外壁塗装

劣化から家を守る!外壁塗装業者の比較と現場職人レビューの真実

イントロダクション

家を守るための最初の防波堤とも言える外壁塗装。しかし、リフォーム業界は深遠で、どの業者を選べばよいのか、どのような塗料を用いれば適切なのか、初めての方にはなかなか難しい選択となります。そこで本記事では、外壁塗装業者の比較と現場の職人のレビューを通じて、その真実を解き明かしていきます。

様々な業者が存在する中で、その特徴や評価を比較し、自身の家に最適な業者を選ぶための手助けをします。また、現場で働く職人の生の声を紹介することで、一般的には見えにくい現場の現状を明らかにし、業者選びの参考になる情報を提供します。

今後の家のメンテナンス計画に役立てていただければ幸いです。それでは早速、外壁塗装業者の比較から見ていきましょう。

    • 外壁塗装業者選びのポイント

      「外壁塗装業者選びのポイント」について詳しく解説します。外壁塗装業者を選ぶ際には、以下のようなポイントを考慮することが重要です。

      1. 「経験とキャリア」: 業者の経験年数やこれまでの実績は、その業者が信頼できるか否かを判断する大きな材料になります。経験豊富な業者は、様々な状況やトラブルに対応できるだけでなく、高度な技術を持っている可能性が高いです。

      2. 「保証制度」: 一定期間のアフターサービスや保証制度がある業者を選ぶと、塗装後のトラブルが起きた際に安心です。保証期間や内容については、業者ごとに異なるため詳しく確認しましょう。

      3. 「口コミや評判」: 実際にその業者を利用した人の声は非常に参考になります。口コミや評判をチェックすることで、業者の対応や仕事の質を知ることができます。

      4. 「見積もり」: 複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービス内容を比較することができます。ただし、価格だけでなく業者の対応や提案の質も判断材料にすることが重要です。

      これらのポイントを踏まえて、自分のニーズに最も合った業者を選ぶことが、成功した外壁塗装につながります。

  1. 外壁塗装業者の比較

    「外壁塗装業者の比較」では、業者選びのポイントとして以下のような観点から詳しく解説します。

    1. 料金:業者により料金体系が異なるため、どのような作業にどの程度の費用がかかるのかを理解し、予算内で最適な業者を見つけることが重要です。

    2. 保証期間:仕上がりに不具合があった場合や、塗装後の長期的な品質維持のためにも保証期間を確認しておくことが必要です。

    3. 実績や評判:過去の施工実績や口コミ、評判などを参考に、安心して任せられる業者を選びましょう。

    4. 作業スタッフの技術力:外壁塗装は専門的な技術を要するため、作業スタッフの技術力も評価基準となります。

    次章では、現場職人からの生の声をレビュー形式で紹介します。職人の視点から見た業者の特徴や、仕事への取り組み方、また客観的な評価などを通じて、更に深く各業者を理解することができます。

  2. 現場職人レビューの重要性

    「現場職人レビューの重要性」は、外壁塗装業者選びにおいて大きな役割を果たします。これは、彼らが実際に作業を行う者であるため、その技術力や経験、対応などは業者選びにおいて必要不可欠な要素となります。

    特に、個々の職人がどのように作業を行うのか、またその作業内容に満足しているのかは、全体の仕上がりや耐久性に直結します。また、職人自身の意見や感想を参照することで、その業者が提供するサービスの品質や職人への待遇など、普段目に見えづらい部分の情報を得ることができます。

    さらに、現場職人レビューにおける「使用材料の質」や「作業の進行速度」、「顧客への対応」などの詳細情報は、業者間の比較検討において有益な情報となります。

    このように、現場職人レビューは業者選びだけでなく、その後のメンテナンス計画の立案や、実際の作業内容の確認にも役立つ重要な要素です。次節では具体的なレビュー例とその解釈について詳しく解説していきます。

  3. 下請け職人は渡り鳥…

    【外壁塗装業界の現状:下請け職人の渡り鳥化】

    外壁塗装業者の多くは、一部の大手企業を除き、現場の作業は下請けの職人に委託しています。これらの職人は一つの業者に固定せず、仕事がある所を渡り歩いています。これを”渡り鳥”と表現することが多いです。そのため、同じ業者であっても、使用する職人によって仕上がり品質は大きく変わる可能性があります。

    「渡り鳥」職人が担当する場合、 職人が利益を求めて、工事をものすごく手早く終わらせることに意識が行きがちで、品質がおろそかになることがよくあります。 なぜそのようなことができるかと言うと、工事自体に責任がなくあくまで元請け業者との関係でしかないからです。元請け業者との関係が悪くなれば他の元請け業者のもとに走り、また同じことを繰り返すといったことが起きます。工事の品質管理が難しくなる可能性もあります。また、問題が発生した際のアフターサポートも万全ではないかもしれません。

    これらの問題を踏まえた上で、どの外壁塗装業者を選ぶかは、住宅オーナー自身の要望や予算等によります。あくまで参考の一つとして、「渡り鳥」現象についての理解を深めていただければと思います。この記事では、外壁塗装業者の比較と現場職人レビューを通して、お客様が最適な外壁塗装業者を見つける一助となる情報を提供していきます。

    • 職人レビューがない業者はリスクがあるという理由

      職人のレビューがない業者がリスクを伴う主な理由は、その業者の技術力やサービス内容が不明確である点にあります。具体的には、以下のような潜在的な問題が考えられます。

      1. 技術力の不明:業者の技術力は、外壁塗装の品質に直接影響を及ぼします。しかし、職人レビューがない場合、その業者が持つ技術力や経験を確認する手段が限られ、結果的に品質が不確定なリスクを抱えることになります。

      2. サービス内容の不明:レビューは、業者のサービス内容やアフターサービスについても評価する重要な手段です。レビューがないと、業者が約束したサービスが実際に適切に提供されるのか、または追加費用が発生する可能性があるのかなど、詳細なサービス内容が確認できません。

      3. 信頼性の欠如:職人のレビューは、業者の信頼性を示す証拠の一つでもあります。レビューが存在しない業者は、その信頼性を証明する具体的な手段が不足しており、消費者にとっては信頼性の欠如となる可能性があります。

      以上の点から、職人レビューがない業者はリスクがあると考えられます。そのため、外壁塗装業者を選ぶ際には、職人レビューを確認することが重要となります。

結論

から始めると、家の外壁塗装を考えている家主が共通に持つ疑問や懸念に答えていきます。その上で、外壁塗装業者の選び方や彼らの仕事の実情について詳しく説明します。この選択におけるポイントや、業者の技術力を判断するための具体的な基準などを提供します。

さらに、現場で働く職人のレビューとその真実性についても言及します。職人たちはどのような技術や技術を持っており、どんな努力をして家を美しく、安全に保つのか。そして、それらのレビューがどのように家主の選択に影響を与えるのかを深堀りします。

全体として、この記事は家主が外壁塗装業者を選ぶ際の有用なガイドとなることでしょう。外壁塗装は家の耐久性と美観を保つために重要な作業であり、適切な業者を選ぶことでより長く家を安心して住むことができます。

塗料の中身を入れ替えることは多々あるのでしょうか?

外壁塗装のトラブル 業者に依頼して外壁を塗装しています。 施工開始から数日が過ぎてから気付いたのですが、契約した塗料よりランクの低い塗料の缶が持ち込まれていました。 業者に確認をすると、中身に間違いは無いとの説明でしたが、中身を入れ替えることは多々あるのでしょうか? また、すでに塗られてしまった塗料を個人が依頼して、契約した塗料の成分かを調べる機関はあるのでしょうか?

