工事中留意点ー雨戸・庇・水切り・木部など

塗装工事における、雨戸の吹付け|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装を行う際には、外壁だけでなく屋根やサッシ、玄関ドアなど、塗装が劣化している部分に対して、併せて塗装するケースが非常に多くあります。この中で注意していただく必要があるのが「雨戸」です。そもそも、鉄製の雨戸に塗装が必要なのでしょうか。

今回は、そんな雨戸の塗装についてご紹介します。

雨戸

雨戸の役割

 雨戸は、大きく分けると、横にスライドさせて収納するタイプのものと、シャッタータイプのものの2種類があります。いずれの雨戸も、大半はスチール製で外側がアルミ製となっています。雨戸は、頻繁に使用するものではありませんが、強い雨や風から窓を守るために重要な役割をもっています。雨戸が劣化してしまうと、大雨や台風から窓を保護することができなくなり、台風などで窓ガラスが割れてしまうこととなってしまいます。

雨戸には塗装が必要?

雨戸を塗装する目的の1つは、外観をきれいに見せるためです。屋根や外壁をきれいに塗装した場合、汚れている部分、劣化している部分は、いつも以上に目立ってしまいます。もし、雨戸の塗装が裂開している状態で、屋根や外壁だけを塗装した場合、建物全体がアンバランスになってしまい、余計に美観が悪くなってしまいます。

雨戸

 雨戸の塗装費用

 雨戸の塗装は、1枚当たり3,000円~4,000円が相場となっています。一般的な日本の住宅の場合、窓の数が少なくとも5枚程度あり、窓1か所あたり、2枚の雨戸がついていますので、最低でも合計10枚の塗装が必要となり、塗装にかかる費用は30,000~40,000円となります。

外壁塗装と同時期に雨戸の塗装を行うと考えた場合は、およそ上記のような金額になるのですが、雨戸だけを塗装しようとすると、足場を構築しなければならないため、足場の作成代金が追加で発生してしまうことになります。足場を設置する費用は、高い場合、1㎡当たり1,000円程度となりますので建物が100㎡と仮定した場合、100,000円もの料金が追加で発生してしまうことになります。そのため、雨戸を塗装するのであれば、外壁の塗装と同時に行うことが一般的です。

雨戸の塗装タイミング

①コストを安く抑えるなら…

 雨戸を塗装するタイミングは、雨戸の外観が悪くなった時で問題ありません。外壁塗装を行い、屋根や外壁がきれいになった時に、雨戸だけ浮いた状態にならなければ、特に塗装を行う必要はないと言えます。と、いうのも、雨戸は普段戸袋に隠れ、そもそも使用する頻度がそれほど多くはありません。そのため、雨戸の設置方法にもよりますが、実際に雨戸そのものもが、雨や紫外線の影響を受ける頻度は、屋根や外壁ほど多くはないのです。つまり、雨戸の塗装は屋根などの雨が当たる部分と比べ、さほど問題はないのです。

さらに、雨戸は中から取り外すことが出来ます。。そのため、仮に工事の時に塗装しなくても、気になった時に取り外して塗装出来ますので、工事のコストを抑えることが可能です。

②建物の外観を気にするなら…

 多少コストをかけてでも、常に建物の外観をきれいにしておきたいという方は、5年程度の周期で塗装を行うことをお勧めします。雨戸は吹き付けに使用される材料がウレタン系統が主流でした。無機やフッ素などの塗料とは異なり、耐候性が低い特徴があります。ウレタン系塗料の耐久年数は5~7.8年程度になっています。

そのため、防犯のため雨戸をよく閉められる方は吹付け材をアップグレードしてもらうことをお勧めします。

劣化の激しい雨戸は?

 ケレンや塗装を行っただけでは修復できないほど劣化してしまった雨戸は、取り換えを行うことになります。雨戸を取り換えるには、一般的に1枚当たり4万円~、工事費用が6万円程度かかってしまいます。すべての雨戸を取り換えることになると、大きな出費につながることになりますので、こうなる前に塗装を行っておく必要があります。

参考:施工価格について

温風低圧塗装機SG-91

温風低圧塗装機とは?

 温風低圧塗装機とは、スプレー塗装を行うための機材で、低圧でかつ大風量の空気を使用して塗料を噴霧する塗装機のことを言います。スプレー塗装は、プラモデルでも「エアブラシ」などの機材が売られていますが、温風低圧塗装機はエアブラシの外壁塗装用をイメージすると分かりやすいかと思います。

 温風低圧塗装機は、空気の圧力が0.05Mpa以下と非常に小さいため、コンプレッサーを用いずに、ブロアを用いていることが特徴で、その分、軽くて取り扱い安いというメリットがあります。

温風低圧塗装機のメリット

①高い塗着効率

 塗着効率とは、使用する塗料のうち、どの程度、塗装に使用することができたかを示す割合で、例えば10kgの塗料を塗着効率90%の塗装方法で使用した場合、外壁に塗装できた塗料が9kg、残り1kgがローラーやハケに残った分、垂れ落ちた分、温風低圧塗装機に付着した分など、外壁に塗装できなかった分になります。

