カラーベスト(スレート)屋根塗装工事(作業手順、雨漏り対策、塗り残し多いところ)

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目次

屋根の塗り替え目安

塗り直しをせずに放置していると、金属部分や錆びたり、カラーベストに穴が空いて、カラーベスト裏側に雨水が侵入する可能性も増えてきます。最悪な結果として、最初は屋根裏が濡れるようになり、最終的には室内にまで雨水がしたたり落ちてくれる可能性も高まります。室内まで雨水で濡れる状態は、すでに手遅れですになりますので、塗膜への環境が厳しい屋根への塗装は、早めに対応して不安を取り除いておきましょう。

一般的な屋根塗装の寿命は、10年と言われています。つまり、10年を目安に塗り直しをしておけば、メンテナンスとして充分だと言われています。しかしながら放っておくと、すぐ雨漏りにつながるかといえばそうではありません。実際には、カラーベストの下には、防水シートが貼ってあり、そちらが雨水の侵入を防いでくれます。)実際にありえないほど傷んだ屋根においても、雨漏りは見受けられてはいなかったです。

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したがって過度に煽るセールストークにも心配なさらないでくださいね。しかし、カラーベストの方は傷んでくるので、カラーベストの保護という意味では早めに塗装するに越したことないです。屋根塗装の寿命というのは、屋根材や使用している塗料によって変わってきます。

また、塗り直しのベストタイミングを見極めるためには、可能な限り目視による確認が大切です。2階から1階の屋根を見たり、場合によっては隣家に頼み自宅の屋根を確認してください。最近話題のドローンやカメ棒を使って屋根の状態を映してもらい、状態を把握しても良いかもしれませんね。日頃からチェックしておけば、わずかな変色やサビなどにも気付くことができて、最適なタイミングで塗り直しができます。

また、屋根の状態を確認して見極める以外にも、屋根材や塗料による目安を知っておくことも大切です。通常屋根は、紫外線や雨風の影響がもろなので、塗膜の劣化も普通の外壁より早いです。屋根材による目安は、スレート系なら7年から8年ほどです。

金属系ならさらに短く、3年から4年ほどで色褪せることが多いです。一般的なシリコン塗料では、塗膜への劣化は無いものの、表面樹脂が落ちてきて、3,4年で艶が落ちてくることが多いです。艶が落ちてくると、連動して色あせが始まってきます。したがって、屋根における一番のおすすめ塗料は、フッ素系の塗料です。フッ素系の塗料で一度塗装すれば、外壁ならば15年近く持ちます。屋根の塗り直しに対してさほど敏感になる必要はないかもしれません。耐久性の目安と料金は、寿命が長くなるほど料金が高くなる関係性にあります。耐久性が高いフッ素系の塗料を選べば、1回の塗装が高額な反面、塗り直しの回数が減らせます。その結果、塗装の都度にかかる足場台のコストの削減にもつながります。

屋根塗装の塗料を決めるときは、目先の料金だけで決めるのではなく、塗り直しのことも考えて選ばなければいけません。

屋根塗装価格

塗装は、トラブルの多い工事の一つです。特に料金に関するトラブルは多く、高額な料金で施行したり施工後に追加料金を請求されたりすることも珍しくありません。運悪く料金トラブルに遭ってしまったら、当事者同士で解決することは難しいです。最終的に泣き寝入りする結果となり、渋々業者の言いなりに料金を支払う羽目になります。

料金トラブルに遭わずに屋根塗装をするためには、施工前に相場を知っておくことが大切です。一般的な施工費用を理解しておけば、高額な料金で施工してもらうことはありません。追加料金を施工後に請求されても、強気に交渉してはね除けることもできます。適正な料金で施工してもらうために、業者は相場を調べてから決めましょう。しかし一般的な屋根塗装の相場は、世間には広く知られていません。たとえ調べることができても、料金は屋根の広さや形状、使用する塗料によって大きく変わってきます。塗装したい建物にピッタリの条件を調べるのは、非常に難しいことなのです。

ですが、複数の業者から見積もりを取れば、料金を比較することはできます。複数の業者から提出された見積もりの料金を比較すると、塗装したい建物の相場を調べることができるのです。業者を実際に決めるときは、相場に則した料金を提示した業者にしましょう。高額な料金を見積もりで出してきた業者は論外ですし、低すぎるのも悪質業者の可能性が高いです。屋根塗装は、適正な料金を調べてそれに則した業者を選ぶと、トラブルに遭う可能性は減らせます。あとは施工手順やアフター等の話を聞いて、色々と絞っていくことが出来ます。

