鉄部の塗装をしようとしている人「 鉄部の塗装にはどんな塗料がいいの?
これから、見積もりをしたいので、鉄部の塗装において聞いておくべき質問を知りたいです。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
1.鉄部の錆止めにおすすめの塗料は「2液のエポキシ塗料です。」です。
2.下地処理が最も大切な理由
3.積もり時に聞いたほうが良い質問は?
この記事を書いている私は、現場歴15年。
元請けとしてとして、見積もりから施工まで、一気通貫ですべてをやっています。
使用すべき塗料に関して、創業43年のヨコイ塗装の経験に基づいて解説します。
鉄部の塗装でおすすめの塗料は、日本ペイントのハイポンファインプライマー2です。
なぜかというと、「密着力がかなり高いから」です。実績としては、これまで塗膜が剥がれてきたと言う苦情は一切ありません。
その他のメーカーで探すなら、2液のエポキシ塗料系の錆止め塗料が良いと思います。(ケレン作業をしっかりとやる事は最低限条件です。)
□よくある質問:1液型の錆止めではダメなの?
ダメと言うわけではありませんが、長期間の経過後では荷役型の錆止め塗料より柔軟性がなくなり塗膜が固まって剥がれやすくなっている印象を受けます。
□よくある質問:どれぐらい単価ですか?
業者側も見積もりしにくく、費用と計上すべき利益のバランスを考え、
経験からの一式計上することが多いです。粗利をどこまでに設定しているかによっても変動してきます。多いのが会社利益と営業経費で35%に設定しているのが多いです。(人件費は¥20000/日が相場になります。)
思い切って「御社の粗利はいくらですか?」
なんて聞いてみるのもよいかもしれませんね。
鉄部の塗装で大切な、錆止め塗料の選択よりも大切な下地処理作業。
「虫歯の上に銀歯をかぶせてもだめだよ」
これは塗装歴43年の父親がよくお客様に説明する言葉です。
すごく的確な表現だと思います。いくら良い塗料を使っても、旧塗膜かぶさっていて、サビが残った状態で塗装していても、内部でサビが広がってしまいます。したがって1番大切なのはまずは徹底的にきれいに作業を行うことです。.
鉄部の塗装の仕方を把握した上で、見積もり時に質問すべき内容 。
「見積もりにある錆止め塗料は、2液のエポキシ型ですか?」
「鉄部のケレン作業にどれぐらいの人工をかけてもらえますか?」
結論、
塗料の種類と下地処理にかける時間を聞くことです。
特に下処理にかける時間を単純に業者間で比較することで、業者選別の一つの要素にすることもできます。塗装は下地処理の時間を把握する事は非常に大切です。
なぜならけれん作業を含む下地処理が鉄部の塗装に関して一番大切な肝だからです。