これからの梅雨の季節、雨漏りが心配な方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
雨漏りには様々な原因があるといわれています。
新築時から雨漏りする場合は、
建設時の手抜き工事が原因であることが多いのですが、
それ以外の場合、屋根のメンテナンス不足による原因が大半です。
そこで今回は、屋根の塗装を行うことで
防止できる雨漏りについてご説明したいと思います。
1.カラーベストの縁切り不足による雨漏り
最近、最も普及しているカラーベストの屋根は、
永久の耐久性はほとんどなく、
10年程度による塗装が必要になります。
その際、知識不足による施工が、
雨漏りにつながってしまいます。
雨水は、カラーベストの縦の隙間から、
カラーベスト裏面に侵入します。
しかしながら、重ねの部分を塗料で塗りたくってしまうと、
雨水の逃げ道はありませんので内部に蓄積されます。
その結果水がたまり、防止シートを止めている釘を伝い、
やがて雨漏りとして室内に流れてきてしまいます。
これを防止するためには、しっかりと縁切りをしてもらう必要があります。
会社の施工によって異なりますが、
タスペーサーを使用してもらうのがbestだと思います。
2.防水シートが老朽化したことによる雨漏り
屋根には、屋根材の下に防水シートを敷いています。
そのため、塗装による防水性能が劣化したからと言って、
すぐに雨漏りにつながるわけではありません。
しかし、防水シートも15年~20年程度で劣化していきます。
防水シートが劣化すると、シートが割裂けてしまうことがあり、
その裂け目から水が侵入してしまうことで、
雨漏りにつながってしまいます。
また、防水シートは、あくまで屋根材の塗装による
防水の補助的な意味合いが強く、防水シートがあるからと思い
屋根の塗装を行わなかった場合、カラーベスト自体の劣化になり、
雨漏りの危険度を高めることになります。
そのため、雨漏りを未然に防止しようと考えた場合には、
防水シートがあるからと屋根の塗装を放置しておくのではなく、
定期的に屋根の塗装を実施し、その上で、
防水シートの劣化状況を確認してメンテナンスを行う必要があります。
3.トイの詰まりや劣化による雨漏り
屋根にたまった水は、その斜頸によってトイに流れ落ち、
トイから地面に流れ落ちる構造になっています。
このトイが詰まっていたり、劣化によってトイの斜頸が
なくなってしまっている場合(トイが地面に対して水平になっている場合)、
トイから地面に水が流れ落ちなくなってしまい、
トイから水があふれる結果となります。
このまま放置していると、トイからあふれた水が
屋根や外壁の内部に侵入してしまい、雨漏りの原因となってしまいます。
4.塗装と雨漏り
このように、雨漏りの大半は屋根の劣化が原因となっています。
そのため、雨漏りを未然に防止しようと思ったら、
屋根の塗装工事を定期的に行わなければなりません。
この塗装工事は、専門の塗装業者に依頼することをお勧めします。
なぜなら、DIYで塗装を行う場合には、
基本的には「塗装」しか行わないと思います。
しかし、カラーベストが破損していたり、反りかえっていたりと、
塗装だけでは修復できない問題があるのです。
塗装業者に依頼した場合、大半が
①高圧洗浄、②下地処理、③下塗り、④中塗り、⑤上塗りという
プロセスで工事を行っていくことになります。
重要なポイントは②の下地処理で、プロの目から見て、
このまま放置しておくと雨漏り等の問題が生じる部分について、
塗装前に修復するというプロセスが②の下地処理になります。
例えば、屋根材と屋根材をつなぎ合わせるコーキングも、
劣化が進むと水分が屋根材の中に侵入してしまうポイントですが、
塗装業者がプロの目で確認し、打ち替えを行うなどの
メンテナンスを行うことも少なくありません。
ここで注意が必要なのが、業者選びです。
すべての業者がお客様の建物を最優先に考え、
品質重視で塗装工事を行うのであれば問題ないのですが、
技術が不足している業者や、品質よりも
利益だけを考えている業者があるのも事実です。
そういった業者に依頼してしまうと、
雨漏り対策に必要な工事を一切行っていなかったり、
行っていたとしても、十分でないケースが散見されます。
ヨコイ塗装では、お客様の喜ぶ顔を最も大切に考えています。
そのため、すべてにおいて品質を最優先に考え、
工事を行っています。扶桑市周辺で雨漏りに関するご相談は、
ヨコイ塗装までご連絡ください。