Yahoo!知恵袋より引用

https://youtube.com/watch?v=t5yLytOxhUE%3Ffeature%3Doembed

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最適な外壁塗装工事の実現方法: 塗装色選びから節約テクニックまで

外壁塗装工事はお住まいの美観を保つだけでなく、防水性や断熱性を維持し、住まいの寿命を延ばす重要なプロジェクトです。しかし、その工事には様々な注意点や重要な決定事項が存在します。今回は、色の選び方、契約書の内容、工期の管理、そして外壁塗装工事におけるコミュニケーションの重要性について、実際の打ち合わせのエピソードを元にお話しします。

色の選び方と補助金の影響

色選びは外壁塗装工事で最も大切な部分の一つで、お住まいのイメージを大きく左右します。近隣でイメージに合うお住まいを参考にすることで、より具体的なイメージを持つことができます。

しかし、ここで注意が必要なのは補助金の制約です。特に濃い色の場合、補助金の対象外となることがあります。これは予算計画に影響を及ぼしますので、打ち合わせ段階で十分に確認を行うことが大切です。

契約書の内容

契約書には、工事の費用や支払条件、クーリングオフなどが明記されます。これらはお客様と施工業者の間で予め合意を得ることで、工事進行中のトラブルを避けることが可能です。

工期の管理

工事の期間も重要な要素です。特に日本の梅雨期には、雨や湿気により工事が遅れる可能性があります。そのため、工事計画には天候や季節を考慮することが必要となります。

コミュニケーションの重要性

最後に、外壁塗装工事においてコミュニケーションが果たす役割について触れておきたいと思います。施工業者とのコミュニケーションは、期待通りの工事を進めるために欠かせない要素です。

お値打ちな外壁塗装工事を実現する方法

しかし、良質な工事を進めるにはそれなりの費用が必要となります。そこでおすすめしたいのが、「広告宣伝費の節約」を活用した工事費用の節約方法です。

この方法は、お客様がインタビューや現場動画の公開、シェア割りなどに協力することで、施工業者が広告宣伝費を節約できるというものです。その結果、施工業者からお客様への値引きが可能となるのです。

具体的には、お客様の体験談をブログ記事やYouTube動画として公開し、その内容をシェアしてもらうことで宣伝を行います。これにより、一石二鳥の効果を生むことができます。一つは、お客様の費用を抑えること。もう一つは、業者が新たなお客様への信頼を築くことです。

このように、広告宣伝費の節約を活用することで、お客様も外壁塗装工事をよりお得に進めることが可能です。その中でも、特に重要となるのが「1.2倍の満足工事」の実現です。

1.2倍の満足工事とは?

このコンセプトは、お客様が期待する以上のサービスを提供するというものです。具体的には、技術や工法について詳しく説明し、お客様の理解を深めることで、工事の満足度を高めることを目指します。

これは、単に工事を進めるだけではなく、お客様とのコミュニケーションを通じて、お客様が抱く不安を解消し、信頼関係を築くためのアプローチです。このような姿勢が、お客様の満足度向上と共に施工業者の評価向上につながり、結果として新たなお客様を引きつけることに繋がるのです。

この記事を通じて、外壁塗装工事の選び方、コミュニケーションの重要性、そしてお値打ちな外壁塗装工事の進め方についての理解が深まったことと思います。次回の外壁塗装工事の際には、ぜひこれらのポイントを活用してみてください。

ウレタン塗装について

ウレタン塗装は、最近ではあまり選ばれなくなった塗料ではありますが、外壁塗装にとって完全にシリコン塗装に劣っているかと言われると、そうではありません。シリコン塗装が主流の現在においても、あえてウレタン塗装を選択するケースがあります。今回は、そんなウレタン塗装についてご説明します。

 

1.ウレタン塗装とは

 ウレタン塗装は、ウレタン塗料という塗料を使用する塗装方法になります。ウレタン塗料は、耐候性がありつつ、低価格であることから、少し前までは主流の塗料となっていました。しかし、その後、シリコン塗料というウレタン塗料よりも耐候性が高く、価格もリーズナブルな塗料が登場したことによって、徐々に使用される機会が減少しています。

 しかし、現在においても、ウレタン塗装が完全になくなったわけではありません。シリコン塗料よりも耐候性が劣りますが、その分、コストを抑えることができますので、例えば、雨樋部分のみをウレタン塗装をすることによって、トータルコストを削減する場合や、改装などを計画しており、長期間使用する予定ではないため、耐候性が低くても問題がないウレタン塗装を行うといった使い分けが可能となっています。

 

2.ウレタン塗料の種類

①水性塗料か溶剤(弱溶剤、強溶剤)か

ウレタン塗料は、塗料そのままで使用することはできず、希釈のための溶剤と混ぜ合わせる必要があります。この混ぜ合わせる溶剤によって水性、弱溶剤、強溶剤の3つのタイプに分けることができます。

(1)水性

  ウレタン塗料を水で薄めるタイプの塗料です。塗料独特の匂いが少なく、作業が容易であるという特徴があります。 昔から水性塗料と溶剤系比較すると溶剤系塗料の方が耐久性が良いです。ウレタンは耐候性も低いので、 屋内での使用を除き、なるべく溶剤系の塗料を使用した方が良いです。

(2)弱溶剤

  ウレタン塗料を薄めのシンナーで薄めるタイプの塗料です。水性に比べ、匂いは発生しますが、 水性塗料に比べ塗料の粘度があるため、密着度や耐久性が向上しています。

(3)強溶剤

  ウレタン塗料を強めのシンナーで薄めるタイプの塗料です。他の2つに比べ、匂いが強く、人体や環境への影響もありますので取り扱いには注意が必要ですが、弱溶剤よりも高い密着度、耐久性があります。 仕上がりがなめらかで、ハケ目が目立たないなどきれいな仕上がりが特徴です。ただ臭いがきついため職人さんに与える影響は大きいです。

②1液型か2液型か

2液型は、塗料の缶と硬化剤の缶の2つから構成され、塗装の直前に塗料と硬化剤を混ぜ、そこに上記の希釈剤を入れることによって使用できるウレタン塗料です。2液型の塗料は、耐久性が高く、様々な場所に塗装できる一方で、混ぜたらすぐに使用しなければならず、余った分は後日使用できないといったデメリットが存在します。 一般住宅では下請けの職人さんが工事に来てくれることがよくあります。そこではしっかりと混合比率を守って職人さんが塗装してくれているかどうかも確認するポイントとして降ってます。秤をちゃんと使用しているかどうかそちらがポイントになってきます。

③1液型

1液型は、塗料の缶は1つだけで、そこに上記の希釈剤を入れることによって使用できるウレタン塗料です。1液型の塗料は、2液型に比べて価格が安く、残っても翌日、再度利用することはできますが、耐久性が低く、使用できる場所が限定されるというデメリットが存在します。 材料はシンナーで希釈されているため、余った材料が多すぎる場合は再利用はできませんが、現場ではそこまで希釈率に対する意識が低いためなので収まっています。

 

3.ウレタン塗装の耐久性

 ウレタン塗装の耐久性は、一般的に5年~7年と言われています。現在、主流のシリコン塗装の耐久性は7年~10年ですので、それに比べると耐久性は低いといえます。1缶あたりのコストは、ウレタン塗料が5,000円~20,000円なのに対し、シリコン塗料は15,000円~40,000円となっており、費用対効果はウレタン塗料のほうが高いように見えますが、実際には外壁塗装の工賃等もかかるため、長期的に見た場合は、シリコン塗装の方がコストパフォーマンスは高いといえます。逆に耐久性が7年未満で問題ないのであれば、ウレタン塗装のほうがコストパフォーマンスは高いといえます。

 

4.ウレタン塗料のメリットとデメリット

①ウレタン塗装のメリット

(1)低価格

これまでの説明でも何度か出てきていますが、ウレタン塗装のメリットとして第一に挙げられるのは、その費用の安さです。ウレタン塗装は、数ある塗装の中でも非常に安価ですので、コストを抑えるには、真っ先に候補に上がる塗装方法となります。また、似たような価格帯のアクリル塗装よりも耐久性に優れており、使用できる素材が多くあるのもメリットとなります。

(2)塗料の種類

 ウレタン塗料は、シリコン塗料が登場するまで、外壁塗装の主流でしたので、各メーカーから様々な塗料が販売されています。各メーカーが様々な工夫を凝らした塗料の中から最適な塗料を選択できるのもウレタン塗装のメリットとなります。

(3)使い慣れた職人さんが豊富

 先程も記載した通り、ウレタン塗料は、昔から使用されている塗料ですので、ウレタン塗料を使い慣れた職人さんが多く活躍しているのもメリットの1つでしょう。多くの職人さんが使い慣れているため、塗装の品質が高く、安心しておまかせすることができます。

