありますので確認が必要です)

ツバメが巣を作り

燕はよく、幸運のシンボルと言われていますね。

日本においては、水稲栽培において穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされ、ツバメを殺したり巣や雛に悪戯をする事を慣習的に禁じ、農村部を中心に大切に扱われてきた。江戸時代にはツバメのは雑草の駆除に役立つと考えられていた。「人が住む環境に営巣する」という習性から、地方によっては、人の出入りの多い家、商家の参考となり、商売繁盛の印ともなっている。また、ツバメの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり、巣立っていった後の巣を大切に残しておくことも多い。一方で車庫や店内等に巣を作られ糞の物品への落下等の問題や、玄関の内部等に巣が出来て不在時の戸締りが困難になり不審人物の侵入を許す可能性もあり、已む無く巣作りを妨害、ないし出来てしまった巣を撤去するというケースもある。(ウィキペディアより引用)

 

そして、実際に「ツバメの巣は残して、工事して欲しい。」そんなことを言われることもあります。

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塗装では工事をすることは決心したもののどんなタイミングでやればいいか、悩まれる方もけっこういらっしゃると思います。もし燕など大切にしていらっしゃるかと言うらっしゃいましたら、4月から7月にかけた燕が繁殖をする時期を避けて、工事をされてみてはいかがでしょうか?塗装工事は乗り換えることで心をすっきりさせるためにするものです。気持ちを焦らせるようなセールストークに惑わされることなく、ご自身の気持ちの良いタイミングで決断されてくださいね。

塗装工事は塗ったあとから長い期間影響をあたえるものです。のちほども気持ちの良い生活が遅れるように、良い決断をされてくださいね。

外壁塗装が可能な温湿度

一般的に外壁塗装は、温度が5度以下の場合、もしくは湿度が80%以上の場合は避けたほうが良いと言われています。

外壁塗装は、塗料を塗って、それを乾かして、また塗料を塗ってという作業を繰り返します。下塗りの上に中塗り、中塗りの上に上塗りを行う場合、新しい塗料を塗る前に、下に塗った塗料がしっかり乾いていなければ、しっかりと塗膜が密着しないことになり、品質が大きく損なわれてしまうことになります。

そのため、乾燥というプロセスは非常に重要なプロセスとなるのですが、温度が5度以下の場合、もしくは湿度が80%以上の場合というのは、この乾燥が行いにくい温湿度となっています。

湿度が80%以上というのは、ほとんどの場合が夏季となり、冬場は空気が乾燥しているため、湿度が80%以上になることはありません。冬場で注意しなければならないのは、温度が5度以下の場合です。

寒波の時は、5度を下回ることが非常に多いため、この気温の面で注意する必要があります。

冬に塗装する場合に

冬は気温が低く塗料の乾きがおそいです。

 しかし、冬場はほとんどの日が気温5度を下回っています。気温が5度を下回ると、外壁や鉄部で結露が生じます。空気は温度が高い時ほど多くの水分を保有することができ、温度が低くなるにつれ、保有できる水分量が少なくなる性質があります。日中、温められた空気は、多くの水分を含んでいますが、夜間、空気が冷やされることによって、空気中に保有できる水分が減少し、余った水分が結露として外壁や鉄部に付着してしまいます。

つまり、結露は水分そのものですので、乾燥させている部分に結露が発生すると、その部分の乾燥が遅れてしまうことになります。そのため、冬場は結露によって塗料が乾燥しにくい部分が生じてしまうという問題点があります。

また、塗装した一部分だけに結露が生じることによって、その部分の塗料が色あせてしまうこともあります。結露の形に変色してしまうという状況です。残念ながら、その場合は上から塗りなおすしかありません。つまり、結露が生じてしまった場合には、いつも以上にしっかりと外壁の乾燥状況を確認しなければなりません。しかしながら昔と比べ、塗料の品質も良くなり殆どの塗料が半日で乾いてしまいます。(しかしながら夏と比べると、一日二日間隔をあける必要はあります。)屋根に降りる霜によって屋根表面が塗れます。こういった場合はしっかりと乾かし、お昼後に塗装するなど、しっかりと対応しなければいけません。

 さらに、冬場は夜露や霜が降りる可能性もあります。これらも水分や水分が凍結したものとなり、乾燥の大敵となります。これらが生じた場合も、結露と同様に乾燥が遅れていたり、塗料がほかの部分の色と異なってしまうことがありますので、慎重に確認する必要があります。

