外壁塗装工事

破風板塗装の単価について

破風板塗装の単価は、一般的に1平方メートルあたり800円から1500円程度で変動することが多いです。ただし、これには地域や業者、使用する塗料の種類によって差がありますので、具体的な金額はお見積もりを取ることをお勧めいたします。破風板見積もり時の単位の違いについて考察すると、主に面積や長さ、一式などが考慮されることが一般的です。それらの単位は、会社によって異なります。 一式計上ですと25,000円が多いです。他と比べ大まかな金額の違いがなければ、どんな下地処理をしてもらえるかを確認した方が生産的です。 なぜなら鼻隠しは、紫外線が当たりやすく、また雨風も当たりやすいので、外壁と比べ劣化しやすい部位だからです。破風板が経年劣化により色あせたり、塗膜が剥がれたりすることで、外観が悪化し、防水性や耐久性にも影響が出ることが挙げられます。

また、劣化が進むと最終的には破風板そのものの交換もしくは板金巻きが必要になることもあり、早めの補修が望ましいです。板金巻きは、破風に使われる金属製の部材で、耐久性や防水性を高める役割を担っています。破風板の板金巻きは、金属製の破風板と共に、耐候性や見た目の美しさを追求する住宅や建物に適用されることが多いです。以上のように、破風板の板金巻きは、耐久性や防水性を高めるだけでなく、外観を美しく保つ役割も果たしています。適切な素材と施工方法を選択し、メンテナンスを行うことで、長持ちして美しい建物を実現することができます。価格については破風板の材質やサイズ、工事費用などによって価格は異なりますので、具体的な金額を提示することは難しいですが、おおよその相場として10〜20万円程度となります。破風板にフッ素、無機塗料をお勧めする理由について、落ち着いた雰囲気で説明させていただきます。破風板は、建物の屋根の縁に取り付けられる板で、外壁材と一体化されることが多いため、耐候性や耐久性が重要な要素となります。

軒天塗装の値段、相場について

軒天塗装の相場は、さまざまな要素によって変動します。その中でも、主なポイントは、使用する塗料の種類、塗装面積、作業の難易度、業者の技術力や信頼性などです。一般的に、軒天塗装の相場は、おおよそ1平方メートルあたり500円~1500円程度とされています。

ベニヤ板とケイカル板

ベニヤ板は、薄い木材を何層にも重ねて貼り合わせた合板の一種で、弾力性と耐久性があります。また、扱いやすく加工しやすいため、建築や家具製作など幅広い分野で活用されています。軒天においては、仕上げ塗装のしやすさやデザイン性が高いことから選ばれることが多いです。一方、ケイカル板は、ケイ酸カルシウムを主成分とした硬質の繊維板で、耐火性や断熱性に優れています。また、湿気に強く、経年劣化が少ないため、特に外装や厳しい環境下での使用に適しています。軒天の素材としては、その耐久性や機能性が評価されることが多いでしょう。

軒天の劣化症状とその対策

について軒天は直射日光が当たりにくい場所であり、外壁ほど紫外線の影響を受けません。ただし、乾燥しにくくて湿気がこもりがちなため、注意が必要です。具体的な軒天の劣化症状をいくつかご紹介します。

  • 藻・カビ: 湿気や雨水の排水が十分でない場合、軒天の表面に藻やカビが発生します。
  • シミ: シミがある場合、雨漏りの危険性が高まります。早めに調査を依頼しましょう。
  • 剥がれ: 合板や化粧板に多く見られる劣化現象で、表面の層だけ剥がれていたり、板ごと剥がれ落ちていることがあります。
  • 穴・欠落: 板の一部に穴が開いたり、古い部分が欠落したりすることがあり、害獣や害虫の侵入の恐れがあります。

これらの劣化症状を防ぐためには、防水性・防カビ・防藻性を含む塗料による塗膜の形成が必要です。塗膜で保護されていない軒天は、日光や雨水のダメージを直接受け、劣化スピードが早まります。定期的な塗装が重要です。外壁塗装などの工事を行う際には、軒天も一緒にチェックしてもらいましょう。

雨漏りと軒裏の劣化について

雨漏りと軒裏の劣化は、建物の老朽化や外部環境の影響により引き起こされる現象です。これらの問題は、構造上の欠陥や適切なメンテナンスの不足によって悪化し、快適な生活空間の維持や建物の耐久性に影響を与えることがあります。雨漏りは、雨水が建物の外壁や屋根を透過して内部に侵入することで発生します。これは、屋根材や瓦、外壁の塗装の劣化や、シーリング材の劣化などが原因となることが多いです。雨漏りが発生すると、軒裏の原因となります。また、構造材への影響も懸念され、木材の腐朽や鉄筋の錆び進行など、建物の寿命にも関係してきます。軒裏は、屋根の下端に位置する部分であり、雨風から建物を守る役割を担っています。軒裏が劣化すると、外部からの水分や湿気の浸入が進み、天井や壁に影響を与えることがあります。また、軒裏の劣化が進行すると、外観上の問題だけではなく、構造の強度や耐久性にも影響を与えることがあります。

使用される塗料の種類について

軒天塗装において、よく遭遇される表記として「軒天塗装EP塗り」と「軒天塗装AEP塗り」があります。これらの略称は、使用される塗料の種類を示しており、それぞれの特徴を把握することで、ご自宅への適用性や耐久性を理解することが可能です。まず、EPはエマルションペイント、すなわちエマルジョン塗料を指します。この種類の塗料は、液体同士が結合せず、微粒子状態で均一な塗膜を形成する特性を持っています。そのため、雨風によるダメージを受けにくい箇所に採用されることが一般的です。一方、AEPはアクリルエマルジョン塗料を意味し、原料成分のベースがアクリルである点が特徴です。このタイプの塗料も、エマルション塗料と同様に安定した塗膜形成が期待できるため、軒天塗装に適した選択となります。

ニッペ「ケンエース」

が多いです。この塗料は、耐久性や美観性に優れており、長期間にわたって家屋の軒天を美しく保ちます。また、ケンエースは塗りやすく、プロフェッショナルな仕上がりを実現しやすいため、塗装作業が効率的に行えます。

NAD系塗料

その理由としては、まず、NAD系塗料が持つ耐久性と防カビ性が、軒天の特性に適しているためです。軒天は家屋の外環境に直接触れる部分であり、日々の変化する気温や湿度に晒されます。NAD系塗料は、こうした外的要因に対して優れた耐久性を持っており、長期間にわたって色褪せや塗膜劣化を防げるため、軒天に適した塗料であると言われています。また、NAD系塗料は防カビ性にも優れています。湿気が多い軒天はカビが発生しやすい環境であり、カビによる損害が心配される場合もあります。しかし、NAD系塗料は抗菌・防カビ効果が高いため、軒天にカビが発生するリスクを低減させることが期待できます。このように、NAD系塗料は軒天に適した塗料であると認識されています。最後に、NAD系塗料は、環境負荷の低い塗料としても注目されています。VOC(揮発性有機化合物)の含有量が低く、地球環境に優しい塗料であるため、環境保護を懸念する方にも選ばれることが多くなっています。総合的に見て、軒天に使用する塗料としてNAD系塗料が適している理由は、耐久性、防カビ性、そして環境負荷の低さによるものであると言えるでしょう。

プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的

建物を長く維持するためには、塗装工事を定期的に実施しなければなりません。なぜ、外壁塗装が必要なのか、その目的とその目的を達するための正しい外壁塗装の工程についてご説明します。

1.塗装工事の目的

 塗装工事は、建物の外観をきれいにすることが主たる目的と考えられている方が多く、塗装が劣化していても、「ちょっと外観を我慢すれば…」と、塗装工事を後回しにしてしまう方がいらっしゃいます。

