中塗り後の乾燥時間が短過ぎるのでは?

中塗り後の乾燥時間が短過ぎるのでは?

初めて自宅の外壁と屋根の塗装をお願いしました。 約2週間の作業で昨日塗装終了と連絡が来ました。 屋根の塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3工程で行う塗料を選択しました。 工事ノートによると、下塗りの翌日に中塗り、上塗りを同日に行っています。 中塗りと下塗りの塗料は同じ塗料で塗料のパンフレットをみると、「工程間18時間以上(25℃)」とあります。 中塗り後の乾燥時間が短過ぎるのでは?と電話で工事責任者の方に確認したところ「工事ノートをもっと細かく書くように職人に伝えます」とよくわからない返事。 外壁塗装中、家族全員ほぼ日中は不在になってしまったため、工事の進捗はそのノートで連絡を受けていました。 工事責任者の返事が的を得ないので工事ノートに不安なことを直接職人さんに聞いたところ、 「朝一で中塗り、天気が良かったので乾燥を確認後15時から上塗りをしました。硬化促進効果のある2液型の塗料なので心配ないです」とのこと。 多く見積もっても中塗り、上塗りの間は5、6時間ほどでは?と思っています。 屋根なので自分で確認は出来ていませんが、おそらく表面はきれいに仕上がっていると思います。 ですが中塗りの乾燥が短いと数年後に浮き上がりなどのトラブルが起きると塗料会社のHPにも記載があり心配しています。 外壁塗装の塗料も下塗り、中塗り、上塗りの3工程それぞれ4時間ほどの乾燥時間が必要なはずなのに… 担当の営業の方に防水工事含め、不安と不満な事を電話でお話ししたところ、すぐに営業の方、工事責任者の方2人で謝罪に来ました。 まずは社内に持ち帰り、乾燥時間の件を確認してご連絡下さるとのこと。防水工事は至急手配をすると。 どう考えてもこれは手抜き工事なのではと不安です。 このままでは残りの半金をお支払いする気になれません。 料金も相場より若干高いと思いましたが、良い塗料を選んだのと、細かい作業の説明があったので塗装会社さんを信じて安心料と思い契約しました。 蓋を開けてみたら、こんな結果です。 職人さんも塗装会社のHPに写真が載っている方ではなかったので確認したところ、塗装会社の社員の方ではなく、下請けの職人さんでした。 素人なのでこの後、乾燥は大丈夫です。と言われればなす術がありません。 外壁塗装に関わっている方、外壁塗装トラブルに詳しい方がこの質問見ていらしたら、 今後の話しの進め方、今の段階で私に出来ることがありましたら教えて下さい。 長文失礼しました。(yahoo知恵袋さんより引用)

 

今日も外壁塗装に関する質問についてお答えしたいと思います.

今回はもうほぼ手抜き工事に近い内容かと思います。

なのですね屋根だけでなく外壁塗装の方も塗り重ねがちゃんとされているかどうか、乾燥時間の確保がされているかどうか確認してみましょう。

その内容次第で屋根塗装ではなく外壁塗装も含めた値引き交渉ができるかと思います。

内容によっては、かなりの値引きが可能だと思います。

根拠としまして、今回は職人さんの認識不足とあと監督さんが職人さんのスケジュールをですね把握できなかったことが問題です。

従って残りの半金は安易に渡すことなく、交渉してしっかりと工事の価値に見合った金額をお支払いすべきだと思います。

■塗装には「指触乾燥時間」と「塗り重ね乾燥時間」があります。

今回、職人さんが言う「指で触って乾いているから大丈夫だ」というような認識「指触乾燥時間」で間違ったのですが、実際は「塗り重ね乾燥時間」で塗装後乾燥期間を空けないと行けないです。塗り重ね乾燥時間で十分な時間を開けないと上塗り塗料がはがれる事故につながります。

納期を急がせる施工業者さんや管理が行き届いていない業者さんにありがちな事故になります。

 ちなみに塗り重ね乾燥時間について補足しておきます。

特に下塗り剤では、今回のように「塗装後乾燥ために何時間はあけてください」と言うような乾燥時時間のほかに、下塗り剤の密着効果を維持するためにこ、この期間に塗ってくださいと言うような時間があります。大体の塗料で1週間前後が多いです。大体の塗料では「下塗り後1日から1週間以内」に塗る、そういった期間であれば大丈夫かと思います。

工事中はこういった時間も時間事故を防ぐために把握しておいた方が良いです。

他には、屋根塗装は寒い時期は艶引けというリスクもあります。

艶引けと言いますと、塗膜がしっかりと乾かないうちに、夜露などで塗膜が濡れてしまい、乾燥してからも艶が出ないというような塗装事故になります。

今回のケースですが、11月の時期に、なおかつ15時以降から屋根塗装を始めたということですので、明らかに艶引けにつながるケースだと思います。

今回は、艶引けも交渉の一つの要因になると思います。

 

最後に、外壁塗装を考えている方にアドバイスです。

■交換日記みたいにアナログでのコミニケーションよりも、なるべく写真や動画で報告してもらった方が良いです。

■工事期間中は、塗り重ね酸素時間をしっかりと把握しておいた方がいいです。また 寒い時期の屋根を塗装する時は、何時から何時までどこの面を作業するかも夜露の絡みで艶引け起きる可能性ありますので確認が必要です。

■それぞれ塗料に、最適な塗り重ね乾燥時間があります。選択した塗料の乾燥時間などもしっかり確認しておくと良いです。

質問お気軽に聞いてもらえたらさいわいです。

 

塗り重ね乾燥時間
https://youtu.be/uYclPPlF6xQ
https://yokoi-tosou.net/category/estimate/question/

コーキングに塗った塗料がひび割れているのを発見しました。 やはり工事に不備があったのでしょうか?