寒波によるその他の影響

 寒波による影響は、塗装工事が行いにくいだけではありません。少し暖かい日から、急に寒波に入ることによって、温暖差が大きいうえに、空気が乾燥することによって、ある程度経年劣化している瓦が割れてしまうというケースも良くあります。

 経年劣化している瓦は、多かれ少なかれクラックが生じていますが、日中、まだ温かい時間帯にこのクラックに水分が入り込んでしまい、夜間、急激に気温が下がることによってクラック内の水分が凍結することで膨張し、瓦が割れてしまうという状況です。

 瓦が破損してしまった場合、屋根を守るもの毀損が始まってしまうこととなります。この状況で雨や雪が降ってしまうと、その部分から雨漏りが発生する可能性が高くなりますので、できるだけ早く補修を行う必要があります。同じ原理で、劣化した外壁のクラックに水が入り込み、凍結することによって塗装の剥離につながることもあります。この場合も、塗装が剥がれてしまった部分から水が入り込んでしまい、外壁の劣化につながる可能性が高まりますので、できるだけ早く補修を行う必要が生じます。(風呂場廻の外壁で見られることが多いです。)

コーキング 凍結 サイディング

 

 

冬の塗装工事の工期

 塗装工事は、下塗り・中塗り・上塗りと、最低でも3回の塗装工程がありますが、それぞれの工程で塗料を塗った後、その塗料をしっかり乾燥させなければ次の工程に進むことができません。塗料の乾燥は、洗濯物の乾燥と同様に、夏場であれば、高い気温によってすぐに乾燥させることができますが、冬場は気温が低く乾燥させるために長い時間を要します。そのため、塗料の乾燥時間が延びる分、工期を長く見積もらなければなりません。しっかり乾燥させていない状態で次の塗装工程に進んでしまった場合、塗料の密着性が悪くなり、耐久性は大きく低下したり、ツヤびけと呼ばれる塗料のツヤがでない、もしくはすぐに失われてしまう現象が発生してしまうことになります。

また、冬場は夏場と比べて日照時間が短いため、1日の間に、塗装工事に使える時間そのものが短くなっています。そのため、冬場は夏場に比べて、塗装工事の工期を長めに設定しなければなりません。

冬に塗装できない環境

 冬場も、注意点をしっかり守れば塗装を行うことができると記載しましたが、環境によっては、塗装できない環境というのも存在します。

①積雪地域

 常に雪が積もっている地方では、塗装工事を行おうと思っても、雪が邪魔で塗装工事そのものを行うことができません。また、塗料は塗装した後にしっかりと乾燥するまで、水分に弱いため、常に雪が積もっている地方でなくても、雪が積もった日には、塗装工事を行うことができません。

 また、安全面でも、雪の日には屋根や足場から滑り落ちることが多くなりますので、工事を強行するのは難しいと言えます。

②気温が5度より低い場合

 冬場は、塗料の乾燥時間が夏場より長くなるのはすでに説明した通りですが、気温が5度を下回った場合には、塗料が乾燥し、塗膜が出来上がる段階で、塗膜が凍結してしまうおそれがあります。塗膜が一度凍結してしまった場合、例えその後に気温が上昇し、解凍されたとしても、塗膜の成分は破壊され、塗膜の品質は著しく低下した状態となってしまいます。また、使用している塗料が水性であった場合、塗料そのものが凍結する可能性もあり、その場合も、例え解凍できたとしても、元の塗料の成分に戻すことはできなくなってしまいます。そのため、気温が5度を下回る環境では、塗装工事を行うことができません。

塗装面のチェック

 冬場に塗装を行う場合、塗装面のチェックは入念に行う必要があります。特に屋根は、朝方になると霜がおりていることがあり、これが解けてうっすらと水分を含んだ状態になっているケースがあります。そのまま塗装してしまった場合、塗料と水分が混ざり合ってしまい、塗膜の強度が不足してしまったり、ツヤびけなどを起こしてしまうことになります。

冬季の屋根塗装は得に注意が必要です。

また、雪の翌日も注意が必要で、雪が溶けたと思っていても、その溶けた雪がうっすら凍結し、屋根や外壁に残っている場合があります。この状態の時も塗装することができません。

