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RC板の塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

住宅の広告などでRC構造などと表記されていることも多いので、ご存知の方も多いかと思いますが、RC板のRCは「reinforced concrete」の略で、日本語に訳すると鉄筋コンクリートとなります。鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄筋を入れることで強度を高めた物のことを言い、コンクリートだけの外壁よりも高い強度と耐久性を有しています。

 今回は、そんなRC板の塗装に関して、ご説明いたします。

Rc板

RC板の特徴

 コンクリートそのものは、圧縮には非常に強く、引張には弱いという特徴があります。また、壊ると一気に強度を失うという特徴がありますので、そのまま外壁に使用するには、どうしても強度不足が否めません。

逆に、鉄筋は、引張には強く、圧縮には弱いという特徴があります。また、靭性(簡単に破断しない強さ)を持っているため、コンクリートとは真逆の性質であるといえますが、鉄筋だけでも外壁を構築することができません。

そこで、その2つを組み合わせることで、お互いの弱点を克服するという考えのもとに生まれたのが鉄筋コンクリート(RC)となります。こういった特徴から、鉄筋コンクリート(RC)は、非常に強度が高い外壁材となっていますが、コンクリートの性質の1つでもある水への弱さについては、そのまま弱点となっています。

RC板の塗料

 鉄筋コンクリート(RC)は、水分には強くないという特徴があります。そのため、定期的に外壁塗装を行わなければ、塗装による塗膜が薄れ、劣化した部分から外壁材の内部に水分が侵入してしまいます。鉄筋コンクリート(RC)の内部に水分が侵入してしまうと、コンクリート部分の腐食が早まるほか、鉄筋部分のサビにもつながってしまいます。そのため、外壁材の耐久性能を高めるためには、定期的な外壁塗装が必要不可欠となります。

鉄筋コンクリート(RC)に使用する塗料は、概ね以下の3種類となります。

撥水剤

 塗料というよりは、車のフロントグラスに使用する水を弾く「撥水」に近い撥水剤です。これは、主に雨水などを弾くことで、外壁内部への水分の侵入を防止するという目的で使用されます。塗料に比べ、非常に安価(相場で、1㎡あたり1,500円)で工事を行うことができますが、耐用年数が低いため、頻繁に塗り替えを行う必要があります。

弾性塗料

 弾性のある塗料で、ひび割れが表面化することを抑える効果があります。そのため、ひび割れが発生している外壁を補修した後に使用されることが多い塗料となります。ひび割れを保護したうえで雨水等の侵入を防止することができますので、劣化している鉄筋コンクリート(RC)外壁であっても、高い耐久性能を発揮することができますが、塗料自体に色がついており、それで塗りつぶすこととなりますので、コンクリートの色合いなどは、完全に消えてしまいます。コストは、やや高く(相場で1㎡あたり2,700円)なっています。

パーフェクトフィラー

カラークリア塗料

 撥水剤が水分から外壁を保護するためだけであるのに対し、カラークリア塗料は、外壁材である鉄筋コンクリート(RC)の上に、シリコン塗料などのクリア塗料を塗ることによって保護する塗膜を作成する塗装方法となります。最もコストが高い(相場で1㎡あたり3,500円)塗料となっています。

3.RC板の塗装

 RC板を塗装する場合、下地処理として劣化した外壁の補修が必須となります。特に、コンクリートのひび割れや剥離は、他の外壁材よりも頻繁に発生することになりますので、しっかりと補修する必要があります。

Rc板

 ひび割れや剥離の補修は、そのサイズや深さによって補修方法が異なります。たまに、コストを減するためにホームセンターなどでシーリングを購入し、ご自身で補修される方がいらっしゃいますが、補修方法が誤っていた場合、劣化を早めてしまうことになりかねませんので、外壁の補修に関しては、専門の業者に依頼する方が安全でしょう。

補修と併せて実施するのが、外壁の洗浄です。コンクリートにはカビや藻が付着しやすいため、外壁の洗浄でしっかりと落としてしまう必要があります。ここまで、下地処理を行ったうえで、初めて塗装の作業に入っていきます。

 鉄筋コンクリート(RC)の塗装も、他の外壁材と同様に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装を基本とします。下塗りでは、中塗り・上塗りの塗料を

しっかりと接着させる適した下塗り塗料を

使用して塗装します。

基本的に、コンクリートの風合いを残すため、クリアタイプの下塗り塗料を使用するケースもあります。

中塗り・上塗りでは、先ほど紹介したタイプの塗料で塗装することとなります。どの塗料を使用するかについては、コスト面よりもコンクリートの劣化状況によって異なりますので、この選択も業者とともに外壁の状況を確認しながら決定するのがいいでしょう。

PC板の塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

 PC板とは、「プレキャストコンクリート板」の略称で、

工場であらかじめ製造されたコンクリートを現場で組み立て、

設置するという工法で作られる外壁材となります。

 

他のコンクリートによる外壁材、一般的に現場で型枠を設置して、

コンクリートを打設する工法で作成されていますので、

天候や制作する職人さんによって品質が左右されることもありますがますが、

PC板は工場で作られているため、一定の品質が保証されたコンクリート製の外壁材となります。

 

 今回は、そんなPC板の塗装に関してご説明いたします。

 

1.鉄筋コンクリート(RC)とプレキャストコンクリート(PC)の相違点

 鉄筋コンクリート(RC)もプレキャストコンクリート(PC)も、

鉄筋を中に入れてコンクリートで形成する外壁材となりますが、

鉄筋コンクリート(RC)は一般的に現場で作成するのに対して、

プレキャストコンクリート(PC)は工場で作成されるという違いがあります。

 

 そのため、鉄筋コンクリート(RC)は現場の環境や制作する人によって

品質にムラが生じるデメリットはありますが、

実際に使用する外壁の形状に合わせて作成することができますので

非常に強度が高いという特徴があります。

 一方、プレキャストコンクリート(PC)は、工場で作成するため、

環境や職人さんによる品質のムラはありませんが、

既成のサイズで作成されたPC板をコーキングでつなぎ合わせることになりますので、

強度的には鉄筋コンクリート(RC)と同様ですが、

コーキングの劣化による漏水等のリスクが高くなります。

 

2.PC板の塗装

 PC板の外壁材を塗装する際には、他の外壁塗装と同様に

下地処理・下塗り・中塗り・上塗りという手順で塗装を行うことになります。

この中で、他の外壁材よりも注意しなければならない点は、

下地処理となります。

 

①PC板の下地処理

 PC板の外壁に劣化が見られる現象としては、

他の外壁材と同様、古い塗料がチョーキングしている、

塗装が剥離している、コーキングが劣化し、ヒビや痩せが見られるという症状の他にも、

コンクリートそのものがひび割れしているケースや

コンクリート内部の鉄筋にサビや腐食が発生しているケースなど、

PC板特有の症状もあります。

下地処理では、これらの症状を補修する必要があります。

 

 塗装のチョーキングや剥離については、

新しい塗料を塗ることになりますので、

まずはしっかりと古い塗装を剥がす作業が必要になります。

また、古いコーキングについても基本的には打ち替えという工法で

新しくコーキングを打ち直す必要があります。

これは他の外壁材と同様の作業となります。

 

