木板外壁の塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

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木版外壁とは、天然の木材に塗装工事を行って仕上げた外壁で、木目がそのままデザインとなるため、全く同じデザインになることはありません。また、木材ならではの温かみがあることも特徴です。

木板外壁のメリット

 木板外壁のメリットは、なんといっても天然の木材(杉や檜などの耐久性のある木材)を使用していることによる木の香りや温かみを感じることができることでしょう。また、木板外壁は、断熱性能にも優れた素材となっています。さらに、天然の素材を利用しているため、メンテナンスをしっかり行わないと、すぐに傷んでしまうイメージがありますが、それは、他の素材を利用していても同じです。木材は、昔から使われていますので、メンテナンス技術が確立されており、容易にメンテナンスができることもメリットとして挙げられます。建築時には、木材保護塗料を塗って仕上げてあります。

木板外壁の問題点

 木板外壁を利用するにあたり、最も注意しなければならないのは、建築基準法や消防法になります。他の外壁素材と違い、木材は非常に燃えやすいため、火災の対策を行わなければなりません。場所によっては(特に都市部)、木が使えない、認定を取っている木製のサイディングでなければならないという地域がありますので注意が必要です。

また、木材ですので、水に対して非常に弱いというデメリットもあります。そのため、メリットでも触れましたが、定期的なメンテナンスが欠かせません。もちろん、他の素材でもメンテナンスは必要ですが、木板外壁はそれ以上にシビアにメンテナンスを行わなければ、劣化が非常に早まってしまいます。

木板外壁のメンテナンス

 木板外壁の耐久年数は、一般的には「50年」と言われています。しかし、これは最も良い環境で、きちんとメンテナンスを行った場合の年数であり、環境やメンテナンスの頻度によって、耐久年数は大きく差がついてしまいます。環境については、自分だけで変えようがありませんので、少なくともメンテナンスをきっちりと行って長く使いたいですよね。

木板外壁のメンテナンスの最初の1つは、木材保護塗料が塗られているかどうかです。天然の木材を使用しているため、普通の塗料を塗っていると、腐りやすいという事例があります。そのため、最初に貼る際に、木材保護塗料を使用していることを確認するということが、最初のメンテナンスとなります。

 次に、目視確認です。特に日陰や湿気の多い部分などを自分の目で確認します。木板外壁は木材を使用していますので、日陰や湿度の多い部分ですと、どうしても水分を吸収してしまい、結果として、外壁の腐食につながります。それを早期発見するためにも、月に1回程度、自分の目で外壁を確認することが重要です。また、素人目にはわからないこともありますので、年に1回程度、業者に確認してもらうことも重要です。

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木板外壁の再塗装

 木板外壁を水分から守っている塗膜は、経年劣化することで、徐々にその性能が低下します。塗膜の性能が低下するということは、これまで完全に水から守っていた性能が劣化していくということになりますので、放置していた場合は、外壁に浸水し、結果として木材が腐ってしまうということになりかねません。

そのため、定期的に外壁塗装を行わなければなりません。木板外壁の外壁塗装のタイミングは、チョーキングやカビ、藻の付着で判断することができます。

①チョーキング

 塗料が劣化することにより、手で触ると白い粉が付着する状態のことをチョーキングといいます。チョーキングは、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、白い粉状になりますので、チョーキングが発生しているということは、塗料の耐用年数を超えていると判断することができるのです。そのため、特に水に弱い木板外壁の場合は、チョーキングを見つけたら、早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

②カビや藻の付着

塗膜がしっかりと効果を発揮している間は、木板外壁に水分が侵入しませんので、カビや藻は付着しづらい環境となっています。しかし、塗膜が劣化し、木板外壁に水分が浸水すると、特に北側の外壁や日当たりの悪い面においては、カビや藻が発生してしまいます。つまり、カビや藻が発生しているということは、木板外壁に水分が侵入していると考えられるのです。カビや藻の発生が確認できた際にも、できるだけ早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

まとめ

 昔の家は木材が主に使われていましたが、昨今においては、サイディング材やALCといった安価で住宅向けの機能が揃った外壁素材が増えており、また、木材の値段も上がっていることから、外壁に木材を使用されることは少なくなりました。

しかし、木材には木材の温かみがあり、断熱性能も高いことから、外壁に利用しようと考えている方も少なくありません。きっちりとメンテナンス方法を理解し、しっかりメンテナンスを行うことで、木材の外壁であっても長い間、利用できる家になります。そのため、手間はかかるが味のある外壁素材となっています。

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