冬場に塗装を行う場合は、雪や霜、結露など、屋根や外壁に水分が残っていないか、慎重に確認しなければなりません。塗装工事は、乾燥した屋根や外壁に対してのみ、実施することができると考えておく必要があります。

塗装中のトラブル

 このように、冬場に塗装を行う際には、注意しなければならない点が多数ありますが、塗装工事を行っている最中も、注意が必要となるケースがあります。例えば、塗装中に雪がぱらついてきた場合など、時間帯にもよりますが、小雨と違って雪はすぐには無くならず、しばらくその場に停滞してしまうことから、塗装中の塗料の上に雪がぱらつくと、再度塗装をやり直さなければならなくなるケースがあります。また、雨や雪によって作業が停滞してしまうと、その日のうちに仕上げてしまわなければならないポイントまで到達することができず、そのまま夜露や結露、霜などによって塗膜が破壊されてしまうというケースも存在します。

 そのため、繰り返しになりますが、余裕をもった工期を組む必要があるとともに、どの時点で作業を切り上げるかといった適切な判断を行い、湿気による塗膜の品質低下が発生しないように管理する必要があります。

外壁塗装工事の必要性|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

家の購入をされた後、7~10年程度で必要となるメンテナンスが外壁塗装工事です。外壁塗装工事による効果は、家の見た目をよくするだけではありません。きちんと外壁塗装工事を行っておかなければ、家に様々なダメージが入る結果となってしまいます。

今回は、外壁塗装工事の必要性についてご説明します。

本当に、今塗装をする必要がありますか?

塗装は今後何10年とお付き合いするものです。今後引っ越しをする予定があったり、お住まいの家族構成が変わったりしたら建物自体の構造をかえるかもしれません。まずは、「今本当に塗装が必要なのか?」しっかりと考える必要があります。

建物に、今塗り替えが本当に必要か?

住宅は、周りの環境、日当たりや雨風等環境で大きく作用されます。かなり焦らせるセールストークをする営業マンも沢山います。惑わされることなくお住まいに一番ベストなタイミングで塗装をしましょう。建物本体に痛みが影響する場合は、急いで塗装工事をするべきですが、まだ塗装が必要ない場合もあります。まずは、こちらを参考にしてみてください。

  1.  艶が落ちてくる
  2.  色あせが起きて、表面が粉っぽくなってくる(チョーキング現象)
  3. ひび割れ、コケが生えてきて、塗膜が剥がれてくる

なるべくコストパフォーマンスの観点から、2の時期に塗装をしましょう。(3の時期になると、人間で例えるとしもやけやあかぎれの状態になるので、建物自体の痛みにつながります。本体自体傷んできますと、劣化素材の交換や余分な下地処理が必要になり、余分な費用がかかってしまいます。)

外壁塗装工事の目的

 一般的に外壁塗装工事は、家の外壁をきれいに保つために行うものを思われていますが、外壁塗装工事を行う本当の目的は、それだけではありません。外壁塗装工事を行う最も重要な目的は、外壁を「保護」するです。

外壁は、毎日、紫外線や雨を受けています。その紫外線や雨から外壁を守っているのは、塗膜と言われる塗料の膜になります。この塗膜も当然ながら劣化しますので、定期的に塗りなおさなければ、本来の効果を得ることができなくなります。

塗膜は、日焼け止めクリームをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。海やプールに行くときだけでなく、ちょっとした外出の時にも、特に女性は日焼け止めクリームを使われていると思います。日焼け止めクリームによって、きれいな肌を紫外線から保護しています。この日焼け止めクリームも、汗や雨によって、徐々に劣化していきます。すると、きれいな肌を保護するための機能が劣化してしまい、肌に日焼けというダメージが生じてしまいます。そうならないために、定期的に日焼け止めクリームを塗りなおしていると思います。

外壁塗装工事も同じで、劣化してしまうと、外壁にダメージが生じてしまいますので、定期的に塗りなおす必要があるのです。

外壁塗装を行うべき時期

 塗膜によって紫外線や雨から、外壁を保護するために行う必要がある外壁塗装ですが、この塗膜の耐用年数は一般的には7~10年と言われています。しかし、それはあくまで目安であって、外壁を保護する機能が失われている症状が出た場合は、外壁塗装を検討しなければなりません。外壁塗装が劣化してきたと判断するポイントは、次の通りです。

