コーキング

下地処理や下塗りにかかる期間について

外壁塗装工事で何が一番重要か?

 一般的に外壁塗装にかかる期間は、30坪程度の家の場合で1~2週間かかります。(ヨコイ塗装では、おおよそ3週間かかってしまいますが・・・)その工程としては、 ①足場組み、 ②下地処理、 ③屋根の塗装、 ④外壁の塗装&雨どい、雨戸等の付帯部の塗装 ⑤足場崩し ⑥掃除 という6つの工程で行います。

この中で、外壁塗装工事にとって最も重要な部分は②の下地処理となります。下地処理を簡単に説明すると、汚れをきっちり落として、塗装する前にきれいな状態にするという工程になります。

下地処理で何が変わるのか

 外壁塗装工事において、下地処理が重要な理由は、第1に仕上がりの美観を良くするため、第2に塗装の耐用年数を上げるためという2つの目的があります。下地処理をきっちりやってないために、せっかく塗った外壁が部分的に1年~3年で剥がれたりめくれのトラブルになってしまうというケースもあります。

そのため、多少コストがかかっても、塗りなおすことを考えると、きちんと下地処理を行う業者に依頼した方がお得という結果になります。では、なぜ下地処理によって、ここまで差が出るのかということを理解するために、塗装の劣化原因について確認してみましょう。

塗装の劣化要因

結局、塗装が持たないのは??

塗膜の劣化要因についてお話をします。主なものとしては3つあります。

1つ目が紫外線、2つ目が熱、3つ目が水になります。

紫外線がうまくに与える影響はかなり大きいです

したがって、なるべく紫外線対策には、紫外線に強いフッ素系の塗料やシリコンの含有量が多い塗料、そういったものを使うと良いと思います。

熱による塗膜の伸び縮みに対応するためには

職人さんにローラでたっぷりと、ペンキを含まして、なるべく塗膜の厚みをもたしてもらう、そんな工夫もできます。経費を浮かせたい業者さんなんかは、むやみやたらにシンナーで塗料を薄めて、なるべく塗れる面積を増やそうとすることも考えれないわけでもありません・・・なるべく使用した塗料の量を明確にするためにも、使用後のペンキ缶を見せてもらう、そんなこともしても良いかもしれません

水に関して

まずは、壁が十分に乾いている状態で塗る、そんなことが塗装の基本になっています。またお化粧と一緒で、充分な下地処理をしてからやっと塗装を始める、そういったことも塗装する基本になってきます。

下地処理では

外壁についた汚れやコケ、藻をきれいに掃除するために高圧洗浄やバイオ洗浄を行ったり、古くなったコーキングを補修したり、外壁に生じたヒビを補修したりと、外壁塗装を実施する前に行う準備作業を実施します。

下地処理にかかる工期について

 下地処理には、

  • ケレン作業
  • 外壁の高圧洗浄
  • ひび割れ補修 
  • コーキングの補修、

と、4つの工程があります。

ケレン作業

 ケレン作業の部位としては、軒裏、雨樋、トイ金具、庇、水切りなどがあります。これらの補修作業の目的も外壁の補修やコーキングの補修と同様に、塗装する部分の汚れ落としと、表面の目荒らしをして塗料の密着力を高めるといった目的があります。これらの作業は、高圧洗浄の前に行うのがコツで、ケレンで出た埃を、洗浄で一緒に洗い流すことで手間が省けます。

塗装前の外壁の洗浄

 外壁についた汚れやコケ、藻といった汚れや古い塗料を除去する作業となります。基本的には高圧洗浄機によってしっかりと汚れを落としていくことになりますが、高圧洗浄機が使用できない部分については、手作業で汚れを落としていくことになります。

あまり品質の高くない業者の場合は、高圧洗浄機でざっと汚れを除去するだけの場合や、そもそも洗浄作業を行わないという場合があります。汚れが残っていた場合は、汚れの上から塗料を塗ることになりますので、その汚れが剥がれる際に、一緒に塗料が剥がれてしまうことになります。そのため、この洗浄をしっかりと行わなければ、外壁との密着性が悪く、外壁塗装の耐久性が大きく低下することになります。

