工事中留意点ー外壁

モルタル外壁の塗装工事|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

モルタル住宅の悩みについて

モルタルとは、一般的にはセメントと砂を混ぜて水で練ったセメントモルタルのことを指します。

かつては住宅の外壁材として広く使用されきました。

現場での工程が複雑なことと施行日数長い理由ため、

現在ではあまり施工されなくなりました。

モルタルは、施工の柔軟性が高い上にコストが安く、

強度も高いというように、外壁に必要な機能が備わっていますが、

欠点として、収縮性が高いため、乾燥による亀裂が発生しやすいというマイナス面もあります。

また、木造の場合、新築後の建物が落ち着くまでの間に隙間が空いているときもあります。

モルタルは、水を含みやすいという性質があるため、仕上げ材による塗装を行います。

1.仕上げ材の種類

模様は吹付けリシン、タイル状、その他様々なものがあります。

したがってリフォームにおける材料も、

仕上げ材や周辺環境等、適したものを使ってください。

①漆喰

 消石灰(石灰石からできた水酸化カルシウム)に、

砂、スサ、糊を混ぜて作る、伝統的な仕上げ材です。

基本は白ですが、顔料を混ぜることによって色を付けることも可能です。

漆喰は、防火性、防音性が高く、調質性や吸放湿性にも優れており、

外壁に適した仕上げ材となっています。

 しかし、漆喰を作るには、高度な左官技術が必要となり、

昨今においては、技術の承継が問題となっています。

②吹き付けタイル

 吹き付けタイルは、セメントや合成樹脂エマルションなど、

様々な材料を用いて、下塗、中塗、上塗を行うことによって、

陶磁器質タイルの風合いに仕上げる方法です。

下塗から上塗まで、最低でも3回以上塗り重ねることから、

複層仕上塗材ともいわれています。

③珪藻土

植物性のプランクトンである藻死骸が化石化して出来た土を材料とした仕上げ材です。

外壁の他には、七輪にも使われています。

七輪に使われるくらいですので、非常に高い防火性を有しています。

ほかにも、無数の孔質により、断熱性、保温性、脱臭性などにも優れている仕上げ材となっています。

④リシン

リシンとは、セメントリシン(セメントと砂粒を混ぜたもの)や、

アクリルリシン(アクリル樹脂と砂粒を混ぜたもの)などを材料に、

外壁の表面を薄く砂壁状に仕上げる方法をいいます。

リシンの仕上がりは、模様や色が豊富なので、

和風、洋風どちらにも合わせることができます。

参考記事: リシン吹き付けのメリットやデメリット、劣化の補修方法について解説します

⑤スタッコ

スタッコとは、セメント、アクリル樹脂、フッ素樹脂などと砂粒を混ぜ合わせた材料を使って、

外壁に厚く塗り、凸凹模様に仕上げる方法をいいます。

img_1224

 

以上のように様々な材料がモルタル外壁に使われています。

2.モルタル外壁の劣化

 モルタル外壁も、長年使用していると、どうしても劣化してしまいます。

モルタル外壁が劣化してくると、次のような症状が現れます。

①変色・退色

 紫外線によって、塗料の樹脂が劣化し、色が変わってくることを変色といい、

劣化により、塗料のツヤが徐々になくなることを退色といいます。

変色と退色は、モルタル外壁の劣化として、最初に現れる症状となります。

https://youtu.be/sWEPFmUDlGg

②チョーキング

 塗料が劣化することにより、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、

白い粉状になることをチョーキングと言います。

チョーキングしている外壁を触ると、白っぽい粉が手につきますのですぐにわかります。

チョーキングした状態を放置すると、塗膜の劣化もさることながら、

モルタルそのものが著しく劣化することにもなりますので、チョーキングを発見したら、

外壁塗装をご検討いただくのがおすすめです。

③カビや藻の付着

 北側の外壁や日当たりの悪い面に発生しやすい症状です。

カビや藻が発生しているからと言って、

モルタルそのものが著しく劣化することはありませんが、

放置することで、塗膜の劣化は早まります。

また、放置することで、カビの胞子が拡散されるため、

汚れが広がることとなりますので注意が必要です。

img_0187

 