  • ①塗装にツヤが無くなってきた。
  • ②塗装が色褪せてきた。
  • ③塗装を手で触ると粉がつく。
  • ④外壁にカビやコケが生えてきた。
  • ⑤外壁にひび割れが目立つ。
  • ⑥塗料が剥がれてきた。

この中で、外壁塗装の最適な時期は③か④と言われています。⑤以降の症状の場合は、できるだけ早めに手を打たなければ、外壁にダメージが入ってしまうこととなります。特に⑥まで進行した場合は、下地の補修等も必要となるケースがありますので、少なくとも⑤の段階までには外壁塗装を行っておかなければなりません。

外壁塗装を行わなかった場合の症状

 外壁塗装を行わなかった場合、塗膜による外壁の保護が機能していません。つまり、外壁を紫外線や雨から守ることができないという状態になります。そのまま放置しておくと、外壁から内部に雨水が侵入してしまいます。水分の侵入により、高湿の状態が続くと、木材が腐敗してしまうことにつながりますので、雨漏りや家の耐久性の低下につながる可能性が高くなります。ここでは、外壁塗装を行わなければどうなるかを順序立ててご説明します。

①塗膜による防水効果の低下

 外壁塗装を行わなければ、塗膜による防水効果は徐々に薄れてきます。そのため、塗りたての頃は、きちんと防げていた雨を防ぐことができなくなり、徐々に外壁や内壁に、水分が侵入してしまうこととなります。

②外壁塗装のひび割れ

 ①の状態では、防水効果が低下しているだけであるため、大量の水分が侵入することは、あまりありません。しかし、外壁塗装にひび割れが発生すると、そのひび割れから直接、雨等による水分が侵入してしまうこととなります。そのため、①の状態よりも、多くの水分が簡単に侵入してしまいます。

③外壁の反り

 ②の状態とほぼ同時期に発生するのが、外壁の反りです。外壁そのものが反ってしまいますので、外壁にとって、計り知れないダメージとなってしまいます。

④外壁内部の腐食

 ②の状態が続くと、外壁内部に水分がたまり続けることとなり、木材の腐食が始まります。このまま放置してしまうと、腐食により外壁が崩れる可能性も出てきます。

⑤雨漏り

 外壁が腐食することにより、徐々に屋根や外壁で水分を受けきれなくなり、水分が垂れてくることになります。これが雨漏りです。

⑥家の傾き

 家を支える木材部分が、水分により腐食してしまうと、最悪のケースでは家が傾く可能性が生じます。また、目に見えて傾きがなくても、少しずつ腐食によって変形することによって、家に隙間が生じてしまい、断熱効果が低下してしまいます。

外壁塗装のタイミング

外壁塗装工事を依頼するタイミングは、新築後10年程度経過した時点が一つの目安になります。ただし、南向きで日当たりの良い建物は、紫外線の影響を受けて劣化の進行が早くなるため、早めに外壁塗装をすることが必要です。建物の美観を保つためには定期的に外壁塗装をすることが不可欠ですので、工事代を積み立てておくことが望ましいです。日当たりの悪い北向きの建物も、外壁の塗装の劣化の進行が早くなります。

日当たりが悪いと湿気がこもって外壁にカビが発生します。外壁にカビが発生すると外壁が劣化するため、外壁がカビで黒ずんできて、とても気になるようでしたら、塗替えをお勧めいたします。建物の外壁にクラックが生じた場合も外壁塗装をすることが必要です。そのまま放置しておくとクラックは大きくなり、とくにモルタル外壁やALC外壁ですとまたそこから雨水が侵入して建物本体を痛める危険性が高まるため、早めに対処することが大切です。ただやはり1番は自分自身が納得いく時期が1番です。業者の謳い文句にはだまされないで、しっかりと知識を備えたり、知人に相談したりして備えてきましょう。(判断を焦らせる業者さんは、本当に多い業界なんです・・・)また建物の外壁を塗装する際には、屋根も同時に塗装することが望ましいです。外壁と屋根を同時に塗装すると、建物全体がピカピカになります。トータルの工事代も安くなりますので、外壁と屋根を同時に塗装することをお勧めします。屋根の塗装工事を行うと、塗膜に厚みがつき、雨漏り対策にもつながります。