温風低圧塗装機のメリットの1つに、高い塗着効率にあります。温風低圧塗装機を使用した場合の塗着効率は、およそ70~90%といわれており、これは、ローラーやハケで塗装した場合とほぼ同じ水準となっています。

 なお、他のスプレー塗装の方法として、エアスプレー(空気の圧力0.3~0.5Mpa)を使用した場合、塗着効率は30~50%となっています。つまり、塗料の5割~7割は使用できずに破棄されているため、塗料にかかるコストが非常に大きくなってしまいます。

つまり、温風低圧塗装機を使用することで、スプレー塗装でありながら、ローラーやハケと同じくらい塗料を効率よく使用することができるのです。

②強溶剤系塗料が使用できる

 一般的な外壁塗装で使用されている塗料は、ほとんどが弱溶剤系塗料です。弱溶剤系塗料は、室内等に使用する水性塗料に比べ、高い密着性や耐候性があることから、主に外壁に使用されていますが、その弱溶剤系塗料よりも耐薬品性、耐水性を大幅に高めた塗料が強溶剤系塗料となります。

強溶剤系塗料塗料は、その臭いから最近ではあまり使用されなくなってきていますが、高い耐薬品性や耐水性が求められる建物などには、この強溶剤系塗料が使用されています。この強溶剤系塗料は、ローラーやハケでは平滑な塗装を行うことができません。強溶剤系塗料を使用して、美観よく塗装する場合は、スプレー塗装が必須となります。温風低圧塗装機もスプレー塗装の一種ですので、この強溶剤系塗料をきれいに塗装することが可能です。

温風低圧塗装機のデメリット

①霧化の粒径

 スプレー塗装では、塗料を霧状にして噴霧する塗装方法になります。そのため、吹き出された塗料の1つ1つは非常に小さな粒で吹き出されるのですが、温風低圧塗装機の場合、空気の圧力が高くありませんので、コンプレッサーを使用して空気を圧縮するタイプのスプレー塗装に比べると、1つ1つの塗料の粒径(1粒の塗料のサイズ)が、若干大きくなってしまいます。とはいえ、塗装した際の品質に大きな差が出るほど影響はありません。

②ミストの飛散

 これは、温風低圧塗装機のデメリットというよりはスプレー塗装のデメリットになりますが、霧状に塗料を噴霧する塗装方法であるがゆえに、塗料の粒であるミストが広範囲に飛散してしまうというデメリットがあります。

例えば、ローラーとハケで塗れば、マスキングの必要がない場所であっても、スプレー塗装の場合は広範囲にミストが飛散する関係上、しっかりとマスキングしておく必要があります。特に、風が強い日などは、ミストが風に乗ってしまうこともありますので、実際に塗装するべき部分以外の場所であっても、広範囲にマスキングや養生を行わなければなりません。

養生テープ

ヨコイ塗装の塗装方法

 今回、温風低圧塗装機のであるSG-91を導入しましたが、もちろんすべての外壁塗装や屋根の塗装に対して、温風低圧塗装機だけで塗装を行うということはありません。外壁の品質や形状、補修状況などによって、最適な塗装方法を検討し、最も品質がよくなる塗装方法で塗装を行っていきます。

今回、温風低圧塗装機SG-91を導入したことによって、雨戸の仕上がりが格段に良くなりました。特に、このSG-91はABAC社という改修工事や補修塗装での実績が高いメーカーであり、業界トップクラスの低飛散性能(ミストが飛散しにくい性能)、ウレタン塗料や水性塗料から強溶剤系塗料まで幅広くカバーできていることなど、性能面でも非常に高い機材となっています。

玄関ドアの吹き付け

玄関のドアは、毎日使用するため非常に汚れやすい場所でもあります。そのため、汚れを気にされる方は、頻繁に掃除をする箇所ではないでしょうか。家に来られる方が、最初に目にされるのが玄関ですので、できるだけきれいに保っておきたい場所でもあります。

そんな家の顔ともいえる玄関ドアですが、日々の清掃をしっかり行っていたとしても、どうしても塗装が劣化してしまい、清掃だけではきれいにできない状況が発生してしまいます。そうなると、玄関ドアの塗装が必要となります。

今回は、そんな玄関ドアの吹き付け塗装についてご紹介します。

玄関ドア

1.玄関ドアの塗装方法

 玄関ドアの塗装は、非常に難しいと言われており、外壁と同じ方法では塗装を行うことができません。仮に外壁と同じ方法で塗装してしまうと、1~2年という非常に短い期間で塗装にひびが入ったり、塗装が剥がれてしまうことがあります。

