外壁塗装工事

外壁塗装前に知っておきたい!コーキング打ち替え作業のポイントと注意点

コーキングの打ち替え作業は、特に狭い場所で行う場合、多くの課題を抱えています。しかし、適切な工夫と注意点によって、これらの課題は克服できます。

まず、作業スペースの確保が最大の課題となることが多いです。特に、狭い場所でのコーキング打ち替えは、トイを切断しなければ作業が進まない状況になることがあります。通常、作業スペースを確保するためには、なるべく下の方を切断するのが一般的です。しかし、その方法だけでは不十分な場合もあります。このような場合には、上の方も切断することで作業スペースを確保し、効率的に作業を進めることができます。

また、コーキングの撤去にはインパクトを利用することも有効な手段です。インパクトを使うことで、コーキングの撤去を迅速に、かつ、効率的に行うことができます。これは特に狭い場所での作業において、時間と労力の節約につながります。

さらに、作業を進める上での準備も重要な要素です。例えば、ボンドブレーカーは8ミリと10ミリの2種類を用意しておくことを推奨します。これにより、様々なサイズのコーキングに対応することが可能となり、作業の柔軟性が高まります。

しかし、コーキングの打ち替え作業は手間がかかり、一部の業者はその作業を誤魔化すことがあるとの声もあります。そのため、施主としては、コーキングがちゃんと撤去されているかを確認する必要があります。その確認方法としては、旧コーキングを見ることが推奨されています。具体的には、業者に旧コーキングを見せてもらうことで、作業が適切に行われているかを判断することができます。

このように、狭い場所でのコーキング打ち替え作業は様々な課題を抱えていますが、それぞれに対応する解決策や工夫も存在します。そのため、事前に課題を理解し、適切な準備と対応を行うことで、作業をスムーズに、かつ、質の高いものにすることが可能です。

しかし、最も重要なのは、施主と業者の間のコミュニケーションです。コーキングの打ち替え作業が手間がかかることから、一部の業者が作業を誤魔化すことがあります。この問題を避けるためには、施主が業者に適切な情報を伝えることが重要です。具体的には、コーキングの打ち替えに関する期待値を明確に伝えるとともに、作業の進行状況や結果を適切に確認することが求められます。

また、業者もまた、施主の期待値を理解し、適切な提案や報告を行うことが求められます。特に、コーキングの撤去状況は、旧コーキングを見ることで確認が可能です。そのため、業者は旧コーキングを施主に見せて、作業が適切に行われていることを証明することが重要です。

狭い場所でのコーキング打ち替え作業は、確かに困難な面があります。しかし、適切な工夫とコミュニケーションによって、これらの課題は克服できます。作業を進める上での具体的な解決策や工夫を理解し、適用することで、作業の質と効率を向上させることが可能です。また、施主と業者の適切なコミュニケーションによって、誤魔化しを防ぎ、信頼性の高い作業を保証することができます。

破風板の塗装と板金巻き: 費用、耐久性、と適切なメンテナンスについて

破風板塗装の単価は、一般的に1平方メートルあたり800円から1500円程度で変動することが多いです。ただし、これには地域や業者、使用する塗料の種類によって差がありますので、具体的な金額はお見積もりを取ることをお勧めいたします。破風板見積もり時の単位の違いについて考察すると、主に面積や長さ、一式などが考慮されることが一般的です。それらの単位は、会社によって異なります。 一式計上ですと25,000円が多いです。他と比べ大まかな金額の違いがなければ、どんな下地処理をしてもらえるかを確認した方が生産的です。 なぜなら鼻隠しは、紫外線が当たりやすく、また雨風も当たりやすいので、外壁と比べ劣化しやすい部位だからです。破風板が経年劣化により色あせたり、塗膜が剥がれたりすることで、外観が悪化し、防水性や耐久性にも影響が出ることが挙げられます。

また、劣化が進むと最終的には破風板そのものの交換もしくは板金巻きが必要になることもあり、早めの補修が望ましいです。板金巻きは、破風に使われる金属製の部材で、耐久性や防水性を高める役割を担っています。破風板の板金巻きは、金属製の破風板と共に、耐候性や見た目の美しさを追求する住宅や建物に適用されることが多いです。以上のように、破風板の板金巻きは、耐久性や防水性を高めるだけでなく、外観を美しく保つ役割も果たしています。適切な素材と施工方法を選択し、メンテナンスを行うことで、長持ちして美しい建物を実現することができます。価格については破風板の材質やサイズ、工事費用などによって価格は異なりますので、具体的な金額を提示することは難しいですが、おおよその相場として10〜20万円程度となります。破風板にフッ素、無機塗料をお勧めする理由について、落ち着いた雰囲気で説明させていただきます。破風板は、建物の屋根の縁に取り付けられる板で、外壁材と一体化されることが多いため、耐候性や耐久性が重要な要素となります。

軒天塗装の相場と適切な塗料の選択:ケイカル板、ベニヤ板、ケンエース、NAD系塗料の概要

軒天塗装の相場は、さまざまな要素によって変動します。その中でも、主なポイントは、使用する塗料の種類、塗装面積、作業の難易度、業者の技術力や信頼性などです。一般的に、軒天塗装の相場は、おおよそ1平方メートルあたり500円~1500円程度とされています。