④クラック モルタルにクラック(亀裂)が生じてしまっている状態です。

モルタルにクラックが生じる原因は多数考えられ、

その長さや深さによって修繕方法が異なります。

クラックの種類によっては、漏水や爆裂の原因となりますので、

発見した場合は、なるべく早く業者に連絡して、

修繕方法を検討しなければなりません。

 モルタルは、その性質上、どうしてもクラックが発生しやすくなってしまいます。

そのため、定期的に外壁塗装工事を行い、防水加工しておかなければなりません。

モルタルのクラックを放置しておくと、クラックから水分が侵入して、

モルタルをボロボロにしてしまうケースもあり得ますので注意が必要です。

1f8a83ca12bb2dc21d0a9f602c50c43e_s

 

3.まとめ

 モルタル住宅も、サイディング住宅と同様に、

外壁塗装工事によるメンテナンスが不可欠です。

特に、モルタルの場合は、その材質的に水分を含んでしまうと

クラックが生じやすくなってしまいます。

微細なクラックでしたら、すぐに家が倒壊することはありません。

(稀に悪徳業者がクラックしていることをネタに、

家が倒壊するという誤った説明でセールスを行うことがありますが、

信頼できる業者にきちんと確認してもらってください。

おおむね0.8mm幅以上のクラックは危険と言われています)。

 しかし、クラックによって、雨水が侵入しやすく、

結果としてクラックが増えていくことは十分に懸念されますので、

定期的に外壁塗装工事を行い、モルタルに十分な防水加工を行っておくことをおすすめします。

 

事例

今日は江南市の現場に来ています。

これから外壁塗装工事の下塗り作業に入るところです。

今回のお住まいは築25年ほど経過しています。

表面はリシンが吹き付けしてありますが、

紫外線でかなり塗膜が劣化していてボロボロの状態になっています。

下塗り材をいくら塗っても吸い込んでしまいます。

通常下塗りは、1回で終わるのですが、

今回こちらのお住まいは外壁がかなり劣化しています。

したがって1回だけの下塗りでは、塗料と外壁の密着が良くありませんので、

手間が少しかかるのですが、これからさらに1回もしくはもう一回と、

浸透性の下塗り剤を何度も必要に応じて、塗り重ねていきます。

このような作業によって、旧塗膜をしっかりと固めたいと思います。

旧塗膜がしっかりと固まっていない状態で塗装をすると、

新しく塗装をしてもすぐ剥がれてしまう事故が起こることもあります。

安易にすぐ色をつけるのは簡単ですが、しっかりと下地処理をするのが耐久性の長持ちにつながってきます。

【使用塗料例】

扶桑町、大口町、犬山市、江南市で外壁塗装でお悩みの方は、

ヨコイ塗装にお気軽にご相談ください。

☎0587−93−1546

ガルバリウム鋼板の外壁塗装メリットとデメリット|耐久性と錆び防止方法

外壁塗装におけるガルバリウム鋼板のメリットとデメリット

外壁塗装を検討している方にとって、素材の選択は重要なポイントです。その中でも、ガルバリウム鋼板はアルミニウム55%、亜鉛43.4%、珪素1.6%の比率で作成されためっき金属で、軽くて錆びにくいという特徴があります。ガルバリウム鋼板のメリットとデメリットを見てみましょう。

【ガルバリウム鋼板のメリット】

1. 軽量で耐久性がある
ガルバリウム鋼板は非常に軽いため、家の基礎への負担が少なく、地震などの自然災害にも強い外壁素材となります。また、耐久性も高く、寿命は20年~30年にもなるため、他の外壁素材よりも長持ちします。

2. 錆びにくい
ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛のめっきにより、錆びにくい特性を持っています。特に、トタンと比較すると数倍以上の耐久性があります。

【ガルバリウム鋼板のデメリット】

1. 施工費とメンテナンス費が高額
ガルバリウム鋼板の施工費やメンテナンス費が高くつくことがデメリットとして挙げられます。外壁のメンテナンスはどの素材でも必要ですが、ガルバリウム鋼板はデリケートな素材であるため、他の外壁素材よりもメンテナンスコストが高くなることがあります。

2. 断熱性が低い
ガルバリウム鋼板は非常に薄いため、断熱性能を持ちません。断熱性を高めるためには、別途断熱材を使用して家全体に断熱構造を取り入れる必要があります。