玄関ドアには、木製のものと金属製のものがあり、一部の木製ドアや金属製のドアには吹き付けという方法で塗装を行います。

2.吹き付け塗装とは

 吹き付け塗装は、スプレーガンと呼ばれる専用の工具を使用して、塗料を霧状に吹き付ける塗装方法のことを言います。プラモデルの塗装でも、筆を使った塗装と、スプレー缶を使った塗装がありますが、吹き付け塗装はスプレー缶を使った塗装の方になります。

 吹き付け塗装は、霧状の塗料で塗っていきますので、塗装する対象の凹凸に左右されることなく、均一に仕上げることが可能です。玄関ドアの表面は、様々なデザインが施されている場合が多く、ローラーで塗装するよりも吹き付け塗装を行ったほうが、きれいに仕上げることができます。

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

参考:塗装工事におけるローラの使い捨てについて

3.玄関ドアの塗装手順

①下地処理

 玄関ドアを塗装する場合も、最も重要な部分は下地処理となります。下地処理において、古い塗料をしっかり剥離し、錆や傷をしっかり修復しておかなければ、塗装によって見た目だけが良くなっても、内部で錆や傷が広がってしまいます。

また、錆の上から塗料を塗ってしまうと、錆がはがれる際に塗料も一緒にはがれてしまうこととなり、耐久性も大幅に低下してしまいます。そのため、下地処理をしっかりと行わなければなりません。

 また、木製ドアの場合は、古い塗料を剥がしたのちに、しっかりと研磨を行う必要があります。これも、研磨をしないまま塗装を行ってしまうことで、木片の剥がれなどによって塗装が剥がれてしまうことを防止するという目的があります。他にも、研磨することで塗装の完成度(美観)も大きく高くなります。

ケレン作業

②下塗り

 玄関ドアの素材が金属製である場合は、錆止めの入った下塗り材で下塗りを行います。玄関ドアの素材に直接塗装する下塗り材に錆止めを含めることで、しっかりと錆止めの効果を活かすことができます。(材質によってはバインダーと言われる専用接着剤のような物を使います)

木製の玄関ドアの場合は、木部用の下塗り材を使用して下塗りを行います。こうすることで、木材という自然の素材を強化することができます。いずれの素材であっても、品質を重視する業者であれば複数回繰り返して、強度を高めています。(女性のファンデーションに似ている作業です)

③中塗り・上塗り

 仕上げの塗料と同じ色で中塗り・上塗りを行います。玄関ドアの素材によって、使用する塗料は異なりますが、木製ドアであっても金属製ドアであっても中塗りと上塗りと、最低でも2回は塗装を行います。仕上がりの状況によっては、中塗りを複数回、もしくは上塗りを複数回実施することもあります。

4.吹き付け塗装・玄関ドアの塗装の注意点

①養生について

吹き付け塗装は、ローラー塗装と違って霧状の塗料を吹き付けますので、塗装を行わない場所に施す養生が非常に重要となります。プラモデルでスプレー缶を使った塗装をした経験のある方ならわかると思いますが、塗装したくない部分をマスキングテープで養生したつもりでも、その貼り付けが甘かった場合などは、マスキングテープの下に塗料が入り込んでしまい、養生していたにも関わらず、塗料がはみ出してしまうといった場合があります。

玄関ドアの吹き付け塗装も同様で、しっかり養生しておかなければ、塗装すべきではない玄関ドア以外の場所にまで塗料がにじみ出てしまうことがあります。

②塗装技術について

 吹き付け塗装は、外壁でも使用することがありますが、ローラーと比べると塗装する頻度が高くはありません。そのため、ローラーを使用した外壁塗装の技術が高くても、吹き付け塗装の技術が同じように高いとは言えません。玄関ドアは家具のリフォームと同様と言われているほど、塗装には高い専門知識と技術が必要な塗装と言われています。そのため、金属製、木製問わず、玄関ドアの塗装を依頼する場合は、業者選びを慎重に行う必要があります。

③料金について

 玄関ドアの塗装の相場は1枚当たり5万円~20万円と、塗装面積に比べると、やや高価になっています。その理由は、先ほど挙げた求められる塗装技術の高さや、養生にかかる手間の多さからきています。

玄関ドアは、家の顔といえる部分ですが、塗装を行う場合は、業者選びや金銭面など、いろいろ考える必要があります。

台所の換気扇周りの油汚れと外壁塗装|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

 台所の換気扇周りは、こまめにお掃除しているでしょうか。どうしても、台所の換気扇は油が付着する部分ですので、なかなかその汚れをきれいに落とすことはできないかと思います。しかし、その換気扇に付着した油汚れが、実は外壁を汚損させている原因なのかもしれません。

今回は、台所の換気扇周りの油汚れと外壁塗装の関係についてご紹介します。

1.外壁が汚れる原因

 外壁は当然ながら屋外に面していますので、様々な原因で汚れが発生します。例えば、車の排気ガスやカビ、コケといった植物、ほこりなどの汚れといったように、その原因は様々です。そのなかで、台所の換気扇吹き出し口からでた油も、外壁を汚す要因の1つと言われています。