ベニヤ板とケイカル板

ベニヤ板は、薄い木材を何層にも重ねて貼り合わせた合板の一種で、弾力性と耐久性があります。また、扱いやすく加工しやすいため、建築や家具製作など幅広い分野で活用されています。軒天においては、仕上げ塗装のしやすさやデザイン性が高いことから選ばれることが多いです。一方、ケイカル板は、ケイ酸カルシウムを主成分とした硬質の繊維板で、耐火性や断熱性に優れています。また、湿気に強く、経年劣化が少ないため、特に外装や厳しい環境下での使用に適しています。軒天の素材としては、その耐久性や機能性が評価されることが多いでしょう。

軒天の劣化症状とその対策

について軒天は直射日光が当たりにくい場所であり、外壁ほど紫外線の影響を受けません。ただし、乾燥しにくくて湿気がこもりがちなため、注意が必要です。具体的な軒天の劣化症状をいくつかご紹介します。

  • 藻・カビ: 湿気や雨水の排水が十分でない場合、軒天の表面に藻やカビが発生します。
  • シミ: シミがある場合、雨漏りの危険性が高まります。早めに調査を依頼しましょう。
  • 剥がれ: 合板や化粧板に多く見られる劣化現象で、表面の層だけ剥がれていたり、板ごと剥がれ落ちていることがあります。
  • 穴・欠落: 板の一部に穴が開いたり、古い部分が欠落したりすることがあり、害獣や害虫の侵入の恐れがあります。

これらの劣化症状を防ぐためには、防水性・防カビ・防藻性を含む塗料による塗膜の形成が必要です。塗膜で保護されていない軒天は、日光や雨水のダメージを直接受け、劣化スピードが早まります。定期的な塗装が重要です。外壁塗装などの工事を行う際には、軒天も一緒にチェックしてもらいましょう。

雨漏りと軒裏の劣化について

雨漏りと軒裏の劣化は、建物の老朽化や外部環境の影響により引き起こされる現象です。これらの問題は、構造上の欠陥や適切なメンテナンスの不足によって悪化し、快適な生活空間の維持や建物の耐久性に影響を与えることがあります。雨漏りは、雨水が建物の外壁や屋根を透過して内部に侵入することで発生します。これは、屋根材や瓦、外壁の塗装の劣化や、シーリング材の劣化などが原因となることが多いです。雨漏りが発生すると、軒裏の原因となります。また、構造材への影響も懸念され、木材の腐朽や鉄筋の錆び進行など、建物の寿命にも関係してきます。軒裏は、屋根の下端に位置する部分であり、雨風から建物を守る役割を担っています。軒裏が劣化すると、外部からの水分や湿気の浸入が進み、天井や壁に影響を与えることがあります。また、軒裏の劣化が進行すると、外観上の問題だけではなく、構造の強度や耐久性にも影響を与えることがあります。

使用される塗料の種類について

軒天塗装において、よく遭遇される表記として「軒天塗装EP塗り」と「軒天塗装AEP塗り」があります。これらの略称は、使用される塗料の種類を示しており、それぞれの特徴を把握することで、ご自宅への適用性や耐久性を理解することが可能です。まず、EPはエマルションペイント、すなわちエマルジョン塗料を指します。この種類の塗料は、液体同士が結合せず、微粒子状態で均一な塗膜を形成する特性を持っています。そのため、雨風によるダメージを受けにくい箇所に採用されることが一般的です。一方、AEPはアクリルエマルジョン塗料を意味し、原料成分のベースがアクリルである点が特徴です。このタイプの塗料も、エマルション塗料と同様に安定した塗膜形成が期待できるため、軒天塗装に適した選択となります。

ニッペ「ケンエース」

が多いです。この塗料は、耐久性や美観性に優れており、長期間にわたって家屋の軒天を美しく保ちます。また、ケンエースは塗りやすく、プロフェッショナルな仕上がりを実現しやすいため、塗装作業が効率的に行えます。

NAD系塗料

その理由としては、まず、NAD系塗料が持つ耐久性と防カビ性が、軒天の特性に適しているためです。軒天は家屋の外環境に直接触れる部分であり、日々の変化する気温や湿度に晒されます。NAD系塗料は、こうした外的要因に対して優れた耐久性を持っており、長期間にわたって色褪せや塗膜劣化を防げるため、軒天に適した塗料であると言われています。また、NAD系塗料は防カビ性にも優れています。湿気が多い軒天はカビが発生しやすい環境であり、カビによる損害が心配される場合もあります。しかし、NAD系塗料は抗菌・防カビ効果が高いため、軒天にカビが発生するリスクを低減させることが期待できます。このように、NAD系塗料は軒天に適した塗料であると認識されています。最後に、NAD系塗料は、環境負荷の低い塗料としても注目されています。VOC(揮発性有機化合物)の含有量が低く、地球環境に優しい塗料であるため、環境保護を懸念する方にも選ばれることが多くなっています。総合的に見て、軒天に使用する塗料としてNAD系塗料が適している理由は、耐久性、防カビ性、そして環境負荷の低さによるものであると言えるでしょう。

プロが教える!塗装工事の正しい工程と大事な目的

建物を長く維持するためには、塗装工事を定期的に実施しなければなりません。なぜ、外壁塗装が必要なのか、その目的とその目的を達するための正しい外壁塗装の工程についてご説明します。

1.塗装工事の目的

 塗装工事は、建物の外観をきれいにすることが主たる目的と考えられている方が多く、塗装が劣化していても、「ちょっと外観を我慢すれば…」と、塗装工事を後回しにしてしまう方がいらっしゃいます。

