雨漏り 外壁塗装 扶桑町

雨仕舞とは

 雨仕舞(あまじまい)という言葉は、あまり聞かれたことはないかもしれません。この雨仕舞というのは「建物の中に雨水が入り込まないようにする」ための構造や設備のことを指し、住宅にとっては非常に重要な言葉となっています。そこで今回は、雨仕舞についてご紹介します。

1.雨仕舞と防水の違い

 「建物の中に雨水が入り込まないようにする」と聞くと、外壁塗装やコーキングなどの防水を思い浮かべる方も多いかと思います。いずれも、雨水を建物の内部に侵入させないようにする方法ですが、防水は、その漢字が示すとおり、水の侵入を「防ぐ」方法で、建物の外側で水を弾き、内部に入れない仕組みのことを指します。一方、雨仕舞は、防水に加えて、中に入り込んだ水分を、建物に悪影響を及ぼさないように、外部に排出する構造や、傾斜や樋をうまく使って、建物から水を流す構造のことも含みます。

 つまり、防水より雨仕舞のほうが、「建物の中に雨水が入り込まないようにする」ことに対して、広い考え方だということになりますが、論文や業者によっては、水を外部に受け流すことが雨仕舞で、防水は含まないとしていることもあります。

ベランダ防水

2.雨仕舞の目的

 改めて雨仕舞の目的を確認すると、「建物の中に雨水が入り込まないようにする」ことです。このうち、防水については、塗装やコーキングについて解説している部分をご覧いただくとして、雨水を受け流す構造のことに着目してみましょう。雨水を受け流す構造としては、建物の表面で受け流す場合と、内部に侵入してきた雨水を外部に受け流すという2つの方法が考えられます。いずれも雨仕舞の考え方ですが、後者の方は、厳密には「建物の中に雨水が入り込まないようにする」という目的を達することができていません。一時的とはいえ、建物の中に雨水が入り込んでしまっています。しかし、すぐに排水することにより、建物の内部にダメージを与えないようにすることこそが、雨仕舞の目的となりますので、内部に侵入した雨水を外部に受け流す構造も、決して疎かにしてはいけません。

3.建物内部に侵入した雨水を受け流す構造の重要性

 本来は、建物内部に雨水を侵入させないことが最善であることは間違いありません。しかし、住宅は数十年使用するものであり、どうしても経年劣化は生じてしまうものですので、常に最善にメンテナンスを行ったとしても、雨水を100%防水できるという事はありません。もちろん、塗装業者はもとより、塗料メーカーや塗装器具のメーカーも一丸となって、100%に近付けるように、高品質なメンテナンスを実施していますが、塗装の経年劣化や地震や台風といった災害、強風による物の衝突などによって、防水を担う塗装にわずかでも隙間が生じると、そこから建物の内部に雨水が入り込むことになってしまいます。そのときに、雨仕舞ができていないと、入り込んだ水は、そのまま建物内部にとどまることとなり、内部の木製部分を腐食させ、鉄製部分を錆びさせる要因となります。さらに、そこから雨漏りにつながるといったケースもあり、建物の寿命を大きく損なってしまうことになります。

 そのため、建物内部に侵入した雨水を外部に逃がす構造が必要となるのです。この構造のことを「水抜き」といいます。

4.水抜きの問題点

 建物に水抜きの構造を備えておくことは重要ですが、水が抜けるということは、そこに隙間があるということですので、裏を返せば、そこから雨水が侵入する可能性もあると考えられます。実際、サイディングボードを使った外壁の場合で、サッシ上部にサイディングの裏に回った水分を排出する隙間を作るため、コーキングを行わないという水抜きの方法があります。この場合、コーキングを行っていない部分から雨水が入り込んで防水シートの裏側にまで、その水が入り込んでしまうということもあり、業者の中でも、どちらが最善かの意見がわかれているところでもあります。

 このように、最善の雨仕舞を行おうとすると、専門的な知識を有した業者が、実際に建物の構造を確認しながら、どのように水を逃がすのか、どの部分に水抜き用の隙間を作るのかを1つ1つ確認しながら検討していく必要があるのです。

 一部の塗装業者では、構造上、雨仕舞になっているにもかかわらず、一面に塗装を施し、水抜きの場所を埋めてしまうような手抜きを行うところもあるようです。雨水が入り込まないようにする防水も確かに重要ですが、入り込んでしまった雨水を外部に排出する雨仕舞も防水と同じくらい重要です。外壁塗装を依頼する場合は、その重要な雨仕舞を潰してしまうことがないような業者に依頼することが大切です。

カラーベストでは重ねの隙間を作ることが大切

 ヨコイ塗装では、専門の職人が、建物の構造をしっかりチェックした上で、最適な塗装と雨仕舞をメンテナンスいたします。扶桑町周辺で塗装をお考えの方、雨漏りでお困りの方は、ヨコイ塗装にご相談ください。