外壁の洗浄は、一般的な住宅でおおよそ半日はかかります。塗装面が広い場合や、汚れがひどい場合には、普通に作業を実施してもまる1日かかる場合もあります。これより短い期間で外壁の洗浄が終わる場合は、外壁の洗浄がおろそかになっている可能性があります。

見積もり時に、高圧洗浄にかける時間を聞いて比べることで、業者の比較材料にすることが出来ると思います。

外壁のひび割れ補修

塗装工事ではペンキを塗る前にヒビを補修する必要があります。そのまま塗装を行うと、例え新しく塗装をしても、塗料で埋まるわけでもなくひび割れが目に見えて分かり、見た目悪いことがあります。また、ひび割れをしっかりと補修しておかないと、さらにひび割れが酷く進んでいきます。(そもそもの構造的な欠陥には、塗装での対応も限度があります。)ひび割れ処理をしていないと、雨水等が侵入することで、躯体内部の劣化が進み、大事なことにもなりかねないので、早めの対応が必要です。

この作業は、ヒビの数や大きさによって補修にかかる日数は異なります。ほとんどヒビが発生していない場合や、発生していてもあまり大きくない場合は、1日で補修ができますが、ヒビが大きい場合や数が多い場合は、2日以上必要となる場合があります。

コーキングの補修

 外壁材にサイディングボードを使用している場合には、サイディングボードをつなげているコーキングの補修も行う必要があります。コーキング部分も経年劣化によりヒビや痩せといわれる縮みが発生して隙間ができてしまいますので、基本的には塗装前に古いコーキングを除去して、新しいコーキングを入れなおします。

 

ここも、外壁の補修と同様に古い状態でそのまま上から塗装してしまうと、新しく塗った塗料もろとも、古いコーキングが剥がれてきます。また、施工時はコーキングの乾燥や雨天時のサイディング断面への染み込みに配慮する必要があります。 (コーキングに作業において マスキングテープの種類によって作業時間は異なってきますので、 職人さんがどこまでマスキングテープにこだわっているかを知ることも作業品質を見極めるコツになります。)

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

下塗りにかかる工期について

 下塗りは、これから実施する中塗りや上塗りという実際に色を付ける塗料を塗る前に、その本番の塗料がしっかりと外壁材に密着するように補助するための下塗り塗料を塗る作業となります。下塗りをしっかり行っておかなければ、中塗りや上塗りで塗った塗料は、外壁材にしっかり密着せずに簡単に剥がれ落ちる原因となってしまいます。

外壁の素材に適したペンキを使うことが大切で、塗料に対する知識も必要になってきます。一般的なお住いでは、下塗りに必要な期間は1日とされています。

一口に塗装業者といっても、ヨコイ塗装のように、直接ご依頼をお受けして塗装工事を行う業者もあれば、受注だけ行って、実際の塗装工事は下請け業者に丸投げするという業者もあります。もちろん、下請け業者を利用するのが悪いわけではありませんが、直接ご依頼をお受けして工事する場合に比べて、受注を受けた業者のマージンが発生しますので、そのマージンの分、お客様から頂く料金を高く設定するか、下請け業者に支払う料金を下げる必要があります。マージンの分、料金に上乗せがされていますと、お客様が通常より高い料金を支払わなければなりませんので、相場よりも高い工事費が発生することになります。

逆に、マージンの分を下請け業者に支払う料金から差し引いていた場合、下請け業者は通常よりも安いコストで塗装工事を行わなければならない状況となってしまいます。そうなると、本来必要な工程を省略する、いわゆる手抜き工事が行われる可能性があります。

では、どの工程で手抜き工事が行われやすいのかというと、パッと見ただけでは仕上がりに影響しない「下地処理」で手抜きが行われることが多くなります。しかし、「下地処理」で手抜きが行われた場合、その塗装工事の品質は非常に低いものとなってしまいます。

参考:シーラーとは接着剤に近いです

下地処理で実施すべき作業

 まずは、塗装工事における下地処理についてご説明いたします。下地処理は、実際に塗装を行う前に実施しておかなければならない作業を総称して使う言葉で、その内容としては、屋根や外壁の破損している個所の修理やシーリングの補修、付着している汚れ、コケ、藻等の除去となります。