 PC板特有の症状として、コンクリートそのもののひび割れが生じている場合、

このまま放置するとヒビの中に水が浸入するケースやヒビが拡大することで

上から塗った塗装が剥がれるケースが考えられますので

補修を行わなければなりません。

 

一般的に、3mm以内の小さなヒビであれば、シーリング材やフィラーをヒビに注入し、

補修を行いますが、3mm以上の大きなヒビの場合、

Uカットシール材充填工法と言われる工法でシーリングを注入し、

補修することになります。

 

 コンクリート内部の鉄骨にサビや腐食が生じている場合、

そのサビや腐食をしっかりと除去する必要があります。

まずはケレン作業を行い、錆を除去したうえで防錆処理を施し、

再発しないように鉄骨そのものをメンテナンスした後に

ポリマーセメントで埋め戻しを行うという補修が必要となります。

 

②シーリングのメンテナンス

 PC板を外壁材として使用する場合、コンクリート部分のひび割れや鉄骨のサビ・腐食よりも、

シーリングが劣化したまま放置されているケースがよく見受けられます。

PC板も鉄筋コンクリートと同様の強度を持っているといわれていますが、

それは外壁材としての強度で、PC板をつなぎ合わせるシーリング部分は、

PC板で最も弱い部分といえます。

MP−2

シーリングにひび割れや痩せがあると、その部分から雨水などがPC板内部に侵入しますので、

PC板そのものの腐食(鉄骨の腐食)などの原因にもなり得ますので、

シーリングのメンテナンスは必須の作業となります。

 PC板のシーリングをメンテナンスする場合、

基本的には打ち替えと言われる古いシーリングを除去し、

新しいシーリングを注入する工法が選択されますが、

その際には、必ずプライマーを入れてシーリングを注入します。

こうすることで、シーリングがしっかり密着し、高い防水性能を発揮することができます。

コーキングとシリコンの違いについてはこちら

③PC板の塗装

 PC板の塗装は、他の外壁材と同様に、

下塗り・中塗り・上塗りという3回実施します。

現在は、下塗りに微弾性フィラーを使用し、

中塗り・上塗りには水性のアクリルシリコン樹脂の塗料を使用するのが一般的になっていますが、

もちろんフッ素塗料など、耐久性能の高い塗料を選択することも可能です。

 下塗り・中塗り・上塗りを行った後には、

しっかりと塗料を乾燥させる必要があるのも、他の外壁材と同様となります。

 ヨコイ塗装では、PC板の塗装についても、

自信をもって施工させていただいております。

扶桑市周辺で外壁塗装をお考えの方は、ヨコイ塗装にご相談ください。

相談

アスファルトシングル屋根の塗装|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

アスファルトシングルという屋根材は、アメリカでよく使用されている屋根材ですが、日本のシェアは5%程度と、あまり高くはありません。しかし、施行性がよく、工事価格が安く抑えられるために、日本においても、アスファルトシングルを選択される方が増加しています。今回は、このアスファルトシングルの塗装方法についてご紹介したいと思います。

アスファルトシングルの特徴

①アスファルトシングルの耐久性

 アスファルトシングルの耐久性は、メーカーからは10年から20年と公表されています。また、防水性能の保証期間は10年間と定めている商品がほとんどとなります。最近では、耐久性能が向上したアスファルトシングルも徐々に増えてきており、およそ20年程度は問題なく使用することができる商品が発売されています。

②アスファルトシングルの施工性

 アスファルトシングルは、非常に施工性が優れている屋根材として有名です。アスファルトシングルのシェアが80%程度あるアメリカでは、多くの方がDIYでアスファルトシングルの葺くというほの施工性の良さですので、日本においても、近い将来はDIYでアスファルトシングルの屋根を葺く方も出てくるのではないでしょうか。現に、大型のホームセンターではアスファルトシングルの屋根材の取り扱いが開始されています。

③アスファルトシングルの重量

 アスファルトシングルは、1㎡あたり約9㎏と非常に軽いという特徴があります。コロニアルの屋根材は、1㎡当たり約20㎏程度ありますので、その半分程度の重さしかありません。屋根材の重量は、震災時の耐震性に大きく影響を与える部分で、軽ければ軽いほど耐震性が高いといわれていますので、アスファルトシングルを葺くことで、耐震性を向上させることができます。

④アスファルトシングルの注意点

 アスファルトシングルは、その材質の特徴として、防水性能には優れていますが、防火性能はあまり優れてはいません。そのため、日本においては防火地域、準防火地域では使用することができませんので、そういった地区で屋根材を検討されている方は注意が必要です。

アスファルトシングルの塗装

 アスファルトシングルの塗装についても、基本的には他の屋根材と同様の手順で塗装を行うことになります。具体的には、

  1. 下地処理(アスファルトシングルの状態を確認し、必要に応じて補修を行う)、
  2. 高圧洗浄(コケやカビ、汚れ、古い塗膜を除去する)、
  3. 下塗り(塗料を接着させるための下塗り専用塗料で塗装する)、
  4. 中塗り・上塗り(実際の塗料で塗装する)、

といった手順が基本的な流れとなります。他の屋根材と異なる点としては、アスファルトシングルの塗装においては、アスファルトシングルの状態によって欠損個所の縁切りや劣化がひどい部分の葺き替えを行う必要があるという点です。このプロセスは、①の下地処理、および②高圧洗浄の実施後に再確認し、必要に応じて実施します。

アスファルトシングルを塗装する塗料について

 アスファルトシングルを塗装する場合の注意点として、使用する塗料の種類は「水性塗料」しか使用することができません。油性(溶剤系)塗料を使用してしまうと、アスファルトの成分が溶解されてしまいます。つまり、屋根材部分が溶けてしまうことになりますので、必ず水性塗料を使用する必要があります。

水性塗料にも、ウレタン、シリコン、フッ素の各塗料があります。水性ウレタン塗料の場合、耐久性能は8年~10年で、金額は1㎡あたり1,500円~2,000円が相場となります。最も金額は安いのですが、耐久性能が短く、頻繁に塗り替える必要があります。水性シリコン塗料の場合、耐用年数が10年~13年と水性ウレタン塗料よりも長いものの、1㎡当たりの単価は2,000円~2,500円程度と少し高くなっています。この中では、価格と耐久性能がもっともバランスの取れた塗料といえます。そのため、水性シリコン塗料が最も選択されている塗料となります。水性フッ素塗料は、耐用年数が15年~20年と非常に長いものの単価も1㎡当たり3,000円~5,000円ともっとも高額となっています。

アスファルトシングルの葺き替え

 アスファルトシングルは、その薄さ、軽さからどうしても破損しやすい屋根材となってしまいます。また、屋根材の反りや経年劣化等によって葺き替えをしなければならないケースもあります。その場合、古い屋根材を撤去してから、新しい屋根材に変更する「履き替え」と、古い屋根材を残したまま、上から新しい屋根材を使用する「重ね葺き」のいずれかを選択する必要があります。履き替えの場合は、古い屋根材の撤去費用はかかるものの、新しい屋根材をしっかりと葺くことができますのでおすすめですが、費用を安く抑える場合には、重ね葺きを行うことで、葺き替えのコストを抑えることも可能です。

参考:シリコンコーキングの耐熱温度はどれぐらいでしょうか?