ヨコイ塗装の施工単価

  • 高圧洗浄・・・¥250/㎡
  • 縁切り・・・¥350/㎡(タスペーサー)
  • 下塗り(KFケミカル:ワールドフロンプライマー)・・・¥650/
  • 中・上塗り(KFケミカル:無機塗料ワールドセラルーフ)・・・¥3300/

「屋根にはどんな塗料がいいの?」ヨコイ塗装では、屋根使用塗料はコストパフォーマンスの観点から、無機塗料を強くおすすめいたしています。使用する塗料は、 KFケミカルさんのワールドセラグランツを使って塗装をしています。屋根は直射日光も雨も直に当たりますので、塗膜に対する環境も悪く、ペンキが色あせる事も早いです。そういった条件の悪い屋根を、塗装する場合はなるべく良い塗料を塗ることをお勧めしています。屋根は、お住まいの中ではかなり大切な部分になってきます。施工次第では、雨漏りとかの原因になることもあります。カラーベストの屋根は定期的に、しっかりとメンテナンスをしてくださいね。

塗り替え作業手順

峰部分のトタンのペーパー掛けをします。

ペーパーがけは塗装での基本作業であり、とても大切な仕事になります。こちらのケレン作業がおろそかですと、すぐに塗膜が剥がれたりますので非常に大切な作業です。化粧における洗顔をイメージしていただけると、分かりやすいかもしれません。なぜトタンのけれん作業を第1番にあるかといいますと、次の工程でのカラーベストの洗浄するときに、ケレン作業で出てきた途端に付着した旧塗膜の細かい粉を、高圧で一緒に洗い流せるという理由からです。塗装の大切な基本として、素材をきれいな状態で塗るということがあります。したがって塗装前に極力綺麗な状態に持っておきたかったんので、けれん作業を先に行いました。ついでの話なんですが、峯のトタンの釘が長年の風で釘が浮いてきている場合が結構あります。こういった浮いた釘は、丸釘ではなく浮きにくい様なスクリュー釘で再度を補修をしておいてもらうと良いと思います。(下地の木が腐っていたら、交換してもらいましょう)

カビや苔対策の薬品噴霧(オリエンタル塗料:ヤネコケトール)

カビや苔対策の薬品噴霧(オリエンタル塗料:ヤネコケトール)

カラーベストの高圧洗浄(ついでにケレン作業時の汚れや噴霧した薬品の洗い流し)

ただ、しかしながら、高圧洗浄でも若干残っている時があります。そういったときは、アルミたわしで念入りに手作業で取っていきます。

下塗りをします。

  • シーラー・プライマーともに、造膜性を持ち、反射性能を有する下塗り材を開発しました。特にシーラーの造膜性は、従来タイプの浸透形シーラーと比べ、付着力と表面固化性の双方で優れており、上塗りの仕上がり向上に貢献します。

  • さらに、樹脂成分が吸い込まれやすいスレート基材の場合でも、シーラーの造膜性が樹脂の吸い込みを抑制するため、上塗りの吸い込みが抑制され、充分な塗膜性能発揮が可能となりました。

造膜性+吸い込み抑制=性能を発揮し仕上がり向上に貢献

(日本ペイント株式会社様より引用)

動画の様に重ねの部分をまず刷毛で塗り、残りの分はローラーで塗るのが適切な塗装の仕方になります。

しかしながら作業効率を上げるために、重ねの部分も含め、全部ローラーで塗ってしまう横着な業者さんを見かけたことがあります。何故かと言うと楽だしスピードが上がるから!(わざわざ刷毛に持ち替えるのが面倒だからです)塗装では下請け工事等をしていますと、納期やコストの面から慌ただしい仕事をしないければいけない時があります。そういった理由から適正な塗装作業ができず、結果不良工事につながることがあります。見積もりの時は、適正の品質の仕事をしてもらえるかどうか、今回のようにカラーベストの塗装でしたら、重ねの部分に刷毛をちゃんと使ってもらっているか、細かいところですが、確認してみてると良いかもしれません。

