外壁塗装について質問させてもらいます。 住宅は築10年目の木造一般建物2階建て、外壁はサイディングボードの上に吹き付けと思われる塗装がされてます。(築7年目の時に中古で購入)。 外壁の 汚れや目地の部分の塗装のひびが見受けられるので、ちょうど節目でもあるので塗装してもらおうと考えてます。 3社ほどに見積もりをお願いしているんですが、見解が異なっておりどれを信じていいか分かりません。 目地の部分について ・目地自体はひび割れてなさそうなので増し打ちする。 ・目地はすべて打ち直しする。 ・目地自体は大丈夫なのでコーキングするのはサッシ周り等だけする。 下地処理について ・2社はフィラーを使用。 ・1社はシーラーを使用。 見解が異なっておりどれが正しいのか分かりません。 あと、見積もり価格は外壁及び屋根塗装で130万~180万でした。(参考:外壁は約170㎡、屋根約60㎡) 塗料もフッ素がいいのか、弾性のある塗料がいいのか、断熱性能のある塗料がいいのか迷ってます。 もしよろしけれどなたかご教授よろしくお願いします。 Yahoo!知恵袋より引用
Q 塗装の見積もりの見解はどれが正しいでしょうか?
見解1 コーキングについて
- 目地自体はひび割れてなさそうなので増し打ちする。
- 目地はすべて打ち直しする。
- 目地自体は大丈夫なのでコーキングするのはサッシ周り等だけする。
コーキングの劣化は、そもそも紫外線 の影響が大きいです。コーキングの上に塗膜が載っている場合、コーキング自体は生きているケースがほとんどです。塗膜のひび割れは、コーキングの柔軟性に塗膜がついて来れなかったからです。 コーキング自体は、全く問題ありません。塗膜がひび割れているだけです。サッシ周りも塗膜が 乗っていれば、基本的にコーキングは生きていると思います。この状態ですと既存のコーキングは生きているので塗装だけでも OK です。ただ気になるようでしたら、 なるべく厚みがつくようにコーキングを打ってもらってください。
見解2 下地処理について
- 2社はフィラーを使用。
- 1社はシーラーを使用。
吹き付け塗装なので、どの程度劣化しているかが問題になります。 築10年目と言う事ですが、 実際の建物の状況をしないとお答えできない形になります。一応劣化していると仮定してお話を進めさせていただきます。
旧塗膜がですねボロボロですと、新しく塗料を塗っても旧塗膜と一緒に剥がれてきてしまいます。それを回避するためには、浸透性のシーラーでガッチリと旧塗膜を固める必要があります。 ヨコイ塗装では、「造膜シーラー」なので2、3回染み込ませて、 ガッツリと固めることを基本としております。
ボロボロの状態に、表層的にフィラーを塗装しても、旧塗膜ごと剥がれる可能性は大きいです。この剥がれる事例、結構クレーム案件として耳にすることがあります ので注意が必要です。特に紫外線の劣化が激しい南側の壁面ですね気をつけてみてください。
見解3 塗料について
- フッ素がいいのか、
- 弾性のある塗料がいいのか、
- 断熱性能のある塗料がいいのか
フッ素 がいいかどうかは一概には言えません。費用との兼ね合いになってきます。ただフッ素は基本的に10年から12年程度の耐用年数と見てください。 (フッ素にも1液型、2液型、水性系、溶剤系、 3 f 、4 f などの種類があります)詳しくは業者さんに聞いて比較してみてください。 耐久性は、1液型<2液型、水性系<溶剤系、 3 f <4 f。
サイディングの上には、基本的に幕厚となる弾性系のものを塗装してはいけません。 熱ぶくれして剥がれてくる可能性があります。
塗料に断熱性能を持たせてもあまり意味がありません。 窓に比べると熱流入量が少ないからです。それよりもですね窓に断熱フィルムや塗料を塗ることの効果の方がレバレッジが大きいです。家に入る熱量の約7割が、窓からになってきます。断熱考えるなら、まず窓から手をつけてください。
□まとめ
コーキングはそのままで塗装しても大丈夫だと思います。 下地処理は実際の劣化状況によって変わってきます。
ご質問お待ちしておりますお気軽にどうぞよろしくお願いします
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