【ガルバリウム鋼板の錆びとその防止方法】

ガルバリウム鋼板は錆びにくい素材ですが、完全に錆びないわけではありません。錆びが発生する主な原因と防止方法を見てみましょう。

1. 赤さび(傷から発生する錆)
外壁として使われる場合、飛来物や物の転倒、落下などで傷がつくことがあります。この傷から錆が発生します。防止するには、傷がつかないような対策をする必要がありますが、現実的には難しいこともあります。

2. 白さび(亜鉛が酸化して発生する錆)
特に海の近くや高温多湿な環境下では発生しやすくなります。これを防止するためには、海の近くや高温多湿な環境に設置しないように注意が必要です。

3. もらい錆(他の金属から錆をもらう現象)
錆びたくぎやネジなどがガルバリウム鋼板に当たると、錆がもらわれることがあります。近くに錆びた金属がないように気をつける必要があります。

【ガルバリウム鋼板の塗装】

ガルバリウム鋼板も日々風雨にさらされていますので、塗装によるメンテナンスが必要です。塗装の際には下記の点に注意すると良いでしょう。

1. 旧塗膜のケレン作業
下地処理として、旧塗膜のはがれかかった部分をきれいに剥がすケレン作業が重要です。ケレン無しの塗装は、密着力が損なわれるため、しっかりと下地を処理することが必要です。

2. 錆止め塗料の選択
防錆力のある錆止め塗料を選ぶことが重要です。環境に合った塗料を選択し、コストとバランスを考えると良いでしょう。

ガルバリウム鋼板は耐久性や軽さなどのメリットがある一方で、メンテナンス費用や断熱性の問題点もあります。外壁塗装を検討する際には、これらの情報を参考にし、自分の家に合った素材を選ぶことが大切です。

事例

今回の外壁に使用した材料は、日本ペイントさんの「ファイン4エフセラミック」です。こちらの材料はフッ素系の材料になります。フッ素の特徴としましては、とても紫外線に強くツヤが長引き長持ちする特徴があります。耐久性や耐汚染性、透湿性や防藻性、防カビ性など全てにおいて優れているフッ素系の塗料です。実際に使用した感じでもかなりツヤが良く感じました。フッ素塗料は比較的硬いのが多いのですが、こちらの

「ファイン4Fセラミック」

は比較的弾性で塗りやすいです。ヨコイ塗装でも4,5年経過した物件でも、まだ全然ツヤが落ちていないです。横井塗装ではさらに、日差しがきつい南側や西側などに状況に応じてさらにプラス1回の塗装をして、より耐久性をもたせる工夫をしています。そうすることによって塗膜にさらに厚みもつき、今回のようなトタンでも長持ちをすることができます。

 

事例2

ファイン4Fセラミック(日本ペイント)良い塗料ですよ。さすがフッ素系です。こちらの現場2007年の6月に施行させていただいた現場になります。そしてこちらの面、西日が当たる面です。それでも動画のように、すばらしい艶を維持しています。やっぱり価格も高いですが、耐久性が凄く高いですね。ウレタンやシリコンよりも相当良いコストパフォーマンスは相当良いのではないでしょうか。日本ペイントさんの「ファイン4Fセラミック」オススメです。でも、しかしながら同じ日本ペイントさんの「スーパーシリコンベスト」こちらは絶対にやめた方が良い塗料です。2010年2月に施行した住宅の屋根がもう色あせています。

波トタンの塗装

トタンの塗替えをしています。使っているのは、ファインルーフ(日本ペイント)です。屋根工事の用の塗料です。屋根用だけあって、すごく長持ちをする塗料です。特徴としては、シリコンの含有量が多く、紫外線に強く長持ちする塗料です。すごくたれやすく、塗るのが難しい塗料ですが、トタンの塗替え時にお勧めの塗料です。

ALC外壁材の塗装工事

ALCの外壁住宅にお住まいの方が悩んでいること、及びその解決方法

ALCとは、高湿高圧蒸気養生(Autoclaved)、軽量気泡(Lightweight aerated)、コンクリート(Concrete)のそれぞれ頭文字をとった言葉です。ALCの成分は、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などで構成されています。ALCは、耐火性、防火性、強度といった、建築物に求められる性能を満たしており、外壁や床下地、間仕切壁等に利用されています。