台所の換気扇は、料理で使用する油が付着していることが多いのですが、この油を放置していると、換気扇に付着している油が古くなり、換気扇の吹き出し口から外壁に垂れてしまいます。このまま放置しておくと、油がどんどん酸化し、黒い汚れになってしまうのです。

油は、非常に掃除が大変ですので、垂れていることを発見したら、すぐに掃除したほうが、後々、掃除するよりも楽に汚れを落とすことができます。

油汚れ

2.油汚れと外壁塗装

 外壁塗装を行う際には、外壁の汚れはすべて落としてしまう必要があります。この汚れは、台所の換気扇の吹き出し口から垂れる油汚れも同様で、しっかり落としてしまわないとその上から塗る塗料がしっかり密着しなくなってしまいます。

 しかし、油汚れは通常の掃除ではなかなか落とすことができません。外壁塗装を行う前には、高圧洗浄等によって汚れを落としていきますが、油汚れに関しては高圧洗浄だけではきれいに落とすことができませんので、強いラッカーシンナー等を使用して油分を分解してきれいに掃除を行います。

 この下地処理で油汚れをしっかりと取り除いたのちに外壁の塗装を行っていくのですが、塗装は数時間で終わるものではありません。外壁を塗装する場合は、下塗り・中塗り・上塗りという、最低でも3回の塗装を実施しなければなりません。もちろん、それぞれの塗装を行ったのちにはしっかりと塗料を乾かす必要がありますので、塗装だけで最短でも3日はかかってしまう計算になります。この期間中に、換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れだしてしまうと、せっかく塗装した部分が汚れてしまいますし、塗料が乾燥する前であればその分塗料の品質も低下してしまいます。

油

3.台所の換気扇の掃除

 換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れてくる場合、ほとんどの場合は台所の換気扇が汚れています。

この汚れを取り除かなければ、外壁をきれいに塗装したとしても、すぐに油汚れが垂れてきてしまい、汚れのついた外壁となってしまいます。そのため、外壁塗装を行う際には、台所の換気扇周りをしっかり掃除しておくと良いです。

 しかし、換気扇そのものの掃除はご自身で行うことができますが、換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れてくるということは、換気扇そのものの汚れの他に、換気扇ダクトが汚れている場合がほとんどです。油汚れが垂れるということは、換気扇ダクトがほこり等によって目詰まりを起こしている状態が考えられますので、ダクトもしっかり掃除しなければなりません。ダクトの掃除となると、なかなかご自身で行うのは難しいかと思いますので、ダクトの清掃は業者に頼むのが確実です。

油汚れ

4.換気扇から油汚れを垂らさないために

 換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れてしまうと、外壁の日映えが非常に悪くなってしまいます。そこで、換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れてこないようにする対策をご紹介します。

①フィルター

 換気扇のフィルターは100均等でも入手することが可能ですが、フィルターがあるのとないのとでは、大きく異なります。油そのものをフィルターで吸収することができますので、油がダクトに入ってしまうのを予防することができます。

 市販のフィルターは、換気扇の大きさによって様々な種類のものが販売されています。ご自身の自宅の換気扇をしっかりと覚えたうえで、その形状にあったフィルターを購入することで、フィルターの高い効果を期待できます。

②換気扇周りの清掃

 油汚れは、油を使った料理をしたその日のうちに換気扇の吹き出し口から油汚れが垂れるということはありません。換気扇で吸い上げた油がダクトをとおって吹き出し口まで移動するのに、ある程度の時間を要します。つまり、その間に掃除してしまえば、油汚れは垂れないということになりますので、

換気扇周りの清掃は月1回程度、定期的に清掃することをお勧めします。

シャッターは塗装したほうが良いのか?|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装を依頼した際に、シャッターの塗装をすべきかどうかで悩まれる方が、意外と多いようです。その理由は、業者によって塗装したほうが良いという業者と、塗装しなくてもいいという業者があり、判断に困ってしまうということでした。

 ここでは、なぜ意見が分かれてしまっているのかという理由と、塗装したほうがいいのか、塗装しないほうが良いのかについてご説明させていただきます。

1.業者によって意見が異なる理由とは?

 シャッターボックスの塗装については、概ねどこの業者であっても塗装は行うという回答になります(ただし、材質によっては塗装しないという業者もあります)が、シャッターそのものについては業者によって意見が分かれています。

塗装をしないという業者の主な理由としては、「塗装を行ったとしても、すぐに剥がれてしまう」というものです。シャッターは外壁と違い、開閉という動作がありますので、その動作によってはがれてしまう可能性があるという理由です。

 塗装するという業者の主な理由としては、「シャッターのみ塗装しないと、シャッターだけが古い状態になってしまい、外観が損なわれる」という点と、「シャッターにしっかりとしたさび止めを行わなければ、シャッターの耐久性が損なわれてしまう」という点があります。