 例えば、モルタルの外壁にクラックといわれるひび割れが発生している場合、外壁の素材そのものにダメージを受けている状態ですので、このまま塗装を行うことができません。そのため、しっかりとクラックを修復させたうえで塗装を実施する必要があります。ほかにも、外壁素材の中で鉄製のパーツを使っている部分には、サビが付着していることもあります。このまま塗装を行ってしまうと、塗膜の中で金属のパーツはサビに包まれている状態となりますので、見た目はきれいでも、内部でサビが広がってしまい、塗装後すぐにペンキが剥がれたり、最悪の結果、気付いたら、その部分から建物全体に大きなダメージが入ってしまうというケースも考えられます。

そのため、下地処理では最高のパフォーマンスで塗装を行うことができるように、しっかりと事前準備を行うという目的があります。

下地処理で手を抜くと…

 下地処理は、しっかりやっていようと、手を抜いてやっていようと、塗装工事が終わった直後であれば、なかなか変化に気が付きにくい作業となります。なぜなら、塗料を塗ってしまうと、これまでの外壁と新しい塗料による美しい外壁の差が大きく感じてしまい、手抜き作業が見えない可能性があるためです。

しかし、下地処理で手を抜いている場合、仕上がった工事の品質は非常に低いものとなります。例えば、外壁の補修を行わないまま塗料を塗っている場合ですと、塗料を塗った外壁はきれいに見えますが、塗膜の中の外壁材そのものはダメージを負ったままとなっておりそのクラック等は徐々に開いてしまいます。

クラックが開くと、雨水の侵入を許し、新しく上から塗っていた塗膜も、一緒に浮いたり剥がれ落ちてしまうこととなることもあります。そして、その時点で新しい塗料による防水性能等は機能しなくなってしまいます。ほかにも、高圧洗浄で手を抜いた場合は、外壁材に塗装しているのではなく、外壁材に付着している汚れに塗装しているということになりますので、塗料が簡単に剥がれ落ちる結果となってしまいます。

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

下地処理をしっかりと行うためには…

 下地処理は手間と根気がいる作業です。その為、下地処理をしっかりと行うためには、職人の仕事に対する姿勢や向き合う時間も大切になってきます。しかしながら、下請けの厳しい環境かで利益を出そうとすると、どうしても仕事を急いでしまい、大切な作業を疎かにしがちになってしまいます。

しかし、このコストと時間は、建物の耐久性能を維持するためには必要不可欠なものとなります。この下地処理を、コストがかかるから、時間がかかるからといった理由で手抜きをしてしまうと、せっかく良い塗料を使っても、行った塗装工事の品質は非常に低いものとなってしまいます。

 しかし、下請け業者の場合は、使えるコストも納期も、自身でお客様と交渉することができず、親会社の指示に従わなくてはなりません。外壁材の状況によっては、修復に大きな時間が必要となると判断できる場合であっても、その時間を確保できないというケースも考えられます。

ALC外壁材の塗装工事

ALCの外壁住宅にお住まいの方が悩んでいること、及びその解決方法

ALCとは、高湿高圧蒸気養生(Autoclaved)、軽量気泡(Lightweight aerated)、コンクリート(Concrete)のそれぞれ頭文字をとった言葉です。ALCの成分は、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などで構成されています。ALCは、耐火性、防火性、強度といった、建築物に求められる性能を満たしており、外壁や床下地、間仕切壁等に利用されています。

ALCのメリット

 ALCは、外壁の素材として様々なメリットがあります。ALCのメリットは、概ね次の通りとなります。

  • ①通常のコンクリートより軽量である。
  • ②熱伝導率が、通常のコンクリートの1/10であり、断熱性が高い。
  • ③防火性能が高い。
  • ④粉砕するとリサイクルすることができる。
  • ⑤軽量であっても強度も十分にある。

このように、様々なメリットがある、建築物に適した素材となっています。

ALCの問題点

 ALCも、他の外壁同様に適切にメンテナンスを行わなければ、劣化の速度は早まります。まずは、ALCの問題点を理解し、そのうえで適切なメンテナンスを行う必要があります。ALCの問題点は、次の2点です。