塗装工事における、雨戸の吹付け|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装を行う際には、外壁だけでなく屋根やサッシ、玄関ドアなど、塗装が劣化している部分に対して、併せて塗装するケースが非常に多くあります。この中で注意していただく必要があるのが「雨戸」です。そもそも、鉄製の雨戸に塗装が必要なのでしょうか。

今回は、そんな雨戸の塗装についてご紹介します。

雨戸

雨戸の役割

 雨戸は、大きく分けると、横にスライドさせて収納するタイプのものと、シャッタータイプのものの2種類があります。いずれの雨戸も、大半はスチール製で外側がアルミ製となっています。雨戸は、頻繁に使用するものではありませんが、強い雨や風から窓を守るために重要な役割をもっています。雨戸が劣化してしまうと、大雨や台風から窓を保護することができなくなり、台風などで窓ガラスが割れてしまうこととなってしまいます。

雨戸には塗装が必要?

雨戸を塗装する目的の1つは、外観をきれいに見せるためです。屋根や外壁をきれいに塗装した場合、汚れている部分、劣化している部分は、いつも以上に目立ってしまいます。もし、雨戸の塗装が裂開している状態で、屋根や外壁だけを塗装した場合、建物全体がアンバランスになってしまい、余計に美観が悪くなってしまいます。

雨戸

 雨戸の塗装費用

 雨戸の塗装は、1枚当たり3,000円~4,000円が相場となっています。一般的な日本の住宅の場合、窓の数が少なくとも5枚程度あり、窓1か所あたり、2枚の雨戸がついていますので、最低でも合計10枚の塗装が必要となり、塗装にかかる費用は30,000~40,000円となります。

外壁塗装と同時期に雨戸の塗装を行うと考えた場合は、およそ上記のような金額になるのですが、雨戸だけを塗装しようとすると、足場を構築しなければならないため、足場の作成代金が追加で発生してしまうことになります。足場を設置する費用は、高い場合、1㎡当たり1,000円程度となりますので建物が100㎡と仮定した場合、100,000円もの料金が追加で発生してしまうことになります。そのため、雨戸を塗装するのであれば、外壁の塗装と同時に行うことが一般的です。

雨戸の塗装タイミング

①コストを安く抑えるなら…

 雨戸を塗装するタイミングは、雨戸の外観が悪くなった時で問題ありません。外壁塗装を行い、屋根や外壁がきれいになった時に、雨戸だけ浮いた状態にならなければ、特に塗装を行う必要はないと言えます。と、いうのも、雨戸は普段戸袋に隠れ、そもそも使用する頻度がそれほど多くはありません。そのため、雨戸の設置方法にもよりますが、実際に雨戸そのものもが、雨や紫外線の影響を受ける頻度は、屋根や外壁ほど多くはないのです。つまり、雨戸の塗装は屋根などの雨が当たる部分と比べ、さほど問題はないのです。

さらに、雨戸は中から取り外すことが出来ます。。そのため、仮に工事の時に塗装しなくても、気になった時に取り外して塗装出来ますので、工事のコストを抑えることが可能です。

②建物の外観を気にするなら…

 多少コストをかけてでも、常に建物の外観をきれいにしておきたいという方は、5年程度の周期で塗装を行うことをお勧めします。雨戸は吹き付けに使用される材料がウレタン系統が主流でした。無機やフッ素などの塗料とは異なり、耐候性が低い特徴があります。ウレタン系塗料の耐久年数は5~7.8年程度になっています。

そのため、防犯のため雨戸をよく閉められる方は吹付け材をアップグレードしてもらうことをお勧めします。

劣化の激しい雨戸は?

 ケレンや塗装を行っただけでは修復できないほど劣化してしまった雨戸は、取り換えを行うことになります。雨戸を取り換えるには、一般的に1枚当たり4万円~、工事費用が6万円程度かかってしまいます。すべての雨戸を取り換えることになると、大きな出費につながることになりますので、こうなる前に塗装を行っておく必要があります。

参考:施工価格について

温風低圧塗装機SG-91

温風低圧塗装機とは?

 温風低圧塗装機とは、スプレー塗装を行うための機材で、低圧でかつ大風量の空気を使用して塗料を噴霧する塗装機のことを言います。スプレー塗装は、プラモデルでも「エアブラシ」などの機材が売られていますが、温風低圧塗装機はエアブラシの外壁塗装用をイメージすると分かりやすいかと思います。

 温風低圧塗装機は、空気の圧力が0.05Mpa以下と非常に小さいため、コンプレッサーを用いずに、ブロアを用いていることが特徴で、その分、軽くて取り扱い安いというメリットがあります。

温風低圧塗装機のメリット

①高い塗着効率

 塗着効率とは、使用する塗料のうち、どの程度、塗装に使用することができたかを示す割合で、例えば10kgの塗料を塗着効率90%の塗装方法で使用した場合、外壁に塗装できた塗料が9kg、残り1kgがローラーやハケに残った分、垂れ落ちた分、温風低圧塗装機に付着した分など、外壁に塗装できなかった分になります。

温風低圧塗装機のメリットの1つに、高い塗着効率にあります。温風低圧塗装機を使用した場合の塗着効率は、およそ70~90%といわれており、これは、ローラーやハケで塗装した場合とほぼ同じ水準となっています。

 なお、他のスプレー塗装の方法として、エアスプレー(空気の圧力0.3~0.5Mpa)を使用した場合、塗着効率は30~50%となっています。つまり、塗料の5割~7割は使用できずに破棄されているため、塗料にかかるコストが非常に大きくなってしまいます。

つまり、温風低圧塗装機を使用することで、スプレー塗装でありながら、ローラーやハケと同じくらい塗料を効率よく使用することができるのです。

②強溶剤系塗料が使用できる

 一般的な外壁塗装で使用されている塗料は、ほとんどが弱溶剤系塗料です。弱溶剤系塗料は、室内等に使用する水性塗料に比べ、高い密着性や耐候性があることから、主に外壁に使用されていますが、その弱溶剤系塗料よりも耐薬品性、耐水性を大幅に高めた塗料が強溶剤系塗料となります。

強溶剤系塗料塗料は、その臭いから最近ではあまり使用されなくなってきていますが、高い耐薬品性や耐水性が求められる建物などには、この強溶剤系塗料が使用されています。この強溶剤系塗料は、ローラーやハケでは平滑な塗装を行うことができません。強溶剤系塗料を使用して、美観よく塗装する場合は、スプレー塗装が必須となります。温風低圧塗装機もスプレー塗装の一種ですので、この強溶剤系塗料をきれいに塗装することが可能です。

温風低圧塗装機のデメリット

①霧化の粒径

 スプレー塗装では、塗料を霧状にして噴霧する塗装方法になります。そのため、吹き出された塗料の1つ1つは非常に小さな粒で吹き出されるのですが、温風低圧塗装機の場合、空気の圧力が高くありませんので、コンプレッサーを使用して空気を圧縮するタイプのスプレー塗装に比べると、1つ1つの塗料の粒径(1粒の塗料のサイズ)が、若干大きくなってしまいます。とはいえ、塗装した際の品質に大きな差が出るほど影響はありません。