 しかし、塗装工事の本来の目的は、建物を保護することにあります。建物は、紫外線や雨風に常にさらされています。それらから建物を保護しているのは、塗料の膜(塗膜)になります。そのため、定期的に塗装工事を行わないと、塗膜が劣化し、紫外線や雨風を防ぐことができなくなり、やがて、雨漏りなどの問題へと発展してしまうことになります。

2.塗装工事の正しい工程

 塗装工事は、建物を守る大切な工事ですが、正しい工程で工事をしなければ、その性能を最大限に発揮することができません。例え値段が安くても、必要な工程を蔑ろにしている場合は、期待通りの効果が発揮できず、すぐに塗装が劣化してしまい、短期間で塗装工事を行わなければならなくなり、トータルコストとしては割高となってしまうのです。

(1)塗装工事の工程

 ①挨拶まわり・塗装工事の準備

  塗装工事を行う際には、音や匂いが発生するため、必ずご近所様への挨拶を実施します。併せて、塗装工事で必要な準備も実施していきます。これには、1日要します。

 ②足場の設置

  塗装工事は建物の屋根や2階の外壁といった高い場所での作業もあります。そのため、まずは足場を設置していきます。また、塗料がまわりに飛び散らないよう、建物まわりに養生も行います。足場の設置には1日要します。

 ③外壁の洗浄

  新しい塗料を塗る前に、古い塗料やほこり、汚れなどをしっかり落として、外壁をきれいな状態にしておく必要があります。これが外壁の洗浄となります。外壁の洗浄は、高圧洗浄(水を高圧で放出して汚れを落とす洗浄方法)やバイオ洗浄(薬剤によって藻やコケなどを洗浄する方法)によって、徹底的に汚れを落としていきます。ここで手を抜くと、塗料は外壁ではなく、その上の古い塗料やホコリなどに接着することになり、すぐに剥がれてしまうことになります。そのため、外壁の洗浄は、汚れが少なければ1日で終了しますが、汚れがひどい場合は2日間必要になることがあります。

 ④下地処理

  下地処理は、外壁の劣化している部分を補修する工事です。例えば、外壁にクラックと呼ばれるひび割れがある場合や、金属部分のサビ、コーキングの劣化といったように、長期間使用していると、当然、建物そのものも劣化していきます。これを放置して塗装工事を行った場合、塗装の効果は最大限に発揮することはできません。そのため、下地処理は、塗装工事の品質を決める最も重要な工程とも言われています。

  下地処理は、コーキングの劣化だけなど、大きく劣化していない状況であれば、1日で終了する場合もありますが、多くのクラックがあるなど、劣化状況がひどいと、それだけ日数がかかってしまいます。

  しかし、建物を長く維持するためには、ここで手を抜かずに、しっかりと補修を行うことが、重要となります。

 ⑤外壁まわりの養生

  足場の設置の際には、工事を行う建物以外の部分へ塗料が飛び散らないように養生を行いましたが、ここでは、外壁まわりの養生を行います。具体的には窓やドアといった塗装しない部分やエアコンの室外機など、建物に付属する機器等に塗料が飛び散らないような養生となります。これは1日で完了します。

 ⑥塗装工事

  ここまでの工程を経て、初めて塗料を建物に塗っていく塗装工事が始まります。塗装工事には、下塗りと、中塗り・上塗りという工程があります。

  1)下塗り

   下塗りは、実際に建物に密着する形で下地を強化する下地強化材という塗料を塗る作業となります。実際に着色するための中塗り・上塗りの塗料では、建物に対する密着度を確保できません。そのため、接着剤的な役割を果たす下塗りが非常に重要となります。下塗りには少なくとも1日要します。

  2)中塗り

   下塗りが完了し、下塗りに使用した塗料が完全に乾燥したら、次に実際に外観となる塗料を塗っていきます。下塗り直後に行う塗装を中塗りといいます。中塗りには、少なくとも1日要します。

  3)上塗り

   塗料は、1回塗っただけでは、その効果を十分に発揮することはできません。そのため、中塗りを行った塗料がしっかり乾燥してから、改めて同じ塗料を重ねて塗っていきます。これを上塗りといいます。中塗りも上塗りも、その下に塗った塗料が完全に乾いてから行わなければ、重ね塗りの効果はなくなってしまいます。しっかり乾燥したあとに塗った場合は、塗料の膜がミルフィーユ上に構成されるため、しっかりとした強度が確保できますが、塗料が乾いていない状態で塗装すると、下の塗料と混ざってしまい、乾燥したときには1枚の膜しかないとイメージするとわかりやすいかもしれませんね。上塗りには、少なくとも1日要します。

  4)その他の塗装

   外壁の塗装が終了したら、次はフードや破風板といった建物以外の部分の塗装にはいります。建物によっては、これらの部分が多く、時間がかかってしまうこともありますが、多くの場合は上塗りと同じ日に完了することができます。

 ⑦点検

塗装工事がすべて終わったあとは、塗り残しなどが無いように、しっかりと点検を実施します。点検工程で問題が見つかった場合、手直しを行うことになりますので、この工程にも1日程度、日数を確保する必要があります。

 ⑧後片付け

  養生や足場の解体、清掃などを行う工程となります。この工程も、長く見て1日は確保しておくといいでしょう。

  後片付けが終了後に、最終的にお客様にチェックしていただき、塗装工事は終了となります。

 塗装工事は、このように最短でも10日間に渡る工事となります。しかし、業者によってはこれより短い期間で、かつ安く見積もりを行うところもありますが、その場合は、必要な工程が抜けていたり、時間をかけて行わなければならない工程が簡略化されている可能性が高く、どうしても品質に問題が生じてしまうことになります。そのため、そのような業者よりも割高であっても、しっかりと工事期間を確保し、丁寧な工事を行う業者に依頼することが、結果として建物をながく使うコツとなります。

 

鉄部塗装ガイド:おすすめ塗料と見積もり時に聞くべき質問

鉄部塗装にオススメ塗料

鉄部の塗装をしようとしている人「 鉄部の塗装にはどんな塗料がいいの?