建物の色んな外部要素にもよりますが、屋根の塗装工事を依頼するタイミングは、紫外線や雨水があたり、外壁よりも劣化が激しいです。雨漏り対策のためにも、屋根は大切になってきます。したがってなるべく気持ち早めのタイミングでの、塗装をお勧めいたします。

雨や風の影響を受けやすい場所といえば、外壁や屋根になります。そのため、家の屋根や外壁は、雨や風に負けることなく、強固でなければなりません。しかし、新築で建てた時点から、家の屋根や外壁は少しずつ劣化が始まり、そのまま放っておくと、次第に、雨や風にお住いが徐々に劣化していきます。

具体的には、外壁や屋根に使用されている素材は様々な素材がありますが、それらの内部には、木材が使用されているケースがほとんどです。建てたばかりの家や、しっかりメンテナンスがされている家は、雨や風、特に湿気について、屋根や外壁がさらされたとしても、建物の内部に水分を浸透させることはほとんどありません。しかし、メンテナンスがおろそかになっている家では、屋根や外壁が水分を抑えることができずに、建物の内部に侵入してしまうこととなります。水分が建物の内部に侵入してしまうと、建物の内部に使われている木材が湿気を吸収してしまいます。その状態が長く続いてしまうと、安心して過ごすことができなくなってしまうのです。

家を長持ちさせるためのメンテナンス

 家を長持ちさせようと思ったら、屋根や外壁から水分が建物の中に侵入するのを防止する必要があります。最近よく使用されているサイディングボードは、表面は、比較的水分を通しにくい素材ではあるものの、断面や裏側は水を吸い込みやすい特徴があります。

サイディングボードを使用した外壁というのは、1枚のサイディングボードで外壁を覆い囲っているのではなく、複数のサイディングボードをシーリングという糊のようなものでつなぎ合わせて使っていますので、気温によって伸縮してしまうと、シーリング部分に負荷がかかり、シーリングにひびや隙間が生じて、最終的にはそこから水分が侵入してしまいます。

そのため、サイディングボードそのものに水分を含ませないほうが、サイディングボードのダメージを最小限に抑えることができます。サイディングボードに水分を含ませない方法は、外壁塗装の一番の目的なのです。この防水加工というのが、サイディングにおける外壁塗装の一番の目的なのです。

外壁塗装は1度実施すれば大丈夫?

 外壁材に防水の膜を張る外壁塗装ですが、1度実施すれば、もう二度と実施しなくてもいいのかといわれると、そうではありません。塗料の膜も、長い間、雨や風にさらされていると、徐々に表面が劣化し、塗膜も剥げ落ち、その機能が低下してきます。そうすると、防水機能が低くなった部分から徐々に外壁材に水分は入り込み、最後には建物の内部にまで水が浸入することとなってしまいます。

そうならないためにも、塗料の膜が劣化し、機能性がなくなってしまう前に、再度外壁塗装を行う必要があります。この塗料の膜が劣化する時期は、環境によって異なりますが、凡そ、7年~10年といわれています。

塗料を塗りさえすれば、効果は同じ?

 外壁材に塗料を塗ることで、塗料の膜を作るだけなら、誰がやっても同じなのでしょうか。その答えは、「否」で、しっかりと高い品質を有する業者に依頼しなければ、その効果は全く異なってしまいます。

 業者によって異なるポイントとしては、塗料の膜の耐久性です。下地処理といわれる準備作業から、丁寧に実施している業者であれば、塗料の膜はしっかりと外壁材に密着し、剥がれてくる心配はありません。しかし、下地処理を雑に行っている業者であれば、塗料の膜がしっかり外壁材に密着せずに、全部ではないにしても、部分的に剥がれてくる可能性が高いです。

こういった業者は、相場より安い値段で工事を請けるため、依頼する時点ではお得な感じがしますが、早ければ1年程度で劣化が始まったという例もあります。そうなると、わずか1年で外壁塗装をやり直す羽目になってしまい、長期的な目で見ると、余計に高くつくことになってしまいます。ですので、外壁塗装については、工事料金が少し高くても、品質の高い業者に依頼するほうが、長期的には安く抑えることができます。

外壁塗装のDIYについて

1.下地処理

 外壁塗装を行う際には、塗装を行う前に下地処理を行わなければなりません。下地処理では、外壁についた汚れや古い塗装を洗い落とす高圧洗浄や、古くなった外壁の補修作業、金属部分のさび落としなどのケレン作業といったように、塗装を行う下準備となります。