ALCのメリット

 ALCは、外壁の素材として様々なメリットがあります。ALCのメリットは、概ね次の通りとなります。

  • ①通常のコンクリートより軽量である。
  • ②熱伝導率が、通常のコンクリートの1/10であり、断熱性が高い。
  • ③防火性能が高い。
  • ④粉砕するとリサイクルすることができる。
  • ⑤軽量であっても強度も十分にある。

このように、様々なメリットがある、建築物に適した素材となっています。

ALCの問題点

 ALCも、他の外壁同様に適切にメンテナンスを行わなければ、劣化の速度は早まります。まずは、ALCの問題点を理解し、そのうえで適切なメンテナンスを行う必要があります。ALCの問題点は、次の2点です。

  • ①防水性は期待できないALCは、多孔構造となっていますので、防水性は期待できません。ALCを外壁として使用する場合は、防水性を持たせるために仕上げ材を塗布します。
  • ②吸水性が高いALCは、吸水性も高い素材となっています。特に、寒冷地においては、ALCが吸水した水分が凍結することによって剥離することにつながります。

ALCの問題の解決策

 「ALCの問題点」で示した通り、ALCの弱点は「水に弱い」ということです。ALCそのものの防水性はほとんどなく、その上、吸水性が高い素材となっていますので、そのまま使用すると、当然、すぐに雨漏り等につながります。また、ALCが吸水してしまうと、強度や断熱効果が著しく低下しますので、防水加工は必須となっています。

では、どのように防水加工を行うのかというと、ALCに仕上げ材を塗布することで、仕上げ材の防水効果を利用するという方法になります。そのため、ALCの仕上げ材には、防水効果の高い仕上げ材を使用する必要があります。

 

ALCに適した仕上げ材

シーリング材

 ALCのパネル同士を結合させるために使用します。ALCは多孔構造になっていますので、パネル同士のつなぎ目からも水が侵入する可能性があります。そのため、防水機能をもったシーリングで完全に接合してしまうことで、ALCパネル同士の結合部分からの水の侵入を防止します。

 ALCは1枚の外壁材ですべての外壁を構築しているわけではありません。サイディングボードと同様に、ALC同士をつなぎ合わせる必要があり、その部分にコーキングが施されています。ALCは、サイディングボードよりも多くの継ぎ目がありますので、その分、多くのコーキングをしなければなりません。また、サイディングボードよりも狭い幅にコーキングを施す必要があるため、どうしても補修費用は高くなってしまいます。しかし、ALCを外壁材として選択する以上は、必ずコーキングの補修を行わなければなりません。

ALCでコーキングの補修を行う必要がある理由

 ALCを外壁材として選択した場合は、定期的にコーキングの補修を行わなければなりません。そもそもコーキングの目的は、外壁材同士をつなぎ合わせるほかに、そのつなぎ目から水が侵入しないようにする目的もあります。これはサイディングボードであってもALCであっても同じです。

 コーキングが劣化してしまうと、コーキングにひびが入ってしまったり、コーキングがやせたりしてしまいますので、そこから水の侵入を許してしまうことになります。そうなると、外壁内部に水が浸透し、建物の傷みにつながってしまいます。また、ALCはサイディングボードよりも吸水性が高いという特徴があります。

 ALCの主成分はセメントですので、ALC内部に水が入り込むと、主成分のセメントが水を吸ってしまいます。さらに、ALCは軽量気泡コンクリートという名前の通り、多くの気泡がありますが、水がその気泡に入り込んでしまいます。その状態で冬の寒い日を迎えてしまうと、気泡内の水分が凍結し、膨張することでALCの内部からひび割れが発生してしまうことにつながります。ALCは、それだけ水分に弱い素材なのです。ですので、定期的にコーキングの補修を行って、水分がALCの内部に侵入しないようにしなくてはなりません。

参考:シリコンコーキングの耐熱温度について

ALCのコーキングの打ち替え方法

 ALCの場合は、コーキングを打ち増しすることもありますが基本的には多いです。ALCのコーキングを打ち換えるには、大きく分けると古いコーキングの除去と、新しいコーキングの打設という2つのプロセスがあります。