これから、見積もりをしたいので、鉄部の塗装において聞いておくべき質問を知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

✓もくじ

1.鉄部の錆止めにおすすめの塗料は「2液のエポキシ塗料です。」です。

2.下地処理が最も大切な理由

3.積もり時に聞いたほうが良い質問は?

この記事を書いている私は、現場歴15年。

元請けとしてとして、見積もりから施工まで、一気通貫ですべてをやっています。

使用すべき塗料に関して、創業43年のヨコイ塗装の経験に基づいて解説します。

鉄部の塗装でおすすめの塗料は、日本ペイントのハイポンファインプライマー2です。

なぜかというと、「密着力がかなり高いから」です。実績としては、これまで塗膜が剥がれてきたと言う苦情は一切ありません。

その他のメーカーで探すなら、2液のエポキシ塗料系の錆止め塗料が良いと思います。(ケレン作業をしっかりとやる事は最低限条件です。)

□よくある質問:1液型の錆止めではダメなの?

ダメと言うわけではありませんが、長期間の経過後では荷役型の錆止め塗料より柔軟性がなくなり塗膜が固まって剥がれやすくなっている印象を受けます。

□よくある質問:どれぐらい単価ですか?

業者側も見積もりしにくく、費用と計上すべき利益のバランスを考え、

経験からの一式計上することが多いです。粗利をどこまでに設定しているかによっても変動してきます。多いのが会社利益と営業経費で35%に設定しているのが多いです。(人件費は¥20000/日が相場になります。)

思い切って「御社の粗利はいくらですか?」

なんて聞いてみるのもよいかもしれませんね。

鉄部の塗装で大切な、錆止め塗料の選択よりも大切な下地処理作業。

「虫歯の上に銀歯をかぶせてもだめだよ」

これは塗装歴43年の父親がよくお客様に説明する言葉です。

すごく的確な表現だと思います。いくら良い塗料を使っても、旧塗膜かぶさっていて、サビが残った状態で塗装していても、内部でサビが広がってしまいます。したがって1番大切なのはまずは徹底的にきれいに作業を行うことです。.

鉄部の塗装の仕方を把握した上で、見積もり時に質問すべき内容 。

「見積もりにある錆止め塗料は、2液のエポキシ型ですか?」

「鉄部のケレン作業にどれぐらいの人工をかけてもらえますか?」

結論、

塗料の種類と下地処理にかける時間を聞くことです。

特に下処理にかける時間を単純に業者間で比較することで、業者選別の一つの要素にすることもできます。塗装は下地処理の時間を把握する事は非常に大切です。

なぜならけれん作業を含む下地処理が鉄部の塗装に関して一番大切な肝だからです。

https://yokoi-tosou.net/estimate/kojiquality-twofactor/typepaint/about-7/
https://yokoi-tosou.net/estimate/question/kikubekisitumon/

片流れ屋根の魅力と雨漏り対策:住まいの外壁塗装で知っておくべきポイント

【片流れ屋根の魅力と雨漏り対策:住まいの外壁塗装で知っておくべきポイント】

【はじめに】
片流れ屋根は、近年ますます人気を集める屋根のデザインです。そのシンプルな形状から設置費用を抑えられるだけでなく、太陽光パネルの設置などにも優れた効果が期待できます。しかし、デメリットとして雨漏りのリスクがあるため、しっかりと対策を講じることが必要です。この記事では、片流れ屋根の魅力と雨漏り対策について解説します。

【片流れ屋根のメリット】
1. 太陽光パネルの設置効果
片流れ屋根は一枚の屋根で形成されているため、通常の屋根よりも1斜面の面積が多く確保できます。この特性を活かし、太陽光パネルの設置効果を高めることができます。太陽光パネルを多く設置することで、再生可能エネルギーの利用を促進し、光熱費の削減にもつながります。

2. 経済的な設置費用
シンプルな形状の片流れ屋根は、その設置費用を抑えることができます。他の屋根材よりも少ない材料で済むため、初期費用を抑制できるだけでなく、葺き替え費用も経済的に済ませることができます。

【片流れ屋根のデメリット】
1. 雨漏りのリスク
片流れ屋根は一方向にしか水が流れないため、通常の屋根よりも雨漏りのリスクが高まります。特に、破風板と野地板の境目からの水による雨漏りが多いとされています。また、湿気が屋根裏に残りやすい構造となっているため、雨漏りがしやすいとも言われています。

【片流れ屋根の雨漏り対策】
1. 透湿ルーフィングの導入
雨漏りのリスクを軽減するためには、屋根の頂上になる部分を透湿ルーフィングによって覆うと効果的です。透湿ルーフィングは内部に入り込んだ水を外部に逃がす機能を持っており、屋根の内部に水が侵入するのを防止します。

2. 換気力の向上
片流れ屋根は通常の屋根よりも1つしか換気口をつけることができません。そのため、換気力が弱くなり湿気が屋根裏に残りやすい傾向があります。湿気対策として、送風ファンを取り付けるなどの工夫を行い、屋根内部の湿気を適切に管理しましょう。