(4)ウレタン塗料の弾性

 ウレタン塗料は弾性が高く、ひび割れが起きにくい特徴があります。例えば、木材などは時間の経過や水分の保有状況によって伸縮する特徴がありますが、弾性の低い塗料で塗装した場合、その伸縮に塗料が耐えきれず、ひび割れが発生していまいます。しかし、ウレタン塗料であれば、弾性が高いため、木材の伸縮に合わせて塗料も伸縮し、ひび割れが起きにくいというメリットがあります。 夏冬の寒暖差による雨樋の伸び縮みにも対応ができるのが特徴です。

②ウレタン塗料のデメリット

(1) 耐久性

 こちらの何度が記載していますが、シリコン塗装に比べてウレタン塗装は耐久性が低いというデメリットがあります。耐久性が低いと、その分、塗り替えの頻度が増し、長期的にはコストがかかってしまうというデメリットとなります。

(2) 紫外線の影響

 ウレタン塗装は、紫外線から建物を保護する力はありますが、塗料そのものが紫外線の影響を受けやすく、艶びけが早く起こることがあります。そのため、ウレタン塗料は紫外線が当たりにくい部分に適しており、屋根や直接紫外線を受ける外壁にウレタン塗料を使用した場合は、変色すること可能性が高いことに注意しなければなりません。

(3) 塗料の膨張

 断熱材が入っている住宅が増加していますが、外壁に断熱材が入っている場合、外壁と塗料の間に熱がこもりやすくなります。この熱によりウレタン塗料が膨張してしまい、剥がれてしまうケースがありますので、断熱材が入った外壁への塗装には向いていません。

 

現在ではシリコン塗装が主流となっていますが、ウレタン塗装もメリットとデメリットをしっかりと理解した上で使用することで、現在でも有効な塗装方法となります。ウレタン塗装のメリットとデメリットについては、信頼できる業者さんに相談することでしっかり説明をうけることができますので、お気軽にご相談ください。

ウレタン塗料とは?現在の主流の塗料とは?

1液ウレタン塗料は、現在の外壁塗装においてはほとんど使われておりません。

現在見積もり時においては、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機塗料 とそれぞれ のグレードに分かれて見積に提案されると思います。その中でウレタン塗料は一昔前に比べ、見積もり時においても選ばれることが少なく、ヨコイ塗装でも実際に工事には使っておりません。 価格が安いので工事価格は安いのですが、耐久性が5~8年と非常に短いのが原因です。現在で最も使わ れているのはシリコン塗料になります。 最近ですと農協さんやエデンさんなどがエスケー科研とタイアップしてフッ素塗料をよく使用している感じです。ヨコイ塗装でもメインの塗料は無機塗料もしくはフッ素塗料になってきています。

ウレタン塗料は外壁塗装にオススメできるの??

ウレタン塗料は、耐候性が低く外壁塗装にはお勧めできません。そちらの根拠をまず説明したいと思います。

塗料はまず艶が引けてから、そのあと顔料が褪せてきて、 いわゆる色あせが起こる状態になります。ウレタン塗料は他の塗料と比べ比較的早く艶が引けてしまいます。 そのため現在では外壁塗装においては耐久性の低さからあまり使われる事は少なくなっております。

現在主流になっている塗料は、一般的にはシリコン塗料以上のグレードのものが多くなってきています。 日本ペイントさんシリコン塗料では「ファインシリコンフレッシュ」あたりが主流ではないでしょうか。

※ツヤびけに関して、ウレタン塗料とシリコン塗料では明らかに違いが出てきます。

ウレタン塗料の特徴とは?外壁塗装前に知るべきメリットとデメリット

ウレタン塗料のメリットとしては、塗料自体にかなり柔軟性があり雨どいや木部などの伸縮する素材に対しても対応できると言うことです。 逆にデメリットとしては上記にお伝えしたように紫外線に対して弱く、ツヤびけが早いことです。 屋根の塗装に関しては、紫外線がきついので、ほとんどウレタン塗料で塗装する事はなくなってきています。( 紫外線をからの塗膜の劣化を出るのが塗料の通夜の部分になります。)

そんな現在活躍の場を失ってきた ウレタン塗料ですが、メリットとしては非常に塗りやすく、塗膜の美観にも優れ、 どことなく高級感を感じさせるます。ヨコイ塗装で一昔前には、実際日本ペイントの「1液ファインウレタン」をよく使用をしておりました。使用する箇所としては、紫外線の当たらない車庫の内部の鉄骨、などに使用をしておりました。

逆にデメリットは、紫外線に弱く耐久性が低いと言うことになります。 したがって紫外線のよく当たる、屋根塗装においてはオススメはできません。

ただどちらにしろウレタン塗料を現在外壁で塗装使用する事はかなり少なくなってきています。

 

ウレタン塗装(塗料)はどんな場合に適している?

「ウレタン」は一般的に「ポリウレタン」の通称として使われており、塗料業界ではウレタンといえばポリウレタンのことを指します。ウレタン樹脂は、組成内にウレタン結合を有するポリマーのことで、基本的には2個以上のイソシアネート基をもつ化合物と2個以上の水酸基を持つ化合物を反応させることで得られます。

ウレタン樹脂塗料は、主剤として複数の水酸基を持つ樹脂(ポリオール)と硬化剤としてのポリイソシアネートを組み合わせた塗料の総称で、使用するポリオールとポリイソシアネートの組み合わせ次第で、様々な特徴を示します。
塗料としては、耐候性が求められる上塗りとしてよく用いられます。また、一液湿気硬化型の下塗りや低温硬化型塗料としても用いられます。大日本塗料株式会社より引用

ポリウレタン樹脂を使用した塗料は現在でも比較的に使われることが多いです。ウレタン塗料に比べ耐候性も高く、非常に長持ちします。 ヨコイ塗装が破風の部分に、ポリウレタンの塗料「ファイン木部用クリアー」 よく使用していますが、10年近く持っているお住まいが多いです。(破風や鼻隠し等の木部の箇所を、「キシラデコール」で塗装する事は非常に多いです。 つるっとした感じの仕上がりになるのが特徴です。「キシラデコール」単体では非常に耐候性が弱く、3年から5年に置いて塗膜が剥がれてくると言うようなことがあります。 そういった時に「キシラデコール」の上にクリア塗膜をかぶせることで、非常に耐久性を高めることができます。 ポリウレタン樹脂の塗料は鉄橋や橋などにも よく使われています。

また同様のウレタン塗料として2液型の塗料も使っておりました。 ロックペイントさんの「ユメロック」 は非常に使いやすく、また柔軟性も非常にあるため木部の塗装においても過去に非常に重宝していました。 木部の塗装事においては柔軟性をより持たせるために、弾性用の硬化剤を使うことをお勧めしております。

ウレタン塗装はどんな時に使うべき?

ウレタン塗料はシリコン塗料に比べ、とにかく安いです。したがって店舗等の塗り替えのように、5年前後を持てば充分と思うような場合で、塗り替えスパンが短い場合、ウレタン塗料を使用するのも良いと思います。 (シリコンだと7から8年程度、 フッ素塗料ですと10年前後、と言われています)

※ メーカーは机上の空論で、比較的期待対抗年数は多めに盛ってきていることがので、実際の対抗年数は2 -3年低く見積もってた方が良いです。

れている箇所としては現在使われる塗料は、フッ素と無機塗料が多いです。ベランダ床面の防水ウレタン防水に関しては現在でも使用することが多いです。

 

外壁塗装の準備:シーラーとは何?その重要性と使い方を解説

ご自宅の外壁塗装のリサーチをしている人、見積もりに記載があったので調べている人の「シーラーとは何?」「どんな時に使うの?」こういった疑問に答えます。

シーラーのとは、接着剤に近いです。

使う場面としましては、高圧洗浄をやった後に塗料を塗る前に下塗りの塗料として使います。女性の方がイメージしやすいのは、お化粧でいうファンデーションじゃないでしょうか。実際にシーラーなしで塗装をした場合、塗膜が剥がれてくることを見たことがあります。またシーラーなしで塗装した場合、塗装に塗りむらが残り、見苦しく仕上がりこともあります。また塗装でシーラーを塗ると言う事は、脆弱な素地をしっかりと固めるという、とても大切な役割を持つときもあります。下塗り材の種類としまして、

  • シーラー
  • プライマー
  • フィーラー

などがあります。

□よくある質問:どんな場所にシーラーはダメなの?