②ミストの飛散

 これは、温風低圧塗装機のデメリットというよりはスプレー塗装のデメリットになりますが、霧状に塗料を噴霧する塗装方法であるがゆえに、塗料の粒であるミストが広範囲に飛散してしまうというデメリットがあります。

例えば、ローラーとハケで塗れば、マスキングの必要がない場所であっても、スプレー塗装の場合は広範囲にミストが飛散する関係上、しっかりとマスキングしておく必要があります。特に、風が強い日などは、ミストが風に乗ってしまうこともありますので、実際に塗装するべき部分以外の場所であっても、広範囲にマスキングや養生を行わなければなりません。

養生テープ

ヨコイ塗装の塗装方法

 今回、温風低圧塗装機のであるSG-91を導入しましたが、もちろんすべての外壁塗装や屋根の塗装に対して、温風低圧塗装機だけで塗装を行うということはありません。外壁の品質や形状、補修状況などによって、最適な塗装方法を検討し、最も品質がよくなる塗装方法で塗装を行っていきます。

今回、温風低圧塗装機SG-91を導入したことによって、雨戸の仕上がりが格段に良くなりました。特に、このSG-91はABAC社という改修工事や補修塗装での実績が高いメーカーであり、業界トップクラスの低飛散性能(ミストが飛散しにくい性能)、ウレタン塗料や水性塗料から強溶剤系塗料まで幅広くカバーできていることなど、性能面でも非常に高い機材となっています。

コーキングが長持ちするには

サイディングボードをつなぎ合わせるためのコーキングは、経年劣化によって、外壁とコーキングの間に隙間ができてしまう「剥離」や、コーキングの真ん中に裂け目が生じる「破断」の他に、コーキングが痩せて裏地のバックアップ材が見えてしまうことや、コーキングそのものが欠落してしまうなど、様々な症状が現れます。しかし、これらは、良質なコーキングを使用したうえで、しっかりとした工事を行うことで、劣化を発生させにくくすることができます。

今回は、コーキングを長持ちさせるための工事方法についてご紹介します。

コーキングの工事とは

 サイディングボードとサイディングボードをつなぐコーキングは、劣化状態によって打ち増しと打ち替えという2つのメンテナンス方法があります。打ち増しは、これまで使用していたコーキングはそのままに、コーキングを追加する方法で、打ち替えは、古いコーキングをすべて除去したうえで、新しいコーキングを注入するという方法になります。

耐久年数は、古いコーキングを残していない打ち替えのほうが優れており、よほど古いコーキングの状態が良くない限り、耐久性を考えると、打ち替えをお勧めしています。

コーキングの打ち替えを行う場合は、初めに下塗り剤としてプライマーを使用します。プライマーの目的は、コーキングと外壁をしっかりと接着させるためで、プライマーの塗り方も、コーキングの耐久性を左右する重要な要素となります。

外壁とコーキングの間に隙間ができてしまう「剥離」の防止

 「剥離」の症状が発生してしまう場合は、下塗り剤であるプライマーに問題があると考えられます。プライマーを必要な分だけ塗られていない場合、塗り方にムラがある場合や、そもそもプライマーを使用していない場合に「剥離」の症状が発生します。

他にも、サイディングボードをはじめとした外壁材は、地震などによって多少動く可能性がありますが、その動きにプライマーとコーキングの接着強度が耐えられない場合でも「剥離」が発生してしまうことがあります。

参考 シーラーとは、接着剤に近いです。【そしてものすごく大切な役割があります!】

コーキングの真ん中に裂け目が生じる「破断」の防止

 「破断」の症状が発生してしまう原因は、コーキングそのものの劣化です。そのため、「破断」の症状が現れた場合は、コーキングのメンテナンスを行うべき時期であると考えられます。この「破断」を防止するためには、耐久性能の高いコーキングを使用する必要があります。

コーキングが痩せて裏地のバックアップ材が見えてしまう症状の防止

 コーキングが痩せて、裏地のバックアップ材が見えてしまう場合は、そもそものコーキングの厚みが不足しています。コーキングは、どうしても経年劣化によってコーキング材が痩せてしまいます。そのため、経年劣化によってコーキングが痩せても問題ないような厚みが必要となるのです。

コーキングの痩せについては、どれだけ高品質なコーキングを使用したとしても発生し得る症状ですので、コーキングに厚みを持たせなければ、すぐに裏地が見えてしまうこととなります。

 

基本的に、コーキングの厚みは8mm以上必要といわれており、状況によってはバックアップ材を薄くする、もしくはバックアップ材を入れずにボンドブレーカーで代用するといった選択も必要になります。

コーキングの欠落防止

 コーキングが欠落してしまう原因は、そもそもコーキングの材質が、使用できる環境に合致していなかった場合や、プライマーがされていなかった、もしくはプライマーの塗り方が雑であったということが考えられます。本来、コーキングはサイディングボード同士をつなぎ合わせるための工事になります。コーキングが欠落してしまうという状況は、非常に質の悪い工事が行われた証拠とも言えます。

シーリング材は品質の高い物を使用するのがおすすめとなります。そんなシーリング材の中でも高い品質を

有するオート化学工業株式会社のオートンイクシードをご紹介します。

参考:よく似た性質のコーキングとシリコンの違いについてはこちら

シーリング材が劣化する条件

 シーリング材は、外壁と外壁をつなぎ止め、その隙間から水が浸入することを防止するという非常に重要な役割をもっていますが、建物の外にある以上、どうしても劣化してしまいます。

  • シーリング材が劣化してしまうと、
  • シーリング材にヒビが入ってしまったり、
  • シーリング材が痩せてしまったりと、

外壁材と外壁材の間に隙間ができてしまいます。この隙間から雨水等が侵入してしまい、建物の内部が腐食してしまうことにつながってしまいます。また、ゴムのような弾力性と外壁材と外壁材をつなぎ合わせている密着性についても、経年劣化によって徐々に失われてしまいます。

 そのため、劣化したシーリング材は、早めに取り替えなければなりません。では、シーリング材はどのようにして劣化してしまうのでしょうか。

1つは紫外線や水分、熱といった環境による劣化です。シーリングは、屋外で使われていますので、太陽からの紫外線や雨、反射熱などを受けてしまいます。これらを長期間受け続けることによって、徐々に劣化が始まってしまいます。

他にも、建物の揺れや伸縮によっても劣化が進んでしまいます。シーリング材は、一般的には5~6年で痩せやヒビといった劣化の症状が現れると言われています。

一般的なシーリング材とオートンイクシードの違い

 シーリング材は、建物を守るために非常に重要なパーツですので、できるだけ劣化がないのが望ましいのですが、どうしても経年劣化は発生するために、これまでは5~6年でシーリング材の打ち直しや補填をおすすめしていました。その後、耐久型シーリング材や対候型シーリング材などが開発され、徐々にそのメンテナンス期間が延びてきています。

一般的な汎用シーリング材ですと、耐久試験、対候試験ともに10年未満しか持ちませんでしたが、その後に開発された耐久型シーリング材では、耐久試験で20年弱、対候試験で10年程度持ち、対候型シーリング材では、耐久試験で10年弱、対候試験で20年弱持たせることができています。