弾性塗料の特徴と注意点

 塗料の中には、弾性塗料と呼ばれる弾力性のある塗料があります。モルタル外壁などのように、クラックができやすい外壁に対し、そのクラックによって塗膜も一緒にひび割れしたり、剥がれたりといった事が無いように、追従性のある弾性塗料が必要となります。そこで今回は、弾性塗料の特徴と注意点についてご紹介したいと思います。

1.弾性塗料とは

 弾性塗料とは、基本的には2液型の塗料を使用し、主剤に硬化剤で弾性を持たせた塗料のことを言います。また、現在では、1液型でも弾性を持たせた弾性塗料も登場しており、選択肢が徐々に拡張されています。

 塗料は、その弾性の強さ(塗料の硬さ)によって、硬質塗料、微弾性塗料、弾性塗料の3段階に分類することができます。

①硬質塗料

 硬質塗料は、一般的な塗料のことを言います。

②微弾性塗料

 微弾性塗料は、硬質塗料と弾性塗料の中間的存在で、伸び率は50%~100%とされていますが、規格などで定められた弾性ではありません。

 最近は、塗装の工程を省略することができる下地用の微弾性塗料が増えてきており、作業時間の短縮やコスト削減を目的として採用している業者が増加しています。しかし、微弾性塗料は、そこまで伸び率が高いわけではありませんので、ヘアークラックと呼ばれる髪の毛程度の小さなクラックには対応できても、大きなクラックには対応できないというデメリットも存在します。

③弾性塗料

 弾性塗料は、伸び率120%以上とJIS規格で定められた塗料を指します。弾性塗料は、その高い伸び率で、比較的大きなクラックが発生した場合でも、塗料にひびや剥がれが入らず、防水性能を維持することができる塗料となっています。

 また、塗膜も厚く、高い防水性能を期待できる塗料でもあります。

ヨコイ塗装がよく使用する弾性塗料

2.弾性塗料の塗装方法の種類と特徴

 弾性塗料を使用した塗装には、単層弾性と複層弾性という2種類の工法が存在します。

①単層弾性

 単層弾性は、弾力性の高い塗料を上塗りに使用するという工法で、少ない工程で弾性塗料を使用することができる工法となっています。しかし、弾性塗料を上塗りでしか使用していない分、弾性に影響を与える紫外線を直接受けてしまうこととなり、長期間の弾性の維持には向かない工法となります。また、本来は厚く塗装しなければならない弾性塗料ですが、ローラーを使用して通常の塗装と同じように塗ることも可能であるため、業者や職人によっては、期待通りの防水性能を発揮できないという問題点も存在します。

②複層弾性

 複層弾性は、弾力性の高い下塗り塗料もしくは中塗り塗料を使用して下塗りや中塗りを行い、上塗りは他の塗料を使用する工法となります。この方法ですと、上塗り塗料によって紫外線に弱い弾性塗料を隠すことができますので、弾性を維持しやすくなります。

 ただし、単層弾性の場合、下塗り1回、上塗り2回の計3回の工程で塗装工事が完了するのに対し、複層弾性の場合は下塗り1回、中塗り2回、上塗り2回と、計5回の工程が必要となるため、塗装の期間や使用する塗料の量が増加し、コストアップしてしまうというデメリットも存在します。

3.弾性塗料の注意点

弾性塗料は、高い防水性能を有していますが、その反面、外壁そのものの熱や水分の影響を受けやすいという特徴もあります。そのため、蓄熱性が高いサイディングやALCに使用することはできません。これらの外壁材に弾性塗料を使用した場合、外壁材の温度が上昇し、弾性塗料がその熱によって膨張してしまうことになります。また、コーキングなどが劣化していた場合、そこから水分が中に侵入してしまうことになりますが、防水性能が高いため、入り込んだ水分が外に出られなくなり、外壁材と塗料の間に停滞してしまうことによって外壁材そのものが傷んでしまうこともあります。さらに、弾性塗料の伸縮だけでは、コーキング部分の動きに追従することができませんので、コーキングの上から塗装を行ったとしても、短期間で追従できない部分から塗装が剥がれてしまうことにもつながります。

塗装工事品質

そのため、弾性塗料は、サイディングやALC、軽量モルタルといった熱をためやすい外壁材、コーキングによって外壁材同士を接続している外壁材に使用することができません。

 弾性塗料は、高い防水性能を有する塗料で、使い方によっては非常に効果のある塗料となります。しかし、その特徴をしっかり理解し、使用する外壁材や環境に応じて厚みや工法を調整するなど、その効果を最大限に発揮するためには、十分な知識と経験を有していなければならない、取り扱いの難しい塗料であるともいえます。そのため、弾性塗料を使用して塗装工事を行う場合は、知識・経験を有した業者、職人に依頼する必要があります。

ヨコイ塗装では、塗料の特徴やメリット・デメリットをしっかりと理解し、それを最大限発揮できる職人が、弾性塗料を使用した塗装工事を行っています。モルタル外壁等の塗装をお考えの方は、ヨコイ塗装にご相談ください。