まず、高圧洗浄ですが、プロが使用している高圧洗浄機とご家庭で所有している高圧洗浄機とでは、水圧に大きな違いがあります。そのため、ご家庭の高圧洗浄機を使用して高圧洗浄を行ったとしても、汚れや古い塗装を完全に落としきるのは難しく、どうしても汚れ等が残ってしまいます。

 次に、外壁の補修ですが、外壁のヒビ割れなど、大きく破損している場所は簡単に見つけることができますが、小さな傷や、これから痛みそうな部分をDIYで見つけるのは非常に困難です。また、補修に使用するコーキング等も、ホームセンターで購入できる素材の場合は、コーキング等の耐久性よりも、誰でも使用できるように使い勝手を優先していますので、補修後の耐久性は大きく低下します。

 この下地処理は、塗装を行う上で最も重要なプロセスになります。古い塗装や汚れをしっかり落とさないまま塗装を行うと、塗料は外壁材ではなく、それら古い塗装や汚れに密着しますので、外壁から古い塗装や汚れが剥がれ落ちる際に、新しい塗装も一緒に剥がれてしまいます。つまり、耐久性が大きく低下してしまうのです。耐久性が低いということは、その分、短期間で塗装を行わなければならなくなり、余計に費用が発生してしまうことになります。

2.足場の作成

 外壁塗装は低い場所だけの作業ではありません。家の階層にもよりますが、2階、3階の外壁や屋根にも塗装を行わなければなりません。そのため、外壁塗装を行う際には足場の作成は必須となります。しかし、DIYですと足場の作成を行うことができませんので、多くの方が脚立やはしごで外壁塗装を行っています。脚立やはしごで外壁を塗装すると、どうしても脚立やはしごの昇降が必要となり、きれいに塗装することができません。また、不安定な足場で塗装を行うことによって、転落などによる怪我にもつながってしまいます。いくら塗装の費用を安く抑えられるとしても、転落によって怪我をしてしまうと、治療費やお仕事の休業などによって余計な出費が発生してしまいます。

3.塗装

 DIYで使用する塗料は、ほとんどのかたが、ホームセンターで購入する塗料になるかと思います。そのため、ホームセンターで販売されている色でしか塗装を行うことができません。外壁のカラーリングにこだわる方は、ホームセンターで販売されている色で妥協しても、いずれ自分の納得できる色で再塗装したくなるかと思います。また、ホームセンターの塗料は基本的に1液型の塗料となっています。1液型の塗装は、塗料とシンナーを混ぜ合わせることなく使用することができますので、非常に使い勝手がいいのですが、耐久年数は2液型(塗料とシンナーを混ぜ合わせて使用する塗料)と比較すると、3年程度短くなるといわれています。つまり、ホームセンターで購入できる塗料は、安くて使い勝手がいい代わりに、耐久性が低いというデメリットがあるのです。

4.塗装の周期

 外壁塗装の周期は、概ね9年程度と言われていますが、これはプロがしっかりと塗装を行った場合です。DIYで行った場合には、どれだけきれいに実施できたとしても、プロの品質よりも低下してしまいます。また、使用する塗料の耐久性も3年程度短くなることから、3~4年で再度塗装を行う必要が生じてしまいます。

 DIYで外壁塗装を実施する場合、かかる費用は30万円~50万円、かかる期間は3か月程度と言われています。7年間で2回実施する必要がありますので、費用は60万円~100万円程度となります。一方、プロに外壁塗装を依頼すると、家の大きさにもよりますが、1回で100万円程度かかりますので、それでもDIYのほうが安いということになります。

5.DIYがお得?

 上記試算は、DIYが成功した場合の話です。全く知識の無い方がDIYで外壁塗装を行った場合、塗装の品質が低下するだけでなく、外壁材そのものにダメージを与えてしまうことも多々あります。例えば、劣化の激しい部分に高圧洗浄機で高い水圧の水をかけることで、外壁が破損してしまうといったこともDIYでは多数発生しています。

 失敗してからプロに依頼すると、失敗した部分の補修費用が追加で発生することもあります。そのため、安易にDIYで塗装することはおすすめできません。

参考:プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的