そのため、お住まいの地域や環境、工事費用によって、汎用型か耐久型、対候型のいずれかのシーリング材を選択することができるようになりました。しかし、耐久型、対候型ともに一長一短となっており、両方を兼ねそろえるシーリング材は存在していませんでした。

 今回、ヨコイ塗装が取り扱いを始めたオート化学工業株式会社のオートンイクシードは、非常に高い耐久性能を有しており、耐久試験、対候試験ともに、30年程度もたせることができると結果を出すことができました。

つまり、オートンイクシードを使うことで理論上は30年間、シーリング材の補填や打ち直しを行わなくて良くなると言うことになります。

オートンイクシードのさらなる特徴

 非常に高い耐久性能を有するオートンイクシードですが、他にも一般的なシーリング材にはない機能があります。それは、「汚れ防止機能」です。オートンイクシードには「CRオリゴマー」という成分が配合されており、シーリング材への汚れの付着を防止しています。このCRオリゴマーが壁の役割をして汚れを防止するのですが、シーリング材の使用する際には、LSポリマーの中に含まれていて、シーリング材の動きを邪魔することはありませんが、シーリング材が打たれた後に、このCRオリゴマーが表面に集まってきて壁を形成します。そうすることで、汚れがCRオリゴマーにはじかれるようになり、シーリング材に汚れが付着することを防止する機能となっています。

このように、オートンイクシードは、他のシーリング材にはない、非常に高い耐久性能、対候性能を有しつつ、その美観にもこだわりをもつ非常に優れたシーリング材となります。

ヨコイ塗装でも、この魅力的なシーリング材であるオートンイクシードの取り扱いを開始しました。他のシーリング材に比べ、価格は少し高くなってしまいますが、それに見合った性能を有していますので、シーリング材のメンテナンスを行う際には、オートンイクシードを使用してシーリング材を打ち替えることをおすすめしています。

 

外壁塗装の品質を見極める方法:ローラーの使い分けと悪徳業者の見分け方

【外壁塗装で品質を見極めるポイント!ローラーの使い分けと悪徳業者の見分け方】

外壁塗装は建物の美観や耐久性を保つために重要な作業です。塗装工事を依頼する際、品質の高い業者を選ぶことが大切です。そこで注目すべきポイントはローラーの使い分けと悪徳業者の見分け方です。ここでは、ローラーの役割や種類から始めて、品質の良し悪しを見極める方法を解説します。

### 1. ローラーの役割と種類

外壁塗装においてローラーは欠かせない道具で、広い範囲を効率的に塗装するのに適しています。ローラーにはウールローラーと砂骨ローラーの2つの主な種類があります。

#### ① ウールローラー

– 羊毛やマイクロファイバを使用したローラーで、凹凸のある素材に効果的です。
– 毛の長さや凹凸の大きさによって使い分けることで、品質を高めることができます。

#### ② 砂骨ローラ

– 空洞がたくさんある特殊なローラーで、平らな部分を塗装するのに適しています。
– 多くの塗料を含むため、1回の塗装で塗料を分厚く塗ることができます。

### 2. 悪徳業者の見分け方

品質の良い外壁塗装業者と悪徳業者の違いは、ローラーの使い分けとローラーの状態に表れます。以下に悪徳業者を見分けるポイントを示します。

#### ① ローラーの使い分け

品質にこだわる業者は、塗装する素材によって複数のローラーを使い分けて塗装を行います。一方、悪徳業者は同じローラーを使い続けることがあります。ローラーの種類を増やすことはコストがかかるため、極力コストを削減しようとします。品質に差が生じる可能性が高いです。

#### ② ローラーの状態

外壁塗装には硬化剤を使用した塗料が主流ですが、ローラーに付着した塗料も時間が経つと硬化します。古い塗料が付着したローラーでは塗装にムラが生じる恐れがあります。品質の高い業者は毎回新しいローラーを使用するか、使用後に適切に洗浄します。一方、悪徳業者はローラーの手入れを怠ることがあります。

### まとめ

外壁塗装の品質を見極めるためには、ローラーの使い分けと状態をチェックすることが重要です。品質にこだわる業者は適切なローラーを使い、清潔な状態を保つことで均等で美しい仕上がりを実現します。悪徳業者は手抜きをすることで品質を低下させる可能性が高いため、選ぶ業者には慎重になることが大切です。

外壁塗装は長期的な耐久性や美観に影響を与えるため、安易な選択は避けましょう。信頼性のある業者と契約し、ローラーの使い分けや手入れによる品質の差を理解しておくことで、満足のいく仕上がりを得ることができます。

外壁塗装の技術、プロとDIYでどこまで差が出るか?

最近は、ホームセンターで外壁塗装を行う工具や塗料がたくさん販売されており、高いお金を払って塗装業者に依頼するよりも、安価に自分で塗装を行うことができると判断される方が増えてきました。確かに、ホームセンターで塗料を購入し、安価な工具を使用することで、塗装そのものは可能となります。

では、その仕上がりはどの程度の差が生じるものなのでしょうか。

今回は、プロの塗装と、DIYの塗装の差についてご紹介したいと思います。(ここで紹介するDIYは、過去に塗装業者での勤務経験等の無い、塗装に関する素人の方を対象としています)

下塗りの塗装

 外壁塗装では、中塗りや上塗りの塗料をしっかりと外壁に密着させるための下塗りが重要となります。下塗りの塗料の選定間違うと、中塗りや上塗りの塗料の密着度が低くなり、塗料が簡単に剥がれ落ちてしまいます。しかし、下塗り用の塗料は、中塗りや上塗りで使用する塗料の色を変化させないために、主に透明の塗料を使用します。ただ、白色や薄い色を塗装する時に、中塗り、上塗りで色が留まらないので、下塗りにも着色をする場合があります。

そのため、経験の浅い方がDIYで塗装した場合には、

「上塗りで色がしっかりと留まらない・・・」

そんな結果が生じることありえます。

また、塗料が全く付着していない部分もあれば、塗料を塗りすぎて下に垂れてくるということも良くあります。また、凹凸のある部分について、凹んだ部分がうまく塗れないというのもDIYでよくある失敗となります。このように、塗装のムラがあると、仕上がりもムラが生じてしまいますので、結果として外壁の仕上がりが見苦しいものになってしまいます。プロの塗装業者では、基本的に塗料の塗りムラがありません。また、手早く、均一に塗装を行っていくため、

塗装にかかる時間や、乾燥時間もDIYに比べると短く済みます。

中塗り・上塗りの塗装

 中塗りからは、色のついた塗料を使用しますので下塗りの塗料よりもどれだけ塗ったかがよくわかります。しかし、だから簡単に塗装ができるかと言われると、そうでもありません。

塗装になれていない方がDIYで塗装を行う場合、足場と高圧洗浄に、まずは壁が出来てしまいます。

例えば、高圧洗浄無い状態で、塗装を行っていきますので、剥がれのや不良自己の原因となってしまいます。さらに案外と予想以上の作業量から、仕事と並行して作業するのが困難な方が多いようです。非日常状態を繰り返すと、身体や精神面への負担が分厚くなってしまいます。しかし、足場屋さんはいつまでも貸してくれることは無いので、まずます納期に焦ることになり、結果として雑な塗装となってしまいます。