①古いコーキングの除去

ALCのコーキングを打ち換えるには、初めに古いコーキングをしっかり除去する必要があります。コーキングの除去は手作業で古いコーキングが残らないように丁寧に除去する必要があります。ここで失敗すると、古いコーキングが薄皮のように残ってしまい、新しく打設するコーキングが外壁材としっかり密着せずに、すぐに剥がれてしまうことにつながります。 ただALCは簡単に削れてしまいますのでプライマーをしっかり吸収させて表面に接着面を作ることが大切です。また、古いコーキングを除去する際にALCそのものを削ってしまうと、目地が直線ではなくなってしまいます。目地が直線でなくなると、美観を悪くするだけでなく、ALCを傷つけないように古いコーキングを除去する必要があります。

②新しいコーキングの打設

 新しいコーキングを打設する際には、数あるコーキングの中から最適なものを使用するという点に注意しなければなりません。コーキングの上から塗装する予定がある場合には、ポリウレタン系のコーキングを選択する、または塗装への汚染を考慮してノンブリードタイプを選択するといったことを検討するなど、状況にあったものから適切なものを選択しないといけません。これらのコーキングの種類が決まった後は、ALCとコーキングの種類に合わせてプライマーを選択しなければなりません。プライマーは、ALCとコーキングを密着させるための下塗り材のことを指し、この種類を誤ってしまうと、コーキングがしっかりと接着されずに、コーキングの剥がれにつながってしまいます。

このように、新しいコーキングを打設する場合には、多くの選択肢の中から、最適なコーキング、およびプライマーを選択しなければなりません。ALCのコーキングは、サイディングボードのコーキングと同様に一定期間ごとに補修が必要となります。しかし、ただ補修をすればいいというわけではなく、最適な補修をすることによって、コーキングの耐用年数を高めることもできますし、お客様の希望の美観に合わせることもできます。

下塗り材

 一般的に使用されているフィラーでも問題ありませんが、微弾性のフィラーやウレタン系のシーラーを使用しても問題はありません。微弾性のフィラーを厚塗りすることで、クラック遮蔽性と防水機能を高める効果があります。

上塗材

 上塗材は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素系等の塗料を塗布することで、防水機能を高めます。

ALC外壁のメンテナンス

 以上のように、ALCの場合は水の侵入に十分注意しなければなりません。そのメンテナンス方法としては、仕上げ材による防水性能の維持ということになります。つまり、定期的に外壁塗装工事を行い、防水性能を維持しなければならないということになります。

では、外壁塗装工事を行うタイミングの見極めはどのように行えばいいのかというと、次のような確認ポイントがあります。

チョーキング

 塗料の劣化により、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、白い粉状になることをチョーキングと言います。チョーキングしている外壁を手で触ると、白っぽい粉が付着しますので、すぐに判断することができます。チョーキングしているということは、塗料の表面が劣化しているというサインですので、外壁塗装工事をご検討いただく時期の目安としていただくのをおすすめします。

シーリングの劣化

 ALCパネル同士の結合部に使用されているシーリングが痩せてきている(すきまがある)状態や、剥がれ、ひび割れが起こっている場合は、シーリングが劣化していると判断できます。ALCの場合ほとんどの場合、シーリングは塗膜に隠れており、シーリングのほうが塗装部分より耐用年数が長いため、シーリングに劣化が生じている場合は、塗装部分も劣化していると判断し、シーリングの追い打ちや打ち直しと同時に外壁塗装工事を行うことをおすすめします。

カビや藻の付着

北側の外壁や日当たりの悪い面に発生しやすい症状です。カビや藻が発生している場合、ALCの穴に対して、防水処理が施しきれていないことによって吸水してしまい、カビや藻が発生してしまうリスクが考えられます。この場合、ローラー施工等でしっかりと塗料を塗りこむといった処置を行う必要があります

参考:外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

まとめ

 ALC外壁は、他の材質と比較しても特に水に弱いため、ほかの材質以上にしっかりと外壁塗装を行っていかなければなりません。せっかくのALCのメリットを最大限に活用するためにも、塗装の劣化のサインを見逃さず、少しでも劣化の兆候が見え始めたら、外壁塗装工事を検討するようにしてください。

外壁塗装工事後の塗膜の剥がれを防ぐために

劣化した塗膜の剥離

 塗膜がチョーキング(粉が手に着く現象)やクラックしている場合には、放置していると塗膜が剥がれてしまうため、事前に手作業ですべて剥がします。塗膜がしっかりしている場合は、そのまま利用します。 塗膜がしっかりしていない場合は、現在の外壁塗装がどこまで生かせるか?外壁塗装をやり直す場合どうしてるのか?などを考えて進める必要があります。