【片流れ屋根のメンテナンス】
1. 接合部の定期確認と補修
破風板と野地板の境目や屋根と外壁の接合面は、雨漏りが発生しやすい箇所です。定期的に確認し、劣化が見られる場合はすぐに補修することが大切です。

2. 雨樋のメンテナンス
雨樋は片流れ屋根で特に重要な要素です。雨水を地面に流すためには、雨樋の劣化を防ぎ、適切な水の流れを確保する必要があります。雨樋の塗装や詰まりの確認などを定期的に行いましょう。

3. 屋根材の塗装
屋根材の劣化は雨漏りの原因となります。定期的な塗装工事を行い、屋根材の劣化を防止することで、雨漏り対策をより強化しましょう。

【まとめ】
片流れ屋根はデザイン性や経済性から人気が高まっていますが、雨漏りのリスクも忘れてはなりません。適切な対策を講じることで、安心して住まいを楽しむことができるでしょう。定期的なメンテナンスと丁寧な対応を心掛けて、片流れ屋根の魅力を最大限に引き出しましょう。

コーキングの歴史:外壁材としての普及と進化

 現在、外壁材と言えばサイディングと言われるほど、サイディングボードが普及しています。このサイディングボードを選択した場合、切り離せないのが「コーキング」です。コーキングを行えなければ、サイディングボードが外壁材として使われることはなかったといっても過言ではありません。しかし、このコーキングも、実はそれほど長い歴史を持つものではありません。そこで、今回はコーキングの歴史についてご説明します。

1.コーキング材の歴史

①コーキング材の輸入開始時期

 日本に初めてコーキング材が輸入されたのは、今からおよそ70年前、1951年にさかのぼります。1951年に初めて油性コーキング材の輸入が開始され、その3年後の1954年に東横会館(現在の東急東横店)、神奈川県立図書館の音楽堂に、輸入された油性コーキング材が使用されています。この時点では、日本でのコーキングの製造は行われておらず、コーキング材は、すべて輸入品を使用していました。

②日本でのコーキング材の製造開始

 日本で初めてコーキング材が生産されたのは、1955年に入ってからになります。この年に、昭和化工の「エバーシール」、日本添加剤工業の「フアインコーク」が生産開始されます。その2年後、1957年には南極昭和基地に、さらにその翌年、1958年には東京タワーの展望台の屋根に、昭和化工のエバーシールが使用されています。

 しかし、この当時のコーキング材は、耐久性がそこまで高くはありませんでしたので、南極昭和基地に使用されたコーキング材は、ブリザードで頻繁に削られ、毎年のようにシリコン等での補修が必要となっていました。

 また、この時期(1958年)にポリサルファイルド系のコーキング材の輸入が開始されています。

③1成分型シリコンコーキングの登場

 1961年に入って、日本でもポリサルファイルド系のコーキング材、住友3Mのウエザーバンが販売され、日本板硝子大阪本社ビルのガラスカーテンウォールに使用されました。また、1964年には、ホテルニューオータニの富士山ドームに、1968年には、三井霞が関ビルのサッシにもポリサルファイド系のコーキング材が使用されています。

 さらに、1964年に入ると、1成分型のシリコンコーキングが登場します。これは、三井霞が関ビルのガラス周りに使用されています。

④コーキングの台頭

 1972年に入ると、コーキングが使用される頻度が増加し、日本建築学会JASS8防水工事に「シーリング工事」が制定された他、日本シーリング材工業会で「シーリング管理士」制度が開始されます。

 また、1977年には、建築省建築工事標準仕様書の雑工事の欄に、コーキングに関する記載が盛り込まれ、1978年には、日本建築学会から「鉄筋コンクリート造のひび割れ対策(設計・施工)指針にコーキングに関する記載が盛り込まれることになりました。このようにして、日本国内においてコーキングの取り扱いについての記載事項が増加していくことになります。

⑤変性シリコンの登場

撹拌機を持っている業者は少ないです

 現在、最もシェアの多い変性シリコン系コーキング材は、1978年に開始されています。この変性シリコン系コーキングは、1980年に富国生命本社ビルや第一勧銀本社ビルに使用され、その高い性能を世に知らしめることになりました。

 しかし、変性シリコン系コーキングは、登場時から常にシェアが高かったわけではありません。最初は、ポリウレタン系コーキングやシリコン系コーキングの方が、高いシェアを有していました。

 現在、主に使用されている変性シリコン系コーキングだけでなく、ポリウレタン系コーキングやアクリル系コーキングについても、1980年までに生産が開始されています。ウレタン系コーキングのみが、少し遅れて1985年頃の登場となっています

⑥シェアの変化

 コーキング材そのものの製造量は、1985年~1995年という10年間に大きく増加しています。1985年の製造量はおよそ3万キロリットルでしたが、1995年には、その3倍となるおよそ9万キロリットルが製造されています。

 また、コーキング材の社シェアもその10年で大きく変化しており、1985年に最も使用されていたポリウレタン系コーキングは、1987年頃から伸び悩んでいます。シェア第2位だったシリコン系コーキングは、1992年ごろに一時期、シェア1位になりますが、すぐに変性シリコン系コーキングに抜かれ、再び第2に転落しています。

 現在までシェア1位を誇っている変性シリコン系コーキングは、1985年当時のシェアは、ポリウレタン系、シリコン系はもとより、アクリル系、ポリサルファイド系よりも低い第5位でした。しかし、1995年頃にシェア1位になってからは、常に1位を保持し続けています。