  • ①防水性は期待できないALCは、多孔構造となっていますので、防水性は期待できません。ALCを外壁として使用する場合は、防水性を持たせるために仕上げ材を塗布します。
  • ②吸水性が高いALCは、吸水性も高い素材となっています。特に、寒冷地においては、ALCが吸水した水分が凍結することによって剥離することにつながります。

ALCの問題の解決策

 「ALCの問題点」で示した通り、ALCの弱点は「水に弱い」ということです。ALCそのものの防水性はほとんどなく、その上、吸水性が高い素材となっていますので、そのまま使用すると、当然、すぐに雨漏り等につながります。また、ALCが吸水してしまうと、強度や断熱効果が著しく低下しますので、防水加工は必須となっています。

では、どのように防水加工を行うのかというと、ALCに仕上げ材を塗布することで、仕上げ材の防水効果を利用するという方法になります。そのため、ALCの仕上げ材には、防水効果の高い仕上げ材を使用する必要があります。

 

ALCに適した仕上げ材

シーリング材

 ALCのパネル同士を結合させるために使用します。ALCは多孔構造になっていますので、パネル同士のつなぎ目からも水が侵入する可能性があります。そのため、防水機能をもったシーリングで完全に接合してしまうことで、ALCパネル同士の結合部分からの水の侵入を防止します。

 ALCは1枚の外壁材ですべての外壁を構築しているわけではありません。サイディングボードと同様に、ALC同士をつなぎ合わせる必要があり、その部分にコーキングが施されています。ALCは、サイディングボードよりも多くの継ぎ目がありますので、その分、多くのコーキングをしなければなりません。また、サイディングボードよりも狭い幅にコーキングを施す必要があるため、どうしても補修費用は高くなってしまいます。しかし、ALCを外壁材として選択する以上は、必ずコーキングの補修を行わなければなりません。

ALCでコーキングの補修を行う必要がある理由

 ALCを外壁材として選択した場合は、定期的にコーキングの補修を行わなければなりません。そもそもコーキングの目的は、外壁材同士をつなぎ合わせるほかに、そのつなぎ目から水が侵入しないようにする目的もあります。これはサイディングボードであってもALCであっても同じです。

 コーキングが劣化してしまうと、コーキングにひびが入ってしまったり、コーキングがやせたりしてしまいますので、そこから水の侵入を許してしまうことになります。そうなると、外壁内部に水が浸透し、建物の傷みにつながってしまいます。また、ALCはサイディングボードよりも吸水性が高いという特徴があります。

 ALCの主成分はセメントですので、ALC内部に水が入り込むと、主成分のセメントが水を吸ってしまいます。さらに、ALCは軽量気泡コンクリートという名前の通り、多くの気泡がありますが、水がその気泡に入り込んでしまいます。その状態で冬の寒い日を迎えてしまうと、気泡内の水分が凍結し、膨張することでALCの内部からひび割れが発生してしまうことにつながります。ALCは、それだけ水分に弱い素材なのです。ですので、定期的にコーキングの補修を行って、水分がALCの内部に侵入しないようにしなくてはなりません。

参考:シリコンコーキングの耐熱温度について

ALCのコーキングの打ち替え方法

 ALCの場合は、コーキングを打ち増しすることもありますが基本的には多いです。ALCのコーキングを打ち換えるには、大きく分けると古いコーキングの除去と、新しいコーキングの打設という2つのプロセスがあります。

①古いコーキングの除去

ALCのコーキングを打ち換えるには、初めに古いコーキングをしっかり除去する必要があります。コーキングの除去は手作業で古いコーキングが残らないように丁寧に除去する必要があります。ここで失敗すると、古いコーキングが薄皮のように残ってしまい、新しく打設するコーキングが外壁材としっかり密着せずに、すぐに剥がれてしまうことにつながります。 ただALCは簡単に削れてしまいますのでプライマーをしっかり吸収させて表面に接着面を作ることが大切です。また、古いコーキングを除去する際にALCそのものを削ってしまうと、目地が直線ではなくなってしまいます。目地が直線でなくなると、美観を悪くするだけでなく、ALCを傷つけないように古いコーキングを除去する必要があります。