下塗り後、雨漏り防止器具タスペーサー装着します。(縁切り作業)

屋根を塗装工事する際には、「縁切り」という作業を行います。縁切りとは、屋根を塗装した際に、本来開けておかなければならない隙間に埋まった塗料を、専用の道具で開けていく作業になります。

屋根は1枚の板で構成されているわけではなく、複数の板を1枚1枚重なり合わせて構成されています。この重なり合った部分の隙間によって、屋根の内部に雨水が入り込んでも、中で貯まらずに流れ出る構造になっています。そのため、この隙間が塗料によって埋まってしまうと、屋根の中に入り込んだ水分を外に逃がすことができず、建物の内部に侵入することとなってしまいます。建物の内部は水分に弱く、水分が中に入り込んでしまうと、内部の腐敗につながりますので、建物そのものの寿命を縮めることになりかねません。そのため、縁切りは非常に重要な作業となっています。

縁切りを行うタイミング

 屋根の塗装を行う際は、下地処理、下塗り、中塗り、上塗りという工程があります。下地処理では、屋根の汚れをしっかり落とし、古い塗膜を剥離して、塗料を屋根材にしっかりと乗せる準備を行います。次に下塗りとして、中塗りや上塗りで使用する塗料とは別の、白や透明の塗料を塗り、最後に中塗り・上塗りとして塗装を行うという作業になります。

では、屋根の縁切りはどのタイミングで行うのでしょうか。縁切りは、屋根に塗装工事を行った際に埋まってしまった必要な隙間を開けなおす作業となりますので、上塗りが終わった後でなければなりません。また、塗料がしっかりと乾いていないと、開けた隙間の上に塗料が垂れてきてしまい、再度ふさがってしまう可能性もあります。そのため、縁切りを行うタイミングは、上塗りの塗装後、しっかりと塗料が乾いてからになります。縁切りは、しっかりと塗料が乾いたのちにカッター等で1枚1枚しっかりと隙間を作ります。そのため、非常に時間と手間がかかる作業になりますので、縁切りを行わない業者もあるようですが、縁切りをしっかりと行っておかなければ、建物そのものの寿命を縮めることになりますので、縁切りは必ず行っておく必要があります。

縁切りを行わなくてもいい屋根

 屋根にも様々な種類があります。和風の瓦屋根から最近多くの家で使われているスレート屋根、セメント瓦、銅板屋根、板金屋根、モニエル瓦といった様々な種類の屋根がありますが、縁切りが必要な屋根は「スレート屋根」になりますスレート屋根はコロニアル屋根やカラーベスト屋根とも呼ばれていますが、この種類の屋根を塗装する場合には、必ず縁切りを行わなければなりません。

縁切りのデメリット

 縁切りにもデメリットがあります。それは、せっかくきれいに塗装を行い、しっかり乾かしてきれいな状態の屋根に対して、隙間を作るため、1枚1枚カッターや皮スキを差し込んで塗装を剥がしていきますので、どうしても見た目が悪くなってしまいます。また、職人さんの技術力が低い場合、その部分に傷が入ってしまう事もあります。また、作業時間が非常に長いという問題もあります。30坪の屋根であっても、2人がかりで1日作業ということも珍しくありません。

 人の手による縁切り作業の問題を解決するための工法がタスペーサー工法になります。タスペーサー工法では、下塗りの後にタスペーサーと呼ばれる専用の工具を屋根のコグチ部分に差し込んでおくことで、塗装工事後にも必要な隙間を開けておくという工法になります。

 タスペーサー工法ですと、下塗りの後にタスペーサーを差し込む作業を行いますので、上塗り後の屋根で作業を行うことがほとんどありません。特に、人による縁切り作業と違い、上塗り後のきれいな塗装を剥がすといった作業がありませんので塗装後のきれいな状態で引き渡されることとなります。また、作業時間についても、タスペーサーを差し込む時間は2~3時間と、縁切り作業を行うよりも短時間で作業を終わらせることができます。ただし、タスペーサーそのものの部品代金がかかりますので、コストがやや高くなります。一般的に、30坪の屋根であれば、1つ10円~50円のタスペーサーを1,000個は使用しますので、材料費だけでも10,000円~50,000円かかってしまう事となります。