シーラーは基本的に塗ってダメな箇所はありません。ただ劣化が激しく、吸い込みが激しい場合があります。そんなときは何度もシーラーを塗って、表面に樹脂が残るようにしないといけません。ヨコイ塗装では多いときには残るようにしないといけませんシーラーを4回塗り重ねると言うこともあります。

シーラーではありませんが、同じ下塗り材としまして、フィーラーをサイディングに塗装してはいけません。塗膜が分厚くなりサイディングの動きに追従できなくなるからです。

ヨコイ塗装がよく使うシーラーとは?

ニッペ ファインパーフェクトシーラー

サイディングやALCでよく使います。 (サイディングシーラーとしてはかなり優れています。)また塗膜が剥がれやすい玄関のドアやシャッターボックスの下塗り剤としてもよく使います。サイディングや外壁全体でよく使います。また塗膜が剥がれやすい玄関のドアやシャッターボックスの下塗り剤としてもよく使います。

ニッペ ファイン浸透増膜シーラー

主に 塗装工事を何十年もしていないお住まいに起きる工事でよく使います。素材自体がかなり劣化していて、シーラーを塗っても吸い込んでしまい、表面に樹脂が表面に残らない状態の時に使用をします。何年もほったらかしのお住まいではシーラーが1度で収まることも少なく、 二度三度重ね塗りすること でようやく塗装をできる状態にもっていくことができます。

ニッペ ファイン浸透性シーラー 

モルタル等にリシンなど吹き付けが行われている所でよく使用します。特に既存塗膜が劣化していて1回塗っても、吸い込んで表面が乾いているような感じがあるときには、二度三度と塗り重ねることで、内部までしっかりと固め、最終的には表面に樹脂が残るまで塗装をしていきます。

参考:リシン吹き付けのメリットやデメリット、劣化の補修方法について解説します

エーエスペイント 洋瓦シーラー

洋瓦やカラーベストの下塗り剤としてよく使用します。上記神道青白と同様にしっかりと染み込んで固めてくれる性能を持っております。したがって何度も塗り重ねてがっちりと掃除を固めるためにを使っております。

シーラーを塗らなかった場合(ペンキ シーラーなし)

よくある事例としては足場に足場が載っていてシーラーを塗らなかった場合です。

横着な業者さんでは屋根に足場が載っていて塗れなかった箇所だけ、足場を外した後にシーラーを塗装しないで、上塗り塗料だけを簡単に塗装します。そういった場合何年か後にシーラーを塗装していなかった箇所だけ、剥がれの不具合が発生してきます。

しっかりとシーラーを何度も塗装し、十分に吸い込ませて吸い込ませることで、このような事故は、おおよそ防げることができます。(しっかりとした高圧洗浄は前提条件です。)

シーラーの役割を把握した上で、見積もりに質問すべき内容 。

  • 「屋根や外壁が脆弱ですけど、提案の下塗り材で素地がしっかりと固まりますか?」
  • 「玄関ドアやシャッターボックスの下塗り材は何ですか?

もしサイディングにフィーラーの使用の記載があったら、

「フィーラーってサイディングに使ってはダメじゃないんですか?」

と聞いてみてくださいね。

https://yokoi-tosou.net/estimate/question/kikubekisitumon/

下塗り材のまとめ

まずシーラーとは接着剤みたいなものと把握してもで良いかと思います。かなりしゃばくてとても作業性がたかいです。素地にとても染み込むので、脆弱な素材をしっかりと固め、塗装出来る状態にするのに、ものすごく助かる塗料です。

ヨコイ塗装では、下地をしっかり固める事をものすごく大切にしています。ボロボロなものにいくら高耐久な塗料を塗ってもすぐ剥がれてしまいます。「下地処理を制するものが塗装を制す!」せずこれは間違いないです。

見積もり時には、

  • 下地処理にどれぐらい時間をかけてもらえるか?
  • そして下塗り剤にどんな塗料を塗ってもらえるか?
  • さらに何回塗ってもらえるか?

しっかりと素地が固まるかどうか?」そういったものを把握することが大切です。

参考:シーリング材の種類と使用用途2

RC板の塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

住宅の広告などでRC構造などと表記されていることも多いので、ご存知の方も多いかと思いますが、RC板のRCは「reinforced concrete」の略で、日本語に訳すると鉄筋コンクリートとなります。鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄筋を入れることで強度を高めた物のことを言い、コンクリートだけの外壁よりも高い強度と耐久性を有しています。

 今回は、そんなRC板の塗装に関して、ご説明いたします。

Rc板

RC板の特徴

 コンクリートそのものは、圧縮には非常に強く、引張には弱いという特徴があります。また、壊ると一気に強度を失うという特徴がありますので、そのまま外壁に使用するには、どうしても強度不足が否めません。

逆に、鉄筋は、引張には強く、圧縮には弱いという特徴があります。また、靭性(簡単に破断しない強さ)を持っているため、コンクリートとは真逆の性質であるといえますが、鉄筋だけでも外壁を構築することができません。

そこで、その2つを組み合わせることで、お互いの弱点を克服するという考えのもとに生まれたのが鉄筋コンクリート(RC)となります。こういった特徴から、鉄筋コンクリート(RC)は、非常に強度が高い外壁材となっていますが、コンクリートの性質の1つでもある水への弱さについては、そのまま弱点となっています。

RC板の塗料

 鉄筋コンクリート(RC)は、水分には強くないという特徴があります。そのため、定期的に外壁塗装を行わなければ、塗装による塗膜が薄れ、劣化した部分から外壁材の内部に水分が侵入してしまいます。鉄筋コンクリート(RC)の内部に水分が侵入してしまうと、コンクリート部分の腐食が早まるほか、鉄筋部分のサビにもつながってしまいます。そのため、外壁材の耐久性能を高めるためには、定期的な外壁塗装が必要不可欠となります。

鉄筋コンクリート(RC)に使用する塗料は、概ね以下の3種類となります。

撥水剤

 塗料というよりは、車のフロントグラスに使用する水を弾く「撥水」に近い撥水剤です。これは、主に雨水などを弾くことで、外壁内部への水分の侵入を防止するという目的で使用されます。塗料に比べ、非常に安価(相場で、1㎡あたり1,500円)で工事を行うことができますが、耐用年数が低いため、頻繁に塗り替えを行う必要があります。

弾性塗料

 弾性のある塗料で、ひび割れが表面化することを抑える効果があります。そのため、ひび割れが発生している外壁を補修した後に使用されることが多い塗料となります。ひび割れを保護したうえで雨水等の侵入を防止することができますので、劣化している鉄筋コンクリート(RC)外壁であっても、高い耐久性能を発揮することができますが、塗料自体に色がついており、それで塗りつぶすこととなりますので、コンクリートの色合いなどは、完全に消えてしまいます。コストは、やや高く(相場で1㎡あたり2,700円)なっています。

パーフェクトフィラー

カラークリア塗料

 撥水剤が水分から外壁を保護するためだけであるのに対し、カラークリア塗料は、外壁材である鉄筋コンクリート(RC)の上に、シリコン塗料などのクリア塗料を塗ることによって保護する塗膜を作成する塗装方法となります。最もコストが高い(相場で1㎡あたり3,500円)塗料となっています。

3.RC板の塗装

 RC板を塗装する場合、下地処理として劣化した外壁の補修が必須となります。特に、コンクリートのひび割れや剥離は、他の外壁材よりも頻繁に発生することになりますので、しっかりと補修する必要があります。

Rc板

 ひび割れや剥離の補修は、そのサイズや深さによって補修方法が異なります。たまに、コストを減するためにホームセンターなどでシーリングを購入し、ご自身で補修される方がいらっしゃいますが、補修方法が誤っていた場合、劣化を早めてしまうことになりかねませんので、外壁の補修に関しては、専門の業者に依頼する方が安全でしょう。