 今回は、コーキングの歴史についてご紹介しましたが、例えば変性シリコン系コーキングをとっても、生産が開始された1978年当時の品質と、現在の品質とを比べると、別物と言えるくらい品質は向上しています。また、その商品の種類も非常に増加しており、その商品ごとにそれぞれ特性が異なりますので、どのコーキングを使用するかによって、その工事の品質が大きく異なるようになってきました。

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 ヨコイ塗装では、最も適したコーキング材を使用してコーキングのメンテナンスを実施しています。扶桑町周辺でコーキングのメンテナンスをお考えのかたは、ヨコイ塗装にご相談ください。

ベランダ防水対策の選択肢と費用・耐用年数比較

ベランダの防水対策には、FRP防水やウレタン防水など、

建物の防水方法には様々な施工方法があります。

建物を湿気や水分から守るためには防水施工は欠かせない工事になりますが、

防水施工の方法によって、適している場所、適している素材等が異なります。

適した材質や適した塗料を使用しなければ、

その防水性能を100%引き出すことはできません。

 そこで今回は、FRP防水やウレタン防水などの施工方法と、

それに適した塗料についてご紹介します。

 

1.ベランダの防水対策の違い

 ベランダの防水対策は、大きく分けて

  • ①FRP防水、
  • ②ウレタン防水、
  • ③シート防水、
  • ④アスファルト防水

の4つの方法があります。

 

①FRP防水の特徴

 FRP防水はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の皮膜防水層を形成する工法のことを言います。

FRPの皮膜防水層は、軽量なだけでなく、強靭性、耐水性、

耐候性に優れており、その強度は車両の走行にも耐えられると言われています。

 さらに、FRP防水は、その軽量かつ強靭という特徴から、保護層が不要であり、

硬化速度も速いため、短期間で施工が終了するというメリットがあります。

 しかし、プラスチックのデメリットとして、紫外線に弱いという問題点があり、

劣化するとヒビ割れを起こしてしまうため、定期的にトップコートを塗り替える必要があります。

また、伸縮しにくいため、耐震性にも問題があり、建物が揺れた際にヒビ割れを起こしてしまうケースもあります。

②ウレタン防水

 ウレタン防水は、ウレタン樹脂を塗装して防水層を形成する工法のことを言います。

具体的には、ポリイソシアネートを主成分とする主剤、

ポリオールを主成分とする硬化剤を混ぜ合わせた塗料を

使用して塗装することによって防水層を形成します。

 

 そのため、どのような形状であっても塗装ができれば防水層が形成できるというメリットが有り、

使用用途が広いという特徴があります。

また、既存の防水層があったとしても、その上から防水層を新たに形成することができるという

使い勝手の良さもメリットの一つとして挙げられます。

 一方、塗装する職人さんの腕次第で、その品質が大きく左右されるという問題点があり、

腕の悪い職人さんが、適当な施工を行ってしまうと、

想像通りの防水効果が得られないという点がデメリットとして考えられます。

 

③シート防水

 シート防水は、防水シートを施工する部分の形状に接着剤等で貼り付ける工法のことを言います。

使用されるシートの素材は、合成ゴムや塩化ビニール樹脂などがあり、

下地に貼り付けるだけなので施工性に優れています。

特に塩化ビニール樹脂の場合は、熱風でシートを溶かすことで

シート同士のジョイント部分を一体化させることができますので、

複雑な形状の下地であっても対応できることがメリットとして考えられます。

 しかし、シートを接着させるという工法の特徴から、

平らな下地でしか使用できないというデメリットがあります。

そのため、下地の素材によって施工できないケースもあります。

 

④アスファルト防水

 アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトを含ませて

コーティングを施したシーロを貼り重ねて形成する工法です。

道路にも使用されている歴史あるアスファルトを使用することで、

防水性能を確保するとともに積層する工法の特徴から、水密性が非常に高くなります。

 

 しかし、アスファルトを何重にも重ねた上に流し込む必要がありますので、

手間がかかるという点や、アスファルト防水の上に保護モルタルを貼らなければならない点から、

重量が重くなってしまうというデメリットも存在します。

 

 そのため、ベランダの防水対策としては、あまり利用されません。

 

2.ベランダの防水対策の費用と耐用年数

①FRP防水

 FRP防水は、1㎡あたり5,000円~8,000円程度で、

10年~12年程度の耐用年数を有しています。

ベランダ防水

②ウレタン防水

 ウレタン防水は1㎡あたり3,000円~7,000円程度で、

10年~14年程度の耐用年数を有しています。

 

③シート防水(ゴムシート)

 ゴムシートを使用したシート防水は、1㎡あたり2,000円~7,000円程度で、

10年~15年程度の耐用年数を有しています。

 

④シート防水(塩ビシート)

 塩ビシートを使用したシート防水は、1㎡あたり3,000円~8,000円程度で、

10年~20年程度の耐用年数を有しています。

 

以上の結果より、ベランダの防水加工を行う際は、シート防水を選ぶほうがコスト面、

耐用年数からコストパフォーマンスが高いと言えます。

しかし、塗装による防水層の形成ではないため、

施工できる場所、材質の条件が厳しく、

実際にシート防水でベランダの防水層を形成されているケースは殆どありません。

逆に、現在、新築のベランダ等で最も活用されているのは「FRP防水」になります。

 

FRP防水の場合、ウレタン防水よりも均一に塗装しやすく、

見た目がきれいになるという点や施工期間が短いというメリットから、

選択されているご家庭が増えているようです。

ヨコイ塗装では、お客様のベランダの形状や素材から、コスト面、

品質面で最も優れた工法をご提案させていただきます。

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ケレン作業の重要性とその効果的な進行方法 – ヨコイ塗装のケーススタディ