建物の補修費用を抑えるには、定期的な塗装工事が必要

 建物は、定期的に外壁塗装を行わなければ外壁の防水性が低下してしまい、雨漏りの原因となります。そのため、7年~10年という周期で外壁塗装を実施しなければなりません。しかし、外壁塗装は、まとまった費用が掛かってしまうため、雨漏りする直前の、ぎりぎりまで待ってから外壁塗装をご依頼いただくというケースも少なからず存在します。その場合、外壁の中では何が起こっているのでしょうか。そこで今回は、防水性が低下した外壁の中の状態と、その補修についてご説明します。

カラーベスト 劣化

1.外壁塗装の役割

 最初に、改めて外壁塗装の役割についておさらいします。外壁塗装は、建物の美観を高める他、塗料の膜(塗膜)を作ることによって、建物内部に水分が侵入することを防止しています。この塗膜が劣化すると、ひび割れや塗料の剥がれといった水分が建物内部に侵入する隙間ができてしまうため、そうなる前に、再度塗装工事を行う必要があります。

 ここで注意しなければならないのは、「塗膜で外部からの水分の侵入を防止する」という点です。最近、防水用塗材として塗膜に厚みのある塗料も販売されていますが、これも含めて、外部からの水分を侵入させないことを目的としているため、建物内部に水分の侵入を許してしまうと、その後、外壁塗装を行ったとしても内部に侵入した水分に対しての対処にはならないという点をしっかり押さえておく必要があります。

2.建物内部に浸水した際の影響

 塗装が劣化した状態で放置し続けた場合、塗膜のヒビや剥がれた部分から外壁内部に水分が侵入することになります。塗膜を抜けた水分は、通常、二次防水という防水設備によって建物内部に侵入するのを防止しています。そのため、塗装が劣化したからと言って、すぐに雨漏りが発生するわけではありません。しかし、二次防水で食い止められている状態で放置した場合、二次防水が劣化してしまい、建物内部への水分の侵入を許してしまうことになります。こうなると、雨漏りという状態になってしまいます。

 また、二次防水は、ほとんどの場合、外壁の内部に設置されていますので、二次防水で防いでいる状態というのは、外壁の内側に水分がたまってしまっている状態になります。つまり、外壁を内側から劣化させることにつながっています。そのため、雨漏り自体は防止できていたとしても、外壁の補修が必要となるケースもあります。

雨漏り サイディング

3.劣化した外壁を補修しなかった場合のデメリット

 雨漏りしている、もしくは雨漏りする直前まで放置していた建物の外壁工事を行う際、外壁そのものをメンテナンスする必要があります。一部の業者では、雨漏りの対策として塗装だけを行っているようですが、すでに説明した通り、塗装というのは外部の水分が侵入しないように施すもので、雨漏りを根本から改善するものではありません。また、雨漏りする、もしくは雨漏りの直前まで進行している場合、塗装を行う外壁そのものの劣化も進んでいることが考えられます。そのため、このまま塗装を行った場合、塗料が収縮する力によって外壁そのものが破損してしまったり、塗料がしっかりと外壁に密着することができず、短期間で塗膜のヒビや剥がれが発生する可能性が極めて高い状態となります。外壁塗装を行う場合には、その下地となる外壁そのものを塗装を行う最適な状態にしておく必要があるのです。

4.雨漏りした、もしくはする直前まで進行した場合の対処

 外壁から雨漏りが発生している、もしくは発生する直前まで進行している場合、初めにその補修工事を行う必要があります。二次防水が劣化しているのであれば、二次防水の交換を行わなければなりませんし、建物内部に水分が侵入している場合、腐食している部分の補修工事が必要になる場合があります。また、劣化した外壁の補修も行う必要があります。

 つまり、雨漏りが発生している、もしくは発生する直前まで進行するまで放置していた場合、定期的に外壁塗装を行っていた場合には発生することのない工事が多数発生することとなってしまい、工事にかかる費用が跳ね上がってしまうことになります。また、それだけの費用を払ったとしても、完全に元の状態に戻るわけではなく、補修という形になりますので、若干ではありますが、強度の低下も否めません。

軒裏 雨漏り 腐る
雨漏り 屋根

たまに、「定期的な外壁塗装なんてせずに、壊れたら一気に修理したほうが安くすむ」という考え方をうかがうことがありますが、これは完全に誤りで、建物の耐久性を上げる、工事費用を安く抑えるという両方から考えても、定期的に外壁塗装を実施するほうが、メリットがあるということになります。

ヨコイ塗装では、雨漏りしてしまった状態や、しばらく外壁塗装を依頼していなかったという場合でも、しっかりと現状を確認した上で、建物の状態を少しでも良くできるよう、最適な工事方法をご提案させていただいています。外壁の状態で気になる点がある場合は、ヨコイ塗装にご相談ください。