二年前に外壁塗装の塗り替えをしました。 築18年でしたので、コーキングも打ち替えて、ラジカル系シリコン樹脂の塗料で塗ってもらいました。 2年後、コーキングに塗った塗料がひび割れているのを発見しました。 コーキング部分ですので、ある程度は仕方ないかとは思いつつ、まだ2年弱ですので 納得いかない思いです。 やはり工事に不備があったのでしょうか? もう少し高い塗料だったらこんなことにならなかったのでしょうか?

(Yahoo!知恵袋より引用)

コーキングには先打ちと、後打ちの2種類があります。それぞれメリットデメリットがありますので回答したいと思います。

■コーキングの先打ち

コーキングを打ってからその上に塗膜課されることになります。そのためコーキング自体が紫外線に当たる事はなく後家に比べ長持ちします。しかしながらコーキングと塗料の柔軟性の違いから、コーキングの上に乗っている塗料がシワを寄ったり、ひび割れたりすることがあります。

■コーキングの後打ち

外壁塗装を終えてから、コーキングを打ち替えします。そのため先打ちのような美観が悪くなることは無いですが、コーキング自体が耐久性のあるものでないとコーキングそのものが早く劣化する可能性は高いです。

今回のケースでは業者さんの少し説明不足かなと感じました。

先打ちも後打ちもメリットデメリットがありますが、私は総合的考え先打ちの方をおすすめしています。

ヒビ割れの懸念も考えましたが、コーキング自体に性能上は問題無く、高圧洗浄時にも水が吸い込んで、コーキングの剥離につながる事故も起きにくいです。表面の塗膜がヒビ割れしても目立たないよう塗装色と同系色のコーキングにしてもらえば目立ちは少ないです。(もしコーキングを後打ちでする場合、高圧洗浄時の後、水分形でサイディング対面の含水率を測ってもらうことをお勧めします。見積もり時には水分計を持っているかどうかで、良質な業者の見極めにもなるかと思います。)

柔軟性のあるコーキングに硬化する塗料を塗装すれば表面の塗膜がヒビ割れするのはある程度仕方がないです。先打ち、後打ち、それぞれのメリット、デメリットを考慮してご自身にベストな選択をしてもらえればと思います。

 

弊社はオート科学さんのオートンイクシードをおすすめしています。
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外壁塗装を2年前におこないました。 西側に面している破風板(ラワン)がすでに剥げています。 これは仕方がありませんか?

外壁塗装を2年前におこないました。 近所の方に教えてもらったのですが、西側に面している破風板(ラワン)がすでに剥げています。 これは仕方がありませんか?(Yahoo!知恵袋より引用)

2年と言うとかなり塗装事故に近いと思います。破風板がすぐにはげていると言う場合2種類捉え方があると思います。1つ目は破風板の塗料が劣化したこと。2つ目は、塗膜自体が剥がれてきたということ。それぞれに対して答えたいと思います。

1 破風板の塗料が劣化している

破風板自体はやっぱり劣化の激しい上に上がります。戸建て塗装においては、劣化が激しい順位は屋根です。その次にベランダ周り、そして破風板と言うような気になるってくると思います。

(ちなみに劣化要因となるのは紫外線や雨などが主にあります。したがって、それちらの影響を受けやすいかどうかがポイントです。)

しかしながらいくら劣化の早いウレタンでも2年程度ではツヤが落ちる事は考えにくく、よほど耐候性の悪い塗料を使ったと思われます。

2 塗膜の剥がれ

今回の質問のケースはおそらくこちらに該当するかと思います。塗装自体、塗り替えをする事は、新築を含め既存の塗膜の上に新しい塗料を塗ることが前提になっています。ただしいくら新しい塗料を塗っても、既存の塗膜の密着力が弱ければ古い塗膜もろとも剥がれてくることがあります。そういった事故を防ぐために現場の職人は、向いている古い塗膜をはがし、密着力を高めるため浸透性の高いシーラー(接着剤のようなもの) を持っていきます。ただ劣化が素材自体の劣化風といちど白乗っただけでも吸い込みがうまく何度も何度も起こされてシーラーを塗ることによって、素材をがっちりと固めることが必要になってきます。

今回は、古い塗膜の剥離が甘かったか、もしくは塗装する箇所のをしっかりと固めることができていなかったのが原因かと思います。

いずれにせよ2年程度の塗装の事故でしたら、誠実な業者さんでしたら間違いなく対応してくれると思いますので、まずは遠慮せず施工店に一声かけて見ましょう。

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

ヨコイ塗装がよく使う固めるためのシーラー

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