外壁塗装において、下地処理は塗装の品質を左右するとも言われるほど重要なプロセスです。その下地処理は、高圧洗浄で外壁をきれいに掃除することから始まり、外壁のひび割れやなどの補修、コーキングの打ち替えなど、様々な工程が存在します。それらの下地処理の中には「ケレン」という作業があります。今回は、下地処理の中のケレンについてご紹介したいと思います。

1.ケレンとは

 ケレンは、高圧洗浄で落としきれなかった外壁材の汚れや古い塗膜を削り落とす作業となります。トタンなどの鉄製の外壁材や、鉄部分にはサビが付着することもありますので、これらを除去するのもケレンの目的となります。ケレンをしっかりと行わずに塗装を行ってしまうと、サビや古い塗膜の上に塗料を塗ることになってしまいますので、そのサビや古い塗膜が剥がれてしまうと、新しく塗った塗料も一緒に剥がれ落ちてしまうことになります。そのため、塗装の耐久性が大幅に低下してしまうのです。また、サビは塗料だけで抑え込むことはできませんので、塗装が剥がれなかったとしても、比較的短い期間で塗装の上にサビが浮かび上がってきてしまいます。

ケレンは、下地処理の中でも重要な作業の1つで、この作業の精度で外壁塗装の品質が大きく左右されてしまいます。しかし、塗装し終えた時点では、目に見えて大きく変化が分かる部分ではなく、塗装後、数年経って初めて品質の良し悪しに気付く部分となりますので、品質に無頓着な業者は、ケレン作業に時間をかけずに工期の短縮を図るところもあるようです。

ケレン作業

2.ケレンの目的

 ケレンには、大きく3つの目的があります。

①サビの除去

 鉄製の外壁材や鉄部分のサビを研磨して除去します。鉄部分のサビは、少しでも残してしまうとそこからどんどん浸食してしまいます。浸食したサビは、塗装を行っていたとしても、すぐに塗装の表面に到達してしまうため、塗装から短い期間で外観が大きく損なわれてしまうことになります。また、サビが浸食するということは、鉄製の外壁材や鉄部分の素材が傷むことにつながります。そのため、サビの除去は徹底的に行っておく必要があります。

②汚れの除去

 高圧洗浄でも落としきれないような、外壁材の奥まで浸透してしまった汚れやカビ、しっかり密着した古い塗膜などを削り落とします。これらの汚れが残っていた場合、高圧洗浄でも落ちないくらい密着しているのは現時点だけで、時間がたてば徐々に汚れが剥がれてきますので、その剥がれによって塗装が剥がれ落ちないよう、最初にしっかりと除去しておく必要があります。

 また、高圧洗浄で落としきれない細かい部分の汚れもケレン作業で除去することになります。特に屋根は高圧洗浄で落としきれない細かな部分が多くあります。ここで汚れを見落としたまま塗装プロセスまで進んでしまうと、いったん塗装を中断し、改めて下地処理からやり直す必要がありますので、しっかりと汚れを見つけて、ケレン作業を行う必要があります。

③新しい塗料の密着性を高めるため

 全く摩擦の無いツルツルの外壁材には、塗料がなかなか密着しません。そのため、そのような外壁材に塗装を行ったとしても、すぐに剥がれ落ちることになってしまいます。そこで、ケレン作業で外壁材に細かな傷をつけることで、外壁材に塗料が密着しやすいように研磨します。

 

3.ヨコイ塗装のこだわり

 ヨコイ塗装では、ケレン作業も外壁塗装の品質を左右する非常に重要な作業だと位置づけています。そのため、ケレン作業に使用する道具についても、しっかり厳選を行ったうえで「N-GRIT」というツールを導入しました。N-GRITは、ナイロンと研磨砥粒をブラシのフィラメントにした新しいツールで、これまでの研磨ツールと比較して、幅広い研削力に対応したツールとなっています。そのため、強い研削力が必要な場合や繊細な研削を行わなければならない場合など、外壁材や外壁材の状況によって使い分けることが可能となっています。つまり、これまでの研磨ツールだと、外壁材に対して研削力が強すぎて必要以上に削ってしまう場合や、研削力が弱すぎてケレン作業に時間がかかってしまった場合がありましたが、「N-GRIT」を導入することによって、それらの問題が解消されることになりました。

 また、鉄製の外壁材や鉄部分のケレンだけでなく、木材部分にも使用することができますので、素材によってケレン用のツールを使い分ける必要がなくなり、高い品質を維持したまま、作業時間を短縮することができるようになりました。この「N-GRIT」を使用することで、ヨコイ塗装のケレン作業は、従来よりも高い品質、短い作業時間でケレン作業を実施しています。

参考:塗装工事の養生テープの種類と使い分けに関して

 

コールターの塗装に関して|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

https://yokoi-tosou.net/estimate/question/kikubekisitumon/
実際の塗装では何に気をつけたら良いのか?

これからコールタールを塗ろうとしている人の「コールターってどうやって塗るの?」「どんな注意点があるの?」こういった疑問に答えます。

■コールターは昔と違って格段に作業性能が良くなりました。コールターと言うとコテコテで塗りにくいと言うイメージがありましたが、現在では特に希釈する必要もなく非常に塗りやすいものがメーカーから出ております。

□よくある質問:コールターは高くなっていないですか?