遮熱塗料を使って中塗り&上塗りをします。

屋根塗装の乾燥時間について

塗装では、下塗り・中塗り・上塗りと何度も塗料を塗り重ねていきます。塗料を塗り重ねることによって、見た目も良くなり塗膜を強くすることもできるのです。塗り重ねをするときに大切なのは、塗料の乾燥時間です。下塗りした塗料が完全に乾燥していない状態で中塗りをすると、綺麗な仕上がりにならないだけでなく、塗膜の剥がれにつながってきます。完全に乾かしてから重ねて塗ることによって、初めて重ね塗りの効果、適切な塗膜の品質を得られることになります。塗料の乾燥時間は、一般的には夏の暑い時期に、2時間から3時間程度です。屋根塗装のスケジュールを組むときには、これらの乾燥時間も考えながら計画を立てていきます。

しかし、乾燥させるまでにかかる時間は、様々な条件によって変わってきます。たとえば、一般的な乾燥時間と言われる2時間や3時間は、気温が23度から30度の場合です。気温がさらに上がる夏なら乾燥時間はもっと短縮できますし、反対に気温が低い冬になると、3時間以上必要になってきます。

また、乾燥時間に影響を及ぼすのは、気温だけではありません湿度も乾燥時間に影響を及ぼしますし、屋根塗装に用いる塗料によっても変わってきます。またもっともしっかりと時間を開けないといけないのが、雨が降った翌日の屋根の塗装になります。カラーベストに水分を含んだまま、塗装を始めても、水分が塗膜をはじいてしまい、本当にすぐに剥がれてしまいます。工事のスケジュールを立てるときには、これらのことも考慮しなければいけません。

しかし一部の業者は、家主の負担を減らすためや、元請けのハウスメーカーさんに納期を急かされて、短期間で工事が終わるスケジュールを立てる場合もあります。(工事をしている間は、大勢の人が出入りをするので、生活に与える影響が大きいです。)また、大きな音を立てたり車の出入りも激しくなるので、近隣への影響も気になります。こうした生活や近隣に与える悪影響を考えると、工期が短くなるスケジュールは魅力的です。そのため、短期間で工事を終わらせることが決め手となり、業者を決めてしまうかもしれません。しかし、短期間で工事を終わらせる業者は、塗料の乾燥時間に十分な時間をかけていません。どれだけ乾燥時間以外の流れを手短に進めても、下塗り・中塗り・上塗りの各段階で乾かせるための時間は必要になります。

屋根塗装の業者を決めるときは、短期間で工事が終わることだけで決めてはいけません。業者と打ち合わせをして、十分な乾燥時間が確保されているの確認しておきましょう。

責任のある工事を請負う優良業者は、スケジュールについてキッチリと説明してくれます。塗料の乾燥時間も余裕を持って確保し、綺麗に仕上げることが可能です。乾燥時間も工程の中で大切なポイントなので、軽視しないようにしましょう。

最後に、カラーベスト塗装も施工業者さんで、品質が別れる作業についてお話します。

外壁塗装してしますと、どうしてもカラーベストの上に、足場のジャッキを載せなければいけない時があります。(参考:上記の動画)こんな時に、業者によって作業が別れる部分でもあります。

  • 丁寧な業者さんは、工程ごとにジャッキを上げて作業をします。
  • 片や、テキトーな業者さんは足場が乗っている部分はほったらかしです。

何故かといいますとただ単に面倒臭いからです。様々な工程を終えて塗装は完成をするのですが、洗浄する時や下塗りをする時、中塗りをする時いちいち足場のジャッキを上げて作業をするのはめんどくさいと考えからです。特に下請け業者さんになっていっていて、納期もキツイと、心が焦ってしまうことも考えられることです。実際に昔、外注していた足場屋さんには、次のように言われたこともあります。

「足場のプラ板部分は後で塗ってきますので、ペンキの方を渡してくださいね。」

ということは、そんな風にジャッキ部分は洗浄や下塗りをしていない・・・塗装は、事実塗ってしまうと、ごまかしが効き、傍目からはわかりにくいものです。(屋根など見えにく箇所は、動画で作業状況を見せてもらいましょう。)しかしながら年数経過すると、洗浄や中塗り下塗りの工程を省いた部分は劣化が激しく劣化が早く、見た目にも見苦しいものになってしまいます。塗装で1番大切なのは下地処理になってきます。こういった大切な部分をやるかやらないかは、職人の気質にかかってきます。仕事に対する職人さんの姿勢を、たくさん質問して見積もり時には、なるべく職人さんに会うようにしましょう。塗装はつまるところ、誰がやるかで品質は決まります。