いずれも、外壁を塗装する理由と同じで、美観と耐久性を向上するために塗装したほうが良いという意見となります。

2.シャッターの塗装に関する問題点

 シャッターを塗装するにあたって、問題となる点もあります。

 1つ目は、塗装を行うことで、シャッターそのものに厚みが生じてしまい、シャッターの開閉を行う際に、その厚みによって正常に動作しなくなる可能性があるという点です。そのため、シャッターを塗装する場合は塗料による厚みを極力、薄めに仕上げなければなりません。そのため、多くの場合が外壁塗装のような手塗りではなく、スプレーによる塗装になります。

 2つ目は、材質により塗料の密着性が異なるという点です。シャッターおよびシャッターボックスに使用されている材質は、アルミやステンレス、トタンといったように様々な金属が使用されています。トタンのように塗料の密着性が高く、外壁でもよく使用されている素材であれば、塗装のノウハウも確立されているため、塗装に関して問題はありませんが、アルミを使用しているシャッターおよびシャッターボックスの場合、素材そのものが塗料の密着性が高くないため、塗装を行ったとしても剥がれやすいという理由から敬遠する業者が多くなります。 こういったアルミやステンレスの塗装をするときにはニッペさんの「パーフェクトシーラー」をお勧めしています。名前の通りほとんどの素材にするに密着する シーラーで、シャッターの塗装においてもいかんなくその機能性を発揮すると思います。

3.シャッターを塗装する場合の注意点

シャッターが動かなく場合には

刷毛でシャッターを塗装した場合にはシャッターが動かなくなると言う事例もあります。巻き上げ式のシャッターの場合にはシャッターとシャッターの間の人間で言う関節部分の塗料を取り除く必要があります。

シャッターが動かなくなる原因

またシャッターとシャッターボックスのサッシ廻りのとの間にある家がシャッターと付着している場合もあります。その際には家とシャッターをまたシャッターとシャッターボックスのサッシ廻りのとの間にある家がシャッターと付着している場合もあります。その際には家とシャッターを剥がして稼働するようにしなければいけません。

塗装場の注意点

 1つめの問題点である塗料の厚みに関しては、スプレーを使用して薄く仕上げることで解消できますし、2つ目の問題点も適切な下地処理、下塗りを行うことによって解決することが可能となります。ただし、シャッターについては可動部分となります。

塗料が乾燥していない状態でシャッターを稼働させてしまうと、塗料が他の部分に付着してしまったり、偏ってしまったりする可能性があります。そうなると、他の部分の美観が損なわれてしまったり、塗料の厚みが異なってしまうことで動作不良を起こす可能性があったりと、シャッターの塗装が失敗に終わってしまうことになります。

 そのため、シャッターを塗装する場合には、しっかりと乾燥するまではシャッターを動作させないという点に注意しなければなりません。

4.シャッター、シャッターボックスの塗装はすべきか?

 シャッターを塗装すべきかどうかは、その状況によって大きく異なります。特に、使用している材質がトタンのようにサビが発生しやすいものであれば、定期的に塗装を行うことでさび止めの効果を高め、耐久性能を高めることができますが、アルミやステンレスといったサビにくい材質を使用している場合であれば、塗装しないという選択肢もあり得ます。さらに、シャッターそのものは10万円~30万円程度で新しいものに交換することができますので、塗装を行って耐久性を高めるという選択肢の他に、劣化した場合はシャッターそのものを交換するという選択肢もあります。そのため、多くの場合は現状を確認した上で、最適な方法をご提案するという形となってしまい、「業者によって意見が異なる」という状況になってしまいます。

シャッターボックスについては、材質が何であれ適切な下地処理と下塗りを実施することで、塗装を行うことは可能です。また、シャッター部分と異なり、シャッターボックスごと交換するとなると、費用も高額となりますので、シャッターボックスについては塗装をお勧めしています。シャッターの塗装については、現状を確認しなければ適切な判断を行うことができません。

外壁塗装工事におけるウッドデッキなどの木部の塗装について

日本の住宅で最も多い「木造住宅」と言われる家においては、昔は木を中心として作られていましたが、最近の住宅においては、外壁にはセメントを主成分としたモルタルを使用したり、サイディングボードを使用したりと様々な材料を使用して断熱性や防水性を高める工夫がされています。

しかし、外壁や屋根の一部分に木が使われている場合や、木を中心に作られている家もまだまだ存在しています。今回は、そんな木部の塗装についてご説明いたします。

木部の注意点

木という自然の材質を使用することで、温かみのある住宅にすることができるということから、今でも木を住宅の要にすることは多々あります。

しかし、木材を使用することはメリットだけではなくデメリットも存在します。

  • まず、木は膨張や収縮を行う素材であるという点です。雨や湿気等が増えると木が水分を含んで膨張し、逆に乾燥すると水分を吐き出して収縮するという特徴があります。これにより、予期せぬゆがみや隙間が生じてしまう事もあります。
  • 次に、太陽の当たり方によって劣化に大きな差が生じるという点です。太陽光に含まれる紫外線によって、木の中の物質が変化してしまう事により、変色などが生じてしまいます。
  • さらに、多くの水分を含んだままにしておくと腐敗してしまう事もデメリットとして認識しておく必要があります。木部に塗装を行う場合には、これらのデメリットをしっかりと認識しておかなければなりません。