外壁のほかに、雨樋等の付帯部分に関しても塗膜の剥がれが起こる事はあります。雨どいなどは気温差によって部材が伸び縮みします。塗料がその動きに対応しきれない時に剥がれが起きるケースがあります。 したがって付帯部の塗装と言って 甘く見て、外壁と同じような塗料で塗り替えする業者さんはお勧めできません。

 

(防カビ対策も下地処理で大切なことです。)

ケレン作業

 ケレンとは、ヤスリ等で鉄部や木部の汚れ、錆を落とす作業のことを言います。 これを行うことで、汚れを落とすと同時に、塗料の密着性を上げる「目粗し」という工程も同時に行います。

(サンダーによるケレン作業)

クラックの埋め込み

 モルタルの外壁でクラック(ひび割れ)を起こしている部分があると、ここから雨水が侵入し、内部を腐敗させて今いますので、埋め込み作業を行い、雨水が侵入しないようにします。

シーリングの補修

サイディングやALCといった外壁を使っている場合、地に使われているシーリング(ゴムのような弾力性のある素材)にも、ひび割れや剥離といった劣化現象が生じます。そのため、シーリングを打ち増すか、モノによっては打ち直しを行います。

肌合わせ

クラックの埋め込み等で表面がガタガタになってしまうと、そのまま塗装した場合、凹凸の激しい仕上がりとなるため、外壁の凹凸をなくす肌合わせの作業が必要となります。

下塗り

下塗りは、中塗りや上塗りの密着性を上げるため、塗装面を整えるための塗料で最初に塗る工程になります。これを行うことで、中塗りや上塗りの仕上がりが良くなります。

下地処理がなぜ重要なのか

下地処理がどういう工程で行われているのかを見て気付かれた方もいらっしゃると思いますが、下地処理では、塗装する面を事前にキレイにすることを目的としています。例えば、スマートフォンやタブレットに画面保護シールを貼るシーンを想像してみてください。ほこりが大量に付着している状態で、画面保護シールを貼るとどうなるでしょうか。

最近は、多少のほこりなら空気が入らない画面保護シートも売られていますが、それでも、ほとんどの場合は、気泡だらけで汚い仕上がりになってしまうと思います。

そうなると、貼った直後はよくても、数日で気になりだして、結局、貼りかえる羽目になっていまいます。そうならないためにも、画面保護シールを貼る場合は、きちんと画面をきれいにしてから貼りますよね。

 外壁塗装も同じです。下地処理をいい加減にしてしまうと、ほこりまみれの画面に画面保護シールを貼るのと同じように、汚れの上に塗装することになっていまいます。

そうすると、どうなるでしょうか?

壁面が汚れた状態ですので、汚れの上に塗料を塗り、外壁に直接塗りこめない部分が出てきますので、塗料の吸着度にも差が出てきます。そのため、運が悪ければ、1年程度で塗料が剥がれてくるという状況になる可能性が出てきます。

 下地処理をきちんと行っていれば、凹凸なくきれいな仕上がりになりますし、すべての面が直接外壁に塗り込めることになりますので、吸着度にもほとんど差が出ません。そのため、耐用年数が上がるというわけなのです。

屋根塗装に関しても、特に北側面の壁に気を使わなければいけません。南側と比べ紫外線が当たりにくいのでカビが発生しやすく、新しくなった塗料を塗ってカビが塗膜を侵食すると言うことが起こりえますので、しっかりとカビは除去することが大切です。

塗料の乾燥状態について

 塗料は、塗った後に雨が降ったりしなければ、4つの段階を経て完全に乾燥することとなります。

①塗りたて

 塗装を行ってすぐの状態です。全く乾燥していない状態ですので、指で触ると指に塗料が付着してしまう段階です。「ペンキ塗りたて」と同じ状態ですので、塗装個所に何らかのモノが当たらないように注意が必要な状態となっています。