 しかし、塗装工事の本来の目的は、建物を保護することにあります。建物は、紫外線や雨風に常にさらされています。それらから建物を保護しているのは、塗料の膜(塗膜)になります。そのため、定期的に塗装工事を行わないと、塗膜が劣化し、紫外線や雨風を防ぐことができなくなり、やがて、雨漏りなどの問題へと発展してしまうことになります。

2.塗装工事の正しい工程

 塗装工事は、建物を守る大切な工事ですが、正しい工程で工事をしなければ、その性能を最大限に発揮することができません。例え値段が安くても、必要な工程を蔑ろにしている場合は、期待通りの効果が発揮できず、すぐに塗装が劣化してしまい、短期間で塗装工事を行わなければならなくなり、トータルコストとしては割高となってしまうのです。

(1)塗装工事の工程

 ①挨拶まわり・塗装工事の準備

  塗装工事を行う際には、音や匂いが発生するため、必ずご近所様への挨拶を実施します。併せて、塗装工事で必要な準備も実施していきます。これには、1日要します。

 ②足場の設置

  塗装工事は建物の屋根や2階の外壁といった高い場所での作業もあります。そのため、まずは足場を設置していきます。また、塗料がまわりに飛び散らないよう、建物まわりに養生も行います。足場の設置には1日要します。

 ③外壁の洗浄

  新しい塗料を塗る前に、古い塗料やほこり、汚れなどをしっかり落として、外壁をきれいな状態にしておく必要があります。これが外壁の洗浄となります。外壁の洗浄は、高圧洗浄(水を高圧で放出して汚れを落とす洗浄方法)やバイオ洗浄(薬剤によって藻やコケなどを洗浄する方法)によって、徹底的に汚れを落としていきます。ここで手を抜くと、塗料は外壁ではなく、その上の古い塗料やホコリなどに接着することになり、すぐに剥がれてしまうことになります。そのため、外壁の洗浄は、汚れが少なければ1日で終了しますが、汚れがひどい場合は2日間必要になることがあります。

 ④下地処理

  下地処理は、外壁の劣化している部分を補修する工事です。例えば、外壁にクラックと呼ばれるひび割れがある場合や、金属部分のサビ、コーキングの劣化といったように、長期間使用していると、当然、建物そのものも劣化していきます。これを放置して塗装工事を行った場合、塗装の効果は最大限に発揮することはできません。そのため、下地処理は、塗装工事の品質を決める最も重要な工程とも言われています。

  下地処理は、コーキングの劣化だけなど、大きく劣化していない状況であれば、1日で終了する場合もありますが、多くのクラックがあるなど、劣化状況がひどいと、それだけ日数がかかってしまいます。

  しかし、建物を長く維持するためには、ここで手を抜かずに、しっかりと補修を行うことが、重要となります。

 ⑤外壁まわりの養生

  足場の設置の際には、工事を行う建物以外の部分へ塗料が飛び散らないように養生を行いましたが、ここでは、外壁まわりの養生を行います。具体的には窓やドアといった塗装しない部分やエアコンの室外機など、建物に付属する機器等に塗料が飛び散らないような養生となります。これは1日で完了します。

 ⑥塗装工事

  ここまでの工程を経て、初めて塗料を建物に塗っていく塗装工事が始まります。塗装工事には、下塗りと、中塗り・上塗りという工程があります。

  1)下塗り

   下塗りは、実際に建物に密着する形で下地を強化する下地強化材という塗料を塗る作業となります。実際に着色するための中塗り・上塗りの塗料では、建物に対する密着度を確保できません。そのため、接着剤的な役割を果たす下塗りが非常に重要となります。下塗りには少なくとも1日要します。

  2)中塗り

   下塗りが完了し、下塗りに使用した塗料が完全に乾燥したら、次に実際に外観となる塗料を塗っていきます。下塗り直後に行う塗装を中塗りといいます。中塗りには、少なくとも1日要します。

  3)上塗り

   塗料は、1回塗っただけでは、その効果を十分に発揮することはできません。そのため、中塗りを行った塗料がしっかり乾燥してから、改めて同じ塗料を重ねて塗っていきます。これを上塗りといいます。中塗りも上塗りも、その下に塗った塗料が完全に乾いてから行わなければ、重ね塗りの効果はなくなってしまいます。しっかり乾燥したあとに塗った場合は、塗料の膜がミルフィーユ上に構成されるため、しっかりとした強度が確保できますが、塗料が乾いていない状態で塗装すると、下の塗料と混ざってしまい、乾燥したときには1枚の膜しかないとイメージするとわかりやすいかもしれませんね。上塗りには、少なくとも1日要します。

  4)その他の塗装

   外壁の塗装が終了したら、次はフードや破風板といった建物以外の部分の塗装にはいります。建物によっては、これらの部分が多く、時間がかかってしまうこともありますが、多くの場合は上塗りと同じ日に完了することができます。

 ⑦点検

塗装工事がすべて終わったあとは、塗り残しなどが無いように、しっかりと点検を実施します。点検工程で問題が見つかった場合、手直しを行うことになりますので、この工程にも1日程度、日数を確保する必要があります。

 ⑧後片付け

  養生や足場の解体、清掃などを行う工程となります。この工程も、長く見て1日は確保しておくといいでしょう。

  後片付けが終了後に、最終的にお客様にチェックしていただき、塗装工事は終了となります。

 塗装工事は、このように最短でも10日間に渡る工事となります。しかし、業者によってはこれより短い期間で、かつ安く見積もりを行うところもありますが、その場合は、必要な工程が抜けていたり、時間をかけて行わなければならない工程が簡略化されている可能性が高く、どうしても品質に問題が生じてしまうことになります。そのため、そのような業者よりも割高であっても、しっかりと工事期間を確保し、丁寧な工事を行う業者に依頼することが、結果として建物をながく使うコツとなります。

 

塗装品質の決め手、外壁材のケレンについて

外壁塗装において、下地処理は塗装の品質を左右するとも言われるほど重要なプロセスです。その下地処理は、高圧洗浄で外壁をきれいに掃除することから始まり、外壁のひび割れやなどの補修、コーキングの打ち替えなど、様々な工程が存在します。それらの下地処理の中には「ケレン」という作業があります。今回は、下地処理の中のケレンについてご紹介したいと思います。

1.ケレンとは

 ケレンは、高圧洗浄で落としきれなかった外壁材の汚れや古い塗膜を削り落とす作業となります。トタンなどの鉄製の外壁材や、鉄部分にはサビが付着することもありますので、これらを除去するのもケレンの目的となります。ケレンをしっかりと行わずに塗装を行ってしまうと、サビや古い塗膜の上に塗料を塗ることになってしまいますので、そのサビや古い塗膜が剥がれてしまうと、新しく塗った塗料も一緒に剥がれ落ちてしまうことになります。そのため、塗装の耐久性が大幅に低下してしまうのです。また、サビは塗料だけで抑え込むことはできませんので、塗装が剥がれなかったとしても、比較的短い期間で塗装の上にサビが浮かび上がってきてしまいます。

ケレンは、下地処理の中でも重要な作業の1つで、この作業の精度で外壁塗装の品質が大きく左右されてしまいます。しかし、塗装し終えた時点では、目に見えて大きく変化が分かる部分ではなく、塗装後、数年経って初めて品質の良し悪しに気付く部分となりますので、品質に無頓着な業者は、ケレン作業に時間をかけずに工期の短縮を図るところもあるようです。