木部への塗装

 木部へ塗装を行う際には、木目を活かすのか、もしくは木目を消してしまうのかを選択する必要があります。木を材質に選ばれている方は、木目が温かみを演出することも期待して、木目を残すことを選択される方が多くいらっしゃいます。

木目を残す塗装は、浸透タイプ、含浸タイプ、着色仕上げ、ステイン、木材保護着色塗料、木材保護塗料、浸透型塗料などと呼ばれ、木の内側を保護できるという点、剥がれや膨らみがなくなるという点がメリットとして考えられます。

しかし、デメリットとして、木目を残すために多くの塗料を使えませんので艶が出にくいことや、耐久性が低いといったことが考えられます。この塗装工事の場合は、3年を目途に塗装を行わなければなりません。

次に木目を消す塗装工事は、造膜タイプ、皮膜タイプ、ペンキ塗装などと呼ばれ、耐久性が高いことが特徴となっています。木目を消す塗装は、目につかない木部(軒天や軒下、鼻隠し等)でよく使われています。

木部塗装工事の作業内容

 木部塗装の作業内容は、他の塗装と同じく下地処理、下塗り、中塗り、上塗りの順で行われます。この中で最も重要なのは、下地処理となります。木部塗装の下地処理は、他の塗装と同じく、高圧洗浄で汚れを落として古い塗膜を取り除きます。次に、ケレンと言われる処理を行います。木は塗料が乗りにくい素材となっていますので、塗料がしっかりと乗るようにきれいにした木部にサンドペーパー等であえて細かな傷をつける作業がケレン作業です。細かな傷がつくことで、塗料が傷の中に入り込んで、しっかりと密着させることができるのです。

 次に下塗りですが、木部には木部専用の塗料で下塗りを行います。これも、木が他の材質と比べて塗料が剥がれやすいというデメリットに対して、それを補強することを目的としています。そのため、錆止めが入った鉄部の塗料などを使用していないことを確認するようにしてください。

最後に中塗り、上塗りです。木部は他の材質よりも劣化が早い素材となっていますので、他の材質よりも耐久性の高い塗料を使用することが求められています。特に、日当たりのよい部分を塗装する場合、他の場所に比べて、太陽光に含まれる紫外線で材料である木材が劣化している可能性があります。そのような場合は、状況に応じて3度塗り以上の塗り重ねが必要となることもあります。

まとめ

 木は家を建てるにあたってなくてはならない素材の一つです。そのため、木部の塗装というのは避けては通れないメンテナンスとなっています。そんな木部の塗装ですが、場所によって耐久性を下げてでも見た目を重視して木目を残すのか、もしくは木の温かみは消えてしまうが耐久性を重視して木目を消すのかという選択が必要となります。

基本的には、人目に付きやすい部分は木目を残し、人目に付きにくい部分は木目を消すという選択でも問題はありませんが、木材は太陽光に含まれる紫外線で劣化が早まりますので、日差しが当たる場所では、あえて木目を消してでも耐久性を高めたほうがいい場所(例えばウッドデッキ等)があります。それらのメリット、デメリットをしっかりと考えたうえで、塗装方法を選択しなければなりません。

 最後に塗装の方法ですが、注意点は他の材質を大きく変わりはありません。下地処理が最も重要であるという点も他の材質と同様です。しかし、下地処理は、他の材質よりもしっかりと行わなければ、塗料の乗りが悪くなってしまい、最悪のケースですと数週間で塗料が剥がれるということもありますので、その点だけは注意が必要です。

ウッドデッキやウッドテラス、ガーデンテーブルなどの塗装

1.ウッドデッキなどを塗装する目的

 初めに、ウッドデッキやウッドテラスといった木部を塗装する目的を再確認しておきます。ウッドデッキやウッドテラスは、その名の通り、木材が使用されていますので、そのまま放置しておくと、木材が雨などの水分を吸収してしまい、腐敗が始まってしまいます。

木材が腐敗してしまうと、見た目も悪くなりますが、なにより壊れやすくなってしまいますので、安全性が大きく損なわれることになります。特に、2階以上に設置しているウッドテラス等で腐敗が発生してしまうと、洗濯物を干す際に穴が開いて転落といった事故につながる恐れがあります。そこで、定期的に木部を塗装することによって、防腐性能を高め、さらに木部に新鮮な色合いを出し、クリアー仕上げをすることで、塗膜を作り上げ表面を丈夫にし、雨などの水分が木材の内部に吸収されないようにします。さらに、塗膜によって木材につきやすいコケやカビの発生も抑えることができますので、見た目もよくすることができます。