唐草のメンテナンスに関して

唐草とは、トタン屋根やコロニアル屋根、瓦屋根等の先端にある水切り部分のことを指します。唐草は、通常、雨樋に隠れてしまうため、地上から見上げても、なかなか見ることができませんので、あまり馴染みがない場所なのではないでしょうか。

しかし、唐草には、建物を保護するために、非常に重要な設備となっており、外壁塗装にあわせて、しっかりとメンテナンスを行わなければ、屋根や外壁に大きなダメージを与えてしまいかねない部分となっています。

唐草

屋根塗装工事時に、よく見られる塗り残し箇所:唐草

 唐草は、トタン屋根やコロニアル屋根の先端にある水切り部分のことを指します。もう少し具体的にいうと、屋根材の軒先で、下に折れ曲がった部分のことを指します。この唐草は、屋根を流れる雨水を下に落とすとともに、屋根の先端部分を雨水から保護する役割があります。唐草がなければ、屋根を伝ってきた雨水がうまく下に落とすことができず、軒先に溜まってしまったり、屋根から外壁に伝ってしまうことで、屋根や外壁の腐食、また、屋根や外壁の内部に雨水が侵入してしまう原因となります。しかし、唐草を設置することで、軒先まで流れてきた雨水は、唐草に沿って下に落下することとなり、屋根や外壁を保護することができます。

唐草の塗装

 唐草は、雨水の流れを作る設備ですので、塗装によりしっかりと防水措置を施さなければ、腐食してしまうことがあります。唐草が腐食すると、その部分から水分が侵入してしまいます。そのため、屋根や外壁をきれいに塗装していたとしても、腐食した唐草から水分が侵入し、建物にダメージを受けることになってしまうのです。そのため、屋根の塗装を行う際には、唐草の塗装も必ず実施しなければなりません。唐草は、雨樋部分に隠れていますので、ローラーで塗装せず、刷毛で塗装することになります。

塗装のタイミングは業者によってまちまちです。屋根の塗装を行う際に唐草の塗装を行う場合や、唐草の塗装を行ってから屋根全体の塗装を行う場合など、屋根の構造によって塗装の順が前後する場合がありますが、基本的には、下塗り・中塗り・上塗りという3回の塗装は、他の部分と同様に実施します。

唐草 錆止め後

(唐草 ケレン後)

唐草の補修・交換

唐草が腐食した場合や劣化が激しい場合は唐草の補修を行うことになりますが、基本的には古い唐草を撤去して新しい唐草を設置するという作業になります。その場合の費用は、唐草の料金が1メートルあたり、2,000円~3,000円が相場となっています。これに唐草の撤去費用、設置費用が上乗せされた金額が、唐草の交換費用となります。

 唐草の交換は、腐食している場合だけではなく、スレート屋根の葺き替え工事や重ね葺き工事、屋根の修繕の行う場合にも必要となるケースがあります。これは、唐草が汎用的なものではなく、屋根に合わせて長さなどのサイズをしっかり調整しているためであり、屋根が変わるということは、それに合わせて唐草を変更する必要があるためです。

悪徳業者にご注意

 唐草は、塗装業者であれば屋根を塗装する際に必ず塗装を行わなければならないことは認識しています。しかし、唐草は雨樋に隠れてしまうため、地上から見上げても隠れてよく見えない部分になります。

そのため、唐草を全く塗装しない業者が、唐草の塗装の手を抜くといった悪徳業者が存在します。その分の費用を下げることで、他の業者よりも安い費用で工事を請け負う業者はまだましで、見積もりの金額に含めているにもかかわらず、塗装を行わない、手抜きの塗装を行うといった悪徳業者も存在しています。(そもそも唐草を知らない業者もいるので、見積もり時に質問してみてください。)

 また、唐草の交換工事は、その品質が悪かった場合、唐草をつけているにもかかわらず、水が唐草に伝わらず、建物内部に侵入してしまうこともあります。これについても、正しい知識と技術を持たない業者が、自社の利益を優先して工事を行うことによって発生するトラブルの1つとなっています。

唐草 錆止め後

(唐草 錆止め後)

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