ケレン作業

2.ケレンの目的

 ケレンには、大きく3つの目的があります。

①サビの除去

 鉄製の外壁材や鉄部分のサビを研磨して除去します。鉄部分のサビは、少しでも残してしまうとそこからどんどん浸食してしまいます。浸食したサビは、塗装を行っていたとしても、すぐに塗装の表面に到達してしまうため、塗装から短い期間で外観が大きく損なわれてしまうことになります。また、サビが浸食するということは、鉄製の外壁材や鉄部分の素材が傷むことにつながります。そのため、サビの除去は徹底的に行っておく必要があります。

②汚れの除去

 高圧洗浄でも落としきれないような、外壁材の奥まで浸透してしまった汚れやカビ、しっかり密着した古い塗膜などを削り落とします。これらの汚れが残っていた場合、高圧洗浄でも落ちないくらい密着しているのは現時点だけで、時間がたてば徐々に汚れが剥がれてきますので、その剥がれによって塗装が剥がれ落ちないよう、最初にしっかりと除去しておく必要があります。

 また、高圧洗浄で落としきれない細かい部分の汚れもケレン作業で除去することになります。特に屋根は高圧洗浄で落としきれない細かな部分が多くあります。ここで汚れを見落としたまま塗装プロセスまで進んでしまうと、いったん塗装を中断し、改めて下地処理からやり直す必要がありますので、しっかりと汚れを見つけて、ケレン作業を行う必要があります。

③新しい塗料の密着性を高めるため

 全く摩擦の無いツルツルの外壁材には、塗料がなかなか密着しません。そのため、そのような外壁材に塗装を行ったとしても、すぐに剥がれ落ちることになってしまいます。そこで、ケレン作業で外壁材に細かな傷をつけることで、外壁材に塗料が密着しやすいように研磨します。

 

3.ヨコイ塗装のこだわり

 ヨコイ塗装では、ケレン作業も外壁塗装の品質を左右する非常に重要な作業だと位置づけています。そのため、ケレン作業に使用する道具についても、しっかり厳選を行ったうえで「N-GRIT」というツールを導入しました。N-GRITは、ナイロンと研磨砥粒をブラシのフィラメントにした新しいツールで、これまでの研磨ツールと比較して、幅広い研削力に対応したツールとなっています。そのため、強い研削力が必要な場合や繊細な研削を行わなければならない場合など、外壁材や外壁材の状況によって使い分けることが可能となっています。つまり、これまでの研磨ツールだと、外壁材に対して研削力が強すぎて必要以上に削ってしまう場合や、研削力が弱すぎてケレン作業に時間がかかってしまった場合がありましたが、「N-GRIT」を導入することによって、それらの問題が解消されることになりました。

 また、鉄製の外壁材や鉄部分のケレンだけでなく、木材部分にも使用することができますので、素材によってケレン用のツールを使い分ける必要がなくなり、高い品質を維持したまま、作業時間を短縮することができるようになりました。この「N-GRIT」を使用することで、ヨコイ塗装のケレン作業は、従来よりも高い品質、短い作業時間でケレン作業を実施しています。

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

 

コールターの塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

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実際の塗装では何に気をつけたら良いのか?

これからコールタールを塗ろうとしている人の「コールターってどうやって塗るの?」「どんな注意点があるの?」こういった疑問に答えます。

■コールターは昔と違って格段に作業性能が良くなりました。コールターと言うとコテコテで塗りにくいと言うイメージがありましたが、現在では特に希釈する必要もなく非常に塗りやすいものがメーカーから出ております。

□よくある質問:コールターは高くなっていないですか?

昔は安く、防腐効果もあったので、よく使用されていました。発がん性物質があるため、現在では取り扱い業者も少なくなり、なおかつ発がん性物質を除去すると言う手間も増えたためコルター自体の価格が上がっています。

■コールターの塗装で注意をしなければいけないポイントとしましては、コールターの上にはコールターしか塗れないと言うことです。コールターの上に塗料を塗ってもコルターが、油脂を分解しコールター自体が浮き出てくるという現象が起こってきます。時間を置くと、コールターが新しくなった塗料を溶かし、まだら模様になってきます。そのため見苦しいものになってきます。

また、コールターの上にはコールターしか塗れません。その事は当然、これから素材がずっと黒色になります。したがってコールターを塗装する前には、今後その素材に色付けをする必要があるかどうかを、事前にチェックしておく必要があります。

■はけやローラーは使い捨てのものを使用しましょう。

コールターを塗装すると刷毛やローラーがいっぺんに悪くなります。そのため後から派遣などではもったいがありませんので、ホームセンターなどで売っている使い捨ての安い刷毛で塗装することをお勧めします参考:トタン屋根のメンテナンスと塗装工事

ここからはお時間がある人がお読みください

コールタールは、石炭を材料とする塗料で、昔から木や金属の錆止めを目的として使用されていました。最近では、サイディングボードの外壁やALCの外壁が増え、金属素材であるトタンはほとんど使用されなくなりましたが、コールタールの塗装が最も効果的な素材は、トタンなどの金属外壁になります。

 最近ではあまり使用されない塗装ではありますが、今回は、トタンに対しては非常に効果的なコールタール塗装について、ご紹介します。

コールタール

 

(※コールタールの上に塗料は塗ってもすぐ剥がれます。)

1.コールタールの特徴

 コールタール塗料は、他の外壁塗装で使用する樹脂を素材とする塗料とは異なり、原材料は石炭となります。コールタールは、コークスを製造する際に石炭を乾留して得られる副産物となり、黒い液体でタール臭がありますので、基本的には、塗装後の色は黒となります。コールタールには、強い防腐効果、防錆効果がありますので、金属や木材といった素材に対して、高い効果を発揮します。

特に、トタン屋根のような金属素材に対しては、樹脂製の塗料よりも高い防錆効果があるといわれています。また、コールタールには虫よけの効果もありますので、農家で使用している納屋などにもよく使われる塗料となっています。

また、この虫よけの効果は、白アリの予防にもつながりますので、建物以外にも木製のベンチやウッドデッキの見えない部分などに塗装することで、白アリの被害を防止することも可能となります。

 このように、耐久性が高く、コストが安いという、非常にコストパフォーマンスに優れた塗料ではありますが、色が黒しか選択できないという点、芳香族化合物の持つ、強い臭気があるという点から、取り扱いが難しい塗料でもあります。

特に、現在はカラートタンに代表されるように、美観が非常に重要視されていることから、美観を変えることができないコールタール塗装を選ばれる方は、徐々に減ってきています。

2.コールタールの塗装方法について

①下地処理

 コールタールで塗装する際にも、下地処理は重要な作業となります。特に、トタン屋根は錆が発生しやすいため、さび落としは目荒らしといった下地処理は必須になります。これらの下地処理として、さび落とし、ワイヤーブラシなどでの研磨を行うことで、さび落とし、目荒らしを同時に行うことも可能です。これらの工程を行うことで、錆や汚れが除去され、トタンがきれいになると同時に、細かな傷が入りますので塗料をしっかりと密着させることができます。

②コールタールの塗装

 樹脂製の塗料の場合は、下塗り、中塗り、上塗りと最低でも3回の塗装を行わなければなりませんが、コールタールの塗装は、基本的には1回で仕上げることになります。もちろん、より、厚みを出すために複数回に分けて重ね塗りを行うことはありますが、基本的には1回の塗装で、ある程度の耐久性を持たせることができます。

③コールタールの乾燥

 塗装を行った後、塗料を乾燥させる必要があります。樹脂製の塗料の場合、1日程度で乾燥しますが、コールタールの場合は、速乾性の高い商品を選択したとしても、早くても1週間くらいは硬化しません。また、コールタールの場合、乾燥しても完全に固まるわけではなく、べたつき感が残るという特徴もあります。

