セメント瓦の塗装に関して注意する事|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

瓦屋根といえば、昔は日本瓦を使用することが多かったのですが、最近は施工がしやすく、品質も一定のセメント瓦が使用されることが多くなってきました。

日本瓦は、重く、耐震性が低いといわれていますが、基本的にメンテナンスは必要ありません。一方、セメント瓦は、日本瓦より軽量なため若干ではありますが、耐震性に優れているほか、耐火性にも優れています。また、プレス加工で作成されているため、品質や形状が一定であることから、非常に施工しやすい屋根材となっています。しかし、セメント瓦は、塗装によって強度を高めていますので、定期的なメンテナンスが必要となります。

今回は、そんなセメント瓦の塗装に関して、ご紹介します。

セメント瓦のメンテナンス

 セメント瓦は、石灰石と砂で作られるモルタルと水で構成された屋根材となっています。そのため、スレート屋根よりも重く、日本瓦よりも軽いという特徴を有しています。

しかし、セメント瓦は釉薬をかけて焼き上げる日本瓦と違い、定期的なメンテナンスを行わなければ、日光や風雨にさらされることで徐々に塗装が剥がれてしまい、最終的にはセメントそのものが劣化し、破損することになります。屋根材が破損すると、その部分から雨水が侵入してしまい、雨漏りや屋根そのものの劣化につながることになりますので、セメント瓦は定期的なメンテナンスを欠かすことができません。

セメント瓦のメンテナンスは、塗装と交換という2つの選択肢があります。メンテナンスを行う際に、セメント瓦を1枚1枚チェックし、欠けているもの、割れているものは新しいものに交換し、きれいなものは塗装して使用することになります。

セメント瓦の塗装方法

 セメント瓦を塗装する場合には、初めに古い塗膜や汚れを徹底的に除去する必要があります。そのため、高圧洗浄を行い、それらの古い汚れを除去します。この時点で汚れが残っていたり、古い塗料が残っていたりすると、塗装の際に塗料がうまく乗らなかったり、せっかく塗装した塗料がすぐに剥がれてしまうというトラブルにつながりますので、この高圧洗浄は非常に重要な工程となります。

次に、セメント瓦の状態を確認します。セメント瓦1枚1枚の状態をチェックして、割れているものや欠けているものがないかチェックします。併せて、高圧洗浄では落としきれなかった汚れがないかも確認し、汚れが残っている場合は徹底して取り除きます。セメント瓦の場合、何枚もの瓦を重ね合わせて屋根を構成していますので、高圧洗浄だけでは落としきれない汚れもありますので、塗装の品質を考えると、この工程も非常に重要な工程となっています。

 さらに、セメント瓦同士のつなぎ目に砂が溜まっている場合がありますので、それらをエアー等で吹き飛ばし、汚れがない状態にします。併せて、瓦のズレがある場合に、それを修正します。

スレート屋根の場合は、下地処理にここまでの手間をかける必要はないのですが、セメント瓦の場合は、「瓦」という特性上、様々な下地処理を行う必要があります。しかし、ここで手を抜いてしまうと、後の塗装に大きな影響がでますので、下地処理はしっかりと実施しなければなりません。

下地処理が終わると、いよいよ塗装になります。セメント瓦の塗装は、他の外壁や屋根材と同様に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを実施します。セメント瓦の下塗りを行う際は、特に密着性に注意します。紫外線などで旧塗膜が劣化している場合があります。まずは充分にボロボロの下地を塗れる状態にすることが大切です。

下塗りが終了した後に、フッ素系塗料などを使用して中塗り・上塗りを実施します。セメント瓦の場合は、価格の高い断熱塗料が使用されることはほとんどありません。もともと、セメント瓦自体の厚みがあるため、断熱塗料の効果が薄く、そのメリットを十分に活かしきれないのがその理由です。

セメント瓦を塗装する際の注意点

 セメント瓦を塗装する場合、瓦同士がくっつかないようにしなければなりません。スレート屋根も同様ですが、屋根材の中に入り込んだ水分は、屋根の傾斜によって落下する仕組みになっています。しかし、屋根材同士がつながっていると、中に入り込んだ水分が出る場所がなくなり、傾斜に従って、下には落ちても、常時屋根材の中に滞留することになります。そうなると、水分が滞留しているところから腐敗が始まり、雨漏りや屋根の劣化につながってしまいます。何より水分が躯体の中にとどまり、淀むことは避けたいところですよね。

 そうならないために、もし瓦がひっついていて水ののげ場がない場合は、瓦同士を切り離す作業が必要不可欠になります。この作業ををしておくことで、下に流れてきた水は、瓦と瓦のつなぎ目から外に排出されることになり、屋根材の中にとどまることがなくなるのです。いずれにしろ目視が必要で、時間にゆとりのある作業が求まれます。

セメント瓦の塗装は、非常に多くの下地処理を行いますので、業者によってはその部分を手抜きすることもあるようですが、そういった業者に依頼してしまうと、ほんのすこしの手違いで雨漏りにつながることもあります。その結果長い時間悩まされることにもなりかねません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。