また、素人さんが塗装を行う場合、ほとんどの方が天気をそこまで考慮することがないので、天候からのスケジュール調整に苦戦することをありえます。働きながらですと、どうしても時間的に制約があるので、長期の休みを取れるかたに限られてしまうかもしれません・・・

プロの塗装業者では、天気を含めて工程をしっかりと把握していますので、雨天時に出来る作業を後回しにして塗装を行います。ただそういった工程をトータルに考えたスケジュール調整は、経験から調整可能です。

プロがDIYをお勧めしない理由

 このように、塗装になれていない方が塗装を行う場合と、プロの塗装業者が塗装を行う場合とでは、その品質は大きく差が生じることとなります。この比較は、あくまで同じ塗料、同じ道具を使用した場合の比較となりますので、プロが普段使用する塗料や道具を使用すると、その差はさらに大きく開くことになってしまいます。中には、プロと素人の差が、見た目の問題だけなのであれば、安く抑えられる方がいいと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロが行った塗装とDIYの塗装の差は、見た目だけではないのです。

プロが行った塗装は、必要な塗膜が必要なだけ張られているという状況ですので、その塗料が持つ最大限の効果を得ることができます。

例えば、外壁を塗装する大きな目的の1つである防水性能ですが、均一な塗装を行っているからこそ、水分が全く入り込む余地がなく、塗料の持つ防水性能を最大限に発揮することができます。

そして雨漏りの原因になる、建物上の怪しい部分にも対応することが出来ます。ただ、塗るだけで無く、トータルに住まいを見れる事もプロの視線になります。

しかし、DIYで行ったムラのある塗装の場合、凹凸部分に塗り漏れがあるなどで、水分が侵入してしまう余地がありえるだけでなく、すでに雨漏りに侵されている危険な状態を止めることが出来ません。そこから水分が侵入してしまうと、外壁そのものの劣化につながってしまうこととなります。また、塗装を分厚く重ねすぎても、塗膜内に収縮応力が働き、塗装が割れることがあります。つまり、塗装技術は塗装の耐久性にも大きくかかわってくるのです。

参考:プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的

DIYでの外壁の洗浄

 外壁塗装を行う上で、最も重要なポイントが外壁の洗浄にあります。外壁の洗浄では、初めに長年の汚れをしっかりと落とし、古い塗膜も除去するところから始めますが、家庭用の洗剤では、外壁についたしつこい汚れを落としきることはできません。そのため、ホームセンター等で売られている外壁用の洗浄剤を使用して、丁寧に汚れや古い塗膜を除去しなければなりません。もし、汚れが残ってしまうと、その汚れの上に塗料を塗ることになってしまいますので、外壁材そのものに塗料が密着しません。

そうなると、汚れが剥がれると同時に塗料もはがれてしまうことになり、塗装の寿命が大きく縮んでしまうことになります。また、家庭用の高圧洗浄機も使用することは可能ですが、外壁の劣化等により外壁材に傷がついていたり、クラック(ひび)が入っていると、そこから外壁材の中に水が浸入してしまうことになります。外壁材の中に侵入した水は、そのまま外壁材の中にとどまり続けて、徐々に内部から腐食させていくことになりますので、外壁の専門家以外の方が高圧洗浄機を使用するのは、建物にとって非常に危険だといわれています。

そのため、ご自身で外壁の洗浄を行う場合は、ブラシを使用してしっかりと磨くのが最も安全で効果が高いのですが、その分、大変な手間がかかってしまいます。

下地処理

 外壁の洗浄が終了したら、次は下地処理を行わなければなりません。下地処理では、外壁や屋根にある傷やクラックを修復しなければなりませんが、それには専用の工具や部材が必要となります。

最近では、これらの工具や部材もホームセンターで購入することができますが、最も注意しなければならない点は、下地処理の段階で修復が漏れてしまうと、次回の外壁塗装まで、その部分は傷やクラックが残った状態になるという点です。傷やクラックがあると、その部分から塗料にひびが入ったり、剥がれ落ちたりする可能性が非常に高く、塗装の寿命が大きく下がるほかに、その部分から水が侵入して建物内部から腐食してしまうことが考えられます。

しかし、素人目ではなかなか判断のつかないような細かな傷やクラックもありますので、ご自身で下地処理を行う際には、慎重に外壁や屋根をチェックする必要があります。そして塗料がしっかりと密着するように、丹念にケレン作業などを行わなければいけません。

使用する塗料

 ご自身で外壁塗装を行う場合に、最も初めに思いつくのが塗料の準備かと思います。この塗料についても、様々な種類が用意されていますが、その種類ごとの特徴をしっかりと認識しておかなければ、想像していたよりも劣化が激しい、思っていたよりもコストがかかるといったトラブルが発生してしまいます。(大手塗料メーカーでも耐用年数が驚くほどがっかりな塗料があります。そしてそれらは塗った後、数年経過後にしか分からない・・・そんな業界です)

また、下塗りで使用するシーラーやフィラーといった塗料と、中塗り・上塗りで使用する塗料、それぞれを用意しておかなければならない点や、塗料を塗るための工具も用意しなければならないという点にも注意しなければなりません。

外壁塗装にかかる日数

 一般的に外壁塗装を業者に依頼する場合は、10日~2週間程度かかるとされています。これは、雨天等も考慮すると多少前後しますが、ほぼ毎日、塗装工事を行った場合の日数となります。

 すでにリタイアされている方でない限り、ご自身で塗装工事を行う場合に、10日~2週間といった長期間、外壁塗装のみを行い続けるのは非常に困難かと思います。そのため、通常は週末の土日だけで外壁塗装を行うことになるかと思いますが、

単純計算で5週間~7週間必要となります。

もちろん、その他のご予定や天候によっては、10週間以上必要と考えられます。10週間ということは、単純計算でも2か月半程度の工期がかかります。その間、養生や足場をどうするか、塗装の順序はどうするか、工事終了まで外壁をどう保護するか(例えばコーキング処理が途中ですと、断面から雨水が入ってしまいます。サイディングの断面は防水未処理です。耐久性は非常に低い状態になってしまいます。)を検討しなければなりません。

他にも、養生の注意点や足場の近隣の方への影響注など、様々な点に注意しなければならないです。ご自身で行う外壁塗装ですが、コストが安いのかというと、実は業者に依頼するのと大きく変わらないというのが結論となります。その理由としては、外壁塗装で使用する部材や工具は非常に種類が多く、塗料も必要な強度を持った塗料を買おうと思った場合には、比較的高い塗料を使用しなければなりません。

そのため、それらをすべて購入していると、結局同じようなコストになることが多くあります。さらに、ご注意いただきたいのが作業中の事故で、プロであっても年間に500名以上の建築業で職人さんが足場からの転落事故が発生しています。そのため、初めて外壁塗装を自分で行うという方には、特に事故には注意してもらう必要があります。

このように、外壁塗装をご自身で行うには、多くのデメリットが存在します。それらのデメリットに対し、費用が安くなるというメリットは実はそれほど大きくありませんので、外壁塗装については、高い品質を約束するプロに依頼するのがおすすめの選択といえます。 それでも安くDIYしたい方向けのサービスも始めました。

https://yokoi-tosou.net/diypro/

2世帯住宅と外壁塗装|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

最近は、親御さんと一緒に暮らす2世帯住宅が徐々に増加しつつあります。外壁塗装という比較的大きなお金が動く工事を行う際には、ご家族全員の意見がまとまるのが最も理想的なのですが、2世帯住宅になると、家族といえども大人が4人以上あつまりますので、全員の意見が一致するというのはなかなか難しいのではないでしょうか。