補修と併せて実施するのが、外壁の洗浄です。コンクリートにはカビや藻が付着しやすいため、外壁の洗浄でしっかりと落としてしまう必要があります。ここまで、下地処理を行ったうえで、初めて塗装の作業に入っていきます。

 鉄筋コンクリート(RC)の塗装も、他の外壁材と同様に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装を基本とします。下塗りでは、中塗り・上塗りの塗料を

しっかりと接着させる適した下塗り塗料を

使用して塗装します。

基本的に、コンクリートの風合いを残すため、クリアタイプの下塗り塗料を使用するケースもあります。

中塗り・上塗りでは、先ほど紹介したタイプの塗料で塗装することとなります。どの塗料を使用するかについては、コスト面よりもコンクリートの劣化状況によって異なりますので、この選択も業者とともに外壁の状況を確認しながら決定するのがいいでしょう。

PC板の塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

 PC板とは、「プレキャストコンクリート板」の略称で、

工場であらかじめ製造されたコンクリートを現場で組み立て、

設置するという工法で作られる外壁材となります。

 

他のコンクリートによる外壁材、一般的に現場で型枠を設置して、

コンクリートを打設する工法で作成されていますので、

天候や制作する職人さんによって品質が左右されることもありますがますが、

PC板は工場で作られているため、一定の品質が保証されたコンクリート製の外壁材となります。

 

 今回は、そんなPC板の塗装に関してご説明いたします。

 

1.鉄筋コンクリート(RC)とプレキャストコンクリート(PC)の相違点

 鉄筋コンクリート(RC)もプレキャストコンクリート(PC)も、

鉄筋を中に入れてコンクリートで形成する外壁材となりますが、

鉄筋コンクリート(RC)は一般的に現場で作成するのに対して、

プレキャストコンクリート(PC)は工場で作成されるという違いがあります。

 

 そのため、鉄筋コンクリート(RC)は現場の環境や制作する人によって

品質にムラが生じるデメリットはありますが、

実際に使用する外壁の形状に合わせて作成することができますので

非常に強度が高いという特徴があります。

 一方、プレキャストコンクリート(PC)は、工場で作成するため、

環境や職人さんによる品質のムラはありませんが、

既成のサイズで作成されたPC板をコーキングでつなぎ合わせることになりますので、

強度的には鉄筋コンクリート(RC)と同様ですが、

コーキングの劣化による漏水等のリスクが高くなります。

 

2.PC板の塗装

 PC板の外壁材を塗装する際には、他の外壁塗装と同様に

下地処理・下塗り・中塗り・上塗りという手順で塗装を行うことになります。

この中で、他の外壁材よりも注意しなければならない点は、

下地処理となります。

 

①PC板の下地処理

 PC板の外壁に劣化が見られる現象としては、

他の外壁材と同様、古い塗料がチョーキングしている、

塗装が剥離している、コーキングが劣化し、ヒビや痩せが見られるという症状の他にも、

コンクリートそのものがひび割れしているケースや

コンクリート内部の鉄筋にサビや腐食が発生しているケースなど、

PC板特有の症状もあります。

下地処理では、これらの症状を補修する必要があります。

 

 塗装のチョーキングや剥離については、

新しい塗料を塗ることになりますので、

まずはしっかりと古い塗装を剥がす作業が必要になります。

また、古いコーキングについても基本的には打ち替えという工法で

新しくコーキングを打ち直す必要があります。

これは他の外壁材と同様の作業となります。

 

 PC板特有の症状として、コンクリートそのもののひび割れが生じている場合、

このまま放置するとヒビの中に水が浸入するケースやヒビが拡大することで

上から塗った塗装が剥がれるケースが考えられますので

補修を行わなければなりません。

 

一般的に、3mm以内の小さなヒビであれば、シーリング材やフィラーをヒビに注入し、

補修を行いますが、3mm以上の大きなヒビの場合、

Uカットシール材充填工法と言われる工法でシーリングを注入し、

補修することになります。

 

 コンクリート内部の鉄骨にサビや腐食が生じている場合、

そのサビや腐食をしっかりと除去する必要があります。

まずはケレン作業を行い、錆を除去したうえで防錆処理を施し、

再発しないように鉄骨そのものをメンテナンスした後に

ポリマーセメントで埋め戻しを行うという補修が必要となります。

 

②シーリングのメンテナンス

 PC板を外壁材として使用する場合、コンクリート部分のひび割れや鉄骨のサビ・腐食よりも、

シーリングが劣化したまま放置されているケースがよく見受けられます。

PC板も鉄筋コンクリートと同様の強度を持っているといわれていますが、

それは外壁材としての強度で、PC板をつなぎ合わせるシーリング部分は、

PC板で最も弱い部分といえます。

MP−2

シーリングにひび割れや痩せがあると、その部分から雨水などがPC板内部に侵入しますので、

PC板そのものの腐食(鉄骨の腐食)などの原因にもなり得ますので、

シーリングのメンテナンスは必須の作業となります。

 PC板のシーリングをメンテナンスする場合、

基本的には打ち替えと言われる古いシーリングを除去し、

新しいシーリングを注入する工法が選択されますが、

その際には、必ずプライマーを入れてシーリングを注入します。

こうすることで、シーリングがしっかり密着し、高い防水性能を発揮することができます。

コーキングとシリコンの違いについてはこちら

③PC板の塗装

 PC板の塗装は、他の外壁材と同様に、

下塗り・中塗り・上塗りという3回実施します。

現在は、下塗りに微弾性フィラーを使用し、

中塗り・上塗りには水性のアクリルシリコン樹脂の塗料を使用するのが一般的になっていますが、

もちろんフッ素塗料など、耐久性能の高い塗料を選択することも可能です。

 下塗り・中塗り・上塗りを行った後には、

しっかりと塗料を乾燥させる必要があるのも、他の外壁材と同様となります。

 ヨコイ塗装では、PC板の塗装についても、

自信をもって施工させていただいております。

扶桑市周辺で外壁塗装をお考えの方は、ヨコイ塗装にご相談ください。

相談

外壁塗装の技術、プロとDIYでどこまで差が出るか?

最近は、ホームセンターで外壁塗装を行う工具や塗料がたくさん販売されており、高いお金を払って塗装業者に依頼するよりも、安価に自分で塗装を行うことができると判断される方が増えてきました。確かに、ホームセンターで塗料を購入し、安価な工具を使用することで、塗装そのものは可能となります。

では、その仕上がりはどの程度の差が生じるものなのでしょうか。

今回は、プロの塗装と、DIYの塗装の差についてご紹介したいと思います。(ここで紹介するDIYは、過去に塗装業者での勤務経験等の無い、塗装に関する素人の方を対象としています)

下塗りの塗装

 外壁塗装では、中塗りや上塗りの塗料をしっかりと外壁に密着させるための下塗りが重要となります。下塗りの塗料の選定間違うと、中塗りや上塗りの塗料の密着度が低くなり、塗料が簡単に剥がれ落ちてしまいます。しかし、下塗り用の塗料は、中塗りや上塗りで使用する塗料の色を変化させないために、主に透明の塗料を使用します。ただ、白色や薄い色を塗装する時に、中塗り、上塗りで色が留まらないので、下塗りにも着色をする場合があります。

そのため、経験の浅い方がDIYで塗装した場合には、

「上塗りで色がしっかりと留まらない・・・」

そんな結果が生じることありえます。

また、塗料が全く付着していない部分もあれば、塗料を塗りすぎて下に垂れてくるということも良くあります。また、凹凸のある部分について、凹んだ部分がうまく塗れないというのもDIYでよくある失敗となります。このように、塗装のムラがあると、仕上がりもムラが生じてしまいますので、結果として外壁の仕上がりが見苦しいものになってしまいます。プロの塗装業者では、基本的に塗料の塗りムラがありません。また、手早く、均一に塗装を行っていくため、