昔は安く、防腐効果もあったので、よく使用されていました。発がん性物質があるため、現在では取り扱い業者も少なくなり、なおかつ発がん性物質を除去すると言う手間も増えたためコルター自体の価格が上がっています。

■コールターの塗装で注意をしなければいけないポイントとしましては、コールターの上にはコールターしか塗れないと言うことです。コールターの上に塗料を塗ってもコルターが、油脂を分解しコールター自体が浮き出てくるという現象が起こってきます。時間を置くと、コールターが新しくなった塗料を溶かし、まだら模様になってきます。そのため見苦しいものになってきます。

また、コールターの上にはコールターしか塗れません。その事は当然、これから素材がずっと黒色になります。したがってコールターを塗装する前には、今後その素材に色付けをする必要があるかどうかを、事前にチェックしておく必要があります。

■はけやローラーは使い捨てのものを使用しましょう。

コールターを塗装すると刷毛やローラーがいっぺんに悪くなります。そのため後から派遣などではもったいがありませんので、ホームセンターなどで売っている使い捨ての安い刷毛で塗装することをお勧めします参考:トタン屋根のメンテナンスと塗装工事

ここからはお時間がある人がお読みください

コールタールは、石炭を材料とする塗料で、昔から木や金属の錆止めを目的として使用されていました。最近では、サイディングボードの外壁やALCの外壁が増え、金属素材であるトタンはほとんど使用されなくなりましたが、コールタールの塗装が最も効果的な素材は、トタンなどの金属外壁になります。

 最近ではあまり使用されない塗装ではありますが、今回は、トタンに対しては非常に効果的なコールタール塗装について、ご紹介します。

(※コールタールの上に塗料は塗ってもすぐ剥がれます。)

1.コールタールの特徴

 コールタール塗料は、他の外壁塗装で使用する樹脂を素材とする塗料とは異なり、原材料は石炭となります。コールタールは、コークスを製造する際に石炭を乾留して得られる副産物となり、黒い液体でタール臭がありますので、基本的には、塗装後の色は黒となります。コールタールには、強い防腐効果、防錆効果がありますので、金属や木材といった素材に対して、高い効果を発揮します。

特に、トタン屋根のような金属素材に対しては、樹脂製の塗料よりも高い防錆効果があるといわれています。また、コールタールには虫よけの効果もありますので、農家で使用している納屋などにもよく使われる塗料となっています。

また、この虫よけの効果は、白アリの予防にもつながりますので、建物以外にも木製のベンチやウッドデッキの見えない部分などに塗装することで、白アリの被害を防止することも可能となります。

 このように、耐久性が高く、コストが安いという、非常にコストパフォーマンスに優れた塗料ではありますが、色が黒しか選択できないという点、芳香族化合物の持つ、強い臭気があるという点から、取り扱いが難しい塗料でもあります。

特に、現在はカラートタンに代表されるように、美観が非常に重要視されていることから、美観を変えることができないコールタール塗装を選ばれる方は、徐々に減ってきています。

2.コールタールの塗装方法について

①下地処理

 コールタールで塗装する際にも、下地処理は重要な作業となります。特に、トタン屋根は錆が発生しやすいため、さび落としは目荒らしといった下地処理は必須になります。これらの下地処理として、さび落とし、ワイヤーブラシなどでの研磨を行うことで、さび落とし、目荒らしを同時に行うことも可能です。これらの工程を行うことで、錆や汚れが除去され、トタンがきれいになると同時に、細かな傷が入りますので塗料をしっかりと密着させることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②コールタールの塗装

 樹脂製の塗料の場合は、下塗り、中塗り、上塗りと最低でも3回の塗装を行わなければなりませんが、コールタールの塗装は、基本的には1回で仕上げることになります。もちろん、より、厚みを出すために複数回に分けて重ね塗りを行うことはありますが、基本的には1回の塗装で、ある程度の耐久性を持たせることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

③コールタールの乾燥

 塗装を行った後、塗料を乾燥させる必要があります。樹脂製の塗料の場合、1日程度で乾燥しますが、コールタールの場合は、速乾性の高い商品を選択したとしても、早くても1週間くらいは硬化しません。また、コールタールの場合、乾燥しても完全に固まるわけではなく、べたつき感が残るという特徴もあります。

 

 

 

 

 

 

 

3.コールタールの注意点

 コールタール塗料で塗装する場合、基本的には1回の塗装で仕上げることになりますので、職人さんの腕によって、仕上がりが大きく異なってしまいます。腕のいい職人さんが、丁寧に仕上げることで、重厚な黒い輝きのある塗装に仕上げることもできれば、そうではない職人さんや雑な作業によって塗りムラが目立つ仕上がりになることもありますので、コールタールで塗装を行う場合は、特に職人さんの腕が大切になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、コールタールは非常に臭いがきついため、住宅の密集地で使用される場合は、ご近所さんに配慮する必要があります。特に、コールタールは気温の高い日は臭いがきつくなりがちですので、そういった日を避けて塗装するなどの配慮が必要となります。

 

 

 

 

 

 

 このように、コールタール塗料は、使用方法が難しいという側面はあるものの、高い耐久性、虫よけの効果など,他の塗料では実現できないような様々なメリットも有しています。最近ではあまり使用されなくなった塗料ではありますが、トタン屋根やトタンの外壁を黒できれいに仕上げる、虫の多い農地の納屋に使用する、ウッドデッキやベンチといった木製部分を白アリから保護するために目立たない部分に塗装するなどといった使用方法もありますので、使い方によってはコールタール塗料のデメリットを最小限に抑えつつ、その効果だけを受けるといった方法も可能となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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