今回は、そんな2世帯住宅の外壁塗装に関する問題についてご紹介したいと思います。

1.2世帯住宅のメリットとデメリット

 2世帯住宅は、親の世帯と子の世帯が1つの家で暮らすというスタイルになりますので、別々に暮らすよりも、家賃の節約や水道光熱費の節約につながります。

また、親にお子様を見てもらえることで、共働きが容易になったり、ご年配の親と同居することで、余計な心配をしなくてもいいというメリットがあります。

 しかし、それぞれの生活に干渉される可能性があるというデメリットもあり、世帯によっては玄関や水回りは共有する「一部共有型」のパターンと、玄関や水回りも全く異なる「完全分離型」のパターンが存在します。

 いずれの場合においても、「外壁塗装」という視点から見ると、屋根や外壁は共有部分ですので、どちらか一方の希望だけでは工事ができないという問題があります。

2.2世帯住宅で外壁塗装時にもめるポイント

 どちらか一方の世帯が外壁塗装を行いたいと思っていても、もう一方の世帯から反対されるケースや、全員の意見が一致しないケースには、以下のようなポイントがあります。

①業者の選定

 親の世帯がこれまでご贔屓にしていた塗装業者にお願いしたかったにも関わらず、他の業者に依頼してしまったというパターンのように、依頼したい業者が異なるというケースです。特に、子の世帯が見つけてきた業者に対して、親の世帯が「本当に大丈夫か?」という疑念を抱くことで、話がまとまらないケースが多いようです。

②外壁の色の問題

 人によって、色の好みは異なりますので、外壁の色については、単世帯であってももめるポイントとなります。これが、大人4人が同居する2世帯住宅であれば、さらに意見がまとまらないということも多々あります。どうしても、屋根や外壁は両世帯の共有となりますので、お互いがしっかりと納得するまで話し合いを行う必要があります。

③塗料の種類

 短い期間で塗装工事を行うことになっても、安い塗料で低コストに抑えるか、品質の高い塗料を使用して、耐久性の他にも断熱性等を高めるかという点についても、もめるポイントとなります。どちらか一方が工事費用を負担するのであれば、その負担される方の意見を通すべきなのでしょうが、両世帯でお金を出し合う場合などは、塗料の質によって支払う料金に差が生じますので、どの程度の予算をとれるのか、しっかり調整したうえで、適切な塗料を選ぶ必要があります。

④工事の内容

 塗料の質と同様に、工事の内容によっても金額に差が生じる可能性があります。少し劣化している部分であってもきっちり修理してもらいたいと考える場合と、必要最小限のメンテナンスで問題ないと考える場合では、工事費用に大きな差が生じることになりますので、どこまでメンテナンスを実施するのかという点についても、しっかり話し合っておく必要があります。

3.2世帯住宅の意見をまとめるテクニック

上記の通り、2世帯住宅においては異なる世帯が共同して塗装工事を依頼することになりますので、こちらか1世帯のみで話を進めてしまっては、後々もめることになりかねません。かといって、4人全員で塗装工事の相談を行ったとしても、そのうち1人が異を唱えれば、そこで話が中断されてしまいますので、なかなか先に進むことができません。

そのため、2世帯住宅にお住まいの方が、スムーズに塗装工事の相談を行うためには、それぞれの世帯で代表の方を選出していただき、その代表の方で最初のご相談をされるという方法が、比較的スムーズにお話が進む方法となります。

もちろん、代表の方がお話しした内容は、ご帰宅後にそれぞれの世帯でご相談いただくこととなりますが、4人がばらばらに話を行うよりは、あらかじめ2名同士で意見をまとめることができる分、個人の意見に振り回されることが少なく、円満に工事内容を決定することが可能となります。

4.塗装業者の役割

 ヨコイ塗装では、2世帯住宅の外壁塗装を請け負う塗装業者は、この世帯間で意見が分かれた場合に、第三者としての仲介役を担う必要があると考えております。

外壁塗装という、比較的金額の高い工事を行う中で、ご一緒に暮らされている皆様が納得できる工事をご提供することが、最も重要なポイントとなるかと思います。もし、お一人でも不満を残されたまま工事を進めてしまうと、将来的にご家族の絆に溝が生じてしまう可能性も考えられますので、同居されているすべてのお客様が、「外壁塗装をお願いしてよかった」と感じていただけるよう、しっかりとご相談に乗らせていただきます。

追加塗装工事をお願いするときに気をつけること

塗装工事をご依頼された後に、追加で工事をお願いされることがあります。契約以外の工事をお客様が望まれた場合、追加工事という形でご要望にお応えします。しかし、外壁の状況等によっては、当初予定していなかった追加の工事が発生してしまうこともあります

今回は、そんな追加工事をお願いする場合に気を付けなければならないことについてご紹介します。

追加工事が発生するケース

当初、契約していた外壁塗装の工事費用から、さらに追加で工事が発生するケースとしては、以下の点が考えられます。

  1. お客様の希望によるー追加外壁塗装を行う際に、当初は屋根と外壁のみの塗装としていたが、全体のバランスを考えると、玄関ドアの塗装も行ってほしい、等といったお客様のご希望により工事を追加する場合です。この場合は、お客様のご希望に沿った形で工事を行うため、あまり注意すべき事項はありませんが、工事範囲と金額は決めておきましょう。 
  2. 外壁材の傷みが激しい場合ー外壁塗装を行う際に、下地処理として外壁の補修を行いますが、その際に、想定していたよりも外壁が傷んでいる場合、特に外壁が腐食していて追加工事になるケースですこの追加工事に関しては、塗装工事において業者から言われることはほとんどありません。外壁塗装を行う際には、事前にしっかりと外壁を確認しますので、概ね、どの程度の損傷があるか、判別することが可能です。しかしながら、屋根は下からしか分からないので、品質向上のため、状況次第で下塗り回数を増やすことがあります。。しかし、ごくまれにですが、想像していたよりも傷みが激しかったというケースは存在します。主に、外壁材ではなく、ベランダの床など、ご依頼がなければ直接外壁塗装に関係しない部分については、後から見つかるケースもあります。特に屋根の漆喰などは、足場を何度も作るとコストになるので、「ついでにやっておいたほうが良いですよ。」こんな声がけを良くします。
  3. お客様と業者の認識の違いによる場合ーお客様が「この部分は塗装してもらえるもの」と思っていたが、業者は「この部分は塗装しない」と思っていた、といったお客様と業者の認識のずれによって追加工事が発生するケースが少なからず発生しています。外壁面そのものの塗装で誤認があることはほとんどありませんが、ベランダの床面に施す塗装やサッシ周りの塗装といった部分について誤認が生まれやすくなっています。特に直接のやり取りではないと、コミュニケーション不足が起こりやすいので、下請けの職人さんが来るときは、よく会話をするようにしましょう。
  4. 悪徳業者による追加工事の提案ーこちらが最も注意しなければならない点となります。悪徳業者の場合は、追加工事を行うことで、稼ぎを増やそうとするところもあります。具体的には、外壁に大きな損傷がないにもかかわらず、「プロの目から見ると、内部が大きく腐食しているため、外壁の取り換えが必要」というケースや「このまま屋根を放置していると、塗装だけでは雨漏りを防ぐことができない」というケースのように、お客様の不安を煽って追加工事を提案してくるケースです。以前は屋根の点検無料と言って、登ってから瓦を割ると言った話も聞きました。(正直、そこまでやる人っているの・・・?そう思っていますが。)煽ってくる業者については、一度契約前に間を取る必要があるかもしれません。