3.コールタールの注意点

 コールタール塗料で塗装する場合、基本的には1回の塗装で仕上げることになりますので、職人さんの腕によって、仕上がりが大きく異なってしまいます。腕のいい職人さんが、丁寧に仕上げることで、重厚な黒い輝きのある塗装に仕上げることもできれば、そうではない職人さんや雑な作業によって塗りムラが目立つ仕上がりになることもありますので、コールタールで塗装を行う場合は、特に職人さんの腕が大切になります。

 また、コールタールは非常に臭いがきついため、住宅の密集地で使用される場合は、ご近所さんに配慮する必要があります。特に、コールタールは気温の高い日は臭いがきつくなりがちですので、そういった日を避けて塗装するなどの配慮が必要となります。

 このように、コールタール塗料は、使用方法が難しいという側面はあるものの、高い耐久性、虫よけの効果など,他の塗料では実現できないような様々なメリットも有しています。最近ではあまり使用されなくなった塗料ではありますが、トタン屋根やトタンの外壁を黒できれいに仕上げる、虫の多い農地の納屋に使用する、ウッドデッキやベンチといった木製部分を白アリから保護するために目立たない部分に塗装するなどといった使用方法もありますので、使い方によってはコールタール塗料のデメリットを最小限に抑えつつ、その効果だけを受けるといった方法も可能となります。

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塗装工事における、雨戸の吹付け|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装を行う際には、外壁だけでなく屋根やサッシ、玄関ドアなど、塗装が劣化している部分に対して、併せて塗装するケースが非常に多くあります。この中で注意していただく必要があるのが「雨戸」です。そもそも、鉄製の雨戸に塗装が必要なのでしょうか。

今回は、そんな雨戸の塗装についてご紹介します。

雨戸

雨戸の役割

 雨戸は、大きく分けると、横にスライドさせて収納するタイプのものと、シャッタータイプのものの2種類があります。いずれの雨戸も、大半はスチール製で外側がアルミ製となっています。雨戸は、頻繁に使用するものではありませんが、強い雨や風から窓を守るために重要な役割をもっています。雨戸が劣化してしまうと、大雨や台風から窓を保護することができなくなり、台風などで窓ガラスが割れてしまうこととなってしまいます。

雨戸には塗装が必要?

雨戸を塗装する目的の1つは、外観をきれいに見せるためです。屋根や外壁をきれいに塗装した場合、汚れている部分、劣化している部分は、いつも以上に目立ってしまいます。もし、雨戸の塗装が裂開している状態で、屋根や外壁だけを塗装した場合、建物全体がアンバランスになってしまい、余計に美観が悪くなってしまいます。

雨戸

 雨戸の塗装費用

 雨戸の塗装は、1枚当たり3,000円~4,000円が相場となっています。一般的な日本の住宅の場合、窓の数が少なくとも5枚程度あり、窓1か所あたり、2枚の雨戸がついていますので、最低でも合計10枚の塗装が必要となり、塗装にかかる費用は30,000~40,000円となります。

外壁塗装と同時期に雨戸の塗装を行うと考えた場合は、およそ上記のような金額になるのですが、雨戸だけを塗装しようとすると、足場を構築しなければならないため、足場の作成代金が追加で発生してしまうことになります。足場を設置する費用は、高い場合、1㎡当たり1,000円程度となりますので建物が100㎡と仮定した場合、100,000円もの料金が追加で発生してしまうことになります。そのため、雨戸を塗装するのであれば、外壁の塗装と同時に行うことが一般的です。

雨戸の塗装タイミング

①コストを安く抑えるなら…

 雨戸を塗装するタイミングは、雨戸の外観が悪くなった時で問題ありません。外壁塗装を行い、屋根や外壁がきれいになった時に、雨戸だけ浮いた状態にならなければ、特に塗装を行う必要はないと言えます。と、いうのも、雨戸は普段戸袋に隠れ、そもそも使用する頻度がそれほど多くはありません。そのため、雨戸の設置方法にもよりますが、実際に雨戸そのものもが、雨や紫外線の影響を受ける頻度は、屋根や外壁ほど多くはないのです。つまり、雨戸の塗装は屋根などの雨が当たる部分と比べ、さほど問題はないのです。

さらに、雨戸は中から取り外すことが出来ます。。そのため、仮に工事の時に塗装しなくても、気になった時に取り外して塗装出来ますので、工事のコストを抑えることが可能です。

②建物の外観を気にするなら…

 多少コストをかけてでも、常に建物の外観をきれいにしておきたいという方は、5年程度の周期で塗装を行うことをお勧めします。雨戸は吹き付けに使用される材料がウレタン系統が主流でした。無機やフッ素などの塗料とは異なり、耐候性が低い特徴があります。ウレタン系塗料の耐久年数は5~7.8年程度になっています。

そのため、防犯のため雨戸をよく閉められる方は吹付け材をアップグレードしてもらうことをお勧めします。

劣化の激しい雨戸は?

 ケレンや塗装を行っただけでは修復できないほど劣化してしまった雨戸は、取り換えを行うことになります。雨戸を取り換えるには、一般的に1枚当たり4万円~、工事費用が6万円程度かかってしまいます。すべての雨戸を取り換えることになると、大きな出費につながることになりますので、こうなる前に塗装を行っておく必要があります。

参考:施工価格について

温風低圧塗装機SG-91

温風低圧塗装機とは?

 温風低圧塗装機とは、スプレー塗装を行うための機材で、低圧でかつ大風量の空気を使用して塗料を噴霧する塗装機のことを言います。スプレー塗装は、プラモデルでも「エアブラシ」などの機材が売られていますが、温風低圧塗装機はエアブラシの外壁塗装用をイメージすると分かりやすいかと思います。

 温風低圧塗装機は、空気の圧力が0.05Mpa以下と非常に小さいため、コンプレッサーを用いずに、ブロアを用いていることが特徴で、その分、軽くて取り扱い安いというメリットがあります。

温風低圧塗装機のメリット

①高い塗着効率

 塗着効率とは、使用する塗料のうち、どの程度、塗装に使用することができたかを示す割合で、例えば10kgの塗料を塗着効率90%の塗装方法で使用した場合、外壁に塗装できた塗料が9kg、残り1kgがローラーやハケに残った分、垂れ落ちた分、温風低圧塗装機に付着した分など、外壁に塗装できなかった分になります。

温風低圧塗装機のメリットの1つに、高い塗着効率にあります。温風低圧塗装機を使用した場合の塗着効率は、およそ70~90%といわれており、これは、ローラーやハケで塗装した場合とほぼ同じ水準となっています。

 なお、他のスプレー塗装の方法として、エアスプレー(空気の圧力0.3~0.5Mpa)を使用した場合、塗着効率は30~50%となっています。つまり、塗料の5割~7割は使用できずに破棄されているため、塗料にかかるコストが非常に大きくなってしまいます。

つまり、温風低圧塗装機を使用することで、スプレー塗装でありながら、ローラーやハケと同じくらい塗料を効率よく使用することができるのです。

②強溶剤系塗料が使用できる

 一般的な外壁塗装で使用されている塗料は、ほとんどが弱溶剤系塗料です。弱溶剤系塗料は、室内等に使用する水性塗料に比べ、高い密着性や耐候性があることから、主に外壁に使用されていますが、その弱溶剤系塗料よりも耐薬品性、耐水性を大幅に高めた塗料が強溶剤系塗料となります。