②指触乾燥

 塗料を塗ってしばらく時間が経過すると、指触乾燥という段階に入ります。指触乾燥の段階では、軽く指で触った程度では塗料が指に付着しない程度まで乾燥している状態です。しかし、力強く触ると指に付着する程度にしか乾燥していませんので、次の塗装の段階に移行するにはまだ乾燥が足りないという状態です。

③半硬化乾燥

 指触乾燥の次の乾燥段階は、半硬化乾燥という段階になります。半硬化乾燥の段階では、指でこすった程度では、塗料にこすり跡が残らない程度に表面がしっかり乾燥してきている状態になります。まだ、強く押し込むと凹みが発生する程度に、塗料内部は乾燥していない状態になりますが、表面はある程度、乾燥していますので、次の塗装の段階に移行しても大丈夫と言われる状態になります。

④硬化乾燥

 半硬化乾燥の次は硬化乾燥という段階になります。硬化乾燥の段階では、指で強く押し込んでも凹みが出ない程度に、塗料内部も乾燥している状態になります。硬化乾燥まで進んでいると、見た目や感覚としては、完全に乾燥している状態に見えますが、実際には内部では少し乾燥していない部分が残っているという状態になります。

⑤完全乾燥

 塗料が表面も内部もすべてしっかりと乾燥して硬化している状態のことを完全乾燥と言います。この段階まで進むと、塗料はしっかりと乾ききっていると言えますが、この段階に到達するのは、塗料を塗ってから1~2か月かかると言われています。

 屋根や外壁の塗装を行う上で、重ね塗りを行うための乾燥としてここまで待つのは現実的ではありませんし、長くても硬化乾燥の状態では、雨等による影響はないと言われています。ただし、完全乾燥の段階までは薬品に弱いという特性がありますので、掃除をする際に薬品を使ってしまう事で塗料が劣化してしまう事も考えられます。その点だけには注意が必要です。

一般的な乾燥までの時間

 雨や雪が降ったというような状況でなければ、ほとんどの塗料で重ね塗りを行うまでの時間はおおむね4時間と言われています。例えば、日本ペイント製の水性シリコンエポサーフという下塗材では、温度が23度、湿度が50%のときは4時間と記載されています。しかし、使用する塗料によって適正乾燥時間が異なります。特に、防水性の高い塗料については乾燥しにくいという特徴があります。実際には適正乾燥時間をメーカーが定めてカタログや塗料に記載がされていますので、その時間を守る必要があります。また、温度や湿度によって乾燥にかかる時間が変化します。それらを考慮して、乾燥までの時間を考慮して、重ね塗りの時間を定めなければなりません。

3.乾燥の重要性について

 乾燥していない状態で塗料の重ね塗りを行うと、どのような影響が出るのかについてですが、まず1つ目に、乾ききっていない塗料自体がしわになってしまうという問題があります。このような状態になってしまった場合は、一度剥離してやり直す必要があります。そうしなければ、しわになった部分の縮みによる塗装の割れ等につながってしまいます。

 次に、下に塗った塗料と重ねて塗った塗料の色が混ざってしまい、狙い通りの色を出すことができなくなるという点です。ほとんど乾燥時間を取らなかった場合に起こり得る問題ですので、ほとんどありませんが、梅雨の時期等、乾燥しにくい時期においては発生する可能性があります。

まとめ

 屋根や外壁の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと、3回に分けて重ね塗りを行っています。塗料の乾燥状態については、重ね塗りを行う上で非常に重要なポイントとなります。そのため、少なくとも半硬化乾燥の段階まで塗料が乾燥するまでは、重ね塗りを行うべきではありません。どうしても短い期間で重ね塗りを行いたいという状況であれば、温度が低い、天気が悪いといった条件の場合、乾燥までの時間が長くなりますので、夏季や比較的温度が高い晴れた日に塗装を行う必要があります。日当たりの良い南側から塗装工事をしてもらう等の工夫もできます。そうすることで、少しでも乾燥までの時間を短くすることができます。

 

木板外壁の塗装工事について|扶桑町の外壁リフォーム【ヨコイ塗装】

木版外壁とは、天然の木材に塗装工事を行って仕上げた外壁で、木目がそのままデザインとなるため、全く同じデザインになることはありません。また、木材ならではの温かみがあることも特徴です。