悪徳業者による追加工事の手口

 一部の悪徳業者では、外壁塗装の値段を相場と同額程度、もしくは相場より安い金額に設定しておいて、後から追加工事をプラスしていくという手口で、最終的に相場より非常に高額な工事費用を請求するという業者も存在します。そういった業者は、工事の途中で

  • 「塗料の種類を変更する」
  • 「外壁材が損傷しているので修理しておく」

といった提案を行ってきますが、それらの見積もりは依頼するまで自ら提示することはありません。お客様は、見積もりを持ってこないために「無料」で工事をしてもらっていると思っていますが、最後に追加工事の金額を含んだ請求書を見せられ、相場以上の金額がかかっていることを知ることになるのです。

こういったトラブルを防止するには、残念ながらお客様の自衛が重要となってしまいます。基本的には、業者選びの際に、優良な業者を選定することに尽きるのですが、残念ながら悪徳業者と思われる業者と契約してしまった場合、後から不利にならないように、追加工事の提案をされた場合は必ず料金面について確認し、見積もりを提示させたうえで、ご納得できる金額であれば契約するといった手続きを踏む必要があります。

もちろん、悪徳業者でなく、本当に追加工事が必要になった場合でも、事前に見積もりを提示してもらったうえで、追加工事の契約を行うことは、後々のトラブルを防止することにつながりますので、ぜひ実施していただきたいと思います。

外壁塗装を行う場合、お客様からご要望をいただければ、追加工事として対応することもできます。例えば、

「子供が小さいから転落防止に柵を付けたい!」

そんな希望もやはり足場のあるうちがコストがかからないので良いです。事前に足場があったらやっておきたいことをリストアップしておくと良いです。

屋根・外壁面積はそれぞれ業者に出してもらいましょう|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

屋根や外壁の塗装工事を行う際に、屋根や外壁の面積は、料金を決める重要なポイントとなります。しかし、自分で面積を算出できる方はあまり多くないかと思いますので、ほとんどの方は業者に面積の数字を算出してもらうことになるかと思います。

 今回は、そんな屋根や外壁の面積について、注意事項をご紹介したいと思います。

屋根や外壁の面積と外壁塗装の料金

 外壁塗装の料金は、屋根や外壁の面積と塗装工事の平米単価で求められます。そのため、屋根や外壁の面積は、塗装工事の料金を決める極めて重要な数値となります。この面積の算出方法は、実際に計測して測る方法、図面から計算する方法、延べ面積から所定の計算式を用いて算出する方法があります。このうち、塗装業者が面積を算出するために使用する方法は、実際に測定する方法か、図面から算出する方法のいずれかとなります。

 延べ面積から計算式を使用して面積を算出する方法は、ご自身で面積を仮計算して、おおよその面積を把握する場合に使用されます。その場合の計算方法は、延べ面積に1.1~1.4の係数をかけるだけですので、非常に簡単に算出することができますが、その分精度が低いという問題があります。

見積もり用図面

塗装業者が算出する面積について

 外壁塗装の見積もりを塗装業者に依頼した場合、塗装業者が実際に屋根や外壁の面積を算出して、その数値を基に見積金額を算出します。そのため、基本的に屋根や外壁の面積をご自身で計算する必要はありません。

しかし、注意しなければならないのが、業者の算出した面積が正確とは限らないという点です.

もちろん、ほとんどの業者では、しっかりとした測定を行い、もしくは計算を行い、面積を算出していますが、一部の悪徳業者は、利益を増やすために屋根や外壁の面積を多めに算出し、それを基に見積もりを作成するケースや、故意ではないにしろ、業者が計測を誤ることもあります。

もし、初めにそういった業者に見積もりを依頼し、その面積を基に、他の業者に相見積もりを行ってしまうと、他の業者も通常よりも大きい面積で計算を行ってしまうこととなり、お客様が損をすることにつながります。そのため、業者が出した面積であったとしても、そのまま信用するのは危険といえるでしょう。

屋根や外壁の面積を正しく知るには

では、どのようにして正確な面積を知ればいいのでしょうか。

①優良な塗装業者に面積を算出してもらう

 すでに、優良な塗装業者をご存知なのであれば、その業者に面積の算出をご依頼するといいでしょう。優良な塗装業者は、品質にこだわりがあるだけでなく、料金面でも他の業者よりもキッチリとした金額を提示する傾向にあります。そのため、優良な業者に面積の算出を行ってもらった場合、ほぼ正確な面積が算出されていることが多いようです。

②複数の業者に算出してもらう

 優良な塗装業者をご存知ない場合は、複数の業者に屋根や外壁の面積を算出してもらう方法があります。相見積もりと同様に、面積の算出も複数の業者に行ってもらうことによって、平均的な数値を知ることができます。どうしても計測の方法や計算の方法によって多少のブレは生じるものの、本来、面積の数値が大きく異なるということはあり得ません。そのため、明らかにおかしな数値を提示している業者を排除することができます。

3.こんな業者にはご注意

悪徳業者は、面積を多めに算出するというご説明をしましたが、逆に面積を小さめに報告する悪徳業者も存在します。明らかに相見積もりを行っていることが分かっている場合、悪徳業者が次に行う手段は、他の業者よりも少し小さめの面積を算出しておいて、その業者に依頼させるという手段です。

そういった業者は、実際に工事が始まったのちに、再度計測したら面積が異なったので追加料金を支払うよう要請したり、全く別の追加工事を提案することで工事費用をかさまししたり、質の悪い塗料、質の悪い職人を使用してコストカットを行うという手段にでますので、結果としてコスト増につながってしまいます。そのため、相見積もりで小さすぎる面積を算出する業者も要注意です。

さらに、中には図面を持ち帰ることもなく、実際に計測することもなく見積もりを提出する業者もあるようです。こういった業者は、家の形状から大体の面積を算出して見積もりを作成しています。本来、面積によって使用する塗料の準備等を行う必要があるのですが、その辺の適当に行うような塗装工事となる可能性が高いため、そういった業者には最も注意が必要です。

外壁塗装を行う場合は、様々な業者に見積もりを作成してもらうと思いますが、屋根や外壁の面積についても、しっかりと比較し、正しい数値を把握するようにしてください。オススメは、細部の工程までしっかりと記入されていることを確認すること。品質の良い仕事をするには、それなりの日数も費用も必要です。そして良い業者は、下地処理の日数をちゃんと見積もっています。

塗装工事品質

ただ塗るだけなら、安い所に頼めば良いですが・・・

扶桑町の補助金を使って工事を始めるなら
扶桑町の補助金を使って塗装工事を始めるなら