強溶剤系塗料塗料は、その臭いから最近ではあまり使用されなくなってきていますが、高い耐薬品性や耐水性が求められる建物などには、この強溶剤系塗料が使用されています。この強溶剤系塗料は、ローラーやハケでは平滑な塗装を行うことができません。強溶剤系塗料を使用して、美観よく塗装する場合は、スプレー塗装が必須となります。温風低圧塗装機もスプレー塗装の一種ですので、この強溶剤系塗料をきれいに塗装することが可能です。

温風低圧塗装機のデメリット

①霧化の粒径

 スプレー塗装では、塗料を霧状にして噴霧する塗装方法になります。そのため、吹き出された塗料の1つ1つは非常に小さな粒で吹き出されるのですが、温風低圧塗装機の場合、空気の圧力が高くありませんので、コンプレッサーを使用して空気を圧縮するタイプのスプレー塗装に比べると、1つ1つの塗料の粒径(1粒の塗料のサイズ)が、若干大きくなってしまいます。とはいえ、塗装した際の品質に大きな差が出るほど影響はありません。

②ミストの飛散

 これは、温風低圧塗装機のデメリットというよりはスプレー塗装のデメリットになりますが、霧状に塗料を噴霧する塗装方法であるがゆえに、塗料の粒であるミストが広範囲に飛散してしまうというデメリットがあります。

例えば、ローラーとハケで塗れば、マスキングの必要がない場所であっても、スプレー塗装の場合は広範囲にミストが飛散する関係上、しっかりとマスキングしておく必要があります。特に、風が強い日などは、ミストが風に乗ってしまうこともありますので、実際に塗装するべき部分以外の場所であっても、広範囲にマスキングや養生を行わなければなりません。

養生テープ

ヨコイ塗装の塗装方法

 今回、温風低圧塗装機のであるSG-91を導入しましたが、もちろんすべての外壁塗装や屋根の塗装に対して、温風低圧塗装機だけで塗装を行うということはありません。外壁の品質や形状、補修状況などによって、最適な塗装方法を検討し、最も品質がよくなる塗装方法で塗装を行っていきます。

今回、温風低圧塗装機SG-91を導入したことによって、雨戸の仕上がりが格段に良くなりました。特に、このSG-91はABAC社という改修工事や補修塗装での実績が高いメーカーであり、業界トップクラスの低飛散性能(ミストが飛散しにくい性能)、ウレタン塗料や水性塗料から強溶剤系塗料まで幅広くカバーできていることなど、性能面でも非常に高い機材となっています。

塗装工事におけるローラーの使い捨てについて|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

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良い塗装は、人・時間・塗料で見極めろ!

外壁塗装を行うツールとして最初に思い浮かぶのは「ペイントローラー」ではないでしょうか。塗装工事といえば、職人さんがローラーを使用してきれいに塗装していくと思われている方が大半だと思います。そのイメージの通り、外壁塗装においては大部分をローラー塗りで仕上げていきます。そのため、ローラーの取り扱い方法を見ることで、その業者の品質がどの程度なのか、推測することもできると言われています。

 今回は、そんなローラーと品質の関係についてご説明します。

1.ローラーの役割と種類(サイズなど)

 ローラーは、外壁の広い範囲を塗装するために使用する道具で、よく使用される道具の1つとなります。塗装工事を行っている職人さんが持っているペンキ塗り用ローラーは、すべて同じ形のローラーに見えますが、実はローラーにも種類があり、職人さんは塗装する場所によってローラーを使い分けています。 またローラーの使い方次第にムラが生じることもあります。

①ウールローラー

 羊毛や羊毛に似た繊維、マイクロファイバを使用したローラーがこれに該当します。ウールローラーは凹凸のある素材に対して効果を発揮するローラーで、凹凸の大きさによって、長毛や短毛といったように、毛の長さを使い分けて使用すると、さらに品質を高めることができます。

②砂骨ローラー

 砂骨ローラーは、ローラーにたくさんの空洞がある特殊なローラーで、平らな部分を塗装するのに適したローラーとなっています。特に、たくさんの空洞によって多くの塗料を含むことができるため、1回の塗装で塗料を分厚く塗ることが可能なローラーとなっています。

2.悪徳業者の見分け方

 

①ローラーの使い分け

 品質にこだわる塗装業者では、塗装する素材によって複数のローラーを使い分けて塗装を行います。そうすることによって、必要な部分に必要なだけ塗料を塗ることができますので、品質を一定にすることができますし、見た目もきれいに塗装することができます。 (鼻隠や雨樋の隙間等は小さいペイントローラーサイズでないと効率用作業もできません。)

よく使うローラー:DIYにもおすすめ商品(税込¥846)モノタロウならすぐお届けされますよ!

 一方、悪徳業者では、塗装する素材が何であっても、同じローラーを使い続けます。ローラーの種類を増やすということは、そのまま道具を購入するコストがかかってしまいますので、極力コストをかけないよう、1つですべてを終わらせようとします。

②ローラーの状態

 外壁塗装で使用する塗料には、硬化剤まぜて使う2液型のものが主流なっています。時間がたつにつれ塗料は徐々に硬化していきます。外壁に塗った塗料は、硬化することによって高い防水性能を発揮し、外壁を保護しますが、外壁に塗るためにローラーに付着した塗料も、同じように硬化していきます。塗料に付着した塗料が硬化してしまうと、その部分に塗料が含まれなくなってしまいます。

そのため、古い塗料が付着した部分の分だけローラーがしっかりと塗料を吸い込むことが出来ません。塗っていてムラができたり、最悪の場合、極端に塗膜が薄くなってしまうこともあります。そのため、この部分も悪徳業者を見分ける方法の1つと考えられます。

 

 (1) 毎回新しいローラーを使用する

  毎回新しいローラーを使用する(ローラーを使い捨てにする)業者は、塗装において最も品質にこだわりをもる業者といえます。新品のローラーであれば、間違いなくすべての面で均等に塗料をしみ込ませることができますので、安定して塗装を行うことができます。

また、新品の場合は、しっかりとローラーに塗料を乗せることができますので、塗装部分にしっかりとした塗料の厚みをつけることができます。

 (2) 使用するたびに水やシンナーで洗浄する

  塗装で使用するたびに水性塗料で使用した場合は水で、油性塗料で使用した場合はシンナーでローラーを洗浄する業者も、一般的にはまだ「まし」な業者といえます。ただし、どうしても洗い残してしまう部分や、洗浄することによって繊維が劣化してしまうことなどから徐々に塗装の品質が低下してしまうことは否めません。そのため、どの程度の頻度で交換しているのかが、重要な確認ポイントとなってきます。しかしながら使い捨てが基本だと思ってください。

 (3) ローラーを使ったら使いっぱなし

  塗装を依頼した業者が持ってきたローラーが、前に塗った塗料でカピカピになっている場合は要注意です。ローラーがカピカピに固まっているということは、前回使用してからロクに清掃もしていない証拠です。そのようなローラーで外壁塗装を行った場合、ローラーに塗料がしみ込まないために、薄くしか塗料を塗ることができませんし、塗料ののり方にムラが生じるために、品質も大きく低下してしまいます。

 このように、使用する道具によって、塗装の品質にどれだけこだわりのある業者かを見分けることが可能です。

ヨコイ塗装では、塗装の品質を第一に考えていますので、素材によってしっかりとローラーを使い分けるのはもちろんのこと、毎回新品のローラーを使用して、最高の品質で塗装を行うよう心がけています。 今ではモノタロウやアマゾンなのでお勧めのローラ商品が届くので非常にありがたい時代になっています。

扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、

ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。

☎0587−93−1546

 

相談

 