塗装にかかる時間や、乾燥時間もDIYに比べると短く済みます。

中塗り・上塗りの塗装

 中塗りからは、色のついた塗料を使用しますので下塗りの塗料よりもどれだけ塗ったかがよくわかります。しかし、だから簡単に塗装ができるかと言われると、そうでもありません。

塗装になれていない方がDIYで塗装を行う場合、足場と高圧洗浄に、まずは壁が出来てしまいます。

例えば、高圧洗浄無い状態で、塗装を行っていきますので、剥がれのや不良自己の原因となってしまいます。さらに案外と予想以上の作業量から、仕事と並行して作業するのが困難な方が多いようです。非日常状態を繰り返すと、身体や精神面への負担が分厚くなってしまいます。しかし、足場屋さんはいつまでも貸してくれることは無いので、まずます納期に焦ることになり、結果として雑な塗装となってしまいます。

また、素人さんが塗装を行う場合、ほとんどの方が天気をそこまで考慮することがないので、天候からのスケジュール調整に苦戦することをありえます。働きながらですと、どうしても時間的に制約があるので、長期の休みを取れるかたに限られてしまうかもしれません・・・

プロの塗装業者では、天気を含めて工程をしっかりと把握していますので、雨天時に出来る作業を後回しにして塗装を行います。ただそういった工程をトータルに考えたスケジュール調整は、経験から調整可能です。

プロがDIYをお勧めしない理由

 このように、塗装になれていない方が塗装を行う場合と、プロの塗装業者が塗装を行う場合とでは、その品質は大きく差が生じることとなります。この比較は、あくまで同じ塗料、同じ道具を使用した場合の比較となりますので、プロが普段使用する塗料や道具を使用すると、その差はさらに大きく開くことになってしまいます。中には、プロと素人の差が、見た目の問題だけなのであれば、安く抑えられる方がいいと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロが行った塗装とDIYの塗装の差は、見た目だけではないのです。

プロが行った塗装は、必要な塗膜が必要なだけ張られているという状況ですので、その塗料が持つ最大限の効果を得ることができます。

例えば、外壁を塗装する大きな目的の1つである防水性能ですが、均一な塗装を行っているからこそ、水分が全く入り込む余地がなく、塗料の持つ防水性能を最大限に発揮することができます。

そして雨漏りの原因になる、建物上の怪しい部分にも対応することが出来ます。ただ、塗るだけで無く、トータルに住まいを見れる事もプロの視線になります。

しかし、DIYで行ったムラのある塗装の場合、凹凸部分に塗り漏れがあるなどで、水分が侵入してしまう余地がありえるだけでなく、すでに雨漏りに侵されている危険な状態を止めることが出来ません。そこから水分が侵入してしまうと、外壁そのものの劣化につながってしまうこととなります。また、塗装を分厚く重ねすぎても、塗膜内に収縮応力が働き、塗装が割れることがあります。つまり、塗装技術は塗装の耐久性にも大きくかかわってくるのです。

参考:プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的

DIYでの外壁の洗浄

 外壁塗装を行う上で、最も重要なポイントが外壁の洗浄にあります。外壁の洗浄では、初めに長年の汚れをしっかりと落とし、古い塗膜も除去するところから始めますが、家庭用の洗剤では、外壁についたしつこい汚れを落としきることはできません。そのため、ホームセンター等で売られている外壁用の洗浄剤を使用して、丁寧に汚れや古い塗膜を除去しなければなりません。もし、汚れが残ってしまうと、その汚れの上に塗料を塗ることになってしまいますので、外壁材そのものに塗料が密着しません。

そうなると、汚れが剥がれると同時に塗料もはがれてしまうことになり、塗装の寿命が大きく縮んでしまうことになります。また、家庭用の高圧洗浄機も使用することは可能ですが、外壁の劣化等により外壁材に傷がついていたり、クラック(ひび)が入っていると、そこから外壁材の中に水が浸入してしまうことになります。外壁材の中に侵入した水は、そのまま外壁材の中にとどまり続けて、徐々に内部から腐食させていくことになりますので、外壁の専門家以外の方が高圧洗浄機を使用するのは、建物にとって非常に危険だといわれています。

そのため、ご自身で外壁の洗浄を行う場合は、ブラシを使用してしっかりと磨くのが最も安全で効果が高いのですが、その分、大変な手間がかかってしまいます。

下地処理

 外壁の洗浄が終了したら、次は下地処理を行わなければなりません。下地処理では、外壁や屋根にある傷やクラックを修復しなければなりませんが、それには専用の工具や部材が必要となります。

最近では、これらの工具や部材もホームセンターで購入することができますが、最も注意しなければならない点は、下地処理の段階で修復が漏れてしまうと、次回の外壁塗装まで、その部分は傷やクラックが残った状態になるという点です。傷やクラックがあると、その部分から塗料にひびが入ったり、剥がれ落ちたりする可能性が非常に高く、塗装の寿命が大きく下がるほかに、その部分から水が侵入して建物内部から腐食してしまうことが考えられます。

しかし、素人目ではなかなか判断のつかないような細かな傷やクラックもありますので、ご自身で下地処理を行う際には、慎重に外壁や屋根をチェックする必要があります。そして塗料がしっかりと密着するように、丹念にケレン作業などを行わなければいけません。

使用する塗料

 ご自身で外壁塗装を行う場合に、最も初めに思いつくのが塗料の準備かと思います。この塗料についても、様々な種類が用意されていますが、その種類ごとの特徴をしっかりと認識しておかなければ、想像していたよりも劣化が激しい、思っていたよりもコストがかかるといったトラブルが発生してしまいます。(大手塗料メーカーでも耐用年数が驚くほどがっかりな塗料があります。そしてそれらは塗った後、数年経過後にしか分からない・・・そんな業界です)

また、下塗りで使用するシーラーやフィラーといった塗料と、中塗り・上塗りで使用する塗料、それぞれを用意しておかなければならない点や、塗料を塗るための工具も用意しなければならないという点にも注意しなければなりません。

外壁塗装にかかる日数

 一般的に外壁塗装を業者に依頼する場合は、10日~2週間程度かかるとされています。これは、雨天等も考慮すると多少前後しますが、ほぼ毎日、塗装工事を行った場合の日数となります。

 すでにリタイアされている方でない限り、ご自身で塗装工事を行う場合に、10日~2週間といった長期間、外壁塗装のみを行い続けるのは非常に困難かと思います。そのため、通常は週末の土日だけで外壁塗装を行うことになるかと思いますが、

単純計算で5週間~7週間必要となります。

もちろん、その他のご予定や天候によっては、10週間以上必要と考えられます。10週間ということは、単純計算でも2か月半程度の工期がかかります。その間、養生や足場をどうするか、塗装の順序はどうするか、工事終了まで外壁をどう保護するか(例えばコーキング処理が途中ですと、断面から雨水が入ってしまいます。サイディングの断面は防水未処理です。耐久性は非常に低い状態になってしまいます。)を検討しなければなりません。

他にも、養生の注意点や足場の近隣の方への影響注など、様々な点に注意しなければならないです。ご自身で行う外壁塗装ですが、コストが安いのかというと、実は業者に依頼するのと大きく変わらないというのが結論となります。その理由としては、外壁塗装で使用する部材や工具は非常に種類が多く、塗料も必要な強度を持った塗料を買おうと思った場合には、比較的高い塗料を使用しなければなりません。

そのため、それらをすべて購入していると、結局同じようなコストになることが多くあります。さらに、ご注意いただきたいのが作業中の事故で、プロであっても年間に500名以上の建築業で職人さんが足場からの転落事故が発生しています。そのため、初めて外壁塗装を自分で行うという方には、特に事故には注意してもらう必要があります。

このように、外壁塗装をご自身で行うには、多くのデメリットが存在します。それらのデメリットに対し、費用が安くなるというメリットは実はそれほど大きくありませんので、外壁塗装については、高い品質を約束するプロに依頼するのがおすすめの選択といえます。 それでも安くDIYしたい方向けのサービスも始めました。

https://yokoi-tosou.net/diypro/

玄関ドアの吹き付け

玄関のドアは、毎日使用するため非常に汚れやすい場所でもあります。そのため、汚れを気にされる方は、頻繁に掃除をする箇所ではないでしょうか。家に来られる方が、最初に目にされるのが玄関ですので、できるだけきれいに保っておきたい場所でもあります。