②新しいコーキングの打設

 新しいコーキングを打設する際には、数あるコーキングの中から最適なものを使用するという点に注意しなければなりません。コーキングの上から塗装する予定がある場合には、ポリウレタン系のコーキングを選択する、または塗装への汚染を考慮してノンブリードタイプを選択するといったことを検討するなど、状況にあったものから適切なものを選択しないといけません。これらのコーキングの種類が決まった後は、ALCとコーキングの種類に合わせてプライマーを選択しなければなりません。プライマーは、ALCとコーキングを密着させるための下塗り材のことを指し、この種類を誤ってしまうと、コーキングがしっかりと接着されずに、コーキングの剥がれにつながってしまいます。

このように、新しいコーキングを打設する場合には、多くの選択肢の中から、最適なコーキング、およびプライマーを選択しなければなりません。ALCのコーキングは、サイディングボードのコーキングと同様に一定期間ごとに補修が必要となります。しかし、ただ補修をすればいいというわけではなく、最適な補修をすることによって、コーキングの耐用年数を高めることもできますし、お客様の希望の美観に合わせることもできます。

下塗り材

 一般的に使用されているフィラーでも問題ありませんが、微弾性のフィラーやウレタン系のシーラーを使用しても問題はありません。微弾性のフィラーを厚塗りすることで、クラック遮蔽性と防水機能を高める効果があります。

上塗材

 上塗材は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素系等の塗料を塗布することで、防水機能を高めます。

ALC外壁のメンテナンス

 以上のように、ALCの場合は水の侵入に十分注意しなければなりません。そのメンテナンス方法としては、仕上げ材による防水性能の維持ということになります。つまり、定期的に外壁塗装工事を行い、防水性能を維持しなければならないということになります。

では、外壁塗装工事を行うタイミングの見極めはどのように行えばいいのかというと、次のような確認ポイントがあります。

チョーキング

 塗料の劣化により、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、白い粉状になることをチョーキングと言います。チョーキングしている外壁を手で触ると、白っぽい粉が付着しますので、すぐに判断することができます。チョーキングしているということは、塗料の表面が劣化しているというサインですので、外壁塗装工事をご検討いただく時期の目安としていただくのをおすすめします。

シーリングの劣化

 ALCパネル同士の結合部に使用されているシーリングが痩せてきている(すきまがある)状態や、剥がれ、ひび割れが起こっている場合は、シーリングが劣化していると判断できます。ALCの場合ほとんどの場合、シーリングは塗膜に隠れており、シーリングのほうが塗装部分より耐用年数が長いため、シーリングに劣化が生じている場合は、塗装部分も劣化していると判断し、シーリングの追い打ちや打ち直しと同時に外壁塗装工事を行うことをおすすめします。

カビや藻の付着

北側の外壁や日当たりの悪い面に発生しやすい症状です。カビや藻が発生している場合、ALCの穴に対して、防水処理が施しきれていないことによって吸水してしまい、カビや藻が発生してしまうリスクが考えられます。この場合、ローラー施工等でしっかりと塗料を塗りこむといった処置を行う必要があります

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

まとめ

 ALC外壁は、他の材質と比較しても特に水に弱いため、ほかの材質以上にしっかりと外壁塗装を行っていかなければなりません。せっかくのALCのメリットを最大限に活用するためにも、塗装の劣化のサインを見逃さず、少しでも劣化の兆候が見え始めたら、外壁塗装工事を検討するようにしてください。

シリコンに塗装するときは|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

※シリコンにペンキを塗るとき

シリコンにペンキを塗ってもすぐ剥がれますよ!シリコンには、基本的に塗料は乗らないです。密着性を高めてからから、ペンキを塗らないと簡単に剥がれてきます。

ではどうすかというと?

ヨコイ塗装では、専用の接着剤を打って、シリコンの上に塗装をしています。今回のお住まいでは、プロパンから都市ガスに変えて、そしてその穴埋めに、シリコンが使ってありました。そういった補修後に、ただペンキを上に塗って、見栄えだけ良くする業者さんもいらっしゃいます。そんな細部までこだわってくれるかどうか?専用接着剤で密着を良くしてくれているか?そんな配慮があるとうれしいですね。

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

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☎0587−93−1546

 

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