2世帯住宅と外壁塗装|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

最近は、親御さんと一緒に暮らす2世帯住宅が徐々に増加しつつあります。外壁塗装という比較的大きなお金が動く工事を行う際には、ご家族全員の意見がまとまるのが最も理想的なのですが、2世帯住宅になると、家族といえども大人が4人以上あつまりますので、全員の意見が一致するというのはなかなか難しいのではないでしょうか。

今回は、そんな2世帯住宅の外壁塗装に関する問題についてご紹介したいと思います。

1.2世帯住宅のメリットとデメリット

 2世帯住宅は、親の世帯と子の世帯が1つの家で暮らすというスタイルになりますので、別々に暮らすよりも、家賃の節約や水道光熱費の節約につながります。

また、親にお子様を見てもらえることで、共働きが容易になったり、ご年配の親と同居することで、余計な心配をしなくてもいいというメリットがあります。

 しかし、それぞれの生活に干渉される可能性があるというデメリットもあり、世帯によっては玄関や水回りは共有する「一部共有型」のパターンと、玄関や水回りも全く異なる「完全分離型」のパターンが存在します。

 いずれの場合においても、「外壁塗装」という視点から見ると、屋根や外壁は共有部分ですので、どちらか一方の希望だけでは工事ができないという問題があります。

2.2世帯住宅で外壁塗装時にもめるポイント

 どちらか一方の世帯が外壁塗装を行いたいと思っていても、もう一方の世帯から反対されるケースや、全員の意見が一致しないケースには、以下のようなポイントがあります。

①業者の選定

 親の世帯がこれまでご贔屓にしていた塗装業者にお願いしたかったにも関わらず、他の業者に依頼してしまったというパターンのように、依頼したい業者が異なるというケースです。特に、子の世帯が見つけてきた業者に対して、親の世帯が「本当に大丈夫か?」という疑念を抱くことで、話がまとまらないケースが多いようです。

②外壁の色の問題

 人によって、色の好みは異なりますので、外壁の色については、単世帯であってももめるポイントとなります。これが、大人4人が同居する2世帯住宅であれば、さらに意見がまとまらないということも多々あります。どうしても、屋根や外壁は両世帯の共有となりますので、お互いがしっかりと納得するまで話し合いを行う必要があります。

③塗料の種類

 短い期間で塗装工事を行うことになっても、安い塗料で低コストに抑えるか、品質の高い塗料を使用して、耐久性の他にも断熱性等を高めるかという点についても、もめるポイントとなります。どちらか一方が工事費用を負担するのであれば、その負担される方の意見を通すべきなのでしょうが、両世帯でお金を出し合う場合などは、塗料の質によって支払う料金に差が生じますので、どの程度の予算をとれるのか、しっかり調整したうえで、適切な塗料を選ぶ必要があります。

④工事の内容

 塗料の質と同様に、工事の内容によっても金額に差が生じる可能性があります。少し劣化している部分であってもきっちり修理してもらいたいと考える場合と、必要最小限のメンテナンスで問題ないと考える場合では、工事費用に大きな差が生じることになりますので、どこまでメンテナンスを実施するのかという点についても、しっかり話し合っておく必要があります。

3.2世帯住宅の意見をまとめるテクニック

上記の通り、2世帯住宅においては異なる世帯が共同して塗装工事を依頼することになりますので、こちらか1世帯のみで話を進めてしまっては、後々もめることになりかねません。かといって、4人全員で塗装工事の相談を行ったとしても、そのうち1人が異を唱えれば、そこで話が中断されてしまいますので、なかなか先に進むことができません。

そのため、2世帯住宅にお住まいの方が、スムーズに塗装工事の相談を行うためには、それぞれの世帯で代表の方を選出していただき、その代表の方で最初のご相談をされるという方法が、比較的スムーズにお話が進む方法となります。

もちろん、代表の方がお話しした内容は、ご帰宅後にそれぞれの世帯でご相談いただくこととなりますが、4人がばらばらに話を行うよりは、あらかじめ2名同士で意見をまとめることができる分、個人の意見に振り回されることが少なく、円満に工事内容を決定することが可能となります。

4.塗装業者の役割

 ヨコイ塗装では、2世帯住宅の外壁塗装を請け負う塗装業者は、この世帯間で意見が分かれた場合に、第三者としての仲介役を担う必要があると考えております。

外壁塗装という、比較的金額の高い工事を行う中で、ご一緒に暮らされている皆様が納得できる工事をご提供することが、最も重要なポイントとなるかと思います。もし、お一人でも不満を残されたまま工事を進めてしまうと、将来的にご家族の絆に溝が生じてしまう可能性も考えられますので、同居されているすべてのお客様が、「外壁塗装をお願いしてよかった」と感じていただけるよう、しっかりとご相談に乗らせていただきます。

塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

外壁塗装に限らず、車の塗装やプラモデルの塗装など、いろいろなものに色を塗る際には、すべての部分、すべてのパーツを1色で塗りつぶすということはほとんどありません。

外壁塗装であれば外壁とサッシを同じ塗料で塗ることがないように、ほとんどの場合で色の塗り分けが行われます。この色を塗り分けるということは、塗料をつける場所とつけない場所に分けるということになりますが、どれだけ熟練の職人さんであっても、フリーハンドで塗りたい部分にだけ塗料を塗るということはできません。また、塗料が撥ねたりすることも考えると、塗りたくない場所を「養生」するのが最善の方法となります。

そのため、養生作業は外壁塗装において、必ず実施する工程になります。この養生を行う上で、養生材と外壁を固定するのが養生テープとなります。適当なテープを使用してしまいますと、養生テープと外壁の隙間から塗料が侵入して不要な部分にまで塗料が付いてしまいますので、外壁塗装を行う上で、養生テープの選定は非常に重要な項目となります。

そこで今回は、養生テープの種類と使い分けについてご紹介します。

テープ種類:用途別

  • 軒裏の見切り:カモイ246
  • コーキング用:カモイ3303
  • リシン面など粗面:
  • 夏の暑い時期:カモイ ルパン
  •  

外壁塗装で使用する養生テープには、大きく分けてマスキングテープとマスカーの2種類に分類することができます。マスキングテープは、テープそのものだけで構成されているのに対し、マスカーはテープと養生材が一体になっている養生専用のテープとなっています。

マスキングテープは、文房具として100均でも販売されているため、なじみの深いテープだと思います。文房具のマスキングテープも、セロハンテープやガムテープより粘着力が弱く、貼ってもきれいにはがすことができますが、外壁塗装で使用するマスキングテープも同様に、外壁を傷つけることなく剥がすことができるマスキングテープとなっています。

しかし、あまりに粘着力が弱すぎると、マスキングテープの上からローラーで塗装した場合に、マスキングテープと外壁材の隙間から塗料が侵入し、保護したい部分に塗装がついてしまうこともありますので、粘着力が高く、外壁材等に傷がつかない高い品質のテープを使用する必要があります。 抜き裏に関しては旧塗膜が剥がれやすいことが多いので、逆に粘着力の弱いマスキングテープを使う 業者さんはほとんどです。

マスキングテープに属する養生テープには、他にも布テープやバイオランテープがあります。布テープは非常に粘着力が強いため、取り扱いには注意しなければなりませんが、マスキングテープやバイオランテープよりも強力に固定しなければならない部分に使用します。 (高温になることによってテープの糊が素地に残ることがあるので、夏には取り扱い注意が必要です。)

バイオランテープは、外壁用のマスキングテープのような存在で、布テープよりも粘着力が弱く、外壁材を傷つけることが少ない養生テープで、一般的に養生テープというと、このバイオランテープのことを指します。梱包時に封をする緑のテープ を見たことがあるのではないでしょうか。 塗装でも比較的よく使われております。