木板外壁のメリット

 木板外壁のメリットは、なんといっても天然の木材(杉や檜などの耐久性のある木材)を使用していることによる木の香りや温かみを感じることができることでしょう。また、木板外壁は、断熱性能にも優れた素材となっています。さらに、天然の素材を利用しているため、メンテナンスをしっかり行わないと、すぐに傷んでしまうイメージがありますが、それは、他の素材を利用していても同じです。木材は、昔から使われていますので、メンテナンス技術が確立されており、容易にメンテナンスができることもメリットとして挙げられます。建築時には、木材保護塗料を塗って仕上げてあります。

木板外壁の問題点

 木板外壁を利用するにあたり、最も注意しなければならないのは、建築基準法や消防法になります。他の外壁素材と違い、木材は非常に燃えやすいため、火災の対策を行わなければなりません。場所によっては(特に都市部)、木が使えない、認定を取っている木製のサイディングでなければならないという地域がありますので注意が必要です。

また、木材ですので、水に対して非常に弱いというデメリットもあります。そのため、メリットでも触れましたが、定期的なメンテナンスが欠かせません。もちろん、他の素材でもメンテナンスは必要ですが、木板外壁はそれ以上にシビアにメンテナンスを行わなければ、劣化が非常に早まってしまいます。

木板外壁のメンテナンス

 木板外壁の耐久年数は、一般的には「50年」と言われています。しかし、これは最も良い環境で、きちんとメンテナンスを行った場合の年数であり、環境やメンテナンスの頻度によって、耐久年数は大きく差がついてしまいます。環境については、自分だけで変えようがありませんので、少なくともメンテナンスをきっちりと行って長く使いたいですよね。

木板外壁のメンテナンスの最初の1つは、木材保護塗料が塗られているかどうかです。天然の木材を使用しているため、普通の塗料を塗っていると、腐りやすいという事例があります。そのため、最初に貼る際に、木材保護塗料を使用していることを確認するということが、最初のメンテナンスとなります。

 次に、目視確認です。特に日陰や湿気の多い部分などを自分の目で確認します。木板外壁は木材を使用していますので、日陰や湿度の多い部分ですと、どうしても水分を吸収してしまい、結果として、外壁の腐食につながります。それを早期発見するためにも、月に1回程度、自分の目で外壁を確認することが重要です。また、素人目にはわからないこともありますので、年に1回程度、業者に確認してもらうことも重要です。

bbfa0e1e19562b3a5488c47cbfbd55e3_s

木板外壁の再塗装

 木板外壁を水分から守っている塗膜は、経年劣化することで、徐々にその性能が低下します。塗膜の性能が低下するということは、これまで完全に水から守っていた性能が劣化していくということになりますので、放置していた場合は、外壁に浸水し、結果として木材が腐ってしまうということになりかねません。

そのため、定期的に外壁塗装を行わなければなりません。木板外壁の外壁塗装のタイミングは、チョーキングやカビ、藻の付着で判断することができます。

①チョーキング

 塗料が劣化することにより、手で触ると白い粉が付着する状態のことをチョーキングといいます。チョーキングは、塗料に含まれる樹脂が加水分解することで、白い粉状になりますので、チョーキングが発生しているということは、塗料の耐用年数を超えていると判断することができるのです。そのため、特に水に弱い木板外壁の場合は、チョーキングを見つけたら、早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

②カビや藻の付着

塗膜がしっかりと効果を発揮している間は、木板外壁に水分が侵入しませんので、カビや藻は付着しづらい環境となっています。しかし、塗膜が劣化し、木板外壁に水分が浸水すると、特に北側の外壁や日当たりの悪い面においては、カビや藻が発生してしまいます。つまり、カビや藻が発生しているということは、木板外壁に水分が侵入していると考えられるのです。カビや藻の発生が確認できた際にも、できるだけ早めに外壁塗装を検討されることをおすすめします。

まとめ

 昔の家は木材が主に使われていましたが、昨今においては、サイディング材やALCといった安価で住宅向けの機能が揃った外壁素材が増えており、また、木材の値段も上がっていることから、外壁に木材を使用されることは少なくなりました。

しかし、木材には木材の温かみがあり、断熱性能も高いことから、外壁に利用しようと考えている方も少なくありません。きっちりとメンテナンス方法を理解し、しっかりメンテナンスを行うことで、木材の外壁であっても長い間、利用できる家になります。そのため、手間はかかるが味のある外壁素材となっています。