防水工事について

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雨漏れを人間に例えるならば

外壁塗装でついでによく頼まれる仕事に、雨漏りがあります。普段起きたら困り、自分自身で直せない1番嫌なことでは無いでしょうか?しかしながらけっこうほったらかしで、塗装のついでに直される方も多いです。でもこれははっきりと強くおすすめしたのは、雨漏りは、発生したらすぐに対応されることをお勧めします。

雨漏りは、人間で言う皮膚のあかぎれや霜焼けのみたいなものです。人間でも傷口から水が入ると痛いのと同様に、水が入り込むと建物をかなり痛めてしまいます。場合によっては、木材が腐って躯体に悪影響を及ぼしかねません。

今回お客様から、少し雨が漏ると言うことでこちらの屋根にあがっています。今回の現場はシート防水が施工されているのですが、天板の部分に、少し違和感があったのでお話をします。屋根部分と立ち上がり部分にはシート防水、そして外壁のボンタイルの上部にはステンレスの板が貼ってあります。しかしながら天板部分の両者の境目が少し隙間があります。天板部分につなぎ目があり、さらにそこに雨水が入り込む隙間があります。そこから雨水が侵入して雨漏りの原因になってしまいます。こちらの方はなるべく費用がかけられないので、なるべく早く天気の良い日にシリコンで埋めて対応していきたいと思います。横井塗装でも雨漏りについて依頼されることがあります。せっかくのお住まいですので、雨漏りもある程度の知識のある職人さんを選んだ方が良いと思います。

防水は、経験と知識を備えた職人さんに

塗装をするにあたって職人さんに持っておいてもらいたい知識としまして防水に関する知識があります。そして現場に立った経験の数から正しい判断がから判断できるものもあります。いくらハウスメーカーさんといえども施行する人が新人さんだったり中途採用の社員であると、正しい判断が出来かねません。その時のタイミングでしっかりと施工をするのがとても大切です。たびたび足場を作って屋根に上がる機会はそう滅多にございません。まずはしっかりとした経験と知識を備えた職人さんに施工しまうのが安心かと思います。

建物にとって、水分は天敵といえる存在で、建物内部に水分の侵入を許してしまうと、建物内部の木造部分の腐食や鉄製部品のサビなど、様々な症状を誘発することにつながり、建物の寿命を短くしてしまうことにつながります。

 そこで、建物内部に水分が侵入しないよう、外壁塗装やコーキングなどの施工を行うわけですが、今回は、その防水という点について、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

1.防水方法の種類

 建物を水分から保護する防水工事には、大きく分けて2種類あります。

①メンブレン防水

 水分を侵入させない膜を貼ることによる防水工事です。防水シートを貼って防水する方法や外壁に塗装を行うことによって水分が侵入できない塗膜を形成して防水する方法、それらを複合して防水する方法などがメンブレン防水に当たります。

 1)防水シートの特徴

  屋根や外壁の表面や内部に防水シートを貼ることによる防水が最も多い使用方法となるかと思います。シートそのものは職人の力量などに左右されず、常に均一な品質となっていますので、安定した防水性能を得ることができますが、一方で、サイズに制限があるため、シート同士のつなぎ目など、防水性が低い部分ができてしまいます。

 2)塗装の特徴

  屋根や外壁の表面に塗装を施すことによって防水性の高い塗膜を形成する方法で、外壁の全面を塗装するため、防水シートのような継ぎ目が生じることがなく、全体的に防水性をもたせることができます。しかし、職人の腕によって塗膜の厚さが均一にならないことがある点や、施工ミスによる耐久性の大幅な低下が生じる可能性がある点など、工事を行う職人の技量や、業者の采配によって品質が大きく異なる防水方法となります。

防水塗料:ビッグサンコート

 3)複合した防水工事の特徴

  防水シートと塗装を複合して防水性を高める工事方法で、防水シートと塗装による防水のそれぞれの短所を補い合う工事方法となります。しかし、それらの短所となる部分が完全になくなるわけではありませんので、防水シートの短所、塗装の短所、それぞれを有しているとも言えます。

②シーリング防水

サイディングボードの目地やサッシと外壁の隙間などを塞ぐことによって水分の侵入を防止する防水工事のことを指します。この工事は、建物の隙間にコーキング剤を充填することで、水分が侵入できないゴムのようなコーキングを形成し、その隙間から水分が侵入するのを防止する方法で、目地の他に、外壁のクラックの補修などにも使用されます。

2.アスファルト系防水層の作り方

 アスファルト系防水層とは、道路工事等にも使用されるアスファルトの材料を使用した防水層の形成方法で、メンブレン防水のうち、複合した防水工事に該当します。防水シートや塗装に比べ、取扱が難しいアスファルト系防水層の形成方法をご紹介します。

①熱工法

 塗膜となるアスファルトを溶かし、防水シートとなるアスファルトルーフィングを貼り付ける工法のことを言います。アスファルトは、硬化が早く、アスファルトルーフィングを貼り付けた直後から硬化していくため、短時間で防水層を形成することができます。

 しかし、溶かしたアスファルトから異臭が発生するため、近所の方のご理解がなければ、使用するのは難しい工法となります。

②トーチ工法

 アスファルトルーフィングを熱する事によって溶かし、その溶けた部分を使用してアスファルトルーフィングを張り合わせる工法のことを言います。アスファルトルーフィングを炙るだけなので、非常に簡単な工事になりますが、一方で、アスファルトルーフィングの溶かし方が足りずに、張り合わせが甘いケースや、溶かし過ぎで想定どおりの防水性能を保つことができないケースといった不具合も生じることがあります。

③常温工法

 アスファルトルーフィングに熱を加えずに、ローラーで圧着させる工法のことを言います。また、液状のゴムアスファルトで接着させる方法も、こちらに分類されます。

 熱を加えないため、安全に作業を行えることができる一方で、圧着することができる改良アスファルトルーフィングの粘着性が高く、空気を巻き込みやすい(完全に密着できないことがある)ことや、冬場の低気温時にしっかり密着しないことがあるといった品質面でのデメリットも存在します。

今回は、防水工事の紹介、特にアスファルト系防水層についてご紹介しました。防水シートを使用する方法、塗装を使用する方法、そして、今回詳しく説明したアスファルト系防水層を使用する方法と、3つの防水工事がありますが、どれを選択するかは、その建物の環境や、現状に大きく左右されます。どれだけコストを投下して防水工事を行ったとしても、その防水工事が適していなければ、すぐに建物内部に水分の侵入を許してしまうことになります。そのため、防水工事を行う場合は、専門家である業者に確認してもらうことをお勧めします。

ベランダのひび割れは早めに対応しましょう

ベランダは構造上、雨や風が直撃します。したがって、雨水がもろに染み込んでしまいます。その結果、建物本体が傷んできてしまい、雨漏れの原因になりやすいです。なるべく早めの対応をオススメいたします。

防水時の高圧洗浄

防水工事もまずは、しっかりと汚れを落とします。

塗膜防水

ヨコイ塗装では、熟練の職人が、建物の環境や、現在の状態から、最適な防水工事の方法をご提案させていただきます。扶桑町周辺で防水工事をお考えのかたは、ヨコイ塗装までご相談ください。

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