マスカーは、養生を楽に行うアイデア商品のような養生テープで、マスキングテープと養生シートが一体になっていますので、養生シートをマスキングテープで固定するという必要がありません。マスカーのテープ部分をきれいに貼ることで、シート部分を広げて広範囲の養生を行うことが可能な養生テープとなっています。

(梱包に使うテープ:OPPテープは塗装ではあまり使わないです。)

養生テープの色

黒: 養生テープで黒色は、塗装においてはあまり見かけないです

透明: 塗装での養生テープ 透明もあまり見かけないです。

養生テープの使い分け

 サッシ部分や玄関部分など、保護すべき範囲が広く、養生テープだけでなく養生シートも使いたい場合は、基本的にはマスカーを使用します。

一般的なマスカーは、ビニールの養生シートが一体となっていますので、屋根の瓦や、玄関のポーチなど、人が歩く部分については、ノンスリップマスカーという滑りにくい養生シートがセットになっているマスカーがありますので、これを使用します。

一方、ドアノブなどの小さい部分ですと、マスキングテープやバイオランテープだけで養生できる場合もあります。もちろん、こういった部分には、マスカーではなく、マスキングテープやバイオランテープを使用します。

ほかにも、車に車専用の養生シートを使用する場合や、植木に専用の養生シートを使用する場合にも、マスカーではなく布テープやバイオランテープを使用します。これらは、塗料の飛散などによる塗料の付着を防止するのが目的で、サッシ周りなどのように、きれいに一直線の養生をしなければならない部分ではなく、しっかり車や植木を覆い隠す必要があるため、布テープやバイオランテープを使用したほうが、目的を果たしやすいというメリットがあるのです。

このように、養生はその場所や範囲で使用する養生テープを選択していきます。しかし、養生は、建物の資産としては残らず、塗装工事が終わってしまえば、すべて除去してしまう工程のため、コストをかけたくないという方が、業者にもお客様にも多くいらっしゃいます。

外壁塗装の仕上がりは、養生の仕上がりによって変わるとも言われており、建物の構造次第では、塗装よりも下準備を行う時間のほうが長くなるというケースもある、重要な工程となります。

そのため、そこに使用する養生テープも品質の高いものを使用しなければ、いくら職人さんの腕が良くても、テープの中に塗料が侵入してしまったり、マスキングテープの跡が残ってしまうというトラブルも発生してしまいます。

マスキングテープとは

そもそもマスキングテープとは、塗装を行う際に、塗料がはみ出さないように、作業個所でない部分を隠すために貼るテープのことを言います。そのため、プラモデルやラジコンの塗装を行う際にも、塗りたくない部分、汚したくない部分に塗料が付着しないよう、マスキングテープを貼りつけます。

 このように、マスキングテープの目的は、塗装したくない部分を隠すために使用するということですので、塗装が終わった際には剥がすことを前提とした粘着テープとなっています。

そのため、プラモデルやラジコンを塗装するマスキングテープは、和紙でできた非常に粘着力の弱いテープが使用されます(その粘着力の弱さのため、スプレーで塗装した場合に、マスキングテープの隙間から塗料が侵入してしまうことも多々あります)。

外壁塗装用のマスキングテープ

 外壁を塗装する際にも、塗料をつけてはいけない部分が少なからず存在します。例えば、サッシ周り、ドア周りといった素材の異なる部分などが代表的な部分になります。他にも、塗装後にシーリングを注入する場合には、シーリングが塗装後の外壁に付着しないようにマスキングテープを使用して保護する必要があります。

ボンドブレーカー

 こういった外壁塗装で使用するマスキングテープは、当然のことながらプラモデルやラジコンを塗装する際に使用するマスキングテープを使用することはできません。

  • そもそもプラスチックと外壁材で素材が異なり、うまく貼りつけることができないという点や、
  • 粘着力が弱すぎて、保護する面を保護しきることができないという点、
  • 外壁材そのものに凹凸があり、平らなプラスチック用に設計された一般的なマスキングテープでは隙間ができてしまう点

などの問題点があります。

 外壁塗装で使用するマスキングテープは、外壁塗装専用のマスキングテープを使用します。外壁塗装専用のマスキングテープは、外壁に貼ることを前提として作られています。そのため、粘着力や凹凸面での貼り付けがしっかりと行うことができます。また、剥がした時に外壁や塗装を傷つけない絶妙な粘着力となっているほか、剥がし忘れがないように、蛍光の緑や青、紫といった目立つ色が使用されています。

養生テープおすすめ(暑い時期の工事が続いた時に)

 外壁塗装専用のマスキングテープにも、様々な商品が用意されていますので、ものによっては、一部の環境で問題が生じる商品もあります。

 その一例として、「糊残り」という問題があります。 夏の暑い日での工期が続いていると、養生用布粘着テープの粘着剤が躯体面に残ってしまいます。マスキングテープの性質上、粘着面には糊が付けられており、通常の環境であれば、この糊が外壁材や塗料に残ってしまうことはありません。しかし、糊の性質上、高温の場所に貼りつけてしまうと、糊が溶けてしまいます。 現在では、そういった暑い条件下でも、糊残りが少ないテープが開発されております。 カモイさんのルパンシリーズがお勧めです。

例えば、夏場の屋根瓦など、非常に高温になる場所に貼りつけることで、マスキングテープの糊が溶けてしまい、瓦に残ってしまうことがあります。こういった問題を生じさせないためにも、マスキングテープにもこだわりを持つ必要があるのです。

ヨコイ塗装で使用しているマスキングテープ

 ヨコイ塗装では、これらの問題が発生しにくいKAMOI社のルパンをはじめ、塗装する外壁材や環境に合わせて、最適なマスキングテープを選択し、使用しています。

マスキングテープ

マスキングテープの中には、他のマスキングテープと比べて価格の高いものも存在しますが、そのマスキングテープが塗装する環境に最も適しているのであれば、多少高価であったとしても、そのマスキングテープを選択するようにしています。そうすることによって、高品質な外壁塗装を行うことができるのです。

そんな養生作業について

1つ目は、下地処理を行う際の養生で、この養生では下地処理で行う高圧洗浄を行う際に、水が飛び散らないようにするという目的があります。高圧洗浄では、外壁に付着している汚れやコケ・藻などを高圧の水をかけることで除去していきますので、その汚れやコケ・藻が水と一緒に飛び散り、他の部分を汚してしまうことを防がなければなりません。(高圧洗浄時はネットだけでなく、ブルーシート等水が飛散しないようにする必要があります)

特に、塗装工事を行っているお宅へ飛散するだけでなく、近隣の住宅に飛散してしまった場合、ご近所間のトラブルに発展してしまう可能性もありますので、それは絶対に防がなければなりません。

2つ目は、下塗りや中塗り・上塗りを行う際に、窓やサッシといった外壁に隣接している部分で、同じ塗料を使用しない部分を保護するという目的があります。これらの場所を保護しなければ、窓に塗料が付着してしまい、汚くなってしまったり、サッシに塗料がにじんでしまい、サッシ自体が汚くなってしまいます。

また、一部の塗料では、これらの場所に付着してしまった場合に、なかなか落とせない場合や、僅かではあっても素材を傷つけてしまう可能性のあるものがありますので、しっかりと防がなければなりません。

3つ目は、植木や車といった塗料が付着してしまうとダメなものを保護するという目的があります。この部分をしっかり保護しておかなければ、外壁塗装で建物はきれいになったとしても、大切な植木やお車が汚くなってしまい、除去するのに大きな手間がかかってしまいます。また、除去する際に傷がついたり、植木の寿命が縮んでしまうことも考えられますので、しっかりと保護しなければなりません。