そんな家の顔ともいえる玄関ドアですが、日々の清掃をしっかり行っていたとしても、どうしても塗装が劣化してしまい、清掃だけではきれいにできない状況が発生してしまいます。そうなると、玄関ドアの塗装が必要となります。

今回は、そんな玄関ドアの吹き付け塗装についてご紹介します。

玄関ドア

1.玄関ドアの塗装方法

 玄関ドアの塗装は、非常に難しいと言われており、外壁と同じ方法では塗装を行うことができません。仮に外壁と同じ方法で塗装してしまうと、1~2年という非常に短い期間で塗装にひびが入ったり、塗装が剥がれてしまうことがあります。

玄関ドアには、木製のものと金属製のものがあり、一部の木製ドアや金属製のドアには吹き付けという方法で塗装を行います。

2.吹き付け塗装とは

 吹き付け塗装は、スプレーガンと呼ばれる専用の工具を使用して、塗料を霧状に吹き付ける塗装方法のことを言います。プラモデルの塗装でも、筆を使った塗装と、スプレー缶を使った塗装がありますが、吹き付け塗装はスプレー缶を使った塗装の方になります。

 吹き付け塗装は、霧状の塗料で塗っていきますので、塗装する対象の凹凸に左右されることなく、均一に仕上げることが可能です。玄関ドアの表面は、様々なデザインが施されている場合が多く、ローラーで塗装するよりも吹き付け塗装を行ったほうが、きれいに仕上げることができます。

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

参考:塗装工事におけるローラの使い捨てについて

3.玄関ドアの塗装手順

①下地処理

 玄関ドアを塗装する場合も、最も重要な部分は下地処理となります。下地処理において、古い塗料をしっかり剥離し、錆や傷をしっかり修復しておかなければ、塗装によって見た目だけが良くなっても、内部で錆や傷が広がってしまいます。

また、錆の上から塗料を塗ってしまうと、錆がはがれる際に塗料も一緒にはがれてしまうこととなり、耐久性も大幅に低下してしまいます。そのため、下地処理をしっかりと行わなければなりません。

 また、木製ドアの場合は、古い塗料を剥がしたのちに、しっかりと研磨を行う必要があります。これも、研磨をしないまま塗装を行ってしまうことで、木片の剥がれなどによって塗装が剥がれてしまうことを防止するという目的があります。他にも、研磨することで塗装の完成度(美観)も大きく高くなります。

ケレン作業

②下塗り

 玄関ドアの素材が金属製である場合は、錆止めの入った下塗り材で下塗りを行います。玄関ドアの素材に直接塗装する下塗り材に錆止めを含めることで、しっかりと錆止めの効果を活かすことができます。(材質によってはバインダーと言われる専用接着剤のような物を使います)

木製の玄関ドアの場合は、木部用の下塗り材を使用して下塗りを行います。こうすることで、木材という自然の素材を強化することができます。いずれの素材であっても、品質を重視する業者であれば複数回繰り返して、強度を高めています。(女性のファンデーションに似ている作業です)

③中塗り・上塗り

 仕上げの塗料と同じ色で中塗り・上塗りを行います。玄関ドアの素材によって、使用する塗料は異なりますが、木製ドアであっても金属製ドアであっても中塗りと上塗りと、最低でも2回は塗装を行います。仕上がりの状況によっては、中塗りを複数回、もしくは上塗りを複数回実施することもあります。

4.吹き付け塗装・玄関ドアの塗装の注意点

①養生について

吹き付け塗装は、ローラー塗装と違って霧状の塗料を吹き付けますので、塗装を行わない場所に施す養生が非常に重要となります。プラモデルでスプレー缶を使った塗装をした経験のある方ならわかると思いますが、塗装したくない部分をマスキングテープで養生したつもりでも、その貼り付けが甘かった場合などは、マスキングテープの下に塗料が入り込んでしまい、養生していたにも関わらず、塗料がはみ出してしまうといった場合があります。

玄関ドアの吹き付け塗装も同様で、しっかり養生しておかなければ、塗装すべきではない玄関ドア以外の場所にまで塗料がにじみ出てしまうことがあります。

②塗装技術について

 吹き付け塗装は、外壁でも使用することがありますが、ローラーと比べると塗装する頻度が高くはありません。そのため、ローラーを使用した外壁塗装の技術が高くても、吹き付け塗装の技術が同じように高いとは言えません。玄関ドアは家具のリフォームと同様と言われているほど、塗装には高い専門知識と技術が必要な塗装と言われています。そのため、金属製、木製問わず、玄関ドアの塗装を依頼する場合は、業者選びを慎重に行う必要があります。

③料金について

 玄関ドアの塗装の相場は1枚当たり5万円~20万円と、塗装面積に比べると、やや高価になっています。その理由は、先ほど挙げた求められる塗装技術の高さや、養生にかかる手間の多さからきています。

玄関ドアは、家の顔といえる部分ですが、塗装を行う場合は、業者選びや金銭面など、いろいろ考える必要があります。

下地処理や下塗りにかかる期間について

外壁塗装工事で何が一番重要か?

 一般的に外壁塗装にかかる期間は、30坪程度の家の場合で1~2週間かかります。(ヨコイ塗装では、おおよそ3週間かかってしまいますが・・・)その工程としては、 ①足場組み、 ②下地処理、 ③屋根の塗装、 ④外壁の塗装&雨どい、雨戸等の付帯部の塗装 ⑤足場崩し ⑥掃除 という6つの工程で行います。

この中で、外壁塗装工事にとって最も重要な部分は②の下地処理となります。下地処理を簡単に説明すると、汚れをきっちり落として、塗装する前にきれいな状態にするという工程になります。

下地処理で何が変わるのか

 外壁塗装工事において、下地処理が重要な理由は、第1に仕上がりの美観を良くするため、第2に塗装の耐用年数を上げるためという2つの目的があります。下地処理をきっちりやってないために、せっかく塗った外壁が部分的に1年~3年で剥がれたりめくれのトラブルになってしまうというケースもあります。

そのため、多少コストがかかっても、塗りなおすことを考えると、きちんと下地処理を行う業者に依頼した方がお得という結果になります。では、なぜ下地処理によって、ここまで差が出るのかということを理解するために、塗装の劣化原因について確認してみましょう。

塗装の劣化要因

結局、塗装が持たないのは??

塗膜の劣化要因についてお話をします。主なものとしては3つあります。

1つ目が紫外線、2つ目が熱、3つ目が水になります。

紫外線がうまくに与える影響はかなり大きいです

したがって、なるべく紫外線対策には、紫外線に強いフッ素系の塗料やシリコンの含有量が多い塗料、そういったものを使うと良いと思います。

熱による塗膜の伸び縮みに対応するためには

職人さんにローラでたっぷりと、ペンキを含まして、なるべく塗膜の厚みをもたしてもらう、そんな工夫もできます。経費を浮かせたい業者さんなんかは、むやみやたらにシンナーで塗料を薄めて、なるべく塗れる面積を増やそうとすることも考えれないわけでもありません・・・なるべく使用した塗料の量を明確にするためにも、使用後のペンキ缶を見せてもらう、そんなこともしても良いかもしれません

水に関して

まずは、壁が十分に乾いている状態で塗る、そんなことが塗装の基本になっています。またお化粧と一緒で、充分な下地処理をしてからやっと塗装を始める、そういったことも塗装する基本になってきます。

下地処理では

外壁についた汚れやコケ、藻をきれいに掃除するために高圧洗浄やバイオ洗浄を行ったり、古くなったコーキングを補修したり、外壁に生じたヒビを補修したりと、外壁塗装を実施する前に行う準備作業を実施します。