 こういった目的のために、ウッドデッキやウッドテラスにも塗装が必要なのです。

2.木材を保護する塗料

 こういった木部を保護するための塗料としては、木材保護塗料という塗料が使用されます。木部は、他の素材よりも様々な要因で劣化してしまいますので、こういった専用の塗料を使用することで、木部をしっかり保護することができるのです。

木材保護塗料にも、浸透タイプと造膜タイプという2種類が用意されています。この2種類の違いは、名前の示す通り、浸透タイプが木材の内部まで浸透する塗料で、造膜タイプが木材の外側に膜を貼るタイプの塗料となっています。また、特に安全性に考慮した水性タイプも存在しています。

①浸透タイプ

 木材の内部に塗料が浸透することで、表面を保護するという考え方の塗料です。例えるなら、ハンドクリームに近いかもしれません。塗料が中に浸透することで、見た目はこれまでの木目をしっかりと残すことができます。浸透タイプは、特に防腐の効果につながりますので、劣化が気になるところには、早めに対処しておいたほうが良いです。

②造膜タイプ

 造膜タイプは、木材の外側に密着して膜を貼る塗料となっていますので、見た目はその塗料の色となってしまいます。こちらは例えるなら、日焼け止めクリームに近いかもしれません。しかし、木材の外側から膜を張り材質そのものを保護しますので、その保護能力は高く、木材そのものにダメージを受けることが少なくなります。したがって破風や鼻隠しなどの雨や風が当たりやすい、外部環境の厳しい所に使うことが多いです。

3.塗料の使い分けは必要か?

 このように、木材保護塗料といっても大きく分けて2種類の塗料があります。もちろん、用途に応じて、これらの塗料の使い分けは必要となってきます。

例えば、海沿いや雨が多い場所など、木材にダメージを受ける要素が強い場合は、造膜タイプを使用して、外側からしっかりと保護する必要があります。こういった場所で浸透タイプを選択してしまうと、せっかくメンテナンスしているにも関わらず、想像以上に木材がダメージを受けてしまうこととなります。

浸透タイプの代表キシラデコール

キシラデコールの塗装単価は、1式計上が多いです。

キシラデコール

木部にキシラデコールを塗ることがあると思います。現場からの経験から言うと木部の塗装単価を出すのは非常に出しにくいです。理由としましては、木部は吸い込みが激しく、また既存の塗膜の状態によって実際に塗装してみないと作業時間がわからないと言うところが大きいからです。したがって経験から、「これぐらい感じだったらこれぐらいの作業時間で、これぐらいの金額をもらわんと合わない…」そんな感覚で見積もりを出している職人さんは多いのではないでしょうか(もちろん下請けの職人さんが来れば、その分元請けさんに上乗せ金額が出ている事は間違いありません。)

ちなみに現在キシラでk−るの一斗缶あたりの単価は36,000円位です。

□よくある質問:コンゾランと言う似たような塗料が出たと聞いたのですがどうでしょうか?

https://www.xyladecor.jp/products/xyladecor_consolan.html

実際上記塗料は、キシラデコールに近いと言うより、ペンキに近いと言う感じです。キシラデコールですと表面の木目が出てくるのですが、コンゾランですと塗りつぶしに近い感覚を覚えます。したがってきれいな木目を生かすのが目的でしたらお勧めはできません。

■キシラデコールの塗装単価はどれぐらいの耐用年を言うの?

そもそも木部の塗料には商品としてあまり良いものがありません。木が収縮するため、ヒビが入ったらそこから水が入り、簡単に塗膜がピリピリとはがれるといった現象が起こってしまいます。クレームが起こりやすい箇所なのでメーカー自体が敬遠していると言うこともあるかもしれません。

またキシラデコール自体は、シンナーが約70%の割合を占めております。したがってシンナーが揮発した後は、塗膜としてはかなり薄いものになります。紫外線に当たると弱く塗装をしてから2 3年程度しか持たないのが現状です。

■キシラデコールの上にクリアを塗って耐久性をあげましょう。

キシラデコールが紫外線に弱い事は上記で説明しました。そんなキシラデコールの耐久性を上げる方法があります。それが木部用のウレタンクリアを塗装することです。ヨコイ塗装で使用しているニッペさんの「木部用ウレタンクリア」はポリウレタン系なので比較的耐久性も高いです。

実際は紫外線の良く当たる破風などに塗っても10年以上持つこともよくあります。キシラデコールの単価に加え、コストはかかってきますが、もし外壁にフッ素など高耐久の塗料を塗った場合、劣化速度を揃えるためには、非常に良い方法だと思います。

■木部塗装の見積もり時にはどんな質問?