養生を行う際に注意しなければならないこと

 塗装を行う際には、必ず実施しなければならない養生作業ですが、この養生にも注意しなければならない点があります。

1つ目は、養生を行うことで、建物内部に熱がこもりやすいという点です。外壁を塗装する際に、窓を養生すると、窓を開けても換気はできませんので空気が循環しません。特に夏季での外壁塗装では、中の空気を外に逃がすことができなくなりますので、建物内部が非常に暑くなってしまいます。そのため、必要に応じて換気扇やクーラーなどによって温度調整を行う必要が生じます。

2つ目は、養生に使用するテープの素材や種類を誤ると、建物や植物に傷がついてしまう可能性があるという点です。粘着力の強すぎるテープを使用した場合や、シートで全体的に保護しなければならない部分をテープで保護した場合など、塗料が付着しないように保護したはずの養生で、外壁材やサッシ、植物に傷をつけてしまうことがあります。また、旧塗膜の密着力が弱く、ケレン作業がしっかりとしていないと、養生ビニールを剥がすときに、一緒に剥がれる事もあります。そんな事が無いよう、下地処理はしっかりと処理をしておかなければいけません。

養生で塗装の品質が変わる?

 養生には様々な目的があり、また、注意しなければならない点もあります。では、養生をきれいにできる業者は、塗装の品質も高いのでしょうか。答えは「養生がきれいできる業者には、塗装の品質が高い業者が多い」という結果でした。養生がきれいな業者が100%高品質な塗装工事ができているとは言い切れません。しかし、養生をしっかり行っていない業者で品質が高い業者はありません。そのため、高品質の塗装工事を望むのであれば、養生をしっかりと行う業者を選択する必要があります。

 なぜ、養生が品質に関わるかというと、養生を丁寧に実施している業者は塗装も丁寧に行っているという理由もありますが、保護すべき部分を熟知し、その部分はしっかりと保護していることが一番の理由といえます。養生を雑に行ってしまうと、保護すべき部分が養生されていなかったり、養生されていても、完全に保護できておらず、本来塗装すべきではない部分に塗料が付着してしまうことが多くあります。その結果、塗装はされていても、アルミサッシに外壁の塗料が付着していたり、網戸についたりして後始末が大変になることもあります。

 さらに、養生ネットをしっかりと行っていないということは、下地処理での高圧洗浄の際に、汚れが付着した水をしっかり保護することができていないので、近隣のお宅にそれらの水が飛散し、ご近所間のトラブルに発展してしまうことも少なくありません。そのため、養生については、丁寧に実施する業者を選択する必要があります。

塗装工事におけるローラーの種類と使い分け|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

 外壁塗装を行う際、塗料を外壁に塗るという工程においては、ほとんどの場所でローラーを使用します。塗装する場所によっては、刷毛、スプレーガンといった工具も使用しますが、塗装する面積の約8割はローラーを使用して塗装を行いますので、外壁塗装においてローラーは非常に重要な工具となります。

 このローラーですが、イメージとしては1種類のローラーですべての面を塗っているように思われがちですが、実は場所や用途によって複数のローラーを使い分けて塗装を行っています。

今回は、そんなローラーについてご紹介したいと思います。

1.ローラーの種類

 外壁塗装で使用するローラーは、大きく分けてウールローラーと砂骨ローラーの2種類と、どちらにも属しない特殊なローラーの3つに分類することができます。

①ウールローラー

 ウールローラーは、羊毛ローラー、ウーローラーと呼ばれることもあるローラーで、最も使用頻度の高いローラーとなります。ウールローラーは、実際に羊毛でできたローラーもあるにはありますが、ほとんどが羊毛に似た繊維でできたローラーで、マイクロファイバーを使用したローラーも、このウールローラーに属します。

 ウールローラーは、塗る場所に応じて、短毛ローラー、中毛ローラー、長毛ローラーという毛足の長さが異なる3種類のローラーを使い分けます。

②砂骨ローラー

 砂骨ローラーは、ローラーにたくさんの空洞があるローラーで、羊毛ローラーの次に使用頻度の高いローラーとなっています。砂骨ローラーは、他にもマスチックローラー、多孔質ローラー、パターンローラー、スポンジローラーといった呼ばれ方もしますが、これらは砂骨ローラーを使用する用途に応じた呼び方であって、ローラーそのものは同じものを指しています。

2.ローラーの使い分け

①ウールローラー

 ウールローラーは、塗料を均一に塗る際に使用するローラーで、外壁材そのものや、今現在作り出されている凹凸を残したまま塗装を行うことができるローラーとなります。毛足の長さによって、得手不得手がありますので、実際に塗る場所によって、毛足の長さを選択します。

(1)短毛ローラー

 短毛ローラーは毛足が5mm前後と、最も短いローラーになります。毛足が短いため、凹凸のある場所で使用すると凹みの中まで塗料を塗ることができませんが、平面の場合は最も安定して塗装することができるローラーとなりますので、主な用途は凹凸の無い平面を塗装する場合か、凹み部分を塗装したくない場合となります。

(2)長毛ローラー

 長毛ローラーは毛足が20mm以上と、最も長いローラーになります。毛足が長いため、凹凸のある場所で使用しても、すべての部分に塗料を塗ることができますので、凹凸のある素材の塗装に使用します。他にも、タイルを溝ごと塗りたい場合にも、長毛ローラーを使用することで簡単に塗ることができますので、そういった用途でも使用します。しかし、毛足が長い分、平らな素材で使用した場合は、塗装にムラが生じやすいため、使用することはほとんどありません。

(3)中毛ローラー

 中毛ローラーは毛足が13mm程度と、短毛ローラーと長毛ローラーの中間的存在となります。その特徴としても、短毛ローラーと長毛ローラーの中間で、平面であっても凹凸面であっても、きれいに塗ることができるため、汎用的に使用することが可能なローラーとなっています。

②砂骨ローラー

 砂骨ローラーは、スポンジのような素材のため、一度に大量の塗料を吸い上げることができるという特徴があります。そのため、1回の塗装で塗料を分厚く塗りたい場合や、粘度の高い塗料を使用する場合などは、ウールローラーを使用するより砂骨ローラーを使用するほうが、効率よく塗装することができます。

 砂骨ローラーという名前も、砂骨入り塗料という特殊な塗料を塗るためのローラーというところからつけられた名前ですし、同じくマスチックローラーという名前も、マスチック塗料という特殊な塗料を塗るためのローラーというところから名前が付けられています

このように、少し特殊な塗料を塗るために使用することが多いローラーで、ウールローラーと使い分けて使用されています。

③その他のローラー

 ウールローラーや砂骨ローラーの他にも、吹付で作った凹凸をつぶして模様を作る際に使用するヘッドカットローラーや防水工事などでシートをしっかり密着させるために空気を抜く脱泡ローラーなど、特殊な用途で使用するローラーも存在します。

ストレート用の特殊ローラにはかなり助かりました。

 最後に、塗料は固まります。外壁塗装の品質を高めるためには、現場ごとにローラーを使い捨てに、新品にする必要があります。しかし、ローラーを使い捨てするのはコストがかかるからと、違う現場で同じローラーを使用する業者も残念ながら存在するようです。使用済みローラーを使用して塗装した場合、塗膜が薄くなってしまうことがありますので、そういった業者の品質が悪いのは言うまでもありません。

参考:塗装工事における使い捨てについて

ヨコイ塗装では、塗装の品質を第一に考えていますので、外壁材やその他の条件によってしっかりとローラーを使い分けて塗装しています。扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。

☎0587−93−1546

 

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