下地処理にかかる工期について

 下地処理には、

  • ケレン作業
  • 外壁の高圧洗浄
  • ひび割れ補修 
  • コーキングの補修、

と、4つの工程があります。

ケレン作業

 ケレン作業の部位としては、軒裏、雨樋、トイ金具、庇、水切りなどがあります。これらの補修作業の目的も外壁の補修やコーキングの補修と同様に、塗装する部分の汚れ落としと、表面の目荒らしをして塗料の密着力を高めるといった目的があります。これらの作業は、高圧洗浄の前に行うのがコツで、ケレンで出た埃を、洗浄で一緒に洗い流すことで手間が省けます。

塗装前の外壁の洗浄

 外壁についた汚れやコケ、藻といった汚れや古い塗料を除去する作業となります。基本的には高圧洗浄機によってしっかりと汚れを落としていくことになりますが、高圧洗浄機が使用できない部分については、手作業で汚れを落としていくことになります。

あまり品質の高くない業者の場合は、高圧洗浄機でざっと汚れを除去するだけの場合や、そもそも洗浄作業を行わないという場合があります。汚れが残っていた場合は、汚れの上から塗料を塗ることになりますので、その汚れが剥がれる際に、一緒に塗料が剥がれてしまうことになります。そのため、この洗浄をしっかりと行わなければ、外壁との密着性が悪く、外壁塗装の耐久性が大きく低下することになります。

外壁の洗浄は、一般的な住宅でおおよそ半日はかかります。塗装面が広い場合や、汚れがひどい場合には、普通に作業を実施してもまる1日かかる場合もあります。これより短い期間で外壁の洗浄が終わる場合は、外壁の洗浄がおろそかになっている可能性があります。

見積もり時に、高圧洗浄にかける時間を聞いて比べることで、業者の比較材料にすることが出来ると思います。

外壁のひび割れ補修

塗装工事ではペンキを塗る前にヒビを補修する必要があります。そのまま塗装を行うと、例え新しく塗装をしても、塗料で埋まるわけでもなくひび割れが目に見えて分かり、見た目悪いことがあります。また、ひび割れをしっかりと補修しておかないと、さらにひび割れが酷く進んでいきます。(そもそもの構造的な欠陥には、塗装での対応も限度があります。)ひび割れ処理をしていないと、雨水等が侵入することで、躯体内部の劣化が進み、大事なことにもなりかねないので、早めの対応が必要です。

この作業は、ヒビの数や大きさによって補修にかかる日数は異なります。ほとんどヒビが発生していない場合や、発生していてもあまり大きくない場合は、1日で補修ができますが、ヒビが大きい場合や数が多い場合は、2日以上必要となる場合があります。

コーキングの補修

 外壁材にサイディングボードを使用している場合には、サイディングボードをつなげているコーキングの補修も行う必要があります。コーキング部分も経年劣化によりヒビや痩せといわれる縮みが発生して隙間ができてしまいますので、基本的には塗装前に古いコーキングを除去して、新しいコーキングを入れなおします。

 

ここも、外壁の補修と同様に古い状態でそのまま上から塗装してしまうと、新しく塗った塗料もろとも、古いコーキングが剥がれてきます。また、施工時はコーキングの乾燥や雨天時のサイディング断面への染み込みに配慮する必要があります。 (コーキングに作業において マスキングテープの種類によって作業時間は異なってきますので、 職人さんがどこまでマスキングテープにこだわっているかを知ることも作業品質を見極めるコツになります。)

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

下塗りにかかる工期について

 下塗りは、これから実施する中塗りや上塗りという実際に色を付ける塗料を塗る前に、その本番の塗料がしっかりと外壁材に密着するように補助するための下塗り塗料を塗る作業となります。下塗りをしっかり行っておかなければ、中塗りや上塗りで塗った塗料は、外壁材にしっかり密着せずに簡単に剥がれ落ちる原因となってしまいます。

外壁の素材に適したペンキを使うことが大切で、塗料に対する知識も必要になってきます。一般的なお住いでは、下塗りに必要な期間は1日とされています。

一口に塗装業者といっても、ヨコイ塗装のように、直接ご依頼をお受けして塗装工事を行う業者もあれば、受注だけ行って、実際の塗装工事は下請け業者に丸投げするという業者もあります。もちろん、下請け業者を利用するのが悪いわけではありませんが、直接ご依頼をお受けして工事する場合に比べて、受注を受けた業者のマージンが発生しますので、そのマージンの分、お客様から頂く料金を高く設定するか、下請け業者に支払う料金を下げる必要があります。マージンの分、料金に上乗せがされていますと、お客様が通常より高い料金を支払わなければなりませんので、相場よりも高い工事費が発生することになります。

逆に、マージンの分を下請け業者に支払う料金から差し引いていた場合、下請け業者は通常よりも安いコストで塗装工事を行わなければならない状況となってしまいます。そうなると、本来必要な工程を省略する、いわゆる手抜き工事が行われる可能性があります。

では、どの工程で手抜き工事が行われやすいのかというと、パッと見ただけでは仕上がりに影響しない「下地処理」で手抜きが行われることが多くなります。しかし、「下地処理」で手抜きが行われた場合、その塗装工事の品質は非常に低いものとなってしまいます。

参考:シーラーとは接着剤に近いです

下地処理で実施すべき作業

 まずは、塗装工事における下地処理についてご説明いたします。下地処理は、実際に塗装を行う前に実施しておかなければならない作業を総称して使う言葉で、その内容としては、屋根や外壁の破損している個所の修理やシーリングの補修、付着している汚れ、コケ、藻等の除去となります。

 例えば、モルタルの外壁にクラックといわれるひび割れが発生している場合、外壁の素材そのものにダメージを受けている状態ですので、このまま塗装を行うことができません。そのため、しっかりとクラックを修復させたうえで塗装を実施する必要があります。ほかにも、外壁素材の中で鉄製のパーツを使っている部分には、サビが付着していることもあります。このまま塗装を行ってしまうと、塗膜の中で金属のパーツはサビに包まれている状態となりますので、見た目はきれいでも、内部でサビが広がってしまい、塗装後すぐにペンキが剥がれたり、最悪の結果、気付いたら、その部分から建物全体に大きなダメージが入ってしまうというケースも考えられます。

そのため、下地処理では最高のパフォーマンスで塗装を行うことができるように、しっかりと事前準備を行うという目的があります。

下地処理で手を抜くと…

 下地処理は、しっかりやっていようと、手を抜いてやっていようと、塗装工事が終わった直後であれば、なかなか変化に気が付きにくい作業となります。なぜなら、塗料を塗ってしまうと、これまでの外壁と新しい塗料による美しい外壁の差が大きく感じてしまい、手抜き作業が見えない可能性があるためです。

しかし、下地処理で手を抜いている場合、仕上がった工事の品質は非常に低いものとなります。例えば、外壁の補修を行わないまま塗料を塗っている場合ですと、塗料を塗った外壁はきれいに見えますが、塗膜の中の外壁材そのものはダメージを負ったままとなっておりそのクラック等は徐々に開いてしまいます。

クラックが開くと、雨水の侵入を許し、新しく上から塗っていた塗膜も、一緒に浮いたり剥がれ落ちてしまうこととなることもあります。そして、その時点で新しい塗料による防水性能等は機能しなくなってしまいます。ほかにも、高圧洗浄で手を抜いた場合は、外壁材に塗装しているのではなく、外壁材に付着している汚れに塗装しているということになりますので、塗料が簡単に剥がれ落ちる結果となってしまいます。

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

下地処理をしっかりと行うためには…

 下地処理は手間と根気がいる作業です。その為、下地処理をしっかりと行うためには、職人の仕事に対する姿勢や向き合う時間も大切になってきます。しかしながら、下請けの厳しい環境かで利益を出そうとすると、どうしても仕事を急いでしまい、大切な作業を疎かにしがちになってしまいます。

しかし、このコストと時間は、建物の耐久性能を維持するためには必要不可欠なものとなります。この下地処理を、コストがかかるから、時間がかかるからといった理由で手抜きをしてしまうと、せっかく良い塗料を使っても、行った塗装工事の品質は非常に低いものとなってしまいます。

 しかし、下請け業者の場合は、使えるコストも納期も、自身でお客様と交渉することができず、親会社の指示に従わなくてはなりません。外壁材の状況によっては、修復に大きな時間が必要となると判断できる場合であっても、その時間を確保できないというケースも考えられます。