  • 「キシラデコールだけの仕上がりになりますか?」
  • 「キシラデコールの上にはクリアーは塗ってもらえますか?」

バルコニー(ベランダ)の塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

1.ベランダとは

 「ベランダ」という言葉を聞いて、どういうものか全く想像できないという方はいらっしゃらないと思います。ご存知の通り、ベランダとは、建物からせり出した、人の歩ける場所のことを言います。さらに、ベランダの定義としては、屋根がついているというものがあります。つまり、建物からせり出した、人の歩ける場所はあるが、屋根が付いていないという場合は、「ベランダ」とは言いません。

では、そのような場所を何というかというと、「バルコニー」と言います。「ベランダ」と「バルコニー」の違いは、屋根の有無ということになります。と、言い方に差はあるものの、ベランダもバルコニーも屋外にせり出した部分であることには変わりありません。そのため、屋根や外壁と同様に、劣化するということを覚えておかなくてはなりません。

2.ベランダの劣化

ベランダは、バルコニーと違って屋根がついているといっても、屋外にせり出した場所であることに変わりはありません。屋根によって多少は保護されているところは良いのですが、一般的に屋根が無い分、雨や風などご直に当たりやすく、外壁以上に劣化に気を付けなければなりません。ベランダの劣化を放置しておくと、建物内部の腐食や雨漏りの原因となってしまいます。そのため、ベランダの劣化の種類をきちんと知り、早期発見を行うことが重要です。

①ひび割れ

 ベランダのひび割れには、ベランダの外壁部分のひび割れと、床部分のひび割れの2種類があります。ベランダの外壁は、家の外壁同様に塗装が施されていますので、この塗膜がひび割れを起こしているということになります。しかし、床については、大半が塗装ではありません。この場合、床の防水層がひび割れしている状態となります。

②剥がれ、膨らみ

 ベランダの剥がれや膨らみについても、外壁部分に発生しているか、床部分に発生しているかで状況は異なります。外壁部分の剥がれや膨らみについては、大半はひび割れを放置していた結果で、ひび割れから水分が侵入したことにより、塗膜の内側で水蒸気が発生し、それが原因で塗膜が膨らんでしまい、それが悪化することで剥がれにつながったという状況です。

また、塗装を行う際に下地処理をきちんとおこなっていなかったことが原因となるケースもあります。床に膨らみや剥がれがある場合は、注意が必要です。同じくひび割れを放置した結果、膨らみや剥がれにつながるのですが、ベランダの床には防水層がありますが、それが剥がれている状況ですので、雨などによる水の侵入を全く防ぐことができないという状況になっています。この状況の場合は、すぐに対処しなければ、家の内部から腐敗することにつながりますので、早急に業者に連絡して対処しなければなりません。

③ベランダの雨漏り・染み

 構造的にベランダの床面を下から見れる構造に限りますが、床面に雨漏りの跡や雨染みがある場合、ベランダの床に水が侵入している状況であるため、早急に業者に連絡して対処する必要があります。このケースも放置しておくと家の内部に水が侵入することで腐敗してしまう事につながります。

④ベランダの排水不良

 ベランダの排水不良には、2つの原因が考えられます。

1つは排水管がゴミ等で詰まってしまったことにより、せき止められてしまっている状態です。この場合は、配水管のゴミを掃除するだけで解決できます。

もう1つがベランダの勾配がなくなってしまっている状態です。本来、配水管に向かって水が流れるように、ベランダには勾配が付けられていますが、それが何らかの原因でなくなってしまった場合、水が配水管にむかって流れず、水たまりとなってしまいます。

床や外壁にヒビや剥がれがなければ、早急に対処しなければならないということはありませんが、床や外壁が劣化した場合、水たまりからベランダ内部に浸水することになりますので、早めに対処したほうがいいトラブルとなっています。

3.ベランダのメンテナンス

 ベランダの外壁は、家の外壁と同様に定期的な塗装工事を行うことで、塗膜を貼りなおし、水の侵入を抑えることができます。ベランダの床面は、塗装工事ではなく、防水工事を行うことでメンテナンスを行います。具体的には、「ウレタン塗膜防水工法」「FRP防水工法」といわれる方法で行います。ウレタン塗膜防水工法は、比較的簡単な防水工事で、液体状の材料を使用して行います。そのため、どのような形状であっても継ぎ目がない防水膜が貼れるという特徴があります。FRP防水工法は、防水用ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットで防水層を作る工法となります。そのため、ウレタン塗膜防水工法よりも高度が堅いのが特徴です。

下塗りについて

ベランダは特に劣化が激しいです。下地の状態に合わせて柔軟に対応してもらうと良いです。今回はボンタイルの痛みが激しく、シーラー(接着剤)の吸い込みが激しかったので、何度も塗り重ねておきました。

ベランダ手すりのケレン作業

ケレン作業が塗料の密着性が高まります。

4.まとめ

 ベランダも建物の一部である以上、きっちりとしたメンテナンスを行わなければ、そこから建物の内部腐敗につながる要因となり得る劣化が生じます。まずは、定期的な塗装工事や防水工事を行い、ベランダの劣化を防止しましょう。また、定期的にベランダが